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北欧の民主主義や高福祉を学ぶため、北欧の自治体の視察をしたことがある。しかし、私の住む山間地の自治体には遥か遠いものに思え、どこからアプローチしたらよいものか悩んでいた。


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11 月24日、三井マリ子さんの講演『投票率80% ノルウェーの楽しい選挙』 (主催国民救援会東三河支部)を聞いて、心豊かで穏やかな住民起点の地域づくりには、子どものうちからの自主性を養う場や教育が重要だ、と痛感した。


ノルウェーは「比例代表制」選挙をとっていて、高校生になると、選挙を実際に行う「スクール・エレクション」というプロジェクトが実践される。全国の高校内で政党討論会や投票が行われる姿を見て、私は、驚きと深い感動を覚えた。


日本でも18歳選挙権にあたり、近隣の高校で模擬投票が行われたが、それとはまったく質が違っている。ノルウェーの「スクール・エレクション」は、生徒会が主催する。生徒会が全政党の代表を校内に招き、政党討論会を開く。会場は高校生で超満員。生徒たちは、討論会を終えると、各政党のスタンドで、党員と話し合いをしたり、政党から選挙グッズやパンフレットをもらったり。高校の校内が、選挙運動の場となっていた。


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本番1週間ほど前には、校内に投票所が設けられ、生徒たちは模擬投票をする。選挙管理も生徒自身が行う。高校生の投票結果は、文部省の協力で全校集計されて公表、メディアも大々的に報道する。


スクール・エレクションとは別に、授業の一環で政党の公約を調査する小学5年生のクラスもあった。課外活動で政党の環境政策を調査して、「環境レポート:選挙特別号」という冊子を刊行した小学生もいた。


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子どもたちが作ったというラップ「子ども選挙ソング」が、印象的だった。


「選挙、それは私たちのこと。政治、それは食べ物、政治、それは学校、町、衣服、車、船、橋・・・政治、それは愛する人たちのこと。政治、それはあなたが支持するもの、政治、それはあなたのすべて」


日本の学校の社会科でも生徒たちは地方自治について学んでいるが、もっと政治に主体的にかかわれる場や、選挙をタブー視しない学校教育が大事だと思った。


金田 文子(愛知県設楽町議会議員)


写真】撮影提供・伴野克己豊橋市交通安全指導員


スクール・エレクションは民主主義の学校

小学生から選挙に参加するノルウェー(選挙マルシェ) (岡田ふさ子)




by bekokuma321 | 2019-11-28 21:14 | ノルウェー

11月24日、豊橋市内で開かれた三井マリ子さんの講演「投票率80% ノルウェーの楽しい選挙」(主催 国民救援会東三河支部)に参加しました。

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私は、1999年、三井さんの企画したノルウェー視察旅行に加わり、ノルウェーの選挙をかい間みたことがあります。あのノルウェー・ショックは、私のその後を決めたといっても過言ではありません。民主主義を全うしている国が、「この地球上にある」ことは、進むべき道が示されている証です。


この国の情けなさは限りなく酷くなるばかりですが、せめて、ノルウェーのような実践があることを喧伝しています。三井さんの講演会にも仲間を誘って伺いました。会場には「女性議会ネット」の友人もいました。『男を消せ!ノルウェーを変えた女のクーデター』(三井マリ子、毎日新聞社)を読むよう勧めました。

講演会のレジュメにあったことは、私の催す例会で紹介したいと思っています。


何と、620年の間に私も市長の与党的立場になりました。長年野党だったこともあり、今の立ち位置になかなか馴染めないときも出てきます。でも、30年1社入札で200億円のPFI(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法)事業の見直し」  「日本最大級の産廃処分場建設計画(100年にわたる事業/予定地は中学校から150m!)の阻止」  を掲げて闘った市長選で、推薦した38歳の市長が勝利しましたので、頑張るしかありません。


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この市長は、第2子の出生に合せて「イクボス宣言」し、夜の公務を休みにしています。彼には、ノルウェーの男性の意識を変えたのは「パパ・クオータ」制(注1)であること、議員に何かあった場合、代理議員が代行できる制度(注2)を伝えてきました。ちょっとずつですが、あれこれ頑張っています。

