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7月18日、愛知県みよし市の集会場で、「女性を議会に!ネットワーク 出前講座 in みよし」という会合があった。この、みよし市は、朝日新聞が7月11日に報じた愛知県内唯一の「女性議員ゼロ市」だ。人口は約6万人。

主催は、略称「議会ネット」と呼ばれる、市民と無所属・市民派議員の団体。代表は白井えり子日進市議会議員。名古屋周辺市町村の現職女性議員や、みよし市の元女性議員などが参加した。

同会会員岡田ふさ子さんから、会合の報告が寄せられた。岡田さんは全国フェミニスト議員連盟さみどりの会に属して、女性議員増に活動している。

―会合の内容は、この会は無所属市民派に限定しているため、なぜ市民派議員か、に始まり、議会になぜ女性が必要なのか、無所属市民派選挙はいくらかかるかなど。現職女性議員が作成したレジュメにそって、解説され、それに基づいて意見交換があった。

―「候補者男女均等法」施行を追い風に、「みよし市」を「女性ゼロ議会」から脱出させたい、との声がいくつもあがった。

―「最後は家族の反対にあった」(朝日新聞2018.7.11)ため、立候補を断念したみよし市の女性も参加していた。彼女を支援したいと言う人も何人かいて、「家族への接触、説得も含め、あきらめてはいない」という発言があった。

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 ▲人口6万人の愛知県みよし市の議会。まるで男子校の同窓会のようだ(写真は同市ホームページより)

速報「女性ゼロ議会」長野県川上村訪問記
「候補者男女均等法なんて知らない」(長野県下諏訪)
長野県の女性ゼロ議会撲滅&女性議員増を求めて(岡田夫佐子)
案内「候補者男女均等法ができた!さあどうする?」
候補者男女均等法は我々が望んでることではない(長野県自民党)
「政治分野における男女共同参画推進法案」可決
徳島県北島町「女性ゼロ議会」脱出なる
4月7日(土)は奈良に行こう!
女性ゼロ議会をなくそう!(岐阜県関市)
藍住町長・町議会議長に謝罪要請(フェミ議連)
報告「なくせ女性ゼロ議会 増やせ女性議員@群馬」
政界への女性進出を促す法案、国会へ
今治市に女性議員誕生
女性ゼロ議会「栗原市」を訪問して
女性ゼロ議会、5議会にひとつ
サロン下諏訪にて女性と政治談議
女性議員日本一の影に女衆(おんなしゅう)あり!
アテネ宣言
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by bekokuma321 | 2018-07-19 14:02 | その他

2018年7月6日、長野県の「女性ゼロ議会」川上村を訪ねた。レタスで成功した富裕な村として知られる。12人議員はすべて男性のみ。女性は候補にも出ていない。

役場の応接室で行政担当から、実情を伺った。

中島企画課長(男)、由井係長(男)、原男女共同参画担当(女)の発言を要約する:
「(女性議員ゼロの件)隔絶されてる地理的特徴から、外の情報がはいってこなかった。封建性が残る」
「(昔は嫁が来なかったという佐々木都さん(注)の話に対して)今は、川上村に魅力があり、外から嫁になる人が多いようだ。後継者不足はない」
「女性は出ていっちゃう。農家の後継者に女性しかいない場合もいるが、後継女性が、男性に負けないくらいやっている人は、知らない」
「(家族経営協定に対して)やっていない。そんなことするとギクシャクするのでは。うまくいっている。若夫婦、老夫婦という分け方はあると思うが、嫁に対して給与とか休暇とかということはない。まったく、うまく行っている」
「(DV、セクハラについて)デリケートな問題なので私どもは把握していない」
「(DVセクハラの中身ではなく窓口の有無は)保健福祉課が担当。窓口はあると思うが…」
「(男女共同参画計画・条例)つくってない」
「(男女共同参画施策について)元気づくり支援金を活用して、女性が参加できるイベントをした。外部から講師を呼んで、女性が女性を支援するもの。『もうそう会議』という名。こんなことをしていきたいねという女性の声を出し合った」
「川上村女性応援チームWAO ができた。よそからきた若いお嫁さんが中心」

