AP通信によると、ノーベル平和賞受賞者アウン・サン・スー・チーの2回目の公判は、6月1日だったが、26日に延期された。

アウン・サン・スー・チーは、5月14日、勝手に忍び込んできたアメリカ人男性と接触したという理由で拘置されていた。最初の法廷では、彼女側の証人申請がすべて却下されている。ビルマの法によると、有罪が決まればアウン・サン・スー・チーは、5年間、刑務所に入れられることになるという。とんでもない暴挙だが、ビルマの現政権は、政治犯には厳しい判決を下すことが多いため、このままでは最悪の事態となる可能性が高い。

アウン・サン・スー・チーの政党は、1990年の選挙で勝利したが、軍政によって統治を阻まれている。彼女は、13年間、自宅に軟禁状態に置かれてきた。

アウン・サン・スー・チーを救うのは国際世論しかないと思う。日本で、この問題への関心をどう高めていくか、が問われる。まずは、市民団体が提案する運動で、自分にフィットするものに参加することからスタートしよう。私はメッセージを英語で送った。日本語でも送れるようになっている。

http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5gs16E0Y8T8w9Edy1yiDa2nXqxwkwD98P0B7O0
http://www1.jca.apc.org/pfb/
http://homepage3.nifty.com/htunktt/
http://nobelprize.org/nobel_prizes/peace/articles/heroines/index.html
http://hrn.or.jp/

■アウン・サン・スー・チーへメッセージを送るには
http://pfbkatsudo.blogspot.com/

■関連記事
アウン・サン・スー・チー刑務所へ

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# by bekokuma321 | 2009-06-13 10:11 | アジア・アフリカ

c0166264_22461027.jpgノルウェーのアグデル地方にあるアグデル大学で、この8月、ウラ‐ブリット・リリオース教授が大学内の男女平等センター長に就任する。彼女は保健学の専門。とくにジェンダーの視点から男性の健康について数多くの研究論文や業績を持つ。

アウスト・アグデル県とヴェスト・アグデル県の周辺はアグデル地方と呼ばれる。この地域は、ノルウェー南部に位置し、ノルウェー全土の中で、ほぼ毎年、男女平等指数が最低ランキングだ。新センター長は、この地方の男女平等指数の低さの要因は何なのかに集中して取り組み、男女平等推進の手がかりを探る。

全国男女平等指数は、ノルウェー政府が毎年公表する統計である。女性の教育程度、女性の就業率などが比較され、県別、市町村別に男女平等ランキングが一目でわかる。

ウラ‐ブリット・リリオース教授は、次のように語る。ここだけ読むと何だか日本を説明しているようだ。
「この地域では、出産後仕事を辞める女性が多いため、男性が大黒柱となる傾向が高いのです。その結果、幼い子どもがいる父親は長く外で働きます」

そして、大学の男女平等センターとして、研究課題を説明する。
「こうした男性たちはどう父親として子どもと過ごしているのでしょうか。父親としてどのような役目を担っているのでしょうか。またそれが男性らしさの認識にどう関係するのでしょうか。私たちの課題です」

c0166264_23254930.gif男女平等センターが最初にとりくむプロジェクトは、「強い性の弱さ:人への世話と男性性」という野心的なタイトルがつけられている。ウラ‐ブリット・リリオース教授が指揮する。

日本の男女平等推進もこうした具体的な方策を進めるときではなかろうか。まず、その前提となる地方自治体の「男女平等指数」を調査し、統計をとり、公表してほしいものだ。

(写真はウラ‐ブリット・リリオース教授。Kildenホームページより。下はノルウェー統計局作成の男女平等地図。薄い色のところが男女平等度が低い地方。市町村がすべて指標化されている。アグデル地方は地図の下の方)






http://eng.kilden.forskningsradet.no/c52778/nyhet/vis.html?tid=62346
http://www.uia.no/en
http://www.ssb.no/english/subjects/00/02/10/likekom_en/tab-2008-12-16-03-en.html
http://www.ssb.no/likekom_en/
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# by bekokuma321 | 2009-06-12 22:37 | ノルウェー

EU議会選挙 

先週のEU議会選挙で、中道右派勢力が勝利した。今回の特徴は、極右と呼ばれるミニ政党が議席を獲得したことだ。EU議会は4年に一度、加盟各国の直接選挙で、代表者が選ばれる。前回は2005年。

イギリスでは、「外国人排斥」「純粋イギリス人国家への回帰」を公約に掲げるBNPが初めて議席を獲得。しかも2議席である。BNPは、イギリス国民党(British National Party)の略で、党首は人種差別をあおった容疑で逮捕されたこともあるニック・グリフィンNick Griffin。党員にはヒトラー信奉者がいる。

