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無報酬でも地方議員候補が多い理由(ノルウェー)_c0166264_23102098.jpg


「ダーグナードdugnadというノルウェー語をご存知でしょうか。ボランティアとは少し違います。草むしりや掃除などを近隣の人たちと助け合ってする共同作業を意味します。ダーグナード精神が地方議員にも宿っているように思うのです」


こう言うのは、地方議員に初挑戦するベアテ・ブルン(Beate Bruun 写真)。ノルウェーの首都オスロの建築家だ。


ノルウェーなど北欧諸国の地方議員は基本的に無報酬だ。職業・学業のかたわら、議員の仕事をこなす。方や、日本では無投票当選を避けるため議員の給料を上げようという声すらある。なぜ北欧では、無報酬なのに立候補する人が絶えないのか。の答えが、「ダーグナード精神」だというのだ。


ベアテ・ブルンは、60歳過ぎて初めて、今年、議員に立候補した。その理由を聞くと:


「新たな世界へのチャレンジって、おもしろいでしょ。それにオスロ全体に言えることですが、私の選挙区ウーランは、今、大変な勢いで都市開発が進んでいます。開発オンリーでいいのか。長年、建築分野で働いてきた私の専門的知識や経験が役立つと思うのです。それに子どもたちも独立して、ちょうどいい時期でしょ」


ノルウェーの首都オスロ市は、東京都のようにいくつかの区にわかれている。99日、オスロではオスロ市議(=都議)だけでなく区議の選挙も行われる。ベアテの立候補しているウーラン区は、富裕な土地柄ゆえか保守党が強い。区議15人中9人が保守党議員だという。彼女の党はこの区ではあまり人気のない左派社会党だ。


オスロ市の区にあたる東京都23区の議員は年平均1000万円ほどだ。さらに政務活動費の名目で200万円ほどが拠出される。一方、ノルウェーなど北欧諸国の地方議員は無報酬。にもかかわらず、さまざまな政党から大勢の候補者が出る。なぜなのか。さらに掘り下げてみたい。


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【写真上:「週末、仲間と選挙のチラシまきをしました」と建築家のベアテ・ブルン。2019年8月、オスロのフログネル公園にて】
【写真下:国会議事堂前が選挙権の獲得史を学ぶ場に様変わり。市民の代表を選ぶ権利がいかに狭められていたか、それをいかに闘いとってきたかを知らせるポスター展。地方選挙ムードを盛り上げる。2019年8月】

by bekokuma321 | 2019-08-30 23:25 | ノルウェー

オスロ副市長は北欧民主主義の申し子(ノルウェー)_c0166264_00485277.jpg

東京都知事は都知事選で選ばれる。しかし、都知事にあたるノルウェーの首都オスロのトップを選ぶ選挙は存在しない。トップは、都議選にあたる市議選で当選した議員から選ばれる。


だから、ノルウェーの統一地方選は、各自治体の首長と議員を選ぶ重要な選挙だ。今年は99日が投票日。選挙運動も佳境にはいった820日午前10時、オスロ副市長カムジ・グーナラトナムにインタビューした。


カムジ副市長は、オスロ労働党の選挙の顔だ。「忙しくて、30分しか時間はとれません」と副市長の政策アドバイザーは私に告げた。それを裏付けるように、カムジ副市長は言った。


「あなたの取材のために、私はこうして副市長室にいます。今日、外に出ないのは、この瞬間だけです。このところ、いつも外で市民と会って、市民の声を聴いていますので」


カムジ副市長は、オスロ労働党の市議候補リストの2番目に載っている。選挙は比例代表制だ。前回2015年、労働党は33%得票して20人当選。「緑の党」と「左派社会党」と連立を組んで市政を担ってきた。今回も再び与党の中核になりそうだ。


カムジ副市長は、1988年スリランカに生まれた。内戦から逃れて新たな人生を求めた両親ととともにノルウェーに移住した。3歳だった。


小学校まで歩いて30分ほどかかった。7歳のころ、下校途中いじめにあった。白人の男の子2人から雪の玉を投げつけられた。くやしかった。でも、抵抗できなかった。先生に相談もできなかった。我慢するしかなかった。いじめは冬の数か月間続いた。ついに、ある日、7歳の女の子は、1人の男の子の顔を殴って、一目散に逃げた。