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レストラン「樹木里(きぎり)」で村の女性たちから実情を伺った。そのポイントを要約する。

「子育てで忙しくて、村の議会に興味を抱くことはなかった。選挙がやってきても、男の人が出るもんだ、と見ていた。何か言ったところで何か変わるのかな、という思いはある」
「県外から川上村に嫁いで、一番びっくりしたのは『まけ』。親戚グループでつくる集団のことで、要するに苗字でまとまっている組織。昔から村にある。その『まけ』から今年は議員を出す、と決める。その『まけ』に女性がはいることは絶対ない」
「今年はうちの『まけ』から選挙に出るとすると、1000万くらいかかるらしい。立候補する人が用意する。選挙の前の飲み食いに使う。『まけ』の代表になるまでにカネがかかるということだ」
「(飲み食いや会合に)長靴をはいて行くと聞いた。長靴だと中にお金をいれてもらえるのだ」
「(議員は月16万1000円だ)初めて議員がいくらもらっているかを知った。けっこういい額ではないか。他人ごとだから、全然知らなかった」
「この『まけ』にオンナの人がはいることは絶対ない」
「何につけ、女性が出るという風習は、この村には絶対ない。女性が一歩出ることは絶対ない。子どもは男女別なく宝だ。でも、大人になって、嫁さんになったら夫に従うものだ、と観念している」
「葬式など行事も『まけ』が手伝う。葬式でも女性が後から食べたりする。お手伝いするのが女の人だから」
「男尊女卑大好きな村だ」
「農業の家の嫁の待遇が過酷だ。嫁は舅姑から、遊びに行ってはいけないとか言われる。農家の嫁というスタイルが確立していて、はずれると変な目で見られる。3世代同居もあり、昔はこうだったと、今の女性たち(嫁)の生活を制約しようとする」
「当主が座る場所や嫁が座る場所が決まっている。嫁の位置は決まっている。一番身分が低いのは嫁」
「夫が死んでも、長男が喪主になり、彼女は喪服も着られず平服で参加、葬式にも参加させてもらえなかったと聞いたことがある。川上村は8地区あり、その中でも封建的な地区ではそうだった」
「出る勇気が出ない。疲れるんです。ある会議に行って、相手の人が私に先にあいさつした。それを見た〇〇という肩書の男性が、私に『今度、〇〇に出たらいいじゃないか。女の〇〇に出てみやがれ』と言った」
「昔、この村では、郵便で新聞に投稿するとき、自分の近くのポストには入れないと聞いた。誰かに見破られないように」
「自殺された方が何人かいると聞いた」
「女性同士で、文句言ったり、愚痴をこぼしたり、しょっちゅう。それが外にもれて大騒ぎになった」
「父ちゃんをさしおいて何事かと言われる」
「お姑に止められたとも聞いた」
「男の人だけからの声を聞くと、農家がうまく行っているように思ってしまうのでは」


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 ▲全国フェミニスト議員連盟「女性ゼロ議会撲滅キャンペーン」のメンバー(20180706)

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▲「女性ゼロ議会」の長野県川上村村議会(「2017川上村要覧」 p27)

【注】佐々木都さんは長野県佐久市の老舗旅館「清集館」の女将。佐久に根をはって女性の地位向上に発言してきた。川上村で、かつて審議会員として働いたことがある。今回、全国フェミニスト議員連盟の「女性ゼロ議会撲滅キャンペーン」プロジェクトが企画した川上村訪問団に加わった。



候補者男女均等法は我々が望んでることではない(長野県自民党)
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[2017.7.15 更新]
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by bekokuma321 | 2018-07-07 12:07 | その他

c0166264_6243927.jpg6月25日(月)、「候補者男女均等法ができた!さあどうする? 樽川通子さんに三井マリ子が聞く」と題した会合に名古屋から参加した。

