医師の46%は女性(OECD)

東京医大の女性差別入試スクープは、あらためて政府の「女性活躍推進法」なるものがいかに空疎なものかを露呈した。

OECDから発表された「Health at Glance2017」に興味深い記述がある。和訳する。

「2015年、OECD加盟国において、医師の46%は女性である。2000年は39%だった。少なくとも11カ国で、医師の半数は女性となっている。なかでもラトビア、エストニアでは、女性は70%以上を占める。増加率が高かったのは、オランダとベルギーであり、それぞれ49%、47%である。それとは異なり、日本と韓国では医師の5人に1人しか女性がいない。」

OECDの足を引っ張っているのは、わが日本とお隣の韓国のようだ。原文は下の表紙をクリックしてどうぞ。

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by bekokuma321 | 2018-08-04 19:13 | その他

経済協力開発機構(OECD)による教育に関する結果で、32 か国中、日本が最下位だった。

2012 年の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合を調査したもの。日本は3.5%、平均4.7%。

最も高かったのはノルウェー(6.5%)だった。続いて、ベルギー、アイスランド(いずれも5.9%)、フィンランド(5.7%)。

朝日新聞によると、日本は、「大学など高等教育では34.3%でOECD平均(69.7%)を大きく下回り、加盟国で最低の韓国(29.3%)の次に低かった」。大学教育に公的予算が回っていないことを指摘している。

「日本では大学教育への家庭の負担が大きい。米、英などのように奨学金を活用するなど負担の軽減が課題だ」(OECDの教育・スキル局長のコメント)は、その通りと膝をたたいた。

私は、長く高校教員をしていた。大学に進学したくても、家庭環境によってあきらめる生徒が多かったことを思い出す。逆に、親の財力や見栄で大学に進学していった生徒もいた。子どもの能力や意志が、貧しさゆえに、溝に捨てられてしまいかねないことは、教員としてたまらなかった。

1位のノルウェーの報道はおもしろい。同じOECD調査についての記事だが、さすが男女平等先進国らしいので、要約する。

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ノルウェー国民の19%が大学の学士課程を修了しているものの、修士修了は10%にすぎず、他のスカンジナビア諸国に比較して低い。

ノルウェーでは、女性の46%、男性の38%が大学ならびに専門課程に進学し、学歴は女性のほうが高い。しかしながら、収入を見ると、男性のほうが女性より高く、女性は、同程度の学歴の男性の75%にとどまっている。原因は、他の北欧諸国と同様、女性は伝統的な女性向きの仕事についているのと、パートタイムを選んでいるからである。

職業教育を修了した人は、デンマークは男女同じ割合であるのに対して、ノルウェーには、男性42%、女性27%という性による格差が存在している。「これは、重要な警告である。職業教育の重要性が証明されている」と、教育大臣にコメントさせている。

Ny rapport avkrefter «mastersyke» i Norge

【写真:ノルウェーの高校生】
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by bekokuma321 | 2015-11-28 14:54 | ノルウェー

「貧富の格差は過去に例のないほど広がり、男女の所得には著しい格差がある」

なんともいや~な報告だ。これは、5月21日、OECDが、最新レポート『一緒に:なぜ平等は多くの人に利益をもたらすか』で公表した加盟34 カ国の実態である。

格差の大きな国はチリ、メキシコ、トルコ、アメリカ、イスラエル。小さな国は、デンマーク、スロベニア、スロバキア、ノルウェー。

男女賃金格差の大きな国は、韓国、エストニア、日本。小さな国は、ニュージーランド、ベルギー、ルクセンブルグ、ギリシャ、ノルウェー。下表を参照。

どの国をお手本にしたらいいかの指針となりそうだ。

OECDはいう。

「臨時的職やパート・タイム職があふれ出し、それが不平等を増やしている」

「貧困を減らすには、労働の質の向上と男女格差解消がカギである」

日本の政治が何をなすべきかは明らか。しかし、派遣法改悪案など安倍政権の政策は、貧富格差と男女賃金格差を縮めるどころか、逆に広げるに違いない。

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▲男女賃金格差の国際比較。左から格差の小さい国が並ぶ。日本(JPN)は右から3番目。最も格差が大きい国のひとつ。

In It Together: Why Less Inequality Benefits All
世界で母親がもっともハッピーな国ノルウェー
貧乏は性差別だ♪
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by bekokuma321 | 2015-05-22 01:22 | その他

c0166264_1362075.jpgベビーシッターに預けた2歳の男の子が死亡した事件が起きた。

日本の保育制度の貧困が根底にある。それに、育児家事にかかわらない父親が多すぎる。事件の報道からも、男の子の父親はどうだったのか全く見えてこない。

それで、世界の男たちはどのくらい家事をしているかの調査結果を思い出した。

OECDが2014年3月8日の国際女性デーに公表したものだ。加盟の34カ国、2万人を対象に、男性が家事やそれに類する“無報酬労働”をどのくらいしているかを調査した。

それによると、世界でもっとも家事をする男性はノルウェー人。

ノルウェーの男性は1日180分、家事や関連の仕事をしていて、配偶者は210分。ノルウェーといえども、女性が男性より30分も長く、家事など無報酬労働に携わっている。

では、男性の家事時間が最も少ない国は? 

