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我が家の今夜の夕食は、ほっけの干物の焼き物。焼きながら、麻生太郎が首相だったとき言ったという「ほっけの煮つけ」思い出した。


先月、その麻生太郎の選挙区、飯塚市と直方市に行った。麻生太郎の顔がそこここにあった。


直方市の交差点には、彼を頂点にして、現職政治家のポスターが並んでいた。なるほど、麻生太郎のようなゴリアテも、選挙区ではこうしてポスター張りをしているんだな、と感慨深かった。


飯塚市には、麻生商事の営むガソリンスタンドがいくつもあり、その看板に、自民党政党支部代表・麻生太郎のポスターが張られていた。市内芳雄町には、巨大な病院があった。遠くからも「麻生 飯塚病院」という表示が見えた。


「麻生 飯塚病院」は、100年の歴史を持ち、医師311人、看護師1038人をかかえ、一日2000人近い患者が訪れるという。病院は株式会社麻生が建てたもので、「麻生グループ」のひとつだ。麻生グループは、病院、介護福祉、学校、セメント会社、スーパーマーケットなど90社を傘下におさめる。


昨年、財務省福田事務次官のセクハラが明らかにされたとき、麻生大臣が放った侮蔑発言に私はのけぞった。だけど、彼の差別暴言は今に始まったことではない。何年も前から何度も繰り返されてきた。どうしてこれほど人をばかにし続ける一男性が衆議院選挙に13回も当選できるのか、不思議だった。


今回、選挙区に行って、彼の当選する"秘訣”をかいま見た。吉田茂を祖父に持つ世襲議員であり、「麻生城下町」の殿様なのだ。小選挙区制である限り彼の落選などありえないだろう。「次は息子が跡を継ぐらしい」と住民の一人が私に言った。日本の選挙は、家業を継ぐためにあるんだな、とふつふつと怒りがわいてきた。


麻生太郎の選挙区、飯塚市も直方市も、「女性ゼロ議会」である。これは決して偶然ではない。それを示すために、Moreに彼のこれまでの差別発言をまとめた。









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by bekokuma321 | 2019-03-01 20:45 | その他

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今春、地方議会選挙がやってくる。候補者男女均等法ができて初めての統一地方選だ。わずか10%しかいない衆議院は知られるようになったが、地方議会も似たり寄ったりだ。なにしろ都道府県議会10%、市区町村12%。全自治体の20%は、男性議員のみの「女性ゼロ議会」だ。


男性に偏った政治は、没福祉に陥る。昨日、ミルク代を買うお金がなくて赤ちゃん殺しに問われた母親のニュースがはいった。没福祉社会の地獄を見る思いだ。「保育園落ちた、日本死ね!」 の母親の叫びも耳から離れない。要介護の老親の世話のために、泣く泣く仕事をやめる人が年間何万人もいる。気の遠くなるほど長い特養入所待ち、まったくもって足りない訪問介護やホームヘルプーーーケアサービスの手薄な社会ではそれしかないのだ。


そのうえ、セクハラ、DV・・・女たちを苦しめる性暴力は後を絶たない。女性記者たちの努力でセクハラ被害はまともに報道されるようになったが、実はセクハラを日本の法律は明快に禁止していない。だから、告発は氷山の一角だろう。どれだけ女たちが悔し涙を流せば、セクハラ禁止法ができるのか。暗澹たる思いだ。


こんなおかしな社会を変えるのは政治だ。女性や社会的に不利な立場にいる人たちの視点にたって発言する人を増やさなくては、変わるはずがない。


そんななか、埼玉県川越市で、「川越市の議員を半数にするために、政治団体『私たちのための市議会をめざそう!!』」が立ち上がったという。朝日新聞埼玉版(2018.12.13)によると、メンバーは50人、代表は山口陽子さん。(追記:東京新聞はWebで読める


きっかけは、川越市役所職員が勇気をふるって自らのセクハラ被害を告発したことだった(写真上)。加害者は8期もの多選をむさぼる新井喜一市議。被害者は30代の女性職員。これを受けて、新井市議は辞職。川越市は全職員にセクハラ被害調査実施を決め、議会は第三者委員会設置と全議員へのハラスメント研修実施を決めた。