会場は、JR下諏訪駅から歩いてすぐの食堂「サロンしもすわ」で、樽川通子さんが運営する。

「女性100年会議」のメンバー、「長野県長寿社会開発センター」の日本一の長寿社会への施策に取り組む方とか、「アートミーティングすわ」の方などに加えて、今井正子県会議員や周辺自治体の現職・元職議員、新聞2社の記者など、多彩な顔触れであった。

まずは「候補者男女均等法」を知らなかった、話題になることはなかった、との声があがったので、新聞のコピーや候補者男女均等法の要約が配布され、皆で読みあわせした。三井さんの簡単な解説があった。

長野県内「女性ゼロ議会」11町村に女性議員を誕生させるには、長野県議会に女性議員を増やすには、という難問に、樽川さんは、経験をもとに「女性議員を増やすことが大事だとアピールしてマスコミに報道してもらう、そして、女性議員を増やすための組織力」だと強調した。

次に地元長野県議会の自民党議員幹事長や、国民民主党幹事長による「候補者男女均等法」を無視するかのような発言を放置しないためにどうすればいいか、について意見交換した。

議会で質問をすることに加えて、市民として2人に発言撤回を求める「要請文」または、各政党に「公開質問状」形式で尋ねる、などがあがった。結論は、「集会参加者一同」として、「要請文」または「公開質問状」を出すという提案を、全員一致で決めた。

「だれか文案を書いて下さる人いませんか」との呼びかけに、間髪を入れず手をあげる人もいて、とんとん拍子に話は進んだ。長野は「長寿日本一」だけではない。樽川通子さんが、過去10年間に渡って取り組んできた女性議員を増やす活動が根をはっている、と感じた。有意義な会だった。

岡田夫佐子(全国フェミニスト議員連盟世話人、さみどりの会


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【写真上:樽川通子元下諏訪町議。撮影三井】
【写真下1,2:「どうしたら候補者男女均等法を生かせるのか」と参加者。撮影岡林】
【写真下3:1999年3月全国一斉に行った「女性と政治キャンペーン」長野版。サロン2階に飾っていた思い出の写真。接写三井】
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by bekokuma321 | 2018-06-27 06:43 | その他

「候補者男女均等法」が国会でやっと成立した。

各地の政党幹部は、いったいどう考えているのか。

たとえば長野県。長野県議会の自民党議員は全員男性だ。朝日新聞(2018.5.25)によると、萩原清幹事長は、女性議員が誰もいないことを悪びれるどころか、法律をこうバッサリ。

「国で法律を決めて勝手にやっている話で、我々が望んでいることではない」「(女性に)積極的に出てもらいたいということはないし、特段の働きかけはしない。とにかく地方はそんなに簡単にはいかない」

また、長野県議会の国民民主党も女性議員はゼロ。下沢順一郎幹事長は「やる気があっても気持だけではむずかしい」ときわめて消極的だ。

長野県議会の女性議員は、56人中わずか5人。割合にして1割以下だ。世界193カ国中160位と烙印をおされた衆院における女性1割より少ない。

県議会ばかりではない。男性議員だけの「女性ゼロ議会」は12町村もある。

「候補者男女均等法」も施行された。政党こそ、男性偏重政治を反省し、改善のポーズぐらい見せてくれるはず、と思いきや、この堂々たる無反省ぶり。頭がクラクラしてしまう。


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 ▲「女性議員 県内は『輝いてる?』」朝日新聞 信州プラス 2018.5.25

【追記】朝日記事の筆者岡林佐和記者は長野県の市町村議会における女性率の高さに注目する。そして、その牽引力の一つとなった樽川通子元下諏訪町議による「女性議員をふやすネットワーク・しなの」の永年の活動を紹介している。

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by bekokuma321 | 2018-06-16 13:18 | その他