「私は、恥ずかしがり屋の小さな子どもに過ぎませんでした」


そんなスリランカの少女は、2015年、27歳でノルウェーの首都オスロの副市長に就任した(注)。オスロ市政史上、最も若い副市長だった。


その道程には、祖国スリランカの内戦、小学校でのいじめ、タミール語や文化・宗教を教える学校の存在、女子高生を受け入れる数々の政党、労働党入党、選挙立候補、オスロ市議会議員、グロ・ハーレム・ブルントラント首相の言葉、ウトヤ島虐殺事件・・・があった。ひとつひとつが、彼女の自尊心を育んでいった。


話を聞き終えて、カムジ副市長は北欧民主主義の申し子だ、と思った。


後日、じっくりと掘り下げて、紹介したい。


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【写真上:カムジ副市長。オスロ市副市長室にて】

【写真下:「投票ですか? 最寄りの事前投票所は~」と書かれた看板。事前投票は基本1か月前から、特別なニーズがあれば2か月前からできる。工事中のオスロ市庁舎前にて】



民主主義度ノルウェー1位、日本22位

民主主義度1位ノルウェー、23位日本

比例代表制は女性や弱者が当選しやすい


【注:オスロ市のトップには事務総長と市長がいる。事務総長は首相、市長は王様と考えるとわかりやすい。事務総長が、副市長を任命する権限を持つ。副市長は市長代行だ。すべて比例代表制選挙で選ばれた市議会議員から、こうした首脳部が比例代表的に選ばれる



by bekokuma321 | 2019-08-26 01:55 | ノルウェー

日本の選挙は変えなくては(「ノルウェーの楽しい選挙」を読んで)_c0166264_17222551.jpg

1999年、42歳で荒川区議会議員となった。それまでほとんど投票に行くことなく工場で生活費を稼ぎ市民運動と子育てに没頭していた私だが、議員になって「世の中を良くするには政治・選挙が大事だ」と身に沁みた。

この4月に引退するまで520年間、選挙を5回もしたことになる。自分の選挙のみならず、区長選挙や都議選挙、国会議員の選挙と、なんと多くの選挙を体験したことか。

どの選挙も、宣伝カーで名前を連呼する方法が中心だった。私は大嫌いだった。なにより公職選挙法が、選挙のやりかたを細かく規定していて、私から見ればどうでもいいような「違反」を気にしながら選挙をたたかわなければならなかった。こんな法律は、変えなくてはと思った。

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日本の政治家は権威主義の人が多い。普段は威張っていて、一週間ほどの短い選挙期間だけ頭を下げればいいのだと、みんな思っている。こういう人たちが選挙に出るのだから、応援したい候補者もいないだろう。日本では、選挙のたびに投票率は下がる一方だ。

三井マリ子さんの講演記録「ノルウェーの楽しい選挙」 (「季刊救援情報」201981日号)を読んだが、ノルウェーと日本で、あまりにも違いすぎて言葉が出ない。


ノルウェーの政治教育や選挙制度は、日本に欠けているもの、これからの日本に必要なものを提示していると思う。私は「政治は生活そのもの」「人生を楽しめるのは政治の力」だと思うのだが、人々は理解してくれない。街場で、「政治を持ちこまないで」と拒否されることがいかに多いか。政治を語るのは悪いこと、つまらないことという誤った考えが人々の中にあると思う。

自分の意見を言うことがない、他人と議論した経験がない、議論を揉め事としか感じない。なぜか。それは、日本の学校教育が、自分の意見を持ち自分の力で人生を選び取る楽しさ・大切さを教えるのではなく、「協調性」「仲良くする」ことに価値を見出すことを重視しているからだ。  

諦めずに変えていこう!!

瀬野喜代(前荒川区議会議員)

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【カラー写真はすべて9月9日のノルウェー統一地方選に向けての選挙運動風景】
写真上:選挙運動をしている党員に質問をする中学生(ノルウェー自由党の選挙小屋前、8月21日)
写真中:授業でやってきたという中学生。学校で前もって準備してきた政党へのアンケート用紙を手に全政党に質問して歩く(ノルウェー国会議事堂近くにある選挙小屋通り、8月21日)
写真下:市民や観光客から意見を求められる左派社会党員。子ども用の椅子とテーブルまで用意されている(ノルウェー左派社会党の選挙小屋前、8月21日)





by bekokuma321 | 2019-08-25 17:59 | ノルウェー

ノルウェーの統一地方選は9月9日。選挙期間の定めはなく、「年から年中選挙」なのだという。

とはいえ、実際は夏休みが過ぎたころが本番。各地の市民が行き交う場所に、選挙小屋や選挙テントが誕生する。メディアにも政党や政党党首を扱う番組が目立つようになり、「選挙の季節到来」を告げる。