行政や議会の動きに次いで、女性市民が動いた。本来なら、加害者の所属する自民党をはじめ、これまでセクハラを見て見ぬふりをしてきたらしき他党が対応をとるべきだろう。しかし、残念ながら政党が動いたという形跡はない。


川越市議会の女性議員はわずか20%だ。クリティカルマス30%には程遠い。クリティカルマスとは、女性の声が影響力を持つようになる最低数のことだ(ロザベス・モス・カンター)。女性議員を川越市に増やして、全国初のセクハラ禁止条例をつくってほしい! 



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【写真 朝日新聞埼玉東部版2018.9.15、 東京新聞2018.11.30  ともに矢澤江美子八潮市議提供】



2019年にあたって選挙制度を考える

女性ゼロ議会、5議会にひとつ

日本の5自治体に1つは「女性ゼロ議会」

狛江市長のセクハラと市長選

福田淳一事務次官は辞職すべきだ




by bekokuma321 | 2019-01-20 20:36 | その他

男性は、女性のそばを通りすがりに、女性に何かを言って口笛を吹いた。彼女はその男性に「黙れ」と言い返した。そこを通りすぎた男性は、戻ってきて、彼女めがけてパンチをくらわした。

フランスはパリでの話。さきほど入ってきた英紙ガーディアンの記事だ。

路上でのセクハラに黙らなかった女性は、22歳の学生。彼女のファイトバックにパリ市長アンヌ・イダルゴはじめ、男女平等担当大臣や議員たちは、ただちに「連帯」を表明した。

すばらしい!

実は、男が彼女にセクハラをした一部始終が、カフェのビデオに録画されていて、カフェの主人が彼女にそのビデオをあげたのだそうだ。それを彼女はすぐフェイスブックにアップして、こう書いた。

「許されない行為です。でも、毎日起きているのです。こうした男性は、路上で、何でもできると思っているのです。つまり彼らは、女性をさげすんだりしてもいいのだと思いこみ、女性に異議を申し立てられることが気にいらないのです」

このフェイスブックは、ものすごい勢いで転送されて、大勢の人の連帯につながったのだという。

女性蔑視や女性への暴力を、女性たちはどれだけ我慢してきただろう。我慢しなければ、さらなる仕返しが待っているから、我慢したほうがめんどうでないから、etc. でも、それではいつまでたっても変わらない。だから女性たちは、ファイトバックすることに決めた、世界のあちこちで。

この記事でうれしいのは、市民だけでなく政治家がすぐに連帯したことだ。政治家の権力は、こういうふうに使うものだ。

'Solidarity!' French politicians praise woman who stood up to harasser
狛江市長のセクハラと市長選
麻生退任とセクハラ禁止規定を求めて抗議
福田淳一事務次官は辞職すべきだ
詩織さんの告発
詩織さんを応援します
女の出番
セクハラ村長退陣後の村長選に女性立候補

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 ▲写真をクリックしてYoutubeで事件をどうぞ
by bekokuma321 | 2018-07-31 22:30 | ヨーロッパ

1889年、狛江市の前身狛江村が誕生した。以来129年間、常にそのトップに君臨したのは男性だった。そろそろ女性にバトンを渡す時ではないか。

6月4日、狛江市の高橋都彦市長(当時)は辞職した。市議会議長に「一身上の都合」と理由を記した辞職願を提出したという。市長欠席のまま、議会は市長の辞職願いを認めた。辞職後に記者に配布された市長の文書にはこうある。

「今回、勇気ある女性職員から実名でのハラスメントの抗議文を受け取り、市政をこれ以上混乱させてはいけないという思いから辞職を決意した次第です。
 相手方がハラスメントと受け止められているのであれば、その行為はハラスメントとなります。これまで私の言動で、ハラスメントと受け止められた職員に対しまして、この場をお借りいたしまして謝罪いたします」