奈良県の女性議員は全体の約1割。奈良県内39市町村中18市町村は、女性議員が誰もいない。いわゆる「女性ゼロ議会」は、46%にのぼる。

世界で最も幸福な国々の多くは、国連によると、北欧諸国だ。元気ですごせるお年寄りがどのくらいいるか、困ったときのサポート体制はととのっているか、国民がどの程度政治を信頼しているかーーなどの基準で調査した。

こうした幸せな社会づくりに貢献しているのは大勢の女性議員だ。北欧ノルウェーは国会も地方議会も女性議員は約4割。「女性ゼロ議会」は1980年代に一掃され、暮らしの隅々にまで女性の視点がはいっている。

そんな北欧の暮らしを写真で見ながら、奈良県の女性議員を増やすヒントを探そう。奈良県出身の瀬野喜代さん(荒川区議)が、「ふるさとをもっと住みやすくしたい!」と企画した。

☆2018年4月7日(土)1400
橿原市役所分館コンベンションルーム(近鉄大和八木駅南口5分)
☆女性議員をふやす会 (問い合わせ:瀬野 080-3252-2061)

講師:三井マリ子(女性政策研究家、全国フェミニスト議員連盟世話人、元東京都議)
   瀬野 喜代(東京都荒川区議、全国フェミニスト議員連盟世話人、奈良出身)

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世界一幸福な国ノルウェーの女性たち (2017国連幸福度)
フィンランド世界一、日本54位(2018国連幸福度)
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by bekokuma321 | 2018-03-22 11:05 | その他

2017年1月27日、松山市で「なぜ女性議員が少ないの?」が開催された。企画は議会に女性をおくる会

愛媛とは思えないほど寒い日、「日本の女性議員は少なすぎるよね」「日本の風土?」「選挙制度?」「充実した福祉を持つ北欧は女性議員が多いっていうけど、どうして?」と思う女たちが、コムズに集まった。簡単に報告する(敬称略)。

三井マリ子は、日本と北欧の違いを昨秋の総選挙で取材した写真(下)を見せがら、話した。

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c0166264_14344534.jpg続いて、「女性ゼロ議会」を打ち破った愛南町の議員金繁典子による「女性が動けば変わる!」。福島の原発事故が金繁の人生を変えた。反原発の声は圧倒的に女性が多い。しかし、政策を決める場は男性のみ。「これでは環境や福祉、人権などソフトな価値を重んずる政治はできない」と、ふるさとにUターンして立候補した。

次に、愛媛県議に当選したばかりの武井多佳子議員による「女性議員がたった2人の県議会より」。武井は、長年松山市議をしながら女性議員を増やす活動を続けてきて、20余年になる。

c0166264_1431242.jpg子どもや女性に関する案件がどの程度県議会で審議されているかを調査した。子どもについても多いとは言えないものの、女性に関してはテーマになること自体が珍しい。まるで愛媛県に女性がいないかのようだ、と立腹。「女性議員が増えないといけない」ことを強調した。

今治市の大橋麻輝、松山市の田淵紀子は、ともに「愛媛の政治を暮らしに身近にするために、議員にチャレンジしたい」という決意を表した。

隣の徳島県から車でかけつけたのは、中野まゆみ。「女性ゼロ議会」の北島町議会選挙に挑戦し、つい先日、初当選したばかりだ。

「ノルウェーのスクール・エレクションが心に残ってます。ノルウェーでは、小学生から、自分で考えて自分の言葉で政治について発言していたことに驚いた。日本なら、小学生はおろか高校生でも、『政治は大人が決めること、自分たちには関係ない』と思う子どもがほとんどだと思う。帰りの車のなか、日本の小中でも出前講座をして政治討論会をしたらいいのではと考えていました」

長らく女性がいなかった今治市「女性ゼロ議会」の歴史にピリオドをうったのは、共産党の松田澄子と無所属の黒川みき。その黒川が、今治市から駆け付けた。黒川は、道の駅で「観光と農業」のPR活動をしてきた。「原発、安保法制など安倍政権に反対する意志を表すため、2015年、愛媛県議に出たが惜敗」。それを糧に昨年、今治市議に見事当選した。