下は、オスロの目ぬき通りをカラフルに染める政党の選挙小屋だ。

日本の選挙事務所にあたり、政党のポスターや政策チラシが飾られている。ただし、ノルウェーは比例代表制で、1票は、候補者にではなく支持する政党に入れる。だから日本のような候補者個人の選挙小屋や選挙ポスターはない。あのうっとうしい選挙宣伝カーもない。あるのは、こうした政党ごとの選挙小屋。小屋の前では、市民との質疑応答が繰り広げられる。


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▲現在、オスロ市政の中核を担う労働党の選挙小屋。人気はいまいちだが、左派系の他党と連立を組んで、今回もオスロ市政を任されそうだ。

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▲オスロ議員を出せない中央党(元農業党)の選挙小屋。しかし人気上昇中で、今回は数人当選の予想。左側の子どもたちは「9年生(日本の中学生)です。学校の授業で政党の選挙公約を調査に来ました」と。


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▲保守党の選挙小屋。ここにも、足をとめて話を聞いている子どもたちや市がいる。保守党は国会は与党で首相も出しているがオスロは野党。市長候補にパキスタン系の女性弁護士を立ててオスロ奪還を狙う。でも、世論調査によると難しそうだ。



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▲今朝(2019.8.20)の新聞の表紙を飾った「緑の党」。前回8.1%だったが、今回は15.2%」と世論調査で判明した躍進を伝える。緑の党は、最大党の労働党と連立を組んでオスロ市政を担っている。笑顔の女性は現在の環境問題担当の副市長(ベトナム系ノルウェー人)。発言力がさらに増すだろう。






by bekokuma321 | 2019-08-21 09:54 | ノルウェー

ドイツの防衛大臣がEU初の女性の委員長となった。


ところが、彼女の人事案件は、EU議会で承認を得なければならないのだが、すったもんだがあったという。本家ドイツの緑の党や社会民主党が彼女の政策に異議をとなえたのだ。なぜか? 


詳しくは、叫ぶ芸術 第73号「『女たちのヨーロッパ』の時代到来(ドイツ)」(I 女のしんぶん」2019810日号)をどうぞ(↓)。


「女たちのヨーロッパ」の時代到来_c0166264_15370485.jpg
▲本紙I 女のしんぶん」は女性の視点による多彩な情報満載。定期購読して応援しよう! 応援するには⇒I 女性会議


by bekokuma321 | 2019-08-14 15:47 | ヨーロッパ

54,254人が立候補(ノルウェー統一地方選)_c0166264_20111061.jpg

ノルウェーの統一地方選は9月9日だ。


以前、ノルウェーの親友マグニ(写真)と音楽会に行った。帰路、喫茶店に入った。マグニの友人3人も一緒だった。ノルウェー人4人のうち3人が「ええ、議員の候補になったことあるわ」と言った。議員に立候補したことのない1人は、「夫が議員。それに私の両親ともに市議会議員で、親戚にも議員が多い。私ぐらいパスしてもいいでしょ」と言った。


日本人の私の場合、友人にも家族にも親戚にも議員や立候補者は皆無に近い。ノルウェーでは、政治はごく身近なのだと思った。


そんなノルウェーで、この9月の地方選挙に立候補した人は? 統計局発表によると、市議会(日本のような市区町村の区別はない)の立候補者数は、54,254人。うち女性は23,258人で、43%にのぼる。


ノルウェーの人口は日本の30分の1ほどだ。ザックリ日本にあてはめると、候補者数は163万人、うち女性は70万人となる。日本の地方議会の立候補者は16000人程度なので、100倍以上の候補者がしのぎを削ることになる。女性に至っては、250倍である。


日本には無投票当選すらある。なぜノルウェーではこんなにも多くの人が立候補するのだろう。ノルウェーの選挙が、比例代表制であることが最大の理由だ。また「政党は立候補者を選挙区の定数プラス6人まで擁立してもいい」とする選挙法の影響もある。


たとえば、首都オスロ


東京都議会にあたるオスロ市議会には59人が座る。それをめがけて21もの政党が候補者を擁立。1政党から最大65人を出せるが、主要政党はほぼ65人めいっぱい出している。 候補者リストに大勢の人を載せることによって「多彩な人がわが党員です」とアピールできるからだ、とオスロ大学の政治学者から聞いた。それにしても、よくこんなに多くの候補者を擁立できたものだ。


感心したのは、候補者が多いばかりではない。移民難民系候補者の多いこと! 