そういえば、三井さんの著書で「ノルウェーでは、候補者リストに載っている候補者を、有権者は、削除したり×をつけて加算できる」と知りました。比例代表制選挙では、候補者リストを決めるのは政党ですが、有権者がモノ申せる制度を作っていることに感嘆しました。この制度は残っているのでしょうか(注3)。

三井さんのフレンドリーなお話のしかたは、あの頃のままで、一緒にノルウェーを旅したころが、よみがえってきました。

鈴木 規子 (愛知県西尾市議会議員)


写真】撮影提供・伴野克己豊橋市交通安全指導員

【注1】パパ・クオータは、育児休業の一定期間を父親のみに強制的にとらせる制度。父親がとらないと無効になる。ノルウェーが世界で初めて制度化した
【注2】比例代表制では、選挙区の当選者数は政党ごとに決まり、リストの上から当選する。A政党から2人が当選したら、A政党の次点候補2人が代理議員として控えている。議員が休暇をとる場合、代理議員が議員に代って職務を果たす。
【注3】候補者リストの候補者名を横線で消す方法は、現在、なくなった。しかし、候補者のヨコにある空欄に×をつけて、その候補者に1票を加算する方法は、現在もあり、よく使われている。ノルウェー地方選:名簿変更権を使おうにも詳しい
(以上、脚注はFEM-NEWS編集部)







by bekokuma321 | 2019-11-27 07:30 | ノルウェー

20191122日、内閣府男女共同参画局が主催する「北京+25 包括的国内レビューについて聞く会」に参加した。


「北京+25」とは、北京会議から25年の2020年、「北京行動綱領」がどう実行されたかを話し合う国連の会議だ。女性運動団体との話し合いを踏まえて出された各国の報告書をもとに、来年3月、ニューヨークで会議が開かれる。


熱気あふれた1995北京会議」

思えば、19959月、北京で開かれた世界女性会議の会場は、照り付ける太陽と世界中からかけつけた女たち5万人の熱い気持であふれていた。


三井マリ子さんと私は「女性の政治参加」のワークショップを開いて、NHKも取材してくれた。三井さんはプレスセンターで記者としても働き、私はあちこちの会場をかけめぐり、ベティ・フリーダンに会ったり、ヒラリー・クリントンの演説を聞いたりした。


1996年「女性議員と読む行動綱領」の集い

帰国して、「北京行動綱領」の12領域、361条をひとつずつ検討した。翌年は、婦選会館で「女性議員と読む行動綱領」の集いを開催して国会議員に日本の現状を語ってもらった。内閣総理大臣官房・男女共同参画室のトップだった名取はにわさんも熱心に聞いてくれた。主催は全国フェミニスト議員連盟


男女共同参画局「北京+25」会議は墓場だった

北京会議は、太陽のような力を与えてくれたが、それに対し、2019年1122日の「北京+25 包括的国内レビューについて聞く会」は、墓場にいるような気持を抱かせた。こんなことをやっていたら日本は、世界の”男女平等最低国”になるのも近いと思った。


国連「北京+25」に出す予定の日本政府がつくった報告書は、参加者の机の上に置かれていた。


「北京行動綱領」は、361条にわたる男女平等に向けての行動プログラムだ。この12領域、361条に向き合った言葉はひとつもなかった。ただ、国連女性の地位委員会からの質問への回答が官僚答弁的にまとめられていた。なんら新鮮なことはなく、1999年制定の「男女共同参画社会基本法では」という空疎な言葉が大手をふっていた。


165カ国出した「報告書」日本は未提出

そもそも「北京+25」の報告書は、日本政府から国連に20195月1日に出すことになっていた。しかし、日本政府は提出しなかった


全世界の国の政府は、5月1日までに国の報告書を提出して、それぞれが属する領域(日本ならアジア地域)で検討して、その後、来春の国連女性の地位委員会で話し合う、そんな手順になっていた。もう半年も遅れているのに、日本政府は今の今まで提出していない。


165カ国が報告を提出しているのに、なぜ日本は出さなかったのか」の質問が続出した。参画局は「女性活躍推進法で、動きがあったら、それを書き入れたいため」などと下手な弁解をした。


