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「運動を始めて足かけ8年。この日をどんなに待ってたか。ホッとしました。何回かふられて、そのたびにこんな当たり前の法律さえ国会は通さないのか、と悔しい思いをしました」

矢澤江美子さん(八潮市議)は声を弾ませた。

今日5月16日、参議院本会議で、「政治分野における男女共同参画推進法」がやっと可決成立した。選挙で候補者の男女比率を均等にするよう政党に努力義務を課す法律だ。衆議院ではすでに4月に可決された。

矢澤さんは、「Qの会」で運動を続けてきた。Qの会とは「クオータ制を推進する会」の略称で代表赤松良子さん。女性運動家や学者でつくる市民運動団体で、同法案の成立を求めてロビー活動をしてきた。矢澤さんは続ける。

「まずは、全会一致で成立した、この法律を多くの人に知らせなくては。私は地方議員ですから、自分の住む町で、行政に対して、質問という形で、付帯決議にある選挙の候補者や議員の男女別の調査をさせ、それを広く広報させるよう、どんどん押していこうと思います」

女性議員が誰もいない男性だけの議会「女性ゼロ議会」ではどうすればいいのか。荒川区議の瀬野喜代さんは、「女性ゼロ議会」である奈良県桜井市に女性議員を増やすため、桜井市まで足を運んでは話し合いを続けてきた。この4月には奈良の友人たちと公開セミナーを企画した。

「女性議員を増やそうというセミナーをしようとしたら、『政治的な集会はやってほしくない』と公的施設から言われたことがあります。でも、このような法律ができたのですから、『女性議員が誰もいないのはおかしい、女性議員が少なすぎるからなんとかしよう』ということに、国の法律がお墨付きを与えたことになります。この法は努力義務にすぎなく政党がどの程度女性候補増やすかは不明ですが、女性候補者増にはずみをつけるツールにはなります」

矢澤さんは、全国フェミニスト議員連盟(代表日向美砂子、樋口のり子)の世話人でもある。同連盟は1992年の創立以来、長年にわたって女性議員増によって男女平等社会をつくろうと運動を続けてきた。

「全国フェミニスト議員連盟は、長年、『女性ゼロ議会をなくそう』という運動をしてきました。ますますこの運動が重要になります。他団体も、どんどんこういう動きをしていく必要があります」

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 ▲「政治分野における男女共同参画推進法」成立を喜ぶ全国フェミニスト議員連盟のメンバーたち(2018・5・16 国会前)(矢澤江美子提供)

参院内閣委員会 政治分野における男女共同参画推進法案採決
2018年5月15日
(Youtube)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」宣言
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」序
「政治分野における男女共同参画推進法案」可決 (衆議院の可決)
女性議員増法案、成立ならず
6月15日「女性議員増やそう法案を成立させよう集会」へ
推進法成立を求める国会議事堂前マーチ
政界への女性進出を促す法案、国会へ
地方議会に女性議員を (NHKニュース2017.4.15)
意見書あいつぐ「増やせ女性議員、なくせ女性ゼロ議会」
底なしの政治腐敗と女性議員
案内:4月15日「なくそう!女性ゼロ議会@群馬」
来年こそ「政界への女性推進法」を
女性議員増めざして制度改善を (全国フェミニスト議員連盟による「要望書」)
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by bekokuma321 | 2018-05-16 16:50 | その他

1984 年、クリスマスイブ。

女たちは、国がつくろうとする男女雇用機会均等法に反対し、自分たちでつくっ た法案をバトンに入れて、労働省まで走った。「女だからは許さない」、「職場も家庭も男女平等 に」…。30年後。女たちへのセクハラや差別はなくなったか? 仕事と家庭を両立できるようになったか?

