2019年1月9日、全国フェミニスト議員連盟(代表小磯妙子、まきけいこ)は、全政党に以下の要望書を提出した。



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2019年統一地方選挙で女性候補を増やす具体策の策定と実行の要望



議会がどれだけ男女均等に近づいているかは、男女平等と民主主義のバロメーターといえます。日本の著しい立ち遅れは国際的に広く知られており、最近も「国会における女性議員数が世界193カ国のうち160位1)」「政治分野のジェンダーギャップ(男女格差)指数が世界149カ国のうち125位2)」という数字が、国内外の耳目を集めました。


全国フェミニスト議員連盟は、男女平等社会の実現をめざして活動する市民と議員の団体です。1992年の結成以来、女性議員増とそのためのクオータ制制定などを目的にかかげ、政府、地方自治体、政党などに、制度改善や啓発実行を求めてきました。2018年、その一助となる「政治分野における男女共同参画推進に関する法律」が施行されたことを機に、議会での男女均等をめざして私たちはさらに努力をする覚悟です。


さて、来る4月「政治分野における男女共同参画推進に関する法律」施行後初の統一地方選挙が行われます。同法は、国会や地方議会の選挙候補者ができる限り男女均等となることを目指しています。現行選挙制度の下で候補者を男女均等に近づけるには、女性の意志はもとより、政党や政治団体が、候補者を探し選定していく過程において女性を増やしていくことが必要です。しかしながらその過程において政党が同法を遵守して女性候補者増員策をとっている様子は、私たちが把握する限り(3)ほとんど見えません。


そこで、統一地方選挙にあたって貴政党(4)に以下を要望します。


1) 党内に女性候補者を増やすことに専念して推進する部署(たとえば「候補者男女均等法部」)をただちに創設すること。既にあるならば、活動の充実と可視化の促進をはかること。


2)「政治分野における男女共同参画推進に関する法律」の目的とそれを実行する貴政党独自の具体策を策定すること。さらに党の全体会議や地方代表を集めての党会議においてこれを書面で配布するとともに口頭による周知徹底をすること。


3女性ゼロ議会をなくすために、「女性ゼロ議会」の自治体に女性候補がいない場合、そこに少なくとも一人、女性候補を擁立して「女性ゼロ議会」脱出を図ること。


4)引退議員や亡くなった議員が出た選挙区においては、その自治体の議会の半数が女性議員になるまで、その議員のあとに女性候補を擁立すること。


5)日本の候補者は、現役議員、議員だった親類縁者を持つ人、国会議員の秘書や関係者などから内々に決まっていく傾向にある。候補者選定段階でクオータ制など暫定的特別策が実行されている諸外国(5にならって、少なくとも、当該議会に女性が少ない場合、候補者確定前の検討段階で女性候補を増やすこと。

注釈はMoreを参照のこと。


More
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by bekokuma321 | 2019-01-13 13:11 | その他

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「I 女のしんぶん」2019年新年号は、ドイツの女たちのポスター。

ドイツ統一で、時代遅れで不自由な東ドイツは、明るく変革されると期待されていた。しかし・・・。

「何かがおかしい」と思った女たちは、数年間の歳月を経て、100万人のゼネストで応えた。詳しくは「叫ぶ芸術ーーポスターに見る世界の女たち 第66回」をどうぞ。



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by bekokuma321 | 2019-01-11 16:45 | ヨーロッパ

フランスの男性作家ヤン・モワクス(Yann Moixのあきれた女性蔑視発言に、女たちが怒っている。50歳だという彼は、自分と同世代の女性たちをあからさまに侮蔑する。ガーディアン紙が紹介する薄気味悪い発言を和訳すると・・・。


50歳以上の女性は目にはいらない」


「50歳の女性は年を取りすぎていて、恋愛はできない」


「ぼくは、若い女性の体が好きだ。25歳の女体は格別だ。50歳の女体はそうではない」


「ぼくはアジア女性とのデイトを好む。アジアの女性、とりわけ韓国、中国、日本女性が好きだ」


フランス男性作家の女性蔑視発言を読んでいたら、石原慎太郎が都知事だったときの、女性差別発言を思い出した。忘れないよう、再掲する。あ~、浜の真砂がつきるとも、世に女性差別はつきることなしだ。


「閉経して子どもの産めない女が生きているのは無駄」

「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものは「ババア」”なんだそうだ」

「“女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です”って」

「男は8090歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって…。」


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イギリス次期首相への侮蔑発言

ウーバー社取締役のセクハラ

「体罰は愛、体罰は教育」だとさ



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by bekokuma321 | 2019-01-08 13:46 | ヨーロッパ

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「軍隊をなくして70年!平和を選択した中米の国を訪問!」 こんな旅行会社のチラシに心を奪われて、コスタリカ行きを決めた。


この旅に想定外の宿題を得たのは、出発前日(2018.12.8)に参加した会だった。高岡市と八王子市の女性蔑視的な市歌をテーマに話し合った。両自治体の民衆の声を聴く耳を持たない態度に憤りを覚えた私は、国民が一致団結して平和を選んだコスタリカで解決のヒントを得られないか、と胸に刻んで出かけた。


帰国直後に、世界経済フォーラムの男女平等ランキングで日本は110位と報じられて、驚いたのはおなじみの北欧勢に続く5位が、コスタリカの隣国ニカラグアだったことだ。


コスタリカの国会立法議会を案内された時、女性の地位について問うてみた。すると「女性の地位は低いです。なにしろ女性の大統領は51人中1人しかいません(写真上:最左に49代大統領ラウラ・チンチージャ)。男尊女卑の国です」と、返ってきた。