報道によると、市長は一貫して「セクハラと認識できるものはない」「身に覚えがない」などとセクハラ行為を否定してきた。ことここに至っても、セクハラをした事実を認めてはいない。そして辞職するのは、市政を混乱させてはいけないから、だという。つまり、不法行為をしたお咎めのないまま、ボーナスと退職金あわせて約1000万円の公金をちゃっかり懐に入れて、市長は市を去った。

ふつふつとわいてくる憤りを抑えられない。

狛江市もセクハラ防止指針や規則を持っている。本来なら被害者の相談窓口⇒苦情処理委員会⇒加害者を処分、となる。ところが、2014年、市の相談窓口に訴えた女性たちへの加害者・市長は、野放しにされた。

「総務部長から企画財政部長と副市長に伝えられ、加害者側に『副市長からやんわりと言う』」と内部文書に記載されていたそうだ。呆れかえる。こんな環境のもとで、狛江の女性たちは、じりじりと市長を追い詰めてきた。よくぞここまであきらめず闘ってきたと思う。本当にあっぱれだ。

市長によるセクハラ被害を市の相談室に訴え出た女性たちーー

相談内容を公開請求して、”黒塗り公文書”から市長の疑惑を議会で追及した女性議員ーー

セクハラ疑惑解明を求める声明文を市長に手渡した超党派の女性議員6人ーー

満を持して市長のセクハラ行為を実名で訴えた女性職員4人ーー

「加害者は市長」とする組合ニュースを発行し、「組織内の自浄作用はほとんど機能していない」と指摘した職員組合も立派だった。

セクハラーーセクシュアル・ハラスメントーーは、支配する側が支配される側に「このくらいどおってことない」として行う性的脅かしである。卑劣で野蛮な行為だ。下にいる者(多くは女)は吐き気を催すほど嫌でも断りにくい。それをいいことに行為はさらにエスカレートする。被害者は、出口のない苦しみをかかえて、休みがちになったり、退職に追い込まれたり、精神に異常をきたすこともある(三井著『セクハラ110番』集英社)。

セクハラは、働く女性の誇りや自尊心を深く傷つける重大な人権侵害であり、女性から働く意欲を奪う労働権の侵害である。

市長が去って空席となった狛江の市長選に田中とも子さん(下)が立候補した。セクハラ退治をがんばってきた女性議員の一人だ。安心して働き続けられるセクハラのない環境をつくることを、ひっさげて。

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          ▲田中とも子ホームページより

麻生退任とセクハラ禁止規定を求めて抗議
福田淳一事務次官は辞職すべきだ
女の出番
セクハラ村長退陣後の村長選に女性立候補
by bekokuma321 | 2018-07-20 23:57 | その他

内閣総理大臣安倍晋三様/ 財務大臣麻生太郎様/ 女性活躍担当 内閣府特命担当大臣野田聖子様/ 厚生労働大臣加藤勝信様                      2018年5月1日

財務次官のセクシュアル・ハラスメントに対し財務省・政府の対応に強く抗議します

全国フェミニスト議員連盟は、男女平等社会を築くために余りにも少ない女性議員を増やそうと、1992年より活動を続ける市民と議員の団体です。セクシュアル・ハラスメント(以下セクハラ)根絶も活動の一つであり、2014年に行った独自調査によると、多くの女性議員もセクハラ被害を受け、苦しんでいます。

去る4月中旬、財務省福田淳一事務次官(当時、以下同じ)は、女性記者に対して、「抱きしめていい?」「胸触っていい?」などとセクハラ発言を繰り返していたことが報じられました。

同次官は、「言葉遊び」にすり替えてセクハラを否定しました。さらに、彼の任命権者である麻生財務大臣は、「(女性記者は)ネタをもらえるかも、ってついていったんだろ?触られても仕方ないんじゃないの?」などと、彼をかばいました。

(つづきは左下Moreをクリック)

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 ▲朝日新聞 2018.4.19


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by bekokuma321 | 2018-05-08 21:05 | その他

ショッキングなニュースが、スウェーデンから届いた。ノーベル文学賞を選考するスウェーデン・アカデミー初の女性事務局長サラ・ダニウスが、先ごろ辞任した。実は更迭のようだ。