●5月27 日(日)14:30~16:30
●東京ウィメンズプラザ 視聴覚室 (東京都渋谷区神宮前 5-53-67 渋谷駅から徒歩 12 分 表参道駅から徒歩 7 分)
●ドキュメンタリー映画「たたかいつづける女たち ~均等法前夜から明日へバトンをつなぐ」 (2017 年/71 分/監督 山上千恵子)
●参加費 500 円 (どなたでも参加できます。お気軽にどうぞ)

ゲスト 高木真紀子(銀行勤務・働く女性の全国センター会員。「私は均等法 第 1 世代。法制度に疑問や批判がいっぱいあります」)

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ドキュメンタリ映画「たたかいつづけるおんなたち」上映活動をしたいかたへのノウハウ
映画『たたかいつづける女たち~均等法前夜から明日へ』
試写会『たたかいつづける女たち』
姉妹よ、まずかく疑うことを習え
ビデオ工房AKAME DVDリスト「生き方」
Sister wave_山上千恵子監督の3作品
日本はどんなに早くても世界98番目
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by bekokuma321 | 2018-04-29 13:22 | その他

c0166264_947352.jpg速報『徳島県藍住町女性議員追放の違法性』」で紹介したように、8月6日、藍住町町議の西岡恵子さん(左)の完全勝利を祝い、未来につなげようという会がもたれた。

主催は「女性ゼロ議会を無くす徳島の会」(諏訪公子代表)。

西岡原告の代理人を務めて裁判を勝利に導いた弁護団の木村清志、大西聡、篠原健弁護士は、西岡議員失職訴訟の解説と意義を熱っぽく語った。

c0166264_9504231.jpg西岡原告は、勝利に至るまでの苦しい闘いを感動的に語った。藍住町議員小川幸英さんは、議会における西岡議員つぶしの背景と思われる数々の不穏な動きを語ってくれた。

元参議院議員の乾晴美さん(左)は「西岡さんにならって、目の上のたんこぶになろう」と元気に訴えた。

徳島の会と連帯しながら、西岡さんを応援してきた市民運動団体「全国フェミニスト議員連盟」から世話人3人が駆けつけた。その1人、名古屋からやってきた岡田ふさ子世話人(右下)は、藍住町の石川智能町長、森志郎町議会議長あてに届ける「要請文」を読み上げ、会場から拍手喝さいを受けた。

c0166264_9555651.jpg翌8月7日、町の責任者と面談の約束をしていたが、強い台風のため、藍住町役場に出向いての要請行動はキャンセルとなった。

過日、要請文は、全国フェミニスト議員連盟の日向みさ子代表によって町長と町議会議長に郵送で届けられた。以下はその要請文の内容。

■■■■ 徳島県藍住町女性議員資格剥奪の違法確定と今後についての要請 ■■■■

徳島県藍住町町長  石川 智能 様    
徳島県藍住町議会議長 森 志郎 様
                           
徳島県藍住町は、「男女共同参画プラン」を策定し、それには「男女が共に個性と能力を発揮できる社会の実現」が明記されています。

私たち全国フェミニスト議員連盟は、この藍住町の理念とほぼ同様の理念を掲げて、「女性ゼロ議会」をなくす運動、女性議員を増やす運動を続けている市民と議員による団体です。当然ながら西岡恵子会員の裁判については関心を持って見守って参りました。

2017年6月20日、最高裁判所は、裁判官5人全員一致で、藍住町の上告を門前払いしました。これによって高等裁判所の判決通り、藍住町議会による西岡恵子さんの議員失職決議は違法であることが、司法の場で確定しました。

ことの始まりは、唯一の女性議員西岡恵子さんの光熱水費が少なく生活実態がないようだから公職選挙法の定める被選挙権はないに違いない、という突飛なことを言い出した議員がいたことでした。そして、西岡さんの議員資格を問う「資格審査特別委員会」が設けられ、賛成多数で議員失職を決めてしまいました。

西岡さんがこの理不尽な議決を覆すには、法廷にゆだねるしかありませんでした。裁判では、外出・帰宅時や自宅内で見たTV番組、食事などを撮影した写真310枚のほか警備会社の設備を自宅に導入して、外出・帰宅・在宅の時間記録書類を提出しました。その結果「少なくとも半数以上の日数、夜間から翌朝まで自宅にいた」事実が証明されました。

