北欧に関する最新の研究結果を2つ。

多くの国際調査で、北欧諸国は常に最も住みやすい国にあがっている。では、なぜ、北欧は世界で最も住みやすい社会なのか。

そのなぞに迫った新書が出たという。オスロ大学のニーナ・ウィトシェクらの近著『持続可能な近代性 Sustainable Modernity』だ。

ニーナ・ウィトシェクはポーランド・アイルランド系ノルウェー人。1983年、ポーランドからノルウェーに亡命した。彼女によると、北欧諸国は、協力と競争が見事に共存しているため、持続可能な近代をつくりあげることができたのだという。「北欧諸国は、協力しあうことの利点を持った競争社会である」とまとめている。

もうひとつ。スウェーデンのマイケル・ノルデンマークは、国際社会調査プログラム(ISSP)による「家庭とジェンダーについて22カ国の調査」を元にこう分析している。

北欧諸国の男性は、南欧や東欧の男性よりも、総合的に幸福であると答えている人が多い。また他の国々に比較して、その幸福感と仕事上の満足度にそれほど強い因果関係がない。それは、北欧の男性は、家庭生活に強く参加しているからだという。

一方、ジェンダー役割が大きい北欧以外の国の男性は、家族生活と幸福との関係が弱いという結果が出ている。

つまり、家庭生活が北欧男性に幸福をもたらしていて、それが総合的幸福感の高さにつながっている。とはいえ、南欧や東欧には、それが、かならずしもあてはまらない、というのだ。

おそらく、南欧や東欧のジェンダー平等は北欧ほど十分でないからだろう、と考えられる。

Why are the Nordic countries ranked as the world’s best countries to live in? June 8, 2018
Gender equality means Nordic men happier with family life: Swedish study 9 April 2018

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▲パパにだきついている2人の子どもたち。横で本を読むママ。この共働き夫婦は、両親で育休をわけあって目いっぱいとった。ノルウェーの家庭で撮影
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by bekokuma321 | 2018-06-13 17:26 | 北欧