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c0166264_2122414.jpgイタリアで、3月4日総選挙があった。反EUのポピュリズム政党「五つ星運動」が躍進したらしい。さて、女性議員は増えたのだろうか。

The Localによると、下院630人のうち女性議員は225人。史上最高の35.71%となった。

昨年、選挙法が変わっただけでなく、政党候補者リストの上部に女性40%のクオータ制を入れさせた結果だろうか。

イタリアは、単純な比例代表制だった。しかし、比例代表制での小政党乱立をさけて「政治的安定性」を得るためとかで、下院では、40%以上の得票の政党に過半数の議席を与えていた。いわゆる「ボーナス制」といわれるものだ。

それが今年から、議席の3分の2を比例代表制、3分の1を小選挙区に変えた。同時に「ボーナス制」も撤廃された。


最低の女性でも、男よりはいい
猿に変えられた黒人女性大臣の顔――イタリア
イタリア ボニノ大臣のシスターフッド
イタリアもノルウェーをモデルに?
イタリアの6、70年代の女性たち(5)
イタリアの6、70年代の女性たち(4)
イタリアの6、70年代の女性たち(3)
イタリアの6、70年代の女性たち(2)
イタリアの6、70年代の女性たち(1)
イタリアはパリタリア
ローマの女性センター
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by bekokuma321 | 2018-03-29 21:29 | ヨーロッパ

2月24日、上京の折、東京都八王子市のクリエイトホールに向かった。三井マリ子さんの講演会「ノルウェーに学ぶ、女の子も男の子も幸せになれる教育とは」に参加するためだ。

マリ子さんというと、ノルウェー。私の憧れの国だ。だが、この男女平等と高福祉の国で、2011年夏、労働党の若者たちが政治を学ぶ夏合宿で、銃の乱射事件が起きて、80人近くの命が奪われた。

当時、その襲撃犯が「尊敬する人は麻生太郎」と言っていたことを覚えていた。そこで、講演後、「テロを起こした若者が、麻生太郎を尊敬すると言っていた。その事件についてどう考えるか」と質問した。

マリ子さんの回答はメモをとってなかったので、後でマリ子さんにメールで書いてもらった。それによるとーー。

「あのテロ事件の犯人は、裕福な家庭に育った、超右翼の白人の若者だった。インターネットで極右思想を学んだ彼は、イスラム教徒や難民を毛嫌いし、ノルウェーにイスラム系の人たちが増えることを阻止しなくてはと考えていた。当時の労働党政権は、難民の受け入れに寛容な政策をとっていた。

彼は、労働党政権をつぶそうと考えて、まず中央政府の建物の前で襲撃。そのあと未来の政治家となる、労働党の若者たちを殺そうと、彼・彼女たちが合宿をしていた島にやってきて次々に銃殺した。

犯人が逮捕されてその人物が明らかにされるまで、ノルウェーの多くの人たちは『イスラム過激派の仕業だ』と思い込んでいた。そうした偏見を後で大いに反省することになるが…。

極右思想に凝り固まった大量殺りく犯の尊敬する国が日本で、尊敬する人物が麻生太郎だということに、情けなく悔しい。講演テーマとの関係で言えば、『民主主義の破壊を防ぐには、民主主義を守るために闘わなければならない』と、立候補して議員になった若者が大勢いる。私は、こうしたノルウェーの若者にいつも励まされる」

麻生太郎は、以前、「ナチスの手口を学んだらどうかね」という恐るべき発言をした。安倍晋三と同様に改憲にひた走る日本会議系の右翼政治家だ。

ノルウェーで、人種差別、宗教差別に凝り固まり、無差別殺戮に走ったテロリストの、尊敬する人物が、この国の麻生太郎とは。私たちは、そんな人を大臣に頂く国に住んでいるのだ。世も末!と思った。

私は札幌の住人で、「戦争させない市民の風」でささやかな活動をしている。「勝手にライブ隊」というグループにも入ってて、「怪しいラッキー」など、替え歌を歌ったり、時々寸劇も交えて楽しんでいる。

3月初めの確定申告の頃は、森友学園で安倍をかばった国税庁長官の佐川に怒りをこめて「佐川、辞めろ!」と。最近は、佐川を任命した上司の麻生、そのまた上司の首相安倍に対して「麻生、辞めろ!」「安倍辞めろ(不安倍増)」と。

マイクの前では決して歌えない私なのだが、そして、マイクの前では歌わないと宣言していたのだが、先日、とうとう、マイクを握ってしまった。

私といっしょに街に出て訴える友人は、「ステージ4」の癌患者。「薬の影響で全然声が出ない」らしいが、普段は私よりよほどいい声で歌ってくれる。でも、その日、途中で「もうダメ」という。マイクを握るのは私しかいなかった。