8月6日、徳島市内で「最高裁が認めた藍住町女性議員追放の違法性」と題した集会が開催され、西岡原告をはじめ木村清志・大西聡・篠原健弁護士の報告や、裁判を支えてきた諏訪公子、乾晴美、高開千代子、東條恭子の発言、三井マリ子(全国フェミニスト議員連盟世話人)の講演がありました(敬称略)。

この会で、最高裁判所に「違法行為をした」と指摘された藍住町議会は、西岡さんに壮絶な苦しみを与えてきたこと、さらに長年西岡さんを当選させてきた町民の意思を踏みにじったに等しいこと、加えて女性の視点と住民目線で頑張る西岡さんの議員活動を結果的に阻害してきたことが、浮かびあがりました。このようなことが続いては藍住町にとって計り知れない損失となります。藍住町の名誉回復と、ニ度とこのようなことが起こらないよう切に願って、以下の要請をいたします。

1 藍住町ならびに町議会は、司法判断を尊重し、裁判所で認定された事実を真摯に認めて、西岡恵子さんに対して謝罪をすること。

2 女性が1人しかいない男性偏重議会では、圧倒的少数派(女性)は偏見の目で見られたり排除されたりしかねない。女性議員増は、藍住町「男女共同参画プラン」の要請でもある。よって町は、女性が政策決定の場に男性と等しく参画することを促す啓発・研修や広報を活発に行うこと。また町議会議員は、1人でも多くの女性候補を増やすよう努力すること。

全国フェミニスト議員連盟(共同代表:ひぐちのりこ仙台市議 日向美砂子小平市議)
事務局 小磯妙子(茅ヶ崎市議)


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    ▲裁判の報告をする木村清志弁護士。耳を傾ける諏訪公子代表 (8月6日、徳島市)

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    ▲藍住町の正常化を訴える小川幸英議員。聞き入る西岡恵子議員と諏訪公子代表

まるで魔女狩り――徳島県藍住町の紅一点議員追放事件
悪しき慣習に一石を投じた
「政治とカネ」、秋田衆院選から考える 
「政治とカネ」にメスを入れる三井裁判
 
【2017年8月15日更新】
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by bekokuma321 | 2017-08-13 10:31 | その他

c0166264_11421172.jpg8月7日、宮城県の村井嘉浩知事は、「8月末には、壇蜜さんにわざわざ宮城におこしいただいてプレゼントキャンペーンを行うことになっている」として「今後も配信を続けたい」と公言した。

県知事の発言は、全国フェミニスト議員連盟による観光PR動画への抗議と即時停止を求める要請を受けて、行われた。同連盟は、「女性は、男性の性的欲求を満足させ男性に奉仕するために存在するものだとする性差別的思い込み」でつくられているとし、「公の機関が公金でつくるものではない」と主張。しかし、宮城県知事はまったく意に介さなかった。

問題の動画は、7月5日から始まり、8月現在も流されている。宮城県に寄せられたメールや電話の9割が批判的な意見だったという。また宮城県の全女性県議からも抗議が寄せられている。全国フェミニスト議員連盟が村井知事に出した要請書は以下。

■■ 動画「涼・宮城の夏」に抗議し、即時配信停止することを求める要請書 ■■ 

仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会
会長・宮城県知事 村井嘉浩様

私たち全国フェミニスト議員連盟は、「仙台・宮城【伊達な旅】夏キャンペーン2017」におけるPR動画「涼・宮城(りょうぐうじょう)の夏」に対して、抗議ならびに即時配信停止要請をいたします。

