930日、午前から夕方まで、「なくそう女性0(ゼロ)議会、増やそう女性議員」と題した集会が開かれる。会場はぐんま男女共同参画センター(前橋市大手町11312。群馬県庁西側)。

昨年4月、高崎市で開かれた女性議員を増やす集いを受けての第2弾。来春は「候補者男女均等法(政治分野における男女共同参画推進法)」が施行されて、初めての統一地方選挙だ。


「かつてない少子高齢化社会を迎え、よりよい仕組みを創り、実現するために、女性議員、新鮮な感覚を持った議員を増やそう」と、群馬の女たちが燃える。 ちなみに、群馬県議会49人のうち女性は2人しかいない(2017年政府調べ)。

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by bekokuma321 | 2018-09-05 22:13


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ノルウェーは、国会も地方議会も女性議員がほぼ4割だ。

国際比較のデータは国会レベルだ。日本の国会(一院)における女性割合は、世界158番目とわかる。ところが、地方政治の国際比較は自分の足で調べなくてはならず、比較は不可能に近い。

というわけで、少し前のデータだが、ご容赦願いたい。

2枚の写真は、上がノルウェーの最北県フィンマルクの県会議員のポスター、下が同じフィンマルク県の男女平等白書だ。

2011年、最北の町フィンマルク県ヴァドソー市に取材に出かけた。ポスターは、県庁の副知事室の壁に掲げられていた。冊子は、副知事(女性)が「わが県の男女平等に関するすべては、これでわかります」と渡された。

県会議員のポスターを見ると、35人中15人が女性議員である。女性が42.9%を占める。男女が限りなく人口比に近いだけではなない。35人は、9つの異なった政党から出ている。女性の声や、さまざまな政党を支持する人たちの声が、県議会にナチュラルに反映される、そんな環境だ。

冊子の表紙を飾る男女は、県が主催した男女平等賞の優勝チームだ。男性がビキニを着て、女性が髭をはやして、ジェンダーの垣根を超えるパフォーマンスをしている。この男女平等賞の授賞式は県議会で行われ、この写真は、そのとき撮影された、という。

日本の議会は、国会ばかりではなく地方議会も、男性偏重かつ自民党偏重だ。

県会議員の女性割合は、10%でしかない(政府による2017年調査)。こんな偏った政治を変えようと、今年、「候補者男女均等法」が全会一致で成立した。

その「候補者男女均等法」施行後はじめての統一地方選挙が、半年後にやってくる。それなのに、今、話題になっている政党党首選において、「候補者男女均等法」をどう実行するかや、有権者の半数以上である女性の代表をどう増やすかは、まったく語られない。

当人たちが語ろうとしないなら、メディアの出番だ。記者たちよ、党首候補や支持者に対して女性議員増や女性政策について切り込んでほしい。


ルポ「世界で最も住みやすい町」(月刊『自治研』PDF)

「むかし魔女、いま大臣」を読みエイラを思う (ふじみつこ)

やるもんだね、ヴァドソー

NRKとNHK--報道における女性




















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by bekokuma321 | 2018-09-04 17:15 | ノルウェー

議会の顔つきを変えよう

愛知県、千葉県、埼玉県、富山県、福岡県の市町村における女性議員のあまりの少なさに、あらためて、がっくりきた。

とはいえ、どこの国も女性議員は少なかった。だから女性を増やすために、知恵をしぼった。

たとえばベルギー。国会における女性議員の割合は38%、世界193カ国中21番目になった。そこに至るには、公私を問わず、女性議員を増やそうという活動があった。ひとつが下のキャンペーンだ。今から20年以上前に政府の肝いりでつくった。題して「じゃあ、政治の顔つきを変えてみませんか?」。さらに政党は、候補者リストを作成する段階で、「候補者の3人に1人を女性にしなければならない」とする法律もつくった。守らない政党は、選管から候補者リストを突き返されてしまう。

日本も、やればできる。しかし、指をくわえて見ているだけでは、進歩はない。「候補者男女均等法」を使いこなそう。

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女性議員の割合@福岡県

女性議員の割合@富山県
女性議員の割合@埼玉県
千葉県の女性議員17.5%、女性ゼロ議会2つ  (女性議員の割合@千葉県)
女性議員の割合@愛知県
「ジェンダーに配慮した議会のための行動計画」 (列国議会同盟IPUによる冊子の和訳版)


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by bekokuma321 | 2018-08-23 22:44 | その他

全国フェミニスト議員連盟が、さきの「改正選挙法」に抗議した。施行されたばかりの「候補者男女均等法」を無視したことに反対し、比例代表制に変革ことや比例代表制枠を増やすなど、選挙制度の抜本的改革を求めている。


