ノルウェー政府は、コンゴの内戦の被害、とりわけ同国東部において性的被害や暴力を受けた女性たちへの救済のため、100万ドル(NOK 5.8 million)を拠出することに決定した。

これで、強姦・暴行被害者、妊娠・出産をひかえた女性たちに対して必要な、待ったなしの支援が前に進むだろうと考えられる。支援の受け皿は、オスロに拠点がある民間の財団法人Christian Relief Network (CRN)だと報道されている。

ノルウェー政府の海外援助政策に貫かれたジェンダーの視点、その迅速な対応に敬意を表したい。

BBCによると、2ヶ月前紛争が再燃し、約25万人が難民となっているという。国連事務総長が、「threatening situation」と言及して停戦を呼びかけ、またイギリスやフランス政府も緊急支援策を決定し、国境を越えたコンゴ援助が動き出している。

http://www.aftenposten.no/english/local/article2745313.ece
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/africa/7704628.stm

■コンゴにおける強姦被害については
http://frihet.exblog.jp/9973317/

■Christian Relief Network については
http://www.crn.no/
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# by bekokuma321 | 2008-11-02 14:36 | ノルウェー

『アフテンポステン』によると、ノルウェーは、年金の不正受給に厳罰を課しており、一般には1万米ドル(100万円)をごまかすと刑務所に入れられる。しかし、議員に対しては甘いといわれている。

ノルウェーの場合、一般国民は、40年以上勤務した上、67歳にならないと受給資格を得られない。一方、国会議員の場合、若くして12年間議員職にあった場合、40代、50代でも年金がもらえる。こうした国会議員と国民の年金格差は、政治家に対する不信を招いている。

さらに、国会議員の年金不正受給問題が浮上。WHO事務局長、労働党党首、首相を歴任したグロ・ハーレム・ブルントラントは、他から収入があったことから、受給資格がない年金を受給していたといわれている。会計検査院は、他にも、そうそうたる顔ぶれの元国会議員たちが、年金の減額につながることになるはずの収入を公正に申請していなかったと発表している。

国民の不信を払拭するため、トービヨン・ヤーグラン議長、年金の不正受給に対する調査に乗り出し、場合によっては、国会議員たちは、不正に受給していた年金を返金することになる。また、国会議員の年金そのものにも大鉈を入れる予定だという。

ノルウェーは政府の年金を海外の会社に投資し利益を得ているが、それには厳しい倫理規定がある。たとえば、数年前、ノルウェーは、女性差別で提訴されたアメリカのウォルマートへの投資から撤退した。理由は、「人権と労働権の重大にして組織的な侵害」しているからだった。

今回の、国会議員の年金不正受給問題は、こうしたノルウェー政府の公正さに汚点となった。ちなみに、ノルウェーの国会議員年収は約1300万円(654000クローネ)で、12年間在職だと、66%、つまり850万円が年金となる。

日本の場合、国会議員の年収は3400万円(これは他国と比べてもダントツではないか)。在職10年で412万円の年金となり、1年在職が増えるごとに82,000円増。受給は65歳から。年金額ではノルウェーに及ばないにしても、日本の議員の優遇のされかたは飛びぬけている。これで年収200万円にも満たない多くの女性労働者たち、貧しい若者たちの苦悩がわかるのだろうか。

http://www.aftenposten.no/english/local/article2625856.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article2620547.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article2618161.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article2623349.ece
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_08041804.cfm
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# by bekokuma321 | 2008-11-02 01:27 | ノルウェー

今、私の左腕で、ベネチア女性センターがつくった時計が時をきざんでいます。文字盤のデザインは、ゴンドラに人魚です。

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この時計をプレゼントしてくれたローマの友人は、ベネチア女性センターアドバイザー。時計のいわれを教えてくれました。

ベネチアの女性たちは、女性運動がさかんだった6、70年代、空いている建物を女性の駆け込み寺に占拠したりはしませんでした。当時、ローマはもちろん、ヨーロッパ各地で、女性たちは空き建物を占拠し、そこに住みこんだりしました。違法をものともせず…。では、ベネチア市には女性センターはないのか。実は、1980年代はじめ、ベネチア市が自ら、女性のための場所、女性センターを女性たちに提供しました。