この動画は、伊達家藩主末裔役の女性(壇蜜さん)に、「殿方に涼しいおもてなしをすること」が使命だと言わせて、男性(ぬいぐるみ)を誘わせます。着物姿で正座した女性は、寝そべる男性をなでまわします。「(みやぎ)いっちゃおう」という女性の台詞の語尾「お、お、お」という発音とともに、女性の半開きの唇のみがアップにされて、男性が鼻血を出します。「よくじょう」としか聞こえない言葉がかぶります(竜宮城からつくった涼宮城をあえてこう発音させたのだろう)。その後も似たような性的描写が繰り返されます。

私たちは、この動画は、ジェンダーの感受性に著しく欠けた表現であり、復興関連予算2300万円という公金を使って県が作成公開する広告にふさわしくないと考えます。すなわちこの動画は、男性の性を満足させるための表現を明示・暗示することによって男性観光客を引きつけようという意図のようにしか見えず、客の多くを占めるだろう女性に不快感を抱かせます。また多くの男女平等を求める男性にも侮辱的でさえあります。さらに宮城の観光資源を男性の性を満足させる商品として描くことは、宮城の歴史・文化に貢献してきた女性たちに違和感を覚えさせる表現だと断じざるをえません。ひいては、少年少女にも性役割や性について偏った情報を与えかねないと考えます。

一方、報道によると、宮城県河端章好副知事は、「動画に問題はなく、県の男女共同参画推進条例の基本理念に反したとは考えていない」との認識を示し、宮城県村井嘉浩知事は、「可もなく不可もなくというものは関心を呼ばない。賛否両論あることは逆に成功につながっている」と続行を表明しています。しかしながら女性は、男性の性的欲求を満足させ男性に奉仕するために存在するものだとする性差別的思い込みをなくすことを期待されている公的機関が、そうした思い込みを土台にした動画を作成・広報し続けるのは、言語道断です。

この宮城県のPR動画ならびに、批判を受けた後の県の対応に対し、私たちは、抗議の意を表明し、本動画の配信の即時停止を強く求めます。また今後、このような動画が流されないよう、県幹部ならびに職員は、抗議した宮城県議などの趣旨に耳を傾けるとともに、「国連第4回世界女性会議行動綱領234条~245条「J項女性とメディア」を研修することをここに要請いたします。
以上

全国フェミニスト議員連盟
共同代表 ひぐちのりこ(宮城県仙台市議会議員)/日向美砂子(東京都小平市議会議員)
事務局 小磯妙子(神奈川県茅ヶ崎市議会議員)


c0166264_1210999.jpg抗議要請は、全国フェミニスト議員連盟のメンバーである樋口典子仙台市議(共同代表)、伊藤美代子山形市議、岩佐孝子宮城県山元町議3人が、直接、宮城県に出向いて行った。

伊藤美代子市議は経済振興観光部部長に「男目線だ。制作過程は男性ばかりだったのではないか」と質問したら、「女性もはいっているように思います」とあいまいな答えだった。「やばいのではという意識はなかったのか」には、部長は答えはなかったという(写真は、経済振興観光部部長に要請文を手渡す3人)。【写真提供:樋口典子】


女性議員連盟が動画配信停止要望(NHK)
<壇蜜さん動画>全国女性議連が配信停止を要請「公金で制作すべき内容ではない」
(河北新報)
女性は男性に奉仕する者と決めつける宮城PR
仙台市地下鉄のポスター
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by bekokuma321 | 2017-08-09 12:30 | その他

2017年7月8日、9日、全国フェミニスト議員連盟サマーセミナーが岐阜市で行われた。その最終日、アピール文が採択された。政界への女性進出を促す法制定を要望するとともに、女性の政策決定への女性進出のために運動していく決意がうたわれている。全文を紹介する(写真下)。

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☆☆☆ 全国フェミニスト議員連盟サマーセミナー in ぎふ アピール ☆☆☆