「高校生のスクール・エレクションに驚いた。日本なら、できるだけ子どもには政治や選挙に触れさせないようにしているように思う。でも、ノルウェーでは積極的に校内で選挙運動や政党討論会ができる。そんなことが可能となる教育の場を長い間かけて作り上げてきたんですね。もっとスクール・エレクションについて知りたいです」

上島町の紅一点議員、大西幸江は、「子どもが小学5年生なので、ノルウェーのスクール・エレクションや小学生の政治参加に感銘した。ウチの子は、私を通して政治を身近に感じているせいか、新しい橋を造る政策に対して『なんで新しい橋を造るのか理由を聞きたい』と町役場に質問をしたことがある。日本の子どもだって政治に関心を持っているが、それを受け入れない社会や教育があるのでは。愛媛県は、高校生が政治に参加するときには前もって、いつどこで何に参加するか『届い出』をして、許可をもらわないといけないのです」

近くの喫茶に移動して二次会をした。

参加した17人が自己紹介をしあった。議員や議員経験者がなんと8人。その場の47%を占めていた。日本の「親父政治」「オッサン政治」を変えようとして、煙たがられたり嫌がらせされたりの経験をした人がほとんど。噴出する怒りや疑問にうなづきあうとともに、今後、情報交換とお互いの励ましあいを誓った。

国連は、日本政府に、「女性議員を増やすための暫定的特別措置を」とくりかえし勧告している。日本政府は、「2020年まで30%」(議員などあらゆる指導的立場の30%を女性にという意)を空念仏に終わらせず、政治分野の男女共同参画法制定をしたら実行への予算をつけて、こうした松山に集った女たちを後押しすべきだ。

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報告「選挙が変われば政治が変わる 選挙マルシェ」
小選挙区制のワナ
比例代表制は男女格差を縮める(世界経済フォーラム2017)
スクール・エレクションは民主主義の学校
絶望の小選挙区制選挙(2017衆院選)
「本気で主権者教育ができるのか」 愛媛・全県立高が政治活動「事前届け出」義務化
3.11に考える
男性偏重政治が原発政策にもたらす弊害
女性の約7割、原発NO!
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by bekokuma321 | 2018-01-29 14:42 | その他

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「子育て経験を生かして、子育てしやすい町づくりに力を入れたいです。具体的には保育料の無料化促進です。それに、児童館へ夏休みに通う子どもたちのためのお弁当づくりが、働く母親の負担になっているので改善したいです」

こう抱負を語るのは、北島町有史以来初の女性議員となった中野 まゆみさん(46)。障がい者の介護施設に勤めながら、子ども3人をかかえ、ママさんバレーやバスケットボールなどで活躍してきたスポーツウーマン。

北島町は徳島県にある人口2万余りの町だ。北島町議会は、議員14人、全員男性のいわゆる「女性ゼロ議会」だ。「これでは...」と危惧する人たちが、ここ何年間か立候補する女性を探し続けてきた。親や子どもや夫などの反対にあって、女性の立候補に結びつかなかったという。

そこに先日、亡くなった議員の空席を補充する補欠選挙があった。候補に決まりかけていた女性から「あんたのほうが向いている」と白羽の矢が立ったのが中野さんだ。

徳島市から諏訪公子さん、藍住町から西岡恵子さんらが、告示日の1月16日、中野さんの応援にかけつけ、第1声をあげた。「女性ゼロ議会を無くす徳島の会」のメンバーだ。ところが、当日5時まで立候補者は中野まゆみさん1人しかいなかったため、結局、中野さんは、無投票当選となった。

北島町選管に「北島町には女性議員がこれまでいなかったのは本当か」と聞いた。すると「20年、30年前に女性の立候補者がいたという記録はありますが、当選はしなかったということです」と告げた。