●300人会場に5、60人

300人は入れる大きな日本学術会議の講堂に、わずか5、60人位しか参加者がいなく、ガランとしていた。時間は16時から1745分という短時間。参加希望者には前もって報告書を送り、当日意見を出してもらうことなど、考えもしなかったにちがいない。パネリストたちにさえ、この報告書はわずか一週間前に送られたばかり、という。それに、忙しい中参加した会場の人たちに、10分間位しか質問時間をとってなかった。


●怒りがさく裂

これまでさまざまな会議に参加したが、これほど実りのない会議は初めてであった。「北京行動綱領を徹底するためにどうするかの会」を、 「包括的国内レビュー」などと訳の分からないタイトルにしたことにも怒りを持った。


最後の発言者の「今日の会議には男性が一人も参加していませんよ!」という怒りの声を聴いて、私の中の怒りがさく裂した。


そうだ!私たちは、新しい形のジェンダー平等運動を始めなくてはならない。一つは小学校から大学迄ジェンダー平等教育を必修科目にすること。もう一つはジェンダー平等を求めて運動している女たち、男たちがもっと近づいて大きなうねりを起こすこと。 


中嶋 里美(全国フェミニスト議員連盟初代共同代表、元埼玉県所沢市議)


「北京行動綱領」を墓場から陽の当たる所に出さなくては_c0166264_15573611.jpg
1996年2月に出された『北京第4回世界女性会議『行動綱領』日本語仮訳」。114ページ。「北京行動綱領」(総理府仮訳)を広めようと「全国フェミニスト議員連盟 北京会議班」が発行した。


1995年「北京宣言・北京行動綱領」 (←361条すべて読める)

北京で開かれた国連世界女性会議で日本政府を含む189カ国の政府が採択した:たとえば、政府や地方自治体や非政府機関などは、次のアクションをとること、と明記されている。「暴力を受けた少女及び女性に対し,医療面,心理面その他のカウンセリング・サービスとともに十分な資金を与えられた避難所及び救援物資,さらに必要な場合には,無料または低料金の法的支援,並びに彼らが生計手段を見つけることができるようにするための適切な支援を提供すること。」[北京行動綱領 125 (a)]



「北京行動綱領」報告書、日本政府は未提出

「北京+25」報告書、165カ国提出も日本は未提出




by bekokuma321 | 2019-11-25 17:36 | アジア・アフリカ

徳島市は、男女共同参画イベント「フェスティバルあい」を毎秋開催している。 アイ女性会議徳島支部など3団体は、「叫ぶ芸術」 ポスター展を企画・運営。1115日には、ポスターを収集した三井マリ子さんを招いてギャラリー・トークを持った。


三井さんは、まず「一番、魅かれたのはどのポスターですか?」と参加者に問いかけた。それぞれが、気に入ったポスターをあげた。


「この髭が目にはいらぬか!」というポスター。首に太い鎖がまかれているDV被害者のポスター。バンソウコウをはがそうとしながら「沈黙を破れ」と訴えるポスター。「政治家の顔を女性にすげ変えたら」というポスター。「女の子が指揮者のポスター」、「VDayと書かれた車いすのポスター」・・・。


三井さんは、もっとも多くの人を引き付けたポスターからスタートして、それぞれの国の実情やポスターの背景を解説した。海外に出かけて行き、作成者と交渉して、日本に運ぶまでの苦労話も聞くことができた。


最後に「徳島県には『女性ゼロ議会』が3つあり、皆さんにも責任の一端がある。私はそう思って徳島に来たのであり、ポスターを見せるためだけに来たわけではありません。女性差別は悪いことだと思う女性を政治の場に送り出すために頑張って」と三井さん。


「ポスターの力」で、世界の女性たちの闘いを知ることができた一日だった。



高開 千代子(アイ女性会議徳島支部)写真も筆者




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▲世界のポスタ―を前に各国の女性差別と女性運動を解説する三井さん

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▲「では政治家の顔をすげ変えてみませんか」と女性議員増を訴えるベルギーのポスター

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▲ネクタイをした者同士は分かりあえる、と皮肉る「北欧のポスター」を見つめる、ネクタイをした日本男性




「叫ぶ芸術」徳島へ

ポスター展「叫ぶ芸術」が長野にやってきた 池田 幸代)

「叫ぶ芸術」がやってきた!(福岡県飯塚市)

市役所ロビーに「叫ぶ芸術」(飯塚市) 