「おんさらんかな 岐阜へ」の呼びかけに応えて集った私たちは、全国フェミニスト議員連盟サマーセミナーinぎふで、充実した学びと共感、新たな出会いを得ました。

岐阜県には100万人以上の女性がいますが、女性の議員は74人しかいません。県議会に3人、6%、市町村議会に71人、12%です。岐阜県内42市町村のうち女性がひとりもいない、いわゆる「女性ゼロ議会」は7つあります。

国会では、集団的自衛権、安全保障関連法についで、共謀罪が強行採決されました。森友・加計問題に対する政権対応も加わっての国会運営への不信の高まりが、先の都議会議員選挙の投票行動となって表れたといえます。

一方、女性たちは、女性参政権行使71周年にあたる今年4月10日、「政治分野における男女共同参画の推進に関する法案」の成立に向けて、全国各地から、集会、マ―チ、記念イベントに集結しました。女性団体の呼びかけに応えた超党派の議員連盟による法案制定への流れを受け、全会一致の議員立法が今国会で成立のはずでした

しかし、この法案が審議されることになる内閣委員会が開かれないありさまでした。6月15日早朝の共謀罪をめぐる中間報告・強行採決が、同法案の会期中の成立断念という事態を招くことになったのです。

「女・子どものことは後回し・政局優先」に、いつまでたってもジェンダーがメインストリームにならない国の姿をみせつけられました。

世界の国会における女性議員比率のランキングで、日本は世界193カ国中164位です。男女平等の議会運営は民主主義のバロメーターです。議会構成が男性に偏っていることが、ある意味、議会制民主主義を吹き飛ばす国会運営にしています。先の国会の異常ぶりは、日本の男女不平等の象徴だと見ることができます。

「2020年まで30%に」女性議員を増やすことは政府の目標です。しかし、「女性ゼロ議会」はここ岐阜県ばかりではなく、全国に多数あります。町村では3分の1が女性ゼロ議会です。

政治分野に女性議員が増えることは、政策課題を確実に変化させ、その結果、社会全体に質的な変化をもたらします。女性議員を増やす一助となる「政治分野における男女共同参画の推進に関する法案」の1日も早い実現を強く望みます。

私たちは「女性が政治を変える!知恵と勇気と友情で!」を合い言葉に、女性の政治参画を拡大すること、ともに歩みを進めていくことを、ここに宣言します。

2017年7月9日
2017全国フェミニスト議員連盟サマーセミナー in ぎふ
参加者一同


【写真】参加者のほぼ全員による集合写真。中央花束左が森川幸江(元岐阜市助役)、その左が村山鏡子(下呂市副市長)、その左が井上いほり(岐阜市本荘自治会連合会長)、花束右が高橋かず江(岐阜市議)、その右が福島みずほ(参議院議員)、その右が白井えり子(日進市議)ーー中心となった人やパネリストのみなさん。敬称略[伊藤まさ子提供]

【注】アピール文中のリンクはFEM-NEWS編集部。
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by bekokuma321 | 2017-07-10 16:08 | その他

c0166264_222640.jpg岐阜県の女性議員は、市町村議員613人のうち71人、12%。県内42市町村のうち「女性ゼロ議会」は7つある。そのなかで市は関市のみだ(2017年2月付)。

地方自治体には保育、教育、介護、食の安全、DV防止など女性の知恵を必要とする課題が山積している。関市には女性議員が2人いた時代もあった。しかし、前回は候補者にも女性は1人もいなかった。「女性に入れよう」と思っても、これでは投票ができない。

7月7日(土)、関市の商店街にある「本町プラッツ」で交流会を持った。主催は全国フェミニスト議員連盟。

読み聞かせボランティアを長年している岩田伸子さんは、「女性に出てもらいたい。女性議員がいて当たり前だとは思うが、政治は他人事だった」。

c0166264_253458.jpgDV相談事業に携わる片桐妙子さんは「女性を出したいね、と思っている人はたくさんいる。だけど、これまでは点だった。この機会に点から線、そして面になるとうれしい」