EU議員に当選した党首は、当選後、自党のインターネットTVで、「津波のような大支援を受けた」「我々の時代がきた」「我々が一生懸命働いた税金で移民たちや働かない怠け者たちが暮らしている」などと気勢をあげ、ポーランド人、ルーマニア人労働者の台頭を攻撃した。

BNPはインターネットで選挙運動を展開。父権主義的なメッセージを今風にアレンジした映像を送り続けてきた。すなわち、労働党や保守党など規制政党を「ガッツがない」「勇気がない」「役立たず」などと総攻撃。そんな「子猫ちゃん」政党に投票せず、「雄ライオン」の我々BNPに投票せよ、と叫ぶ。

党首は、強い国家こそ、あなたを守ってくれるという幻想をふりまき、家父長制国家への回帰をあおる。「国家は大きな家族であり、父親が家族の世話に責任を持つように、国のリーダーは困っている国民に対して責任をとらねばならない」などとし、「しかし、政治は困っているイギリス人にではなく移民に向かっている」と単純化する。

BNPについて批評を続けてきたバース大学ロジャー・イートウェル教授は、以下のような警告を発している。

「BNP党に入る若者たちは政治的だった人は少ない。彼らは自分たちを人種差別主義者だとも殺人者だとも思っていない。信念があってBNPに近づいてきている。…BNPの支援者にとって、大きなテーマは移民問題と厭世主義である。今、この厭世主義が台頭している」

日本でも、極右団体は、男女平等を毛嫌いし、父権主義回帰を掲げる。その一方で現在の閉塞感の打開を外国人排斥運動に結びつけ、排外主義をあおっている。まったくお門違いだ。

ところで、女性議員数であるが、前回の31%からどのくらい増えたかはまだ不明。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8088309.stm
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/right-advances-in-europe-amid-voter-apathy-1699587.html
http://www.guardian.co.uk/politics/2008/nov/22/bnp-far-right-race
http://mythsaboutrace.wordpress.com/2009/05/19/twenty-per-cent-of-british-voters-agree-with-bnp/
http://bnp.org.uk/
http://613action.blog85.fc2.com/
http://www.womensenvoy.eu/
http://www.womenlobby.org/site/hp.asp?langue=EN
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# by bekokuma321 | 2009-06-09 11:41 | ヨーロッパ

ガーディアン紙によると、6月3日から始まった国会において、インド大統領プラティバ・パティル(Pratibha Patil)大統領は、国会と州議会の3分の1を女性に、すべての市町村議会の半数を女性にするクオータ制を盛り込んだ大胆な新法を提案した。賛成多数で可決する見込みだ。

プラティバ・パティル大統領は、2007年7月の大統領選挙で当選したインド初の女性大統領。連立与党が推す前ラジャスタン州知事。任期は2012年まで。

インドは、全村の村議会の3分の1を女性議席にする法律がある。今回の法律で、女性議席割り当てが半数となる。さらに「女性エンパワー省(A National Mission on Empowerment of Women)」が新設され、女性中心の政策を進める要として動く。

3日、インド初の女性の下院議長に選出されたばかりのメイラ・クマールMeira Kumar率いる下院で新法を提案した大統領は、圧倒的に男性議員が制する議場から何度も拍手を受けたと報道されている。クマール議長は、アンタッチャブルと呼ばれた最下層出身の国会議員。

またインドタイムズによると、初の女性大統領は、大胆なクオータ制に対して次のように語っている。
「女性たちは、貧困、カースト、性によって二重三重に苦しんでいます。国会や州議会へのクオータ制の女性割合を高めることによって、公的分野への女性促進を可能にできるのです」

日本は、今、経済発展著しいインドとの通商に熱い目を注いでいる。インドの女性政策にも目を注いでほしいものだ。

http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/04/india-women-parliament-coalition-government
http://timesofindia.indiatimes.com/UPA-reaffirms-commitment-to-womens-empowerment/articleshow/4618219.cms
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/8082422.stm
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# by bekokuma321 | 2009-06-06 09:36 | アジア・アフリカ

日本の女たちの新しいネットサイトが続々登場しています。

■女性のための「ラジオパープル」が6月からスタート。 女性に対する暴力の根絶を目標とする世界的なプロジェクト「パープルリボン・プロジェクト」の一環だそうです。
http://www.radiopurple.org/

■女性のためのポータルサイト Women's Action Networkがオープン。中西豊子さんの発案に上野千鶴子さんが応え、そして牟田和恵さん宅に集まったメンバー十余人がコアのメンバーとなって、このプロジェクトが進んでいったのだそうです。
http://wan.or.jp/

みんなで応援しよう!
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# by bekokuma321 | 2009-06-05 15:49 | その他