c0166264_1543163.jpg昭和シェル石油女性差別賃金訴訟で最高裁は原告・被告双方の上告を棄却した。それによって、高裁判決が確定した。

「昭和シェル石油は女性差別をした。原告の野崎光枝さん(写真)に損害賠償2051万円を支払え」という命令だった。

女性差別で労基法違反とされた大会社が2000万円以上の賠償を一人の女性に支払うーーー現在の日本の司法では朗報かもしれない。

だが、しかし、これは1審判決から大きく後退し、女性差別を認めた内容で、野崎さんにとっては「認め難い」結末となった。

詳しくはインターネット新聞
http://janjan.voicejapan.org/business/0902/0902076992/1.php

FEM-NEWS記事は
http://frihet.exblog.jp/10825569/
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# by bekokuma321 | 2009-02-09 21:08

c0166264_2044498.jpg 
2009年1月末から2月初めに大阪豊中市のすてっぷで、「女たちの映像祭・大阪」が開催されました。その紹介記事が、さまざまなメディアに掲載されています。

女性たちのエネルギーがパンパンとはじけ飛んでいます。2002年に関西の女たちが中心となって第1回を企画実行し、2年に1回続けてきました。今年で4回目。


■サンケイ新聞は、映像祭を企画してきたスタッフの岸野令子さんの寄稿文2回シリーズ
1)独自の視点で作品選考
http://sisterwave.exblog.jp/9259646/
2)少数派の声を大切に
http://sisterwave.exblog.jp/9264113/

■大阪民主新報 1月25日 「スポットライト」欄 
http://sisterwave.exblog.jp/9260111/

■大阪民主新報 1月25日 「なにわ人物往来」
「世界各地の女性監督作品見に来て」と、優しく呼びかける岡橋時子さんの顔写真入り記事
http://sisterwave.exblog.jp/9260150/

■インターネット新聞
「政府こそ虐殺者」……コロンビアの実態など、女性の視線で「激写」  さとうしゅういち記者
http://janjan.voicejapan.org/culture/0902/0902036753/1.php

■FEM-NEWS記事
http://frihet.exblog.jp/10664077/


●●●女たちの映像祭への連絡はこちらのホームページからどうぞ●●
http://sister-waves.fem.jp/top_j.html
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# by bekokuma321 | 2009-02-09 20:33 | アジア・アフリカ

1月22日、最高裁判所は、昭和シェル石油女性差別賃金訴訟の原告・被告双方の上告を棄却した。

これで、高裁の判決が確定となった。昭和シェル石油は、労基法違反(女性差別)の賠償として、野崎光枝さんに2051万円を支払うよう命じられた。

日本の司法が、女性差別をしたことで、会社側に2000万円以上の賠償金を命じたのである。日本の女性の現状からすると、よかったのではないかと思った。

でも原告の野崎さんは、どのように思っているのだろうか。15年間の法廷闘争を終えた野崎さんに聞いてみた。彼女は開口一番、「これは、私が絶対認めがたい女性差別判決だと思った高裁判決にもどることです。とても怒ってます」と言った。

野崎さんは、1994年に、女性だからという理由で昇格と賃金を低く評価されたとして、会社を東京地裁に提訴した。2003年、地裁は「女性であることだけを理由に差別的な取り扱いをした」として、会社側に4536万円の支払いを命じた。 「職能資格制度に隠れた女性差別を初認定した画期的判決」と中島通子弁護士などの弁護団は言っていた。40年間、差別ではないかと内心思いつつも、まじめに勤務を続けてきた野崎さん苦労が報われる結果だった。

しかし、会社は控訴。高裁では、賠償額が2000万円ほどに減額されてしまった。そして双方が最高裁に上告し、2009年1月に棄却となったのである。その結果、野崎さんが望んだようにはならなかった。どれだけ悔しかっただろう。女が男と同じように、いやそれ以上に働いても、女だからという理由で安くていいんだとされる。そんな女性差別を認めさせるために、15年という年月をかけて法廷で闘わなければならないのは、あまりにむごい。その15年かけた結末が、「まったく不充分」なのだ。怒りがとまらないのもわかる。

野崎さんは、「闘いはこれからです」としっかりと言った。すごい。
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# by bekokuma321 | 2009-02-08 01:17 | アジア・アフリカ

ノルウェー警察コミッショナーのインゲリン・キレングリーンIngelin Killengreen は、警察官がイスラムのヘッドスカーフ(ヒジャブ)を身に着けることを認可すると発表した。http://www.norwaypost.no/content/view/21586/1/

理由は、ノルウェー移民には宗教的理由からヘッドスカーフ(ヒジャブ)を身に着ける風習の女性がおり、ヘッドスカーフ(ヒジャブ)を禁止すると、その女性たちから警察官という職業への参加の機会を奪うことになる、というものだ。

思い出すのは、フランスの事情だ。フランスでは、数年前、公立学校でイスラム教徒の女子生徒がへジャブ(スカーフ)の着用を禁じた。政教分離と教育の宗教的中立性を旨とする、フランスの原則と反するから、という理由だと報じられていた。しかし長年、同法に反対する人たちがデモをしたりなど社会問題となっていた。

私は、ノルウェー警察庁の姿勢のほうが、多様性を認める現代にふさわしい、と思う。ちなみに、
インゲリン・キレングリーンIngelin Killengreenは、1994年、同国初の女性の警察庁長官に就任した女性で、警察や国の安全などへの女性の参画を積極的に推進した人物。