元武芸川町議の杉山ミサ子さんは、「よそものだった。何もないところで出た。女だてらにと言われた」。町が関市に合併された後、関市議選に挑戦したが惜敗した。「でも、今は、女性が出たらかならず当選すると思う」

渡辺英人関市議は「女性に出てもらいたいと思って、何人かに声をかけてきた。旦那の理解を得ることが難しい」

男性の場合、関市議の報酬41万円は十分な月収とはいえないという話に、「男性が尻込みするなら、女性の出番。神奈川県大磯町や葉山町は女性議員が50%を超えている。背景には、年収の少なさがあるようだ」と、小磯妙子茅ヶ崎市議。

また若くて議員になった真面目な関市の女性市議が、議会内でいじめにあって、続かなかったという。その話が伝わって続く女性がいなくなったのではないかという声もあった。

そうした女性議員ハラスメントに、「日本全国で女性議員だというだけでセクハラやいじめにあっている。でも、仲間がいると切り抜けられる」と、陣内泰子八王子市議は語った。高橋かず江岐阜市議は「女性議員1人だといじめにあう。数人一緒に出て当選できるといい」。

「2年後をめざして、みんなが一緒に動こう」と、関市で今後、女性議員を出すために定期的に集まりを持つことを決めたという。関市の23の議席に女性が座る日を楽しみに待ちたい。

全国フェミニスト議員連盟は、女性議員を増やすため、1992年創設された超党派の市民と議員による組織。「女性議員を50%に」を目標に、「女性ゼロ議会」をなくすキャンペーン、政策提言活動を続けている。

【写真】関市の商店街「本町プラッツ」にて夜7時から始まった話し合い(2017.7.7)

女性ゼロ議会の解消を 関市民らが意見交換会(本間貴子)
(CHUNICHI Web 2017年7月9日)
■関市選出議員の写真「広報せき 2015.6.1」は本稿左下Moreをクリック
報告「なくせ女性ゼロ議会 増やせ女性議員@群馬」
案内:4月15日「なくそう!女性ゼロ議会@群馬」

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by bekokuma321 | 2017-07-10 03:03 | その他

6月2日、全国フェミニスト議員連盟は、共謀罪の撤回を求める声明文を内閣府に直接届けた。男性に比べて女性は意見表明の機会が限られているなか、「表現の自由や内心の自由の束縛につながる恐れのある共謀罪に対して」強く反対する、などと述べられている。


共謀罪「組織的犯罪処罰法改正案」撤回を求める声明

内閣総理大臣 安倍晋三 様 2017 年6 月2 日

c0166264_21193996.jpg私たち全国フェミニスト議員連盟は、1992年以来、女性の政治参画を高め女性の声を政治に反映することで、誰もが尊重される多様で平等な社会の形成をめざし活動してきた。

戦前、女性には参政権がなかった。徹底した家父長制のもと、政治的発言はおろか、女性たちが父・夫・息子など男性に逆らって意見を述べる事はありえなかった。

さらに共謀罪と似ているとされる「治安維持法」の存在が、男性の陰にいた女性たちの内心を強く縛っていた。女性たちは「皇道精神および日本婦道の奨励」を旨とする大日本婦人会という組織の下、天皇の赤子を生み育て兵士として送り出す戦争支援義務を負わされ、夫や息子を“進んで”戦地に行かせる役目を担った。たとえ女性に戦争反対の気持ちがあっても、その意思を表明することなど不可能だった。

日本女性が、表現の自由、思想信条の自由、政治参加の自由、集会・結社の自由を獲得したのは、ひとえに戦後の憲法によってである。「人類の多年にわたる自由獲得の成果」(憲法97条)なのだ。

女性参政権獲得71年目となるにもかかわらず、政治分野には女性の代表が極端に少なく、職場や地域や家庭ですら女性の意見表明は男性に比べて少ない。これが表現の自由や内心の自由の束縛につながる恐れのある共謀罪に対して、本連盟が強く反対するゆえんである。

