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ノルウェー放射線防護局NRPAは、福島原発の現状、とくに放射能汚染の影響
について、刻々と変化する情報を伝えている。

4月4日付で、「福島原発の現状は依然として深刻であり解決の見通しはない」
と警告。しかし、「福島原発事故によるノルウェー人ならびにノルウエー環境
への影響はないだろう。検査の結果I-131(ヨウ素131)が発見されたものの、
今のところチェルノブイリ事故の1000分の1程度である」と明記している。

ノルウェーは、チェルノブイリ原発事故の被害がいまだに消えていない。
ノルウェー放射線防護局NRPAは、放射能汚染による被害を未然に防止する
ための調査研究広報をしている組織。


ノルウェー放射線防護局NRPA
http://www.nrpa.no/
# by bekokuma321 | 2011-04-05 12:15 | 紛争・大災害

「クオータは、自主的にやってもらおうとしてもうまくいきません」。

こう断言するのは、ノルウェーの行政・改革・教会省大臣リグモー・アースルッドだ。アースルッド大臣は、ノルウェー経済界の男女平等推進をめざして、企業に対して自主的に女性取締役を増やすように促したが、5%から6%に増えただけだった。自主的クオータはうまくいかなかったと語った。

その後、ノルウェーは会社法を改正して、クオータ制の実行を制度化した。実際の経験と実績を踏まえての発言は説得力がある。

この発言は、EUobserverで報道された。それをeuropean women’s lobbyが世界の女性団体や女性記者に流した。european women’s lobbyは、EU政策に女性の視点を入れるために組織された民間団体。

3月24日、欧州議会で同大臣は、クオータの先進国として、企業の取締役の40%クオータについて演説した。彼女の演説は、FEM-NEWSによる要訳(↓の関連日本語記事)を参照。

Voluntary female quotas do not work, Norway says


関連日本語記事
■欧州議会で、クオータ制の有効性披露される
http://frihet.exblog.jp/16117682/
■ノルウェー世界初の民間企業クオータ制 
http://frihet.exblog.jp/10438007/
■ノルウェーで女性重役旋風
http://frihet.exblog.jp/9805498/
# by bekokuma321 | 2011-04-03 16:10 | ヨーロッパ

全国フェミニスト議員連盟会員、郡山市議会議員の蛇石郁子さんから、届きました。福島県知事に対して女性の人権を見つめた避難所対策について要望書を出しました。


■福島県災害対策本部 御中                   2011年4月2日 

佐藤 雄平 福島県知事 様

郡山市議会議員 蛇石郁子
963-8846 郡山市久留米4-110-5
TEL:024-945-7096 

大地震と原発大事故被災者支援と復旧対策に従事されるみなさまのご苦労に心より敬意を表します。

避難所生活も3週間を迎え、被災者のみなさま方には、疲労も大変蓄積していることと案じております。

各避難所では、女性が、医療・衛生・プライバシーの保護も含め、人権に配慮した生活がおくれるように格段のご配慮をお願いいたします。


1、女性専用の居場所を設けること

2、女性専用の温泉宿泊所等を用意すること

3、各避難所に女性相談窓口を設置すること

4、女性支援NPO等と連携協力すること


「レイプクライスネットワークの緊急アピール」を添付いたします。

避難者支援にさらに善処されるようお願いいたします。

(レイプクライスネットワークの緊急アピールは、下記Moreをクリック)

More
# by bekokuma321 | 2011-04-03 10:32 | 紛争・大災害

世界初の同性婚から10年

4月1日(金)、オランダで、ヘレン・ファースンとアンナマリ・ザスが結婚してから10周年を迎える。世界で初めての同性結婚だった。

アンナマリ・ザスが言う。

「私たちは、政治のためではなく愛情から結婚しました。もちろん、歴史的な瞬間だったとわかっていました」

「誰にも自然にそなわっている権利が剥奪されることは、恐るべきことなのだとわかってもらいたいと思っています。異性同士なら、愛する人が見つかった時、ラッキーと思うだけで、その人との結婚が許されるか許されないかなど考えもしません」

オランダは、世界で初めて同性同士が結婚する権利を法的に認めた国だ。その後、ベルギー、スペイン、カナダ、南アフリカ、ノルウェーと続く。

ノルウェー統計局によると、昨年、ノルウェーでは264組の同性結婚があった。全結婚の1%。264組のうち、女性カップル167、男性カップル97だという。

日本の法律は、まだ認めていない。そのため、遺産相続はもちろん、愛するパートナーが病気などで入院したとき、家族とみなされないため、立ち会えなかったり、保護・介護者となるときに特別な手続きが必要だったりと、不利な事態が続いている。

先週、ジュネーブの国連人権審議会で「同性愛に対する差別撤廃宣言」に85カ国が賛成の署名をし、成立した。


http://www.news.com.au/world/worlds-first-legally-wed-lesbian-couple-celebrates-their-10th-wedding-anniversary/story-e6frfkyi-1226030866529#ixzz1IPdxqlrw
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/1253754.stm
http://www.nrk.no/kultur-og-underholdning/1.7573153
http://outspokennyc.com/shoutout/over-85-nations-signed-u-n-human-rights-council-to-fight-global-discrimination


■関連記事
ノルウェー新婚姻法http://frihet.exblog.jp/10573646/
ノルウェー新婚姻法 追記http://frihet.exblog.jp/10603088/
# by bekokuma321 | 2011-04-03 09:16 | その他

遠藤未来さんは、南三陸町・町危機管理職員。彼女は、危機管理職員という職務を命がけでやりとげた。

「東日本大震災:「早く逃げて」命かけた防災無線…南三陸」毎日新聞 2011年3月13日 22時30分の記事より引用。

■東日本大震災の発生から3日目の13日、明らかになりつつある被害状況は拡大の一途をたどり、死者が1万人単位に及ぶとの見方も出てきた。難航する救出作業、あふれる避難所、行き届かない食料や物資。福島第1原発1号機の爆発事故で、新たに約8万人の住民が避難を余儀なくされ、想像を絶する巨大地震に襲われた被災地は、大きな不安や疲労に包まれた夜を迎えた。

「早く逃げてください」--。街全体が津波にのみ込まれ約1万7000人の人口のうち、約1万人の安否が分からなくなっている宮城県南三陸町は、町役場が跡形もなくなるなど壊滅した。多くの町職員や警察官、消防職員が行方不明となったが、その中に津波に襲われるまで防災無線放送で住民に避難を呼びかけた女性職員がいた。

「娘は最後まで声を振り絞ったと思う」。同町の遠藤美恵子さん(53)は、避難先の県志津川高校で涙を浮かべた。娘の未希(みき)さん(25)は町危機管理課職員。地震後も役場別館の防災対策庁舎(3階建て)に残り、無線放送を続けた。

(後略)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110314k0000m040103000c.html
# by bekokuma321 | 2011-04-01 07:21 | 紛争・大災害