ポスターは「叫ぶ芸術」by 皆川りう子)



by bekokuma321 | 2019-11-22 11:01 | その他

11月18日、全国フェミニスト議員連盟 は、愛媛県知事あてに抗議・要請文を出した。



 愛媛県知事 中村時広さま


愛媛県は介護・看護時間の長さを「まじめ」と美徳化し、宣伝することをやめてください。

――ふまじめな「まじめえひめ」プロジェクトに対する抗議と中止の要望――

 

 私たちは女性議員を増やして、男女平等社会を実現しようと活動している市民と議員の団体です。

愛媛県が始めた「まじめえひめ」プロジェクトの特設サイト「愛媛県まじめ会議」動画等にある、家族介護・看護時間の長さの美徳化および性別役割の強化、虚偽データ・統計解説、性差別的「独身ネタ」ハラスメント、「県民性」の固定観念強化などは、自治体が行うべきことではありません。私たちは本プロジェクトに対し強く抗議し、ただちに中止を求めます。(詳細は別紙)。


1.「県民の介護・看護時間の長さ『全国1位』(176分)」を肯定的に評価し(特設サイト・図1)、「まじめ」と美徳化して発信するキャンペーンをただちに中止すること

[理由]介・看護の実態は様々で、かける時間は「まじめ」とは無関係。介・看護で疲弊している人、離職する人、就職を諦める若者も多い。要介護12の生活支援の給付外し・移行化、介護の自己負担引上げにより、家族介護の負担増が懸念される昨今、家族介護の美徳化は、女性への心理的圧力となりうる。


2.「県民の介護・看護時間176分 全国平均129分 (※2011年)」(図2)の数字は誤りである。ただちに訂正し、誤った数字を使用した経緯を説明すること

[理由]出典とされた総務省統計局・平成23年社会生活基本調査の該当箇所に上の数字は存在しない。民間・個人サイトの無断の写しミスの疑いが濃厚である。


3.統計の解説文は誤りであり、ただちに訂正すること。

[理由]「愛媛は余暇時間も全国1位!その自分の時間を介護・看護など他人のために『まじめ』に使っている、と言える」(特設サイト・図1)は、社会生活基本調査において余暇に含まれていない介・看護を、余暇に含めている。誤った数字・統計解説は、人を騙すことである。


4.「独身女性の多さ」をネタにした「愛媛県まじめ会議」動画は削除すること。

[理由]「クスっと笑える」動画での「彼氏がいない独身女性・全国1位」の大げさな取り扱い・強調は、セクハラジョークである(図3)。「独身ネタいじり」は県がやるべきことではない。


5.「主人」「奥さん」など非対称の男女配偶者の呼称をただちにやめること

[理由]えひめまじめ動画では撮影スタッフ自らが「(ご)主人」など、性によって対等ではない用語を使用している(図4)。「男女共同参画の視点からの公的広報の手引」等のガイドラインを庁内に周知徹底し、全職員に男女平等研修を頻繁に実施すべきである。


6.「県民性」の安易な使用・強調の猛省とプロジェクトの中止を求める。

[理由]出身地・居住地による集団の性格特性や行動パターン等は、適切な目的のもと、適切な調査・統計を用いて適切な分析・議論した上で行われるべきである。非科学的な「県民性」の強調・拡散は、固定観念・人種偏見・差別につながりかねない。


全国フェミニスト議員連盟 代表:小磯 妙子(神奈川県茅ヶ崎市議)まき けいこ(元千葉県船橋市議);事務局 脇 礼子(神奈川県議)


怒!家族介看護を押しつける愛媛県プロジェクト_c0166264_15532062.jpg
愛媛県は、介護・看護時間が日本一だと喧伝している。だが、しかし・・・。





by bekokuma321 | 2019-11-19 16:09 | その他

「北京行動綱領」は、1995年、北京・国連女性会議で採択された、男女平等への具体的行動指針だ。25年間、どう取り組んできたか。2019年5月1日まで、国連は、加盟国に「北京+25」報告書を提出するよう求めていた。165カ国は提出した。国連のホームページで誰もが読める。

しかし、日本政府は出してなかった。締め切りから半年ほど過ぎている。

担当する内閣府男女共同参画局(☎03-5253-2111)にどうなっているかを聞いてほしいと、呼びかけた。大勢の方が電話をかけたもののなぜ国際的約束をほごにしたのか、は、いまだ不明のままだ。