共謀罪の新設を内容とする「組織犯罪処罰法改正案」が、世論の懸念の中、30時間ほどで衆議院法務委員会および衆議院本会議において強行採決され、参議院に送られたことに強く抗議する。

法案は、参議院で審議中だが、過去に世論の強い反対により3度廃案になった共謀罪と内容は本質的には変わらない。名称をテロ等準備罪と変え、東京オリンピック開催に改正は必須という解釈のもと、国会審議では準備行為の定義や組織的犯罪集団の範囲の説明が曖昧なまま採決に至ったことは、よりいっそう国民の不安を大きくしている。

犯罪の相談や計画だけで処罰を可能とする共謀罪は、実行された犯罪のみを罰することを原則とする日本の刑法体系を根本から転換させることであり、「内心の自由(思想信条の自由)」という憲法上の保障をも脅かすことになりかねない。これを私たちは看過できない。

法曹関係者や学者、言論人、メディア関係者、市民団体、労働団体などが反対の意思を示し、世論調査でも多くが説明不十分と答えている。そのなかで強行採決したことは許しがたい。とりわけ、国連の特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏が安倍首相あての公開書簡によりプライバシーの侵害、表現の自由の侵害について懸念を示したことに真摯に向き合うどころか抗議で応えた安倍内閣の姿勢に強い疑念と怒りを覚える。

私たちは、過去の努力により積み重ねてきた女性たちの連帯を未来につなぐ責任において、共謀罪である「組織的犯罪処罰法改正案」の衆議院での強行採決に強く抗議し、法案の撤回を強く求めることをここに表明する。

全国フェミニスト議員連盟
共同代表 ひぐちのりこ(宮城県仙台市議会議員)/ 日向 美砂子(東京都小平市議会議員)
事務局 小磯妙子(神奈川県茅ヶ崎市議会議員)


【写真】内閣府に宣言文を届ける日向美砂子代表(2017.6.2)


小選挙区制が生んだ共謀罪
「魔女狩り」と「共謀罪」
小林多喜二から共謀罪を思う
安保法案の成立は小選挙区制のせいである
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by bekokuma321 | 2017-06-02 21:27 | その他

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 ▲東京新聞群馬版 2017年4月17日


地方議会に女性議員を:NHK「女性の政治参画考えるシンポジウム 2017.4.15」NHKニュース(Youtube)
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by bekokuma321 | 2017-04-18 11:21 | その他

「かかあ天下と空っ風」ーー働き者の女性の多い群馬を象徴することばです。


ところが、群馬県には1人の女性議員もいない「女性ゼロ議会」が10もあります。
白鳥のまちといわれる館林市、世界遺産のまち富岡市の2市。それに、上野村、下仁田町、南牧村、長野原町、草津町、昭和村、明和町、千代田町の8町村。


とくに富岡市は、富岡製糸場で多くの女性たちが働き、外国に絹を輸出して日本経済を支えてきました。女性には選挙権も労働組合もない時代でした。


「女性ゼロ議会」は、群馬だけではありません。全国に約370もあります。人口の半分を占める女性の代表を議会にどう増やすか。これは日本の未来を決する最重要課題です。

1946410日は日本史上初めて女性が投票した日。翌1947年は、第1回統一地方選がありました。今年、2017年はちょうど70周年です。

70
年前、立候補した女性、投票所に向かった女性たちは、どんな思いだったのか。そんな女性史を紐解きつつ、群馬の地で、「女性ゼロ議会」をなくし、女性議員を増やすための戦略を語り合います。お誘いあわせてご参加ください。


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[女性ゼロ議会訪問記]
今治市に女性議員誕生(愛媛県)
「安政の大一揆」から「越中の女一揆」へ (富山県)
女性ゼロ議会「栗原市」を訪問して (宮城県)
女性ゼロ議会訪問記:埼玉県羽生市 (埼玉県)
女性ゼロ議会の背後に夫の嫉妬・理解のなさ (秋田県)
女性ゼロ議会訪問記:長野県筑北村 (長野県)
女性ゼロ議会の阿波市・吉野川市を訪ねて (徳島県)
女性ゼロ議会の直方市訪問 (福岡県)
女性ゼロ議会の今治市に申し入れ (愛媛県)
女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島村を訪ねて  (愛知県)
沖縄 市町村議の女性ゼロ率ワーストワン (沖縄県)
1人でもできる「なくせ女性議員ゼロ議会」運動 (長崎県)