♀♀♀「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」(「候補者男女均等法」)を生かした「選挙制度の抜本的見直し」を求めます♀♀♀

総務大臣、女性活躍担当・内閣府特命担当大臣 野田聖子様
参議院議長 伊達忠一様
政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会委員長 石井浩郎様

7月18日、衆院本会議で、自公両党などの賛成多数で「改正公職選挙法」が成立しました。参院定数242人から248人に6人増やして、比例区には、党があらかじめ決めた候補が優先的に当選できる「特定枠」を設けるとされています。

「1票の格差是正」を求めた最高裁の判示に対して、3年前、国会は、合区によってお茶を濁したため、来夏の参院選までに「選挙制度の抜本的な見直し」をすると付則で約束していました。しかし、今回も、6人のうち2人を埼玉選挙区に増やして議員1人当たりの有権者数を少し減らす、に終わっています。絶えず大都市への人口の移動があるのですから、このような変更なら何度変えても一票の格差は解消されません。また、「特定枠」は「1票の格差是正」とは関係がなく、合区によって擁立できない県の候補をここにあてはめて自民党内の不満救済を図ったものであり、「党利党略」との批判はもっともです。

「選挙制度の抜本的な見直し」のためには、比例代表制選挙への改正を検討すべきでした。比例代表制にすれば、一票の格差はただちに解消されるからです。さらに世界各国の選挙や国際機関の文献が示すように、比例代表制選挙では女性が立候補(又は女性を擁立)しやすくなり、女性議員増につながります。

少なくとも、定数を変えずに比例区枠を増やし、政党を選ぶ選挙にして、その政党の候補者名簿の半分は一方の性にする、という方策を検討すべきでした。それこそ、全会派一致で成立をみた「候補者男女均等法」(政治分野における男女共同参画の推進に関する法律)の趣旨であり、具体的に生かす方策です。こうすることによって、女性議員の極端に少ない衆議院(世界193カ国中160番目、G7で最下位)との間に違いが出、二院制の意義も高まります。

しかしながら、伊達忠一参院議長は、各党から出た対案の審議すらせず、「候補者男女均等法」に尽力した市民団体の声を聞く場も設けませんでした。選挙制度改正に向けて調整の任を負う議長の責任を放棄したといわざるをえません。

選挙は、主権者である国民の意思が反映された国会・地方議会をつくるためにこそ存在します。その主権者の半分は女性です。

私たち全国フェミニスト議員連盟は、総務大臣、参議院議長ならびに「政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会」委員長に対して、抗議するとともに、女性の意思が反映される国会・地方議会をつくるために、「候補者男女均等法」の魂を生かした「選挙制度の抜本的な見直し」を強く求めます。

あわせて私たちは、全政党に対して、「特定枠」の半数を女性にするよう要請する覚悟であることを、表明いたします。

2018年7月31日

全国フェミニスト議員連盟共同代表 小磯妙子(神奈川県茅ケ崎市議会議員)/まきけいこ(千葉県船橋市民)/事務局 脇礼子(神奈川県藤沢市議会議員)

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「身を切る改革」どころか「民意を切る改革」
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by bekokuma321 | 2018-08-03 15:50 | その他

埼玉県で、男性だけの「女性ゼロ議会」は、羽生市だけとなった。前回調査したときは、東秩父村も女性ゼロ議会だったが、その後、2人の女性議員が誕生した。

相変わらず女性議員のいない自治体羽生市に、先日、全国フェミニスト議員連盟の矢澤江美子さん(八潮市議)と、6年ぶりで出向いた。

新宿から湘南ラインで久喜駅に。久喜駅から東武伊勢崎線に乗り換えて、1時間半。6年前に訪問したときも、猛烈に暑かった記憶があるが、今夏の暑さはたとえようがない。乗り換えでホームに立っているだけで汗が滝のように流れた。

羽生の住民に、羽生の土地柄や、候補がどんなふうに決まっていくのかの慣行、NPOの活動が活発なことや、次の選挙における女性候補の予想などを聞いた。

「昔から、地区ごとに男性が立候補することになっているようだ」「女性は政治や議会について話題にすることはほとんどない」「子育てや、健康づくりなど、女性のグループはいくつかあり、活発な活動をしている」「何か家族に問題が起こらなければ、市の窓口に相談に行くこともなく、市政に関心を持つことはないのでは」「市民の多くは、割と住みやすいところだと考えており、たいして不満を持っていない」「老朽化したゴミ処理施設をどうするかは政治テーマのひとつだ」