ステージ4の彼女は、「体力は無いけど、このような場に出て動いている方が、元気になる」と言う。「麻生退陣」を求める署名を拒否して去っていく道行く人にも、いかに麻生が悪いやつかを語り続ける。

麻生は、本当に悪く情けないヤツだ。先日の国会答弁でも「佐川が・・・佐川が・・・」と、部下に全責任を押し付けた。私も最終的に職場を辞めた時の上司が、麻生とよく似た、この手のクズだった。手柄は自分が、ミスは部下に。

しかし、一企業の話ではない。麻生は一国の財務大臣だ。

高橋 芳恵(札幌市民)


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▲オスロの「ノーベル平和センター」前に掲げられた「銃弾とペン」の巨大な看板。

「悔しくて」(名護市長選現地報告)
マラッカ海峡より
「放射線取扱い主任という非常勤職の声」(高橋芳恵)
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by bekokuma321 | 2018-03-22 23:24 | ノルウェー

国際シンポジウム 選挙を変えれば暮らしが変わる
♪モノトーン議会からオーケストラ議会へ♫

時:2018年4月20日(金)1830~2045
所:東京ボランティア・市民活動センター (飯田橋西口すぐ。セントラルプラザ10F)

日本の一強多弱「モノトーン政治」は小選挙区制のせい?
世界には、民意の反映しやすい比例代表制選挙で、多種多様な議員を選んでいる国が多くあります。福祉・平等の北欧諸国はすべて比例代表制。37歳の女性首相を誕生させたニュージーランドも比例代表制で議席が決まる選挙です。比例代表制では、女性やマイノリティの当選率が高く、育休候補が選挙運動をしなくても当選でき、当選後も代理議員制があるため休みを取りやすい…など優しいシステムがいっぱい。そんな国々の事情を駐日大使館員がお話します。通訳つき。参加費500円/ 学生300円

■ノルウェー「世界で最も幸せな国の選挙制度」
講師:トム・クナップスクーグ(ノルウェー王国大使館参事官)

■ニュージーランド「比例代表併用制導入で変わったニュージーランドの政治」
講師:テサ・バースティーグ(ニュージーランド大使館一等書記官)

■韓国「クオータ制とその実態を選挙制度から見て」
講師:キム・デ・イル(大韓民国大使館参事官兼領事)

お問い合わせ 全国フェミニスト議員連盟世話人 090-8595-6421(三井)
       選挙改革フォーラム事務局 080-5862-3570(草野)

主催:全国フェミニスト議員連盟選挙改革フォーラム

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国際シンポジウム 選挙を変えれば暮らしが変わる (コクチーズの案内)
♪ モノトーン議会からオーケストラ議会へ ♬選挙を変えれば暮らしが変わる(フェイスブックのイベント案内)

【2018.3.24 更新】
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by bekokuma321 | 2018-03-22 18:52 | その他

奈良県の女性議員は全体の約1割。奈良県内39市町村中18市町村は、女性議員が誰もいない。いわゆる「女性ゼロ議会」は、46%にのぼる。

世界で最も幸福な国々の多くは、国連によると、北欧諸国だ。元気ですごせるお年寄りがどのくらいいるか、困ったときのサポート体制はととのっているか、国民がどの程度政治を信頼しているかーーなどの基準で調査した。

こうした幸せな社会づくりに貢献しているのは大勢の女性議員だ。北欧ノルウェーは国会も地方議会も女性議員は約4割。「女性ゼロ議会」は1980年代に一掃され、暮らしの隅々にまで女性の視点がはいっている。

そんな北欧の暮らしを写真で見ながら、奈良県の女性議員を増やすヒントを探そう。奈良県出身の瀬野喜代さん(荒川区議)が、「ふるさとをもっと住みやすくしたい!」と企画した。

☆2018年4月7日(土)1400
橿原市役所分館コンベンションルーム(近鉄大和八木駅南口5分)
☆女性議員をふやす会 (問い合わせ:瀬野 080-3252-2061)

講師:三井マリ子(女性政策研究家、全国フェミニスト議員連盟世話人、元東京都議)
   瀬野 喜代(東京都荒川区議、全国フェミニスト議員連盟世話人、奈良出身)

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世界一幸福な国ノルウェーの女性たち (2017国連幸福度)
フィンランド世界一、日本54位(2018国連幸福度)
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by bekokuma321 | 2018-03-22 11:05 | その他

先月、来日したノルウェーの首相アーナ・ソールバルグ(保守党)は、大学生でベルゲン市議会議員になった。18歳だった。後、20代でベルゲン市から選出されて国会議員に。