世界に伝播し、女たちからの訴えが堰をきったように流れ出した#MeToo運動。ストックホルム在住のビアネール多美子さんの記事などによると、スウェーデンはとりわけすさまじかったと伝えられているが、それと関連する。

男女平等先進国の、しかもノーベル賞選考機関という権威の塊のようなところでさえ、女性が尊重されていない。男尊女卑の根深さにがくぜんとした。

サラ・ダニウスは、事務局長の座を去ったが、黙ってはいなかった。アカデミーの女性蔑視、なれ合い、身勝手さと闘ってきたことを文書で明らかにしたのだ。彼女の毅然たる表現に、心から敬意を表する。私も見習いたい。

「スウェーデン・アカデミーは、女性を貶める古臭い力関係や言葉に対してはっきり対峙する力であるべきだ」

「倫理は、最上壇に置かれるべきであり、ものごとを決める際、対立や守秘義務に関しては厳格なルールに従うべきである。犯罪や窃盗行為は起訴されるべきであり、法的執行機関に報告されるべきものである」

「相続したものを守るために傲慢になってはいけないし、広い世界から距離を置いてはならない」

「党派的傾向は、現代には不要である」

「伝統がすべて保存に値するわけではない」

ことの発端は、アカデミーのメンバーである作家Katarina Frostensonの夫が、セクハラを繰りかえしていたと、女性18人が#MeToo運動で告発したことだ。アカデミーは、セクハラ疑惑男性の妻の留任を決めた。ところが、別のメンバー3人が、抗議の辞職に至った。こうした対応をめぐって、アカデミーに批判が寄せられていたのだという。

辞職した事務局長サラ・ダニウスのトレードマークは、ボータイブラウス。彼女の無念の辞職後、何人もの女性たちが(数人の男性も)ボータイブラウスをまとって、サラ・ダニウスへの支持を表明している。なんとも後味の悪い事件だが、女性同士の連帯の強さに、救いを感じた。


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 ▲2018年2月10日号のI女のしんぶんに報道された、スウェーデンの#MeToo運動。ビアネール多美子さんによる記事

'Not all traditions are worth preserving': ousted Swedish Academy head Sara Danius
Swedish Academy's first female head ousted after #MeToo scandal
De visar sitt stöd för Sara Danius med knytblus
セクハラやめろ!(スウェーデン)
セックス同意法(スウェーデン)
ノルウェー労働組合員736人、組織内のセクハラ文化を抗議 「恥と罪の意識を返却します」 #MeToo
ブルントラント元首相 セクハラ被害を語る
by bekokuma321 | 2018-04-17 21:13 | 北欧

財務省福田淳一事務次官は、女性の記者に対してセクシャルハラスメントを繰返していたことがメディアで報じられた。

週刊新潮編集部が公開した録音テープによると、彼が二言目には、卑劣で卑猥で野蛮な言葉を使っては女性記者に言いよっている。被害者が断っても、まったく無視。またしつこく「胸触っていい?」「手しばっていい?」などと繰りかえす。

聞いてるだけで、鳥肌がたつ。こんな男性を相手に仕事をしなければならない環境に置かれた女性記者の辛さ。想像を絶する。

福田淳一事務次官は、財務省で働く人たち約7万人余りのトップに君臨する。支配構造の頂点にいる人間が、立場の弱い人間相手に、「これくらいどおってことない」とたかをくくっては性的言動を繰り返す。これはセクハラの典型だ。

本来なら、こんな事態に至るまで注意を怠った側である麻生財務大臣の責任を明らかにするべきだ。ところが、こんな報道があった後にあっても、麻生財務大臣は、自分の部下である福田淳一事務次官のセクハラ言動を調査もせず、処分もしないと言っているらしい。

こうした加害者を罰しない職場環境が、さらなるセクハラ被害を生む。怒髪天をつく思いだ。

私もセクハラを受けた経験があるが、セクハラは、働く女性の誇りや自尊心を深く傷つける重大な人権侵害であり、女性から働く意欲を奪う労働権の侵害である。確信を持って言える。