群馬で全国女性議員サミット (2009年群馬で開催されたシンポジウム)






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by bekokuma321 | 2017-03-06 10:30 | その他

先日、全国フェミニスト議員連盟が、滋賀県栗東市に送った抗議と要請文を公開します。男女表現があまりに紋切り型であることを指摘し、それがなぜ問題なのかを詳述しています。

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滋賀県栗東市長 野村昌弘 様
滋賀県栗東市教育長 福原快俊 様

「栗東市 子育てのための12か条」チラシに抗議し 男女平等の視点にたった広報の実施を求める要請書

2016 年10月24 日

私たち全国フェミニスト議員連盟は、女性の政治参画を推進し、真の男女平等を実現するために1992年から活動を続けている、市民と議員による団体です。 貴市教育委員会が作成し市ホームページに掲載している「栗東市 子育てのための12か条」というチラシ(10月24日現在)は、ジェンダーにもとづく偏向があると考え、抗議ならびに要請をいたします。

子どもたちに守ってもらいたいマナーやルールならば、性によって異なってはならないはずですが、このチラシは、全体として性によって異なった印象を与えることから、学校や自治会に配布する啓発教育教材には不適切です。

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具体的には、男の子のイラストに「元気な返事」とあり、女の子には「丁寧に言葉を添えて」などといったように、男の子は元気、女の子は優しくといった紋切り型の男女観が散見されます。また、服装、髪形などに、性による固定的な決めつけが際立ち、さらに描かれている人物は男9:女3と性による人数差があります。

男女共同参画社会の実現は21世紀の最重要課題とされ、多様な性のあり方を相互に認め合う社会の実現が求められています。内閣府男女共同参画局発行の「男女共同参画の視点からの広報の手引き」には、「広報の内容が男女双方にかかわる場合、登場する男女のバランスにも配慮し、いずれかに偏らないよう心がけましょう」と記載されています。

また日本政府は、1995年、第4回世界女性会議において北京宣言及び行動綱領を採択しました。行動綱領は「ジェンダーに対する感受性がメディアに欠如していることは、公共及び民営の、地方、全国及び国際メディア機関に見られる、ジェンダーに基づく固定観念の排除ができなかったことを示している」と指摘し、「メディアにおけるバランスがとれ,固定観念にとらわれない女性の描写を促進すること」と、とるべき行動の順守義務を掲げています(別紙注_左下Moreをクリックすると読める)。

貴市の広報はこの流れに逆行し、行政の刊行物におけるバランスのとれた男女表現の配慮に欠けるといわざるをえません。よって、貴市及び貴教育委員会において、下記を強く求めます。

           記

1 貴市教育委員会が作成した「栗東市 子育てのための12か条」のチラシは、固定的な性別役割分業に則って描かれており、ジェンダーに対する配慮に欠けていることを認識すること。

2 固定的な性別役割分業に基づく表現は、それを受け取る子どもたちに対し、その将来の希望や願いを制限したり、型にはめたりするおそれがあり、行政が発する文書には特に注意が必要であり、それに反する「栗東市 子育てのための12か条」のチラシは撤回すること。

3 今後は、ジェンダーに対する配慮をした広報活動を徹底すること。 以上

全国フェミニスト議員連盟

共同代表 ひぐちのりこ(宮城県仙台市議会議員)
同 上 日向美砂子(東京都小平市議会議員)
事務局 小磯妙子(神奈川県茅ヶ崎市議会議員)

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by bekokuma321 | 2016-11-05 23:44 | その他