羽生市は、人口5万5千人。市政のテーマは、少子化や健康維持、学校の給食問題、ごみの出し方、離婚家庭の子どもの支援などだ。どれひとつとっても女性の暮らしに直結している。議会の半分に女性議員が座ってもいいくらいだ。

それなのに、審議決定する場に、女性議員が誰もいない(下写真)。なんという不条理。

来年の統一地方選には、市政の重要分野である子育てや教育に関わる当事者ーー子育て中の女性ーーから議員がもっと出るべきだ。それを進める責務が行政にもあると「候補者男女均等法」は言う。

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▲羽生市議会は男性のみ。行政の側にも女性は見えず、議場はまるで女人禁制のようだ。市の人口は55000人(同市ホームぺージより)

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▲羽生駅。気温37.9度

千葉県の女性議員17.5%、女性ゼロ議会2つ
「女性ゼロ議会」のみよし市に女性議員を!
女性議員の割合@愛知県
速報「女性ゼロ議会」長野県川上村訪問記
「候補者男女均等法なんて知らない」(長野県下諏訪)
長野県の女性ゼロ議会撲滅&女性議員増を求めて(岡田夫佐子)
案内「候補者男女均等法ができた!さあどうする?」
候補者男女均等法は我々が望んでることではない(長野県自民党)
「政治分野における男女共同参画推進法案」可決
徳島県北島町「女性ゼロ議会」脱出なる
4月7日(土)は奈良に行こう!
女性ゼロ議会をなくそう!(岐阜県関市)
藍住町長・町議会議長に謝罪要請(フェミ議連)
報告「なくせ女性ゼロ議会 増やせ女性議員@群馬」
政界への女性進出を促す法案、国会へ
今治市に女性議員誕生
女性ゼロ議会「栗原市」を訪問して
女性ゼロ議会、5議会にひとつ
サロン下諏訪にて女性と政治談議
女性議員日本一の影に女衆(おんなしゅう)あり!
アテネ宣言

【2018.7.24 更新】
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by bekokuma321 | 2018-07-23 15:12 | その他

女性議員の割合@愛知県

朝日新聞は、7月11日、愛知県の女性議員の割合を調査報道した。もっとも女性議員が多いのは、43.8%の東浦町議会。北欧並だ。

一方、県議会は、102人中女性はわずか8人。女性380万人の代表としてはあまりに少なすぎる。割合にして7.8%。全国平均10%を下回る。また県都名古屋市議会にも、女性議員は2割しかいない。

さらに男性議員のみの「女性ゼロ議会」は4市町村。たとえば62000人を擁するみよし市の議会は20議席だが、男性だけがズラリ(写真最下)。

記事を提供してくれたのは、岡田ふさ子さん。全国フェミニスト議員連盟さみどりの会など市民団体で、女性議員を増やす運動を続けてきた。岡田さんは、記事を見てこう思ったという。

「『候補者男女均等法』が施行されたおかげで、新聞社も本腰を入れて調査してくれるようになった。これまでベールに包まれていた、愛知県内の各議会の男女比が、わかりやすい一覧表になった。いかに、決定の場に女性が少ないか、一目瞭然!」

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 ▲朝日新聞愛知版2018.7.11


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▲まるで女人禁制のような愛知県みよし市議会(同市ホームページより)

速報「女性ゼロ議会」長野県川上村訪問記
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by bekokuma321 | 2018-07-15 09:03 | その他

国民の目が未曽有の災害に注がれている真っ最中、政治の根幹である選挙制度の改変が決まった。

「一票の格差」を改正すると称して、参院の議員数を6議席増やしたのだ。参院の特別委員会委員35人のうち、22人の自民、公明委員による多数決だった(写真)。

「一票の格差」の是正は、最高裁の要請だ。ところが3年前、合区によってお茶を濁してしまった。そのため国会は、2019年の参院選には「選挙制度の抜本的な見直し」をすると約束していた。

「抜本的な見直し」というからには、すべて比例代表制選挙に変える方法があった。そうすれば、一票の格差はただちに解消される。女性議員も増やせる。

少なくとも比例区枠を増やしたうえで政党を選ぶ選挙にして、政党の候補者名簿の半分を一方の性にする、という英断をすべきではなかったか。それこそ、自民・公明も賛成して成立・施行された「候補者男女均等法」の趣旨だ。そうすることによって、参議院は、あまりにも女性議員の少ない衆議院とは一味違ったものとなる。