日本政府は、国連から、数えきれないほど「政策決定への女性増を」と勧告を受けてきた。そこで政府は、2020年まで政界、経済界、司法界などあらゆる分野の指導的立場に、女性を30%にする目標を立てた。いわゆる「2020、30」だ。この2020年まで、あと2年しかない。

「徳島県では、まだ女性ゼロ議会があります。三好市・板野町・佐那河内村の3議会です。これからも、市民の立場に立つ女性議員を増やすため頑張ります」と西岡さんは語った。

千里の道も1歩から。中野さんの勇気と決断が、北島町を大きく前に進めた。この1歩が徳島県内の女性ゼロ議会撲滅につながっていくことを!

日本の女性議員157位に(IPU)
2017衆院選 微動だにしない男性偏重政治
女性ゼロ議会をなくそう!(岐阜県関市)
6月15日「女性議員増やそう法案を成立させよう集会」へ
藍住町長・町議会議長に謝罪要請(フェミ議連)
報告「なくせ女性ゼロ議会 増やせ女性議員@群馬」
案内:4月15日「なくそう!女性ゼロ議会@群馬」
アテネ宣言
石川・かほく市 女性市議誕生 残るは鹿児島県垂水市のみ
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by bekokuma321 | 2018-01-17 14:35 | その他

c0166264_222640.jpg岐阜県の女性議員は、市町村議員613人のうち71人、12%。県内42市町村のうち「女性ゼロ議会」は7つある。そのなかで市は関市のみだ(2017年2月付)。

地方自治体には保育、教育、介護、食の安全、DV防止など女性の知恵を必要とする課題が山積している。関市には女性議員が2人いた時代もあった。しかし、前回は候補者にも女性は1人もいなかった。「女性に入れよう」と思っても、これでは投票ができない。

7月7日(土)、関市の商店街にある「本町プラッツ」で交流会を持った。主催は全国フェミニスト議員連盟。

読み聞かせボランティアを長年している岩田伸子さんは、「女性に出てもらいたい。女性議員がいて当たり前だとは思うが、政治は他人事だった」。

c0166264_253458.jpgDV相談事業に携わる片桐妙子さんは「女性を出したいね、と思っている人はたくさんいる。だけど、これまでは点だった。この機会に点から線、そして面になるとうれしい」

元武芸川町議の杉山ミサ子さんは、「よそものだった。何もないところで出た。女だてらにと言われた」。町が関市に合併された後、関市議選に挑戦したが惜敗した。「でも、今は、女性が出たらかならず当選すると思う」

渡辺英人関市議は「女性に出てもらいたいと思って、何人かに声をかけてきた。旦那の理解を得ることが難しい」

男性の場合、関市議の報酬41万円は十分な月収とはいえないという話に、「男性が尻込みするなら、女性の出番。神奈川県大磯町や葉山町は女性議員が50%を超えている。背景には、年収の少なさがあるようだ」と、小磯妙子茅ヶ崎市議。

また若くて議員になった真面目な関市の女性市議が、議会内でいじめにあって、続かなかったという。その話が伝わって続く女性がいなくなったのではないかという声もあった。

そうした女性議員ハラスメントに、「日本全国で女性議員だというだけでセクハラやいじめにあっている。でも、仲間がいると切り抜けられる」と、陣内泰子八王子市議は語った。高橋かず江岐阜市議は「女性議員1人だといじめにあう。数人一緒に出て当選できるといい」。

「2年後をめざして、みんなが一緒に動こう」と、関市で今後、女性議員を出すために定期的に集まりを持つことを決めたという。関市の23の議席に女性が座る日を楽しみに待ちたい。

全国フェミニスト議員連盟は、女性議員を増やすため、1992年創設された超党派の市民と議員による組織。「女性議員を50%に」を目標に、「女性ゼロ議会」をなくすキャンペーン、政策提言活動を続けている。