内閣府男女共同参画局は、諸外国のように、次のような経緯をとるべきだったろう。


【男女共同参画局は、今年初めごろ、全国の女性運動団体などに、「1995年からほぼ25年。北京行動綱領の12分野に対して、どう運動をしてきたか、どこが達成され、どこが達成されないか、今後どうすべきかを報告をお願いする」と呼びかけて、2月頃とりまとめ案を作成し、3月には同書面を、運動団体に返して、点検してもらい、4月には英語による翻訳を完成して、提出】


しかしながら、今すぐ、提出したとして、「世界166番目」だ。以下は、内閣府男女共同参画局に電話をした方々の報告の一部である(実名や肩書は削除)。最下は、中嶋里美元所沢市議のハガキで、許可を得てそのまま載せる

●内閣府に電話して聞きました。最初は「担当者が不在で・・」とサイトにあるような対応でしたので、担当者の名前を伺ったら、佐久間さんという方が電話に出られて、「今、報告書作成中」とのこと。いつ提出できるのか? 提出を忘れていたのか?を問うたら、「期限は不明、未提出なのは諸事情・・・」。結局、何もわからず。が、提出する際には、男女平等値が国際的にも100以下の日本の現状を反映すると、達成できていない項目が多くなると思うが、現状を正確に反映した報告書の作成を、お願いしました。報告書を提出したらホームページで報告するそうですが、サイトをいつもチェックできませんからとあらかたの提出予定を再三お聞きしたのですが、不明とのこと。本日はここまでが限界でした。 (東京都)

●さきほど、内閣府男女共同参画局に電話しました。担当者が席をはすしている、と答えました。国民にも、国際的な信用問題にもなる、と訴えました。報告書ができたら、連絡してくださいと伝えてます。(福岡県)


●国連への報告書 未提出の件で、私の住む市在住の男性が内閣府男女共同参画局に、11/6、抗議の電話を入れました。女性の職員が電話に出て、「今、調査中です」と答えたそうです。遅れているのは安倍首相が圧力をかけているからか?と聞くと、そういうことはありません。と答えたそうです。(埼玉県)


●日本政府のいい加減さがホントによくわかりますね! これまでもCEDAWからの勧告を馬耳東風とやり過ごしてきた実績(?)のある日本ですから。それでも撤廃条約の報告書だけは提出していたと思いますが、北京行動綱領の報告書を出していないのは内容がなさすぎるからでしょうか? ともあれ、内閣府に電話しました。受付でどんな用件かを聞かれましたが、受付担当者は「北京行動綱領」がわからず、何度も聞き返された後、ようやく参画局につながったものの、これまで電話をした方がたへの対応同様、「担当者が席を外している」「帰ったら電話をする」というものでした。まだ、電話はかかって来ません。(神奈川県)


●内閣府の男女共同参画局(03-5253-2111)に、電話しました。 電話をかけた方が担当に繋がったということを聞いていたのでで、電話入れました。受け付けには繋がり、自分の名を職業名を名乗り、要件は、「北京行動綱領」報告書について、担当者、お願いします。その後、係りの者が不在、何時席に戻るか不明との返事でした。電話しましたが、担当者不在!戻ったら電話をくれるという事だったが、昨日は無し!月曜日待ってみて再度かけてみます (神奈川県)