しかし今回も小手先の手直しだ。6人増のうち、2人は埼玉選挙区に増やして、議員1人当たりの有権者数を少し減らすのだという。とはいえ、絶えず大都市への人口の移動があるのだから、こんな変え方なら何度変えても一票の格差は解消されないだろう。

6人のうち4人は比例区の定数を増やすのだという。選挙区に擁立できなかった県の候補をここにあてはめて、合区で高まった自民党内の不満解消をはかるためらしい。とんでもないことだ。一票の格差是正とも関係ない。各紙も厳しく批判する。

「民主主義の土台である選挙制度を、自党の都合を優先して強引に変えることが許されてはならない」(東京新聞)

「あからさまな党利党略だ」(信濃毎日)

「伊達忠一参院議長も調整の任を放棄し、各党にそれぞれの案の提出を求めただけだ。無責任きわまりない」(朝日)

「抜本改革からは程遠く、党内事情による『自己都合』が目立つ」(毎日)

参院は、衆院と同様、選挙区と比例区に分かれていて、73人は選挙区、48人は比例区で選ばれる。選挙区選挙は都道府県単位で、前回「鳥取・島根」と「徳島・高知」が合区となった。大都市などを除いた多くは、1人しか当選できない小選挙区制選挙だ。一方、比例区の選挙は全国ブロック。こちらは医師会など大組織をバックに持つ人か、スポーツヒローしか目はない。どちらも、ミニ政党は勝ち残れそうもない。

「選挙は主権者である国民の意思が反映された国会をつくるためにある」--石川真澄の言葉だ(『堕ちてゆく政治』)。しかし、これじゃ「選挙は政治家の稼業を続けるためにある」だ。

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▲参院政治倫理・選挙制度特別委員会。自民、公明が賛成の起立をしている。数少ない女性議員のうち、野党席から1人起立している右端の女性は中山恭子議員(希望の党、日本会議国会議員懇談会)(2018.7.11)

国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」報道2
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」報道
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」宣言
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して④(ふじみつこ)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して③ (松田典子)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して②(中山あみ)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して① (伊藤由子)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」韓国
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ニュージーランド
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ノルウェー
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」序
比例代表制は男女格差を縮める(世界経済フォーラム2017)
女性議員増「比例代表制&多数定数選挙区で」
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
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by bekokuma321 | 2018-07-12 00:08 | その他

7月7日、8日、松本市で全国フェミニスト議員連盟のサマーセミナーが開催された。

豪雨でキャンセル者がいたものの、のべ100人以上が、菅谷昭松本市長の基調講演、シンポジウム、分科会、アピール採択などのプログラムに参加した。写真下にアピールを掲げる。

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◆◆◆2018全国フェミニスト議員連盟サマーセミナー in 松本 アピ-ル◆◆◆

「“生命を考える” 三ガク(岳・楽・学)都からの発信」の呼びかけに応えて、私たちは、全国フェミニスト議員連盟サマーセミナーin松本、に集いました。

農林漁村においても都市においても、生命を大切し、心豊かに暮らすことはどういうことなのかーー子どもはむろん、老若男女、LGBT(エル・ジー・ビィー・ティー)の人たちの人権を認め合い、連帯することの大切さを、私たちは学びました。

政治は生活そのものです。育児や介護をはじめ日々の生活の困難さをより身近に体験している女性の声を、政治分野にもっと増やして、政治に人権を反映させなくてはなりません。

しかしながら、まだ男性偏重政治が続いています。

長野県には100万人以上の女性が住んでいます。しかし女性の議員は、県議会には58人中わずか5人 8.9%、ここ松本市選出の県会議員は、6人すべて男性です。

また、長野県内の市町村議会の女性議員比率は14%にすぎず、77市町村のうち、男性議員のみのいわゆる「女性ゼロ議会」は 11もあります。

長野県は例外ではありません。世界の国会における女性議員比率のランキングを見ると、日本は世界193カ国中 158番目という、恥ずべき低位置にあります。全国の市区町村議会の女性議員はわずか12.8%、町村の3分の 1は「女性ゼロ議会」です。

この現実を一日も早く変えなくてはなりません。

その大きなてことなるのが、この5月施行された「政治分野における男女共同参画推進法」です。これは、国会や地方議会の選挙に候補者を出すときには、男女の候補者を半々にしようという画期的法律です。

候補者を男女半々にするには、政党や政治団体が、「候補者男女均等法担当」を創設するなど、選挙候補者を探し選定していく過程において女性を増やす強力な手立てが必要です。