また報道によれば、イギリスでも、今年から警察官のヘッドスカーフ(ヒジャブ)が認められたという。写真を見たら、スカーフの上から警察帽をかぶっていた。

http://www.earthtimes.org/articles/show/254204,norwegian-police-officers-to-be-allowed-to-wear-the-hijab.html
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4742869.stm
http://www.thisisleicestershire.co.uk/news/Police-adopt-uniform-hijab/article-660197-detail/article.html

ノルウェーのヒジャブに関する日本語の記事はhttp://frihet.exblog.jp/9362672/
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# by bekokuma321 | 2009-02-06 01:15 | ノルウェー

前回、嬰児を殺害した高校生について書いた。そして、学校教育を批判した。http://frihet.exblog.jp/10784932/

今回は、なぜ、生徒たちに性に関する必要不可欠な情報が届いていないかの根っこを探ってみる。

今、中学高校の性教育がズタズタにされている。思春期の子どもたちに、性のこと、避妊のこと、出産のことを科学的に教えてきた良心的な先生たちは、絶望的なためいきをついて、私にこう言った。「教えなくてはいけないという教育者としての使命感が、上からの圧力で粉々に打ち砕かれているのです」(大阪府の中学保健体育教員)。

その背後に、国会議員や地方議員を巻き込んだ、男女平等や性の自立を進める流れに反対する反動的な動きがある。バックラッシュBacklashと呼ばれる動きだ。

行政や教育委員会幹部は、声の大きな議員の意見に、なびいたり、屈したり、いや、そういう議員の声を先取りしたりするから、教育現場はたまったものではない。性教育や男女平等教育の質が落ち、量が激減していくのである。

こうしたバックラッシュの動きで、よく知られているのは、現自民党参議院議員の山谷えり子議員の議会や報道における発言である。2002年、彼女が民主党議員だったとき、中高生のために作られた冊子『思春期のためのラブ&ボディBOOK』を激しく批判した。この冊子は、自分が自分の人生の主人公になるために、避妊について教えている副読本だ。

山谷議員を「私は以前から知っていて仲良しだ」と書く円より子議員にしても、「全体として、『性や結婚、家族の多様性を教えることが、売春や援助交際に至ることもある。性の自立が妊娠中絶にまでいくかも』といった論調だ」と、山谷議員の国会発言に批判的だ。
http://www.madoka-yoriko.jp/
http://www.yamatani-eriko.com/press/index.html

与党政治家の議会発言を、“天の声”と仰ぐ教育行政幹部がいる現在、現場の性教育は、効果的で魅力的な内容であればあるほど、上から圧力がかかることになるのである。

日本におけるバックラッシュの動きについては、以下の記載が参考になる。裁判所に提出された書面から転載する(「館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会」HPより)

【性教育に関しては、性行動の低年齢化や性感染症の急増など、不測の事態に備えるため、国や自治体が性教育の必要性を認めて取り組んできた。また、民間団体や教育団体なども、女性の人権を損なう性の商品化情報が氾濫している事態を憂慮し、自立と共生に根ざした科学的に正しい知識の必要性から性教育の研究と普及に務めてきた。

ところが、ある保守団体は、女性組織とも組んで大々的なジェンダーフリー・性教育バッシングを展開した。その手口は、女性の国会議員を主唱者とし、その一部始終を産経新聞など一般紙はもとより、日本会議系の刊行物で広く報道するというところにあった。

一例をあげると、2001年から配布されていた中学生向けの性教育ハンドブック「思春期のためのラブ&ボディBOOK」(厚生労働省所轄の財団法人母子衛生研究会作成)に関して、2002年5月衆議院文教委員会で、山谷えり子議員(日本会議推薦)は、「セックスをあおっている」「ピルをすすめている」などの質問をして槍玉にあげた。これが導火線になって、性教育の行き過ぎ、過激などとしてバッシングが激化し、最終的にハンドブックは回収され絶版に追い込まれる騒ぎも起った。】
http://fightback.fem.jp/05_9_27jynbisyomen.pdf


【2002(平成14)年5 月、中学生向けの性教育の冊子『思春期のためのラブ&ボディBOOK』について、国会で山谷えり子衆議院議員は、「セックスをあおっている」と、性教育への不当な批判を行った。

これに関して産経新聞は、“中学生にピルのおすすめ!?”というタイトルで厚生労働省の見解に真っ向から対立する記事を書いて教育現場を批判。これに連動するように、「三重県のいのちを尊重する会」が三重県教育委員会に上記冊子の使用中止を申し入れ、各地でも同様の批判陳情が続出した。

冊子『思春期のためのラブ&ボディBOOK』は、厚生労働省の提言をもとに、財団法人母子衛生研究会が作成したものである。当冊子は、こうした不当な圧力にあって、結局、絶版、回収される事態になった。

この件は、学校においてなされていた科学的な性教育を、ゆきすぎ、過激という修辞をつけて、排斥・排除していく全国的動きの導火線となったものである。2003(平成15)年には、新潟県の小学校長が「男女混合名簿は共産主義思想に基づいている」として、男女別名簿に変更した。鹿児島県議会では、「ジェンダーフリー教育」への反対の陳情を採択している(甲41~43)。また香川県議会では、「一部の教育現場などにおいて、男女共同参画に名を借りて、男女の区別や役割を機械的・画一的に解消・排除しようとするとり組みがあり、これは長年つちかわれてきた良識的な価値観や伝統文化の破壊につながる」とした決議を採択している(2005(平成17)年12月)。

2005(平成17)年には、自民党が「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」を結成、又、中山文部科学大臣がジェンダーフリー教育批判を行っている。】
http://fightback.fem.jp/saisyu_jynbisyomen_new.pdf
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# by bekokuma321 | 2009-02-05 13:56 | アジア・アフリカ