111日(金)午後に電話しました。電話に出たのは参画局の電話対応の方で、用件を聞かれ、「北京行動綱領」の件だと言うと、しばらく待たされて、担当者は会議中とのことでした。そこで、担当はどういう名称なのか、窓口の名称を教えてほしいと言ったのですが、案件を言えばつなぐのでと、窓口の名称をなかなか教えてもらえませんでした。いろいろ「やり取り」をした結果、ちょっと待ってくださいということで、そのあと、「国際係」ということがわかりました。再度、夕方に電話し、電話に出た方に「国際係」につないでほしいと言うと、ようやく担当の方が出てこられました。「報告書は現在作成中で、出来上がりしだい提出する、締め切りが過ぎているが・・」と低姿勢でした。あまりにも遅すぎる、早く提出すべきと抗議をして電話を切りました。電話のやりとりは以上ですが、内閣府の機構図を見ると、参画局は3つの課(総務、調査、推進)で構成されているのですが、「国際係」がどの課なのか、電話受け付けの方は言われませんでした。窓口名を教えないように言われているのかと、思わざるを得ませんでした。窓口名を聞くのに、こんなに声を大にしなければならないのは、初めてで、一般市民の声を避けているようにしか思えませんでした。男女共同参画社会基本法20周年だった今年、参画局は記念行事をしていません。このこともおかしいと思っていましたが、今回の北京行動綱領25年の報告書提出がこんなに遅い、締め切り過ぎても平気ということは、堪えがたい現実です。ジェンダー平等実現をやる気がないも同然です。 この現実を教えていただき、感謝!です。男女共同参画局に問い合わせ、抗議の声を届けることがなによりも大事かと思います。また、臨時国会開催中でもあり、国会議員の方にこのことを取り上げていただけないのかとも思いました。(大阪府)


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1995年「北京宣言・北京行動綱領」 (←361条すべて読める)

北京で開かれた国連世界女性会議で日本政府を含む189カ国の政府が採択した内容:たとえば、政府や地方自治体や非政府機関などは、次のアクションをとること、と明記されている。「暴力を受けた少女及び女性に対し,医療面,心理面その他のカウンセリング・サービスとともに十分な資金を与えられた避難所及び救援物資,さらに必要な場合には,無料または低料金の法的支援,並びに彼らが生計手段を見つけることができるようにするための適切な支援を提供すること。」[北京行動綱領 125 (a)]


【更新:20191114】

by bekokuma321 | 2019-11-13 10:57 | その他

11月5日~8日、台湾・高雄展覧館にて「第4回世界女性シェルター会議」が開催されました。


初回が、カナダのエドモントン、以後、ワシントン、ハーグを経て今回、アジア初でした。日本から100人余り、徳島からは7人。私にとっては、初の国際会議でした。


テーマは「インパクトと連帯」。新しい人と知り合い、女性シェルター・グローバル・ネットワークで真の家を作っていきましょう! と始まりました。インドのKamla Bhasin さんは、こう力説しました。


「今の社会は、家庭が人類愛に満ちた場でなく、父権社会である。女性が侮辱され暴力が行われ、自然破壊や不平等が促進され、リーダーは戦争を続ける。今こそ、フェミニストが声を上げなければならない。包摂的な社会をづくり、平等意識を高め、シェルターで、恐怖・憎しみを排除し、母なる大地に変え、人権と権利・人間性を取り戻そう。シェルター・フェミニスト同士の連帯がなければ負ける。家父長制は、全ての人々に害を与えている」


台湾は、国会議員の40%は女性で、世界12位。管理職約40%が女性、女性市長や女性幹部に囲まれて仕事をしており、男女平等度はアジアで1位。同性婚を認める法律も成立した、そうです。


しかしシェルターは、建物が古く改装が必要で、長期は居たくないが、自分で家を借りなければならず、経済的に大変なため、家に戻ることが多く、遅れていると。


日本からは、福島みずほ参議院議員がパネリストに。「平時・戦時における女性への暴力は地続き、感情を殺して殺人をするようになる、故に平和の構築をすべき」とスピーチしました。


フィナーレは、ダンス・パフォーマンスでステージと客席が一体になり、「共に、連帯を築いたことは、死ぬまで忘れないであろう。59カ国にヘルプラインができた。どこかに電話すれば繋がる。香港は戦っている。一緒に戦おう。多くの人が集まり、エネルギーになる。それを声に変えよう。全世界の声をホームに繋げ、自由で安全な社会をつくろう・・・」


感動につつまれながら、幕が閉じられました。


西岡恵子(徳島県藍住町議員)写真も筆者


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速報「第4回世界女性シェルター会議@台湾」 (本夛 須美子)