オスロ労働党の場合、候補者リストの名前と写真や略歴などから判断すると、少なくとも14人は移民難民系だ。つまり、候補者の約20%がマイノリティ出身なのである。1番こそ白人男性だが、2番はスリランカ人の女性だ。


労働党とオスロの連立政権を担っている緑の党は、ベトナムの女性がリストの1番だ。


かたやオスロ市の政権奪還を狙う保守党はどうか。1番は白人男性だが、2番はパキスタン人の女性法律家だ。当選圏内には、モロッコ人、トルコ人もいる。しかも2番の女性は市長候補だという。もし9月の選挙で右派リーグが勝利すると、彼女がオスロ市長(都知事)となる。パキスタン女性の市長は、オスロ史上初だ。


9月9日の選挙結果が楽しみだ。


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▲ノルウェー国会議事堂前のライオン像で遊ぶ小学生。4人のうち2人はイスラム教徒のようだ。

【更新 20190814】


by bekokuma321 | 2019-08-13 21:15 | ノルウェー

この6月、デンマークで、中道左派が政権を奪い返した。首相を出していた保守系の自由党は票を減らさなかったが、社会民主党を中心とする左派ブロックが数で上回ったのだ。


社会民主党の党首はメッテ・フレデリクセン。デンマークで2人目の女性首相になった。1977年生まれ。離婚した元夫との間に子どもが2人いる。労働組合に勤務していた23歳のとき、国会議員に初当選した。比例代表制選挙をとる北欧諸国では珍しいことではない。


今回の勝利の鍵は、社会民主党が、難民政策を厳格な方向に舵を切ったことのようだ。


彼女の勝利宣言をネットで見ていたら、「女たちよ、現実的であれ、不可能なことを要求せよ」というポスターが頭に浮かんできた(↓)


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ポスターをつくったのは「レッド・ストッキング Rødstrømperne」。デンマークの伝説的女性団体で、一世を風靡した。スローガンは、フランスの19685月革命で壁に書かれていたという「現実的であれ、不可能なことを要求せよ」が語源だ。


大学生や高校生たちが、反戦、反体制、反資本主義に対して一大蜂起をした。大学閉鎖、交通マヒ、工場封鎖、カルチェラタン占拠。参加者は1千万人に及び、ドゴール大統領退任へ。同時代を生きたデンマークのフェミニストたちも参加したかもしれない。少なくとも報道で知って胸をドキドキさせたに違いない。


このスローガンの真意だが、 「現実主義者であると同時に、不可能と思われることに挑戦しなさい」ともとれるし、「この現実を見よ、不可能なことを要求するしかないのだ」ともとれる。


デンマーク女性党首から私は前者を想起したのだが、レッド・ストッキングの女たちの意図は後者だったに違いない。


もっと読みたいかたは、叫ぶ芸術 第72回 女たちよ「不可能」を要求せよ(デンマーク) を。



by bekokuma321 | 2019-08-13 09:24 | 北欧

アメリカから、スーパーでの買い物客を襲撃したテロのニュースがはいってきた。何時間かして、週末の夜を楽しむバーの客を襲撃したテロのニュース。暑さのせいで自分の頭がおかしくなったのかと思った。でも、事実だった。


8月3日から4日にかけて、テキサス州とオハイオ州で銃撃事件が起き、合わせて29人が死亡、53人がけがをしたとされている。襲撃犯はどちらも白人男性だった。さらに、テキサス州の容疑者が書いたのではないかとされる移民への敵意や犯行の計画を記した文書がネット上に発見されたという。


とっさに思い出したのは8年前の夏、ノルウェーで起きた銃乱射事件だ。襲撃犯ブレイビクは白人男性。彼は膨大な声明文をネット上にアップしていた。犯行は、ヘイト・クライムだった。


襲撃犯は、「単一民族の日本のようになるべきだ、麻生太郎元首相に会いたい」と言っていた。さらに彼の弁護士によると、彼は、ヨーロッパ人より日本人が彼をより理解してくれるので日本の法精神科医を要求していた。日本に心酔していたとは、衝撃的だった。


これまでも、ノルウェー襲撃犯の影響を受けたとされるテロ事件が起きているが、今回はどうだろう。ノルウェーテロ事件のときに書いた記事を再読してみた。現地取材はかなわなかったので、ノルウェーをはじめ世界各国の報道やノルウェー在住の友人からの報告をまとめた…。以下は、そのリンク先。ずい分あるが、これでも一部だ。「なぜだ?!」ととりつかれたように情報をあさった日々を思い出す。