もちろん日本。日本の男性は1日62分だった。配偶者は300分。

当然ながら、ノルウェーの女性は他国に比べ、友だちと会ったり、種々の集いに参加したりなどレジャーや慰安に使う時間が世界でもっとも多い。2番目はイギリス女性。

ノルウェーでは小さな子どもを持つ母親の10人中9人が外で働いているから、時間がないはずだと考えてしまうが、実は、自由に使えるお金と時間が他国の女性に比べて多いのだろう。

c0166264_18114541.jpgノルウェーのメディアは、OECDが公表した日、男性が掃除機をかけていて、女性がおしゃべりしている居間の写真や、男性が床掃除をする写真などを載せて、大きく報道した。

日本のメディアは、扱いが小さすぎる。こういうテーマをもっと目立つように報道し、社会に警鐘を鳴らすべきではないだろうか。簡単に安く預けられる質のよい保育園を増やす、もっと子育てや家事にかかわる男性を増やす・・・など、重要かつ緊急の社会問題なのだ。

育児や家事を女性だけに任せていては、痛ましい事故は防げない。

OECD: Norske menn gjør mest husarbeid
Norske menn gjør mest husarbeid.Japanske menn gjør minst.
女性が働きやすい国、日本はブービー賞
Den sterke mannen er ikke lederidealet. Den lekne kvinnen er den nye sterke mannen
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by bekokuma321 | 2014-03-19 13:26

日本、OECD統計でも最悪

c0166264_11141582.jpg日本は、OECD諸国の中で最悪。

女性が国会(第1院)にどのくらい占めているかの最新の国際比較だ。

IPUの今年4月統計で、日本の国会における女性率は190カ国のなかで163位だったから、当然の数字だ。何度も繰り返しになるが、これでは、天の半分を支える女性の声が公的政策や予算に反映するはずもない。

OECD報告書「How’s Life2013」は、次のようにコメントする。

「選挙権は男女にあるものの、国会議員における男女格差はいまだに大きい」
「女性議員の占有率は、15年前の17%より格差は解消されたものの、平均27%にすぎない」
「トップは北欧諸国と南アフリカで42%。続いて、スペイン、メキシコ、ベルギー3カ国が36%ないし38%。しかし他の国々は20%以下にすぎない」

堂々、最低にランクインした日本は、下のグラフの最左。JPNと記されている。10%以下だ。中央の黒い棒がOECD平均27%。

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男女共同参画社会の実現は21世紀の我が国社会を決定する最重要課題―――こんな言葉を明記した法律があったっけなぁ。あれは、たしか、1999年6月のこと。男女共同参画社会基本法という法律だっけか、森まさこ大臣。

森大臣、あなたは、安倍首相のいう女性の活用とやらで、当選1回ながら初入閣。だって、あなたは、選択的夫婦別姓は家族崩壊などと唱える「神道政治連盟」のメンバー。神道政治連盟こそ、民法改正運動に長年、圧力をかけてきた右翼的団体だ。そう、あなたは、これ以上ない“最適の男女共同参画担当大臣”だ。


http://www.keepeek.com/Digital-Asset-Management/oecd/economics/how-s-life-2013/gender-differences-in-well-being-can-women-and-men-have-it-all_how_life-2013-8-en#page9
http://www.keepeek.com/Digital-Asset-Management/oecd/social-issues-migration-health/close-the-gender-gap-now_9789264179370-en#page1
■日本の女性議員率、世界163位
http://frihet.exblog.jp/19872037/
■日本136カ国中105位
http://frihet.exblog.jp/20872767/
■南ア、女性50%に向け全国キャンペーン
http://frihet.exblog.jp/10972917/
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by bekokuma321 | 2013-11-16 11:28 | アジア・アフリカ

「男女平等が実現したら、日本のGDPは20%近く増える」

5月末発表されたOECDの最新報告は、日本について、こう結んだ。

OECDによる経済調査によると、日本の男女賃金格差はきわめて大きく、全加盟国の2番目。その男女格差は、40歳以上で40%。若い世代で15%。

さらに、女性は昇進もきわめて難しく、上場企業の役員に、女性はわずか5%しかいない。OECD加盟国で最も低いレベルである。

一方、日本の男性が無償の家事をする時間は、わずか1日59分。全加盟国中、最も短い国のひとつ。全加盟国の男性平均は、131分。

日本で、女性は、ほんとに大変な日々に置かれている。

http://www.oecdbetterlifeindex.org/countries/japan/
http://www.oecd.org/gender/Closing%20the%20Gender%20Gap%20-%20Japan%20FINAL.pdf
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by bekokuma321 | 2013-06-05 16:06 | その他

【4月26日 AFP】http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2874252/8852829

経済協力開発機構(OECD)のアンヘル・グリア(Angel Gurria)事務総長は25日、日本は国内の経済格差に対しもっと「危機感」を持つべきだと述べた。

 都内で開かれた報道関係者や外交官、学者などとの懇話会でグリア事務総長は、日本は社会の階層化と収入格差の拡大に取り組む必要があると発言。特に、女性の雇用が非常に低いことが、急速に高齢化する社会の問題に拍車をかけていると指摘した。

 グリア事務総長によると、「日本の最富裕層10%の平均収入は、最貧困層10%の10倍以上」で、これはOECD加盟34か国の平均を上回る格差だという。

 中でも、男女間の収入格差は顕著で、OECD加盟国中では韓国に次ぐ深刻さだという。

「日本の労働市場において、女性の数は圧倒的に少ない。また、そのほとんどが非正規労働者だ。これが男女間の格差を広げる要因になっている」

その上でグリア事務総長は、急速な高齢化による問題を緩和するためには、日本は男女間の収入格差を是正する必要があると指摘。「既に日本の労働人口はOECD中最も高齢だ。女性を社会に参画させなければ、日本は急速に衰退していくだろう。埋め合わせのための唯一の方策は積極的な移民政策だ」「女性が社会復帰に魅力を感じるようにしなければならない。これは日本にとっての最優先課題だ」などと語った。(c)AFP/Harumi Ozawa
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by bekokuma321 | 2012-04-30 02:33 | その他