私が議員時代、同じ会派の男性議員は私にセクハラを繰り返した。大勢の幹部職員がいる常任委員会の席上でも卑劣な言葉を投げつけられた。ある時は、議会の廊下で身体を触られた。

しかし私の受けた嫌がらせは、私の手元に寄せられた膨大なセクシュアルハラスメントの事例に比べると些細なものだった。たとえば、大学教授から言い寄られて断ったとたんに職場を配転させられた非常勤職員、女性がたった一人の電気工事会社で日常的にわいせつな話を聞かされて我慢の限界を超えたので抗議したら即解雇された社員、仕事の打ち上げで飲み会に行って気分が悪くなったままホテルに連れ込まれ強姦されたあげく解雇された社員……。

あれから4半世紀。「女性活躍」などという空疎な言葉が日本に舞っている。女性に本当に活躍してほしいなら、働く女性の誇りや自尊心を傷つける人権侵害であり、女性の労働意欲を阻害する最大の要因のひとつ「セクシャルハラスメント」を根絶することだ。そう、福田事務次官はただちに公職を辞すべきだ。同時にその指導監督責任を怠った麻生大臣も、辞任すべきだ。

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   財務省ホームページ

【財務省のホーム―ページから財務省に意見を寄せられるので、上記をですます調にして送信した。財務省へ意見・要望を送るにはこちら
by bekokuma321 | 2018-04-13 17:06 | その他

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ハリウッドの大物プロデューサー、ワインスタインの性暴力が「ニューヨーカー」と「ニューヨーク・タイムズ」に暴露されたのは、2017年10月だった。

すると堰を切ったように「私も」「私も」と女たちの告発が続いた。ツイッターによる「#Me Too(私も)」は世界中に広がり、今も止まない。

中でも、スウェーデンのそれは怒涛の勢いだ。映画・演劇界では、オスカー受賞者アリシア・ヴィキャンデルを含む653人。オペラ界では世界的ソプラノのニーナ・シュテンメを含む690人。司法界では女性弁護士が、「セクハラ容認文化を根絶しよう」という署名運動をし、あっという間に6000人に達した。

「なんで男女平等の国スウェーデンで?」と聞かれるが、「男女平等の国だからこそ」ではないか。

それに対して、見よ、この日本社会の静けさ。詩織さん事件への日本政府の無関心は、いったいなんなんだ! せめて、女性議員だけでも、雇用機会均等法のセクハラ規定を、努力義務から罰則つきの強行規定にするよう国会でガンガンやるべきだ。

上のポスターは、スウェーデンで、20年前、セクハラ防止キャンペーンのために作られた。ポスター下欄に書かれた若い女の子たちへの呼びかけが、胸打つ。上の画像では見えにくいので、「I 女のしんぶん」の「叫ぶ芸術 ポスターに見る世界の女たち」をどうぞ。


【スウェーデンと並ぶ男女平等の国ノルウェーでも、#MeToo運動の勢いはやまない。関連ニュースの英語サイトはこちら】
#MeToo: Over 100 known complaints at Norwegian colleges and universities
#MeToo continues in Norway with reports of council, Progress Party cases
#MeToo: Norway harassment whistleblowers criticise media over treatment
178 people in Norway's media industry experienced sexual harassment: report
by bekokuma321 | 2018-02-18 17:44 | 北欧

「セックスは自発的であるべきです。もしも自発的でないならば、違法です」
「相手が望んでいるかいないか、はっきりしないなら、セックスをしないことです」
「私たちは、社会の考え方、価値観を変えたいのです」

こう述べたのは、スウェーデンの首相スティファン・ロベーンだ。

12月18日(月)、記者会見で、首相、副首相、法務大臣3人が居並んで、新しく「セックス同意法」を国会に提案すると表明した。政府は「被害者の利益を大事にする」姿勢を強調した。

アメリカの、有名映画プロデュ―サーによる性暴力被害者の告発に始まった「私も運動(#MeToo)」。北欧では大きなうねりとなった。

ノルウェーでは、1001人以上のアーティストが、被害を公にした。さらに、メディアに働く人たちの大がかりな性暴力調査が行われて、178 人が「セクハラを受けた」ことがわかった。