ブレイビク事件は名誉殺人

禁固21年判決とノルウェーの犯罪制度

「襲撃は防げたはずだ」――ノルウェーテロ事件報告

「彼は負け、私たちは勝った」--ブレイビク裁判

24歳の女性生存者の証言

虹の民 MY RAINBOW RACE

4万人の歌で暴力行為に逆襲

ブレイビクの弁明は、戦争美化の弁明

ブレイビク被告とノルウェー人の価値

ヨーロッパの排外主義と日本のバックラッシュ

ブレイビク被告のファシスト的証言

襲撃犯は精神病である――報告書

美と温もりを愛でし時まで

若者たちへ

自由は恐怖よりも強い

オスロ市議会議員カムシ

悲劇を乗り越えるために現場視察

極右の攻撃―ノルウェーと日本

生きて、選挙に突入する20歳の県会議員候補

襲撃犯が嫌悪するフェミニズム

テロリストの理想は日本

地方議会で活躍していたはずの女性たち

ノルウェー首相「魔女狩りはやめよう」

ノルウェー:首相「価値を守り続ける」

テロ容疑者のターゲットはブルントラント元首相か

ノルウェーの若者の政治参加いっそう高まる

ルウェーからの報告:追悼デモに参加して

「彼はガンで、私たちは愛で」

テロ事件は人々の団結に

テロ事件から2日

テロ事件の背後に

ノルウェー労働党青年部の夏合宿

ノルウェー襲撃犯と民主主義

ノルウェー襲撃される


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▲シリア難民の子どもたちなど、ホームレスとなった子どもたちを集めてのワールドカップ、開催中。写真は受付(2017年夏、オスロ市庁舎前)


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▲オスロ中央駅の壁一面に貼られていたTrond Hugo Haugen作「現在のノルウェー」。憲法制定200年記念アート。白人男性だけだった200年前の議会を描いた絵画をもじって、性や民族など多様性あふれる今のノルウェーの縮図を表現している(2014年夏、オスロ中央駅にて接写)


by bekokuma321 | 2019-08-05 11:44 | ノルウェー

日本は、世界193カ国のうち163番目。世界の国会(一院)に占める女性議員の割合の最新統計――20197月1日――である。


これは、政界の男女平等を考える上で、日本という国が世界でどんな位置にいるかを示唆する、重要な指標だ。「世界第3の経済大国」と豪語するが、その巨大な日本経済の分配を決める場が一方の性によって占められているのである。どんなふうに使われているか、予想はつく。そう、きわめて深刻だ。


日本と同様、女性議員が1割ほどしかいない国は、ナウル、ガンビア、コンゴ民主共和国、サモア、カタールなどだ。日本より少ない国は、わずか30カ国ほどしかない。そのなかで、G7だG20だとか、「金持ち国クラブ」(ダボス会議のこと)だとかに軒並みメンバー入りしている国は、日本しかおらず、これら30カ国の中では異彩を放っている。


その異彩を放つ金持ちクラブニッポンのカネで、こうした同じ悩みをかかえる以下の30カ国を集めて、「女性議員数最低クラブの改善をめざして」とか銘打った国際会議を開いたらどうだろう。参加者は、民間女性団体、労働者組織を含めた公労使、男女比6対4で。これら30カ国に共通の問題が浮き彫りになるだろう。




日本は女性議員率最低30カ国メンバー(IPU 2019.7.1)_c0166264_09164725.jpg
▲IPUの世界女性議員率ランキング(2019.7.1)


【更新 20190814】


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by bekokuma321 | 2019-08-04 10:40 | その他

叫ぶ芸術 ポスターに見る世界の女たち」の一部が福岡県飯塚市役所ロビーに展示された。

「ポスターは、見た人にパワーを与えてくれます。私もポスターを見て、怒りがパワーに変わりました」という感想が報道された。

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▲「叫ぶ芸術」がやってきた!(I 女のしんぶん 2019.8.10&25 )。パリジェンヌが「政治は男のものではないあなたの地方で運動しよう」と呼びかけるポスターが見える。


市役所ロビーに「叫ぶ芸術」(飯塚市) 

ポスターは「叫ぶ芸術」(by 皆川りう子)



by bekokuma321 | 2019-08-01 22:03 | その他