台湾初の女性総統の影に

台湾の選挙比例枠は男女半々制




by bekokuma321 | 2019-11-12 10:50 | アジア・アフリカ

叫ぶ芸術「暴力と無縁なのが真の男:ホワイトリボン運動」_c0166264_09452402.jpg

叫ぶ芸術 76回「暴力と無縁なのが真の男」が「I 女のしんぶん」11月10日号に掲載された。

今回は、ホワイトリボン運動と呼ばれる世界的な男性運動のポスター。1991年、カナダでスタート。「僕はフェミニストが大嫌いだ!」と叫んで、女子大生14人を殺害した男性の事件がきっかけだった。


by bekokuma321 | 2019-11-12 09:57 | ヨーロッパ

「彼は私という人間を見ないで、性器を求めていただけなのか」


ひとりの女性が声を上げた。交際相手からのレイプ。司法に訴えると、法廷という公の場ですさまじい二次被害にさらされた。ステージ上で演じたのは女優でなく、国際会議に参加したその女性自身だった。彼女の表現(アート)は、否応なく「私たち」の当事者性、サバイバーの部分を引きずり出していった。


「私たち」とは誰か? 社会学者で詩人のカムラ・バシン氏は、4年前に答えた「女性と少女、LGBT2Q+」に、今回は「家父長制に居心地悪さを感じている男性」を包摂したのだ。司会者からその点について聞かれ、「暴力の素地を生む家父長制。連帯しなければ打ち負かされてしまう」と力を込めた。


これは、1158日、台湾の高雄市で開かれた「第4回世界女性シェルター会議」でもっとも印象深かったシーンだ。私は初めてこの世界女性シェルター会議に参加した。会議は、アジア地域各国によるネットワーク「アジア・女性シェルターネットワーク(ANWS)」の事務局「The Garden of Hope FoundationGOH)」【台北市】が主催し、台湾政府、企業等の強力なバックアップにより開催された。


女性への暴力、性虐待を根絶しようという切実な思いを胸に120ヶ国14000人、日本からも約100人が参加したと聞いている。スローガンは「ImpactSolidarity(衝撃・連帯)」。


台湾の総統蔡英文氏もオープニングに駆けつけ、台湾が短期間に暴力被害者支援の法整備、支援制度を進めてきたこと、とりわけアジア初の同性婚を認める法律を施行したことを強調した。


全体会5、分科会60、ブースでの活動紹介、高雄市内外の関連機関を訪問する10コースのスタディーツアーで構成され、全体会ではあらゆる形態の女性への暴力とそれを生むジェンダーという認識の共有を、分科会では各国における当事者支援のプログラムの提案、実践、課題といったより具体的な内容について議論を深めた。


この期間中に写した膨大な写真は、どれを見てもとてもいい表情をしている。一堂に会した14000人がまるで魔法をかけられたかのように。


本夛 須美子(アジア女性センター)最下を除いて写真も筆者



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▲「第4回世界女性シェルター会議」の全体会 (台湾の高雄市)



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▲「毎日が戦いだ」と訴えるイスラエル「アラブ女性シェルター」のスヘイレさん(同上)


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▲全体会(撮影:The Garden of Hope FoundationFACEBOOKより



PresidentTsai: Taiwan Making Great Strides in Gender Equality pdf

DR Congo’s Safe Shelter Transforms Pain to Power pdf

台湾初の女性総統の影に

台湾の選挙比例枠は男女半々制



by bekokuma321 | 2019-11-11 23:09 | アジア・アフリカ

アイ女性会議徳島支部などが企画した「叫ぶ芸術 ポスター展」が、10日から始まりました。


世界各国の女性解放運動や男女平等推進に使われたポスターです。三井マリ子さん(女性政策研究家、元都議)が、足で集めたもので、今回は23枚を展示しています。


「叫ぶ芸術 ポスター展」は、ときわプラザギャラリー(アスティとくしま2階)で11月15日まで。最終日の15日(金)10001200には、三井マリ子さんによるトークがあります。徳島市フェスティバルの一環です。


10日はホールでのイベントの関係か男性の来場者が多かったです。


高開 千代子(アイ女性会議徳島支部)


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▲ネクタイをした者同士は分かりあえる、と皮肉る「北欧のポスター」を見つめる、ネクタイをした日本男性(徳島市アスティとくしま2階)




「叫ぶ芸術」徳島へ

ポスター展「叫ぶ芸術」が長野にやってきた 池田 幸代)

「叫ぶ芸術」がやってきた!(福岡県飯塚市)

市役所ロビーに「叫ぶ芸術」(飯塚市) 

ポスターは「叫ぶ芸術」by 皆川りう子)



by bekokuma321 | 2019-11-11 15:27 | 北欧