スウェーデンは、政府が率先して制度改革に歩を進めた。しかもやることが早い。さすが「私たちはフェミニスト政府です」と宣言しただけのことはある。

c0166264_1453454.jpg さて、日本はどうだ。

東京都議会議員だった私は、セクハラという言葉さえ定着してなかった頃、日本で初めて東京都にセクハラの公的相談窓口をつくらせた。それまで、相談項目の「その他」に混じって、見えなかったセクハラが、単独で受け付けられるようになった。セクハラの内容や件数を明らかにすることができた。日本で初めてのことだった。

その背後には、アメリカの最高裁判事候補のセクハラ疑惑が世界的ニュースになっていたこと、女性団体がセクハラに悩む都民女性の調査をして結果を公表したこと。それに加え、議員だった私自身が東京都議会の委員会室で、都庁の廊下で、都議会議員控え室で、性的嫌がらせにあって悔しい思いを募らせていたからだ。

あれから4半世紀、日本の法律は、いまだセクハラを禁止していない。


Swedish PM Backs New Sexual Consent Law
178 people in Norway’s media industry experienced sexual harassment: report
1,001 Norwegian artists denounce sexual harassment
Vil undersøke sex-trakassering i norsk mediebransje
6,000 female lawyers are calling out sexual abuse in the Swedish legal industry – and it’s just the tip of the iceberg
ノルウェー労働組合員736人、組織内のセクハラ文化を抗議 「恥と罪の意識を返却します」 #MeToo
ブルントラント元首相 セクハラ被害を語る
ノルウェーDV予算をめぐる攻防
4月6日 営業ウーマンの逆襲

【写真:「セクハラ110番」(三井マリ子著 集英社 1994)表紙】
by bekokuma321 | 2017-12-19 02:33 | 北欧

徳島県藍住町の健康推進課長ら2人の男性が、町の女性職員にセクハラをして、4月7日、処分を受けていたという報道が飛びこんできた。女性職員が提訴を決意したから、男性たちの非道な行いが知られることになったようだ。

徳島新聞によると、男性上司らは「女性に性的関係を迫ったり、手などを握ったりした」。女性職員は、損害賠償を求めて徳島地裁に提訴するという。「訴状によると、女性は2010年、同ステーションに配属された。2013年ごろから、性的な内容のメールを送られるなど複数の同僚からセクハラを受けるようになった。しかし、被害を町側に訴えても、しかるべき対応は取られなかったと主張している」

職場の女性を同僚と見ないで、性的対象と見る下劣な男性がまだいる。セクハラは女性の尊厳を奪い、働く意欲をそぐ行為であり、労働権の侵害だ。

藍住町といえば、町民が選んだ唯一の女性議員西岡恵子さんが、「電気水道の使用量が少ないので町内に生活実態がない」などという変な理屈で、町議会から議員職を奪われた。許せなかった西岡さんは、徳島地裁に町を提訴。本年6月、町の変な理屈は最高裁によって門前払いにされた。西岡さんの完全勝利だった。

この最高裁の決定は、苦しい闘いを続けてきた西岡さんに大きな喜びを与えただけでなく、数の力を背景にした横暴な言動に苦しむ日本中の少数派にとっても大きな励ましとなるものだ。セクハラを受けた女性職員が男性上司を相手に提訴を決意した背景には、西岡さんの最高裁勝利があるのではないか。

「西岡さんの裁判がもたらしたものを未来につなげたい」と、報告会が8月6日午後2時、徳島市阿波観光ホテルで企画されている。大勢の参加を得て、議会や行政における女性への暴力一掃にむすびつけるため、知恵をしぼろう。ぜひご参加ください。

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         このチラシをダウンロードできます(pdf)

藍住町職員がセクハラ 町、上司ら2人懲戒処分 (徳島新聞2017/7/19 10:01)
西岡さん最高裁勝訴おめでとう!
西岡議員、勝訴
by bekokuma321 | 2017-07-20 02:32 | その他