国会は一院制で、女性は、議員57名の42%にあたる24名だそうだ。質問ついでに尋ねると「コスタリカでも、DVや子どもへの虐待も最近増えて問題になっている」と言われた。


国会立法議会、選挙最高裁判所、電力公社ICE、環境、その他を駆け足で見た。


選挙最高裁判所と聞いて、厳めしい役所を想定したのだが、嬰児を抱いた女性が何人も見受けられた。新生児登録の義務があるので全土から選挙最高裁判所にやって来るのだという。次は12才時に写真と指紋が記載された身分証明書をもらいに来る。そして18才になると成人の身分証明書が発行される。この18歳の時の住所が選挙の場所となるのだという。身分証明書には結婚すると相手の情報も全て記載される。


興味を覚えて、性転換者の登録もするのか?と尋ねてみた。「最近、増えて問題になっている」と言った。性転換すると、ニカラグアでは女性名と男性名にはっきりした違いがあるから名前も変えるのだという。ただし、性転換登録は1回だけで、元に戻すことは許可されてないそうだ。


同行した通訳ガイド嬢(写真2枚目)によると、隣国ニカラグアからコスタリカに出稼ぎで大勢来ているのだという。彼・彼女らは、コスタリカ人が従事しない下層の仕事を担うのだそうだ。ニカラグアでは教育を受ける機会が少なくて識字率が低いため、コスタリカや近隣諸国の政治・経済そのほかの状況を知らないと思われる。


米合衆国に向かって行進している国々の人も同じように、自国の貧しい状況が根底にあるのだろう。それに引き換え、軍事費を削減して、他国に抜きんでた教育・医療の充実に向けてきたコスタリカ。この国から外国に出稼ぎに出て行く人は多くなく、コスタリカの人々の誇りが垣間見えた。


コスタリカの国歌は、「父の国」とうたっていて、私には不満だったが、国民がどう思っているかを聞く時間はなかった。


北村紀代(きたむらとしよ:八王子手をつなぐ女性の会)写真も筆者



「コスタリカの奇跡」から見た平和と平等への道




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by bekokuma321 | 2019-01-05 14:30 | 中南米

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2019年、FEM-NEWS(三井マリ子編集主宰)は、マスメディアにはない世界の女たちの闘いや心躍るニュースを中心にお届けしてまいります。

今年は統一地方選。「候補者男女均等法」施行後初です。この法律は、男女半々の議会をめざして、女性候補を増やす目的で作られました。今、国連の目標は男女半々(5050)ですが、かつては30%でした。30%は重要です。クリティカル・マスと呼びます。


クリティカル・マスとは、女性が構成員の30%を越えて初めて女性の影響力が出始めるという理論です。ロザべス・モス・カンターが理論化した言われています。カンターは、クリティカル・マスの必要性について、絵本『O(オー)の物語』(三井マリ子訳、レターボックス社)も書いています。昨秋、「怒れる女子会」 で越谷に行ったら、松田典子議員がこの本を掲げて説明していました。うれしかったです。


日本で、女性は地方議会の10%ほど。ですからクリティカル・マスの30%だって大変です。


なぜ日本で女性が政治に少ないか。最大の障壁は、日本の選挙制度が、北欧はじめ多くのヨーロッパ諸国がとる比例代表制ではなく、小選挙区制(1人当選の衆院選だけでなく複数当選も含む)だからです。


比例制の国では、候補者は、選挙区の政党の会議で決まります。その政党会議で、候補者リストの順番を男女交互にしよう、若者を当選圏である上位に入れよう・・・と話し合って決めます。女性だけでなく、障害を持つ人、先住民族など社会的弱者にもあてはまります。


一方、日本では、いち早く手を挙げた人から決まっていくーーおもに現職議員、国会議員の秘書、土地の有力者・・・。しかし、「候補者男女均等法」を生かすには、選挙区の政党の会議で、現職議員の男性に代わって、新人女性を候補にしなければなりません。罰則がないせいか、政党は知らんぷりのようですが、法が政党に期待しているのは、そういうことなのです。


一昨年の秋、ノルウェーに飛び、国会議員選挙を取材しました。ノルウェーでは、投票日の夜、党員が一堂に会してテレビを見ながら得票結果に一喜一憂するイベントがあります。「選挙夜鍋パーティ」 です。


そのパーティにトシュタイン・レホールが参加していました(写真)。脊髄性筋委縮症SMAの彼には、24時間のケアが必要です。常時10人のチームが交代で彼をケアします。どこに行くにも写真のようなベッド型車いすです。


余命数年と言われたそうですが、今30代。趣味は旅と料理。自虐ユーモアたっぷり。大学で歴史学の修士をとり、会社の社長だとか。同時に熱心な中央党党員で、県会議員もしています(ノルウェーの地方議員は無給。学業や仕事との兼務が多い)。


それだけでも腰を抜かしそうな私に、最近、「これまで市にどれだけ助けられてきたか。今度は、ぼくが市長になって恩返しをする番」というニュースが届きました。


地方議員のほとんどは無報酬で、月に何回かの会議出席で済ませられますが、市長は違います。フルタイムの忙しい仕事です。それに挑戦しようというのです。


トシュタイン・レホールの人生と暮らしは奇跡としか言いようがありません。これは、彼のたぐいまれな才能と努力なしにはなしえません。でも、それだけではない。かゆいところに手の届く福祉サービス、そして、個人的負担の非常に少ない公平な選挙制度――比例代表制――のたまものだと思います。


今年も、そんなノルウェーから目を離せません。どうぞ、おつきあいをよろしくお願いいたします。



【写真:2017年9月11日、中央党の「選挙夜鍋パーティ」で投票結果を見るトシュタイン・レホール。撮影三井】




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by bekokuma321 | 2019-01-05 01:49 | FEM-NEWSについて