【写真】関市の商店街「本町プラッツ」にて夜7時から始まった話し合い(2017.7.7)

女性ゼロ議会の解消を 関市民らが意見交換会(本間貴子)
(CHUNICHI Web 2017年7月9日)
■関市選出議員の写真「広報せき 2015.6.1」は本稿左下Moreをクリック
報告「なくせ女性ゼロ議会 増やせ女性議員@群馬」
案内:4月15日「なくそう!女性ゼロ議会@群馬」

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by bekokuma321 | 2017-07-10 03:03 | その他

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 ▲東京新聞群馬版 2017年4月17日


地方議会に女性議員を:NHK「女性の政治参画考えるシンポジウム 2017.4.15」NHKニュース(Youtube)
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by bekokuma321 | 2017-04-18 11:21 | その他

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4月15日、群馬で「議会に女性を増やそう」というシンポジウムが開かれた。

群馬県富岡市にはひとりの女性議員もいない。富岡市にある富岡製糸場は、明治の殖産興業政策のシンボルだ。それを支えたのが群馬県内ばかりか、全国からやってきた若い女性たちだった。

1873(明治6)年、富岡製糸場に、日本の30県から女性たち約1000人がやってきた(今井幹夫「富岡製糸場総合研究センター」所長)。長野からは4日間の長旅だったと、和田英著「富岡日記」は記す。和田英は10代だった。なかには9歳の少女もいたとか。

故郷を離れて寄宿舎に住んで忠実に働き続けた女性たち。彼女らの手で紡がれたのが生糸。それが明治の日本の輸出産業を支え、日本経済を潤した。

144年後の4月15日、30県とはいかないが、北海道、徳島、新潟、宮城、愛知、長野など遠方から女性たちが参加した。「かかあ天下」の上州になんでこれほど女性議員が少ないのかといぶかしく思ってかけつけたという人も。

パネリストは群馬県女性7人(注1)。超党派の女性議員に加え、男女平等の運動家や専門家たち。みな女性議員を増やさねば、と発言した。

「人口の半分を占めているのだから、女性がもっと議会にいて当然」
「超少子高齢者社会は女性自身の問題。当事者の女性が決める場にいなくては」
「女性のいない政治風景は、ロールモデルとして議員を選べない女子学生をつくる」
「女性特有の相談や苦情を政治の場に届けられるのは女性」

しかし、壁は厚い。何が議会への女性進出を阻んでいるか。

「群馬県特有の『政治は男のもの』的慣習」
「長いムラ社会のしがらみ」
「育児、家事など無償労働の負担」
「仕事を辞めての立候補はリスキー」
「選挙に打って出る度胸がない」
「嫁が夫をさしおいて出られない」

など、いくつもあがった。実際、群馬県は、自治会会長についている女性が日本で最も少ない(内閣府調べ「自治会長に占める女性の割合」)。

では、その厚い壁をどう突き崩すか。

「女性同士のネットワークを活用する」
「しがらみのないよそ者が出る」
「女性が政治に関心を持つような研修の場を増やす」
「女は男の後でいいとする学校の性別名簿や、公立学校の男女別学が残っている風土を変える」
などが出た。

基本的に議員候補者擁立にかかわるのは政党や政治団体だ。女性議員を増やすには、政党や政党団体が、どれだけ女性候補擁立に本気になるかだ。実際、東京都議選の報道を見ても、主要政党の候補者には女性はきわめて少ないようだ。女性候補がきわめて少なかった場合、政党はどんな具体策をとるのか、つまり女性候補擁立に向けてどう党の制度を変えるかが問われる。そこまで議論が深まらなかったのは残念だった。

最後に採択された「群馬宣言」を次に掲げる(Moreをクリック)。日本の地方議会に占める女性議員は約10%、しかも約350自治体が女性ゼロ議会である。それを考えると群馬宣言と名付けられているものの、全自治体にあてはまりそうだ。

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by bekokuma321 | 2017-04-16 17:27 | その他