ベネチア女性センターは女性が駆け込んだり、集まれる場所というだけでなく、特別な企画が生まれる場です。劇、映画、ショー、討論、訓練コースなどなど。また、センターの図書館はベネチア市の女性運動の記録を発掘、保存する場です。

ベネチア女性センターは、女性文化の発展に大きく貢献してきました。今、最も重要な事業は、暴力を受けるなど困難な状況に置かれている女性たちに、法的、心理的、社会的サポートをつづけることです。最近では、男女を問わずベネチア市民の生活に、ベネチア市がもっと近くなるため、さまざまな活動をしています。

そのひとつが、ベネチア名物ゴンドラによるレガッタ(舟こぎ競争)への女性の参加を促進することです。

ベネチアのレガッタは、毎年9月初めに開かれるこのベネチアの一大行事です。13世紀に起源をもつこの歴史的ゴンドラ競技に、女性が参加したのは15世紀になってからだそうです。その後、女性のレガッタは、長年、とだえてしまいます。禁止されたのかどうかなど詳細は不明です。19世紀にはいって、ベネチア共和国時代を呼び起こすかのように、往年の衣装を身に着けた舟による壮大なイベントが再開。でも、女性のこぎ手は参加できませんでした。

しかし、ゴンドラに野菜や果物を積んで運搬してきたのは女性たちです。なんで女性のレガッタがないのか! 

というわけで、女性運動が盛んだった1977年から、装いもあらたに女性のレガッタが登場しました。

現在、ベネチアのゴンドラ競技には4つの方式があり、そにひとつが"mascarete"と呼ばれる女性のレガッタです。ベネチア女性センターは、この"mascarete"を後援しています。その関連グッズがこの時計、というわけです。

レガッタの日は、朝から舟で出かけたり、湾岸の眺めのいい場所をとって、ワインを飲みながら、レガッタ競争のスタートを待ちます。そして、ひいきのゴンドラが近づいたら、ワンワと応援しまくるのだそうです。世界の観光客を魅了するゴンドラ漕ぎとは違う、イタリア国民の楽しむゴンドラ漕ぎです。

女性を排除してきた長い伝統的イベントを女性にも開かれたものにするーーどれだけ長く苦しい闘いをしなければならないことか。たとえば日本の相撲は、女性なら知事であっても土俵に上がって賞を上げることをまだ日本相撲協会は許してません。奈良県の大峰山は「1300年の伝統だ」とか言って、まだ女人禁制です。

進歩の時を刻むベネチアにそのヒントがありそうです。

http://www.comune.venezia.it/flex/cm/pages/ServeBLOB.php/L/IT/IDPagina/135

ベネチア女性センター
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# by bekokuma321 | 2008-10-27 20:48 | ヨーロッパ

世界の経済危機

アフテンポステン紙によれば、ノルウェー人の多くは、世界同時経済危機であっても、銀行への信用を維持している。

花屋を開店したばかりの27歳の女性は、「経済危機になって、消費に慎重になることはいいことではないか。これまで買う必要のないものまで買っていたのですから」とポジティブな意見を述べている。

http://www.aftenposten.no/english/local/article2729255.ece
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# by bekokuma321 | 2008-10-25 13:22 | ノルウェー

リオの市長

ブラジルのリオデジャネイロ市市長選はおもしろそうだ。ガーディアン紙によれば、当選確実されているFernando Gabeira さんは、急進的な革命家。60年代に、軍事政権を牛耳っているアメリカ政府に抗議し、ブラジル駐在アメリカ大使を誘拐した前歴を持つ。

彼は、犯罪の温床となっている警察がらみの暴力の根絶を公約している。その一方、マリファナの合法化、同性同士の結婚、性産業に従事する人たち(売買春婦)の安全を保障するための法改正に賛成を表明している。

http://www.guardian.co.uk/world/2008/oct/25/fernando-gabeira-rio-de-janeiro
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# by bekokuma321 | 2008-10-25 12:05 | 中南米