また政府や地方行政は、女性が立候補しやすい環境づくりのため、予算・人員を増やして、啓発施策を遂行していく責務を持っています。

しかし、この法律には強制力も罰則もありません。

全国フェミニスト議員連盟は、1992年、すべてのレベルの議会に女性議員を4割に、というクオータ制を掲げた日本初の市民団体です。

それから4半世紀、抗議やロビー活動やイベントを繰りかえし、女性議員増による男女平等社会の構築を訴えてきました。そして、いま、政治の分野を男女平等にしようという日本初の法律を手にしました。

ここに集った私たちは、一層の“強い意志と行動”を胸に、法律を実行に移すため、政党、政治団体、行政、労働組合などあらゆるところに働きかけようではありませんか。私たちは、「女性の活躍!女性の視点で未来を切り拓く」を合い言葉に、女性の政治参画を拡大することに力を注ぎ、ともに歩みを進めていくことをここに宣言します。

                              2018 年 7月 8日
            2018 全国フェミニスト議員連盟サマーセミナー in 松本
                                  参加者一同

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▲分科会の一コマ。左から丸山寿子塩尻市議、氣賀澤葉子駒ヶ根市議、米窪麻美さん(LGBT人権活動家)、長岡春奈さん(LGBT人権活動家)

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▲アピールの朗読をする地元信州大学の学生3人。左端に座っている司会は、準備に奔走した田口輝子松本市議会議員

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▲信濃毎日新聞 2018.7.8 (矢澤江美子八潮市議提供)


速報「女性ゼロ議会」長野県川上村訪問記
「候補者男女均等法なんて知らない」(長野県下諏訪)
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【写真上&下:全国フェミニスト議員連盟提供、写真中:三井マリ子撮影】
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by bekokuma321 | 2018-07-11 12:00 | その他

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▲「I 女のしんぶん」(2018年7月10日号)叫ぶ芸術


上は、ベルギー政府肝いりでつくった、女性議員を増やそうポスター。

20年ほど前、ベルギーの女性議員はわずか9%だった。今の日本の衆院における女性率と同じだ。それを変えなくては、と「立候補者リストにおける男女の平等代表制の法律」をつくった。

ベルギーの選挙は比例代表制。有権者は、候補者個人ではなく、政党を選ぶ。選挙に先立って、選挙管理委員会は、それぞれの選挙区の定数以上の候補者名を並べたリストを、政党に提出させる。政党は、このリストをつくる段階で、候補者の3人に1人を女性にしなければならなくなった。守らないと選管から候補者リストを突き返されてしまう。

こうしてベルギーは、現在、第一院における女性議員は38%、世界193カ国中21番目にまであがった。強制力のある法律や、上のポスターのような啓発キャンペーンなどなど、官民あげての力強い運動のたまものだ。

日本の女性議員はいまだに10%、世界で158番目! ベルギーに遅れること20余年、先月「候補者男女均等法」がやっとできた。20余年の遅れを取り戻せるか。
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by bekokuma321 | 2018-07-10 15:29 | ヨーロッパ

「聞いたこともない」「知らなかった」「どんな法律かわからない」

6月25日、長野県の下諏訪で、先月施行されたばかりの「候補者男女均等法」の勉強会があった。冒頭、元下諏訪町議の樽川通子さんが、「残念ながら、これが、わが町の声だ」と紹介した。

「候補者男女均等法」は、選挙の際の候補者をできるだけ男女同数にするよう政党などに求めた法律だ。この5月、国会で成立、施行された。何度もマスコミに載っていたので、よく知られているだろうと思ったが、甘かった。

こんな一般市民の無頓着を知ってか、長野県議会の自民党萩原清幹事長は「国で法律を決めて勝手にやっている話で、我々が望んでいることではない」とバッサリ。国民民主党の下沢順一郎幹事長は「やる気があっても気持だけではむずかしい」と消極的だ。2人の幹部の本音をスクープをしたのは、朝日新聞長野版 2018.5.25

長野県議会には女性議員は5人、わずか9%。市町村議会は10%~15%だ。男性議員だらけの「女性ゼロ議会」は11町村ある。嘆いていても女性議員は増えない。集まった人たちで、法律を読み合わせをして、内容を確認しながら、知恵を出し合った。最後に、長野県会の自民党や国民民主党に対して、法律を守ってほしいというような要望書を出そうと、皆で決めた。

このような会が、日本列島津々浦々で開かれるべきだ。女性たちから開催企画が出たら、行政や政党は必要なサポート(PR代、場所代など)を出すーーこうしたことも法は期待している。

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 ▲長野日報。2018.6.26

長野県の女性ゼロ議会撲滅&女性議員増を求めて(岡田夫佐子)
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by bekokuma321 | 2018-06-30 22:01 | その他