ソールバルグ首相は、訪日記念講演会において、ノルウェーで女性議員が多い理由に、「選挙制度が比例代表制だから」と言った。党内女性部の強さも紹介した。

1980年代、私はノルウェー労働党や左派社会党の人たちから「女性議員が多いのは、政党がクオータ制を導入しているから」と聞いた。私は、「これだッ!」と膝をたたいた。そして日本にクオータ制を紹介しまくった。

それからウン十年、クオータ制という言葉は、日本のメディアでも普通に扱われるようになった。

しかし、である。小選挙区制では、政党は勝てる候補1人しか選挙区から出せない。すると、クオータ制を設けても、実現はおぼつかない。韓国を見よ、だ。

クオータ制は、比例代表制選挙で、より有効だ。ただ、北欧諸国は比例代表制の歴史が長く、空気のようなもので、あえて比例代表制選挙制度を女性議員増の理由に出す人は多くなかった。

ノルウェー首相は、クオータ制を党是に設けていない保守党の党首。だからこそ、女性議員増の梃に「クオータ制」を出さず、「比例代表制」をはっきりと言ったのだろう。

選挙制度のほかに、ノルウェーには、女性差別を撤廃し男女平等を実現させるための男女平等法がある。この法は、女性の経済的社会的文化的地位をあげることに一役も二役も買った。法には、公的審議会・委員会などのメンバーは一方の性が40%以上いなければならない、という「クオータ制」も定められている。

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 ▲I 女のしんぶん「叫ぶ芸術」56回 男女平等法の歌

ノルウェー首相、日本の女子学生たちにエール (2018年2月の首相来日記念講演速報)
●連載● クオータ制は平等社会への一里塚 第2回
赤松良子賞と女性差別撤廃条約
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by bekokuma321 | 2018-03-21 13:47 | ノルウェー

ノルウェーの法務大臣シルビィ・リストハウグ(40歳、進歩党)は、20日早朝、大臣を辞任すると記者会見した。

3月9日、法務大臣は、フェイスブックに「(難民に厳しい措置をとる法案に反対した)労働党は、国民の安全よりもテロリストの権利を重視する党だ」と投稿した。それには過激派の写真が使われていた。

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その投稿をめぐって、国民も政治家も憤った。彼女に不信任案が提出された。昨夜、与野党間を浮遊するキリスト教民主党も不信任賛成を決めたことで、不信任案は国会で過半数を超えることが確実だった。その場合、内閣総辞職かと憶測されたが、寸前で、とどまった感じだ。

リストハウグの記者会見によると、辞職したのは、「進歩党が政権のなかにいてほしいから」と。自分への批判--難民排斥感情をあおり、社会に分断を生むーーを表現の自由の侵害問題にすり替え、労働党とキリスト教民主党を強く批判した。また「先週は魔女狩りのようだった」と被害者を装いつつ、「私は国会議員として、これまでと同様、発言を続ける」と挑戦的発言を重ねた。

昨秋の選挙の際も、彼女の突飛な言動は外交問題にまでなった。当時、難民大臣だった彼女は、スウェーデンの難民が多く住む地域を突如訪問し、「近寄れない地域だ」などとスウェーデンの難民政策を非難した。選挙目当ての行動に、スウェーデンの難民大臣は、「選挙が終わってからなら会うが、利用されたくない」と面会をキャンセルした。

こうした言動をメディアは連日大きく報道。彼女の個人的人気は衰えを知らなかった。結局、こうした演出で、彼女は進歩党の看板政治家でありつづけるかもしれない、と思った。

今回、この強気のリストハウグが、問題発言後わずか10日余りで辞任に追い込まれた。それは、国会で与野党の力が拮抗しているからだろう。う・ら・や・ま・し・い!

【写真:ノルウェー「アフテンポステン紙」。左はアーナ・ソールバルグ首相、右はリストハウグ大臣】

ブレイビク被告とノルウェー人の価値
4万人の歌で暴力行為に逆襲
「彼は負け、私たちは勝った」--ブレイビク裁判
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ブレイビク被告のファシスト的証言
ノルウェー襲撃犯と民主主義
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by bekokuma321 | 2018-03-20 23:43 | ノルウェー

公文書改ざんという民主主義の根幹を揺るがす悪事で、日本の国会は大混乱。内閣総辞職ものだが、安倍首相は圧倒的数の力を背景にのらりくらり。

発端は、安倍首相の妻が名誉校長である(のち辞任)小学校を、大阪府豊中市に開校する計画だっ。開校には土地がいる。愛国主義教育を進めたい日本会議系右翼政治家たちによる有形無形の圧力を忖度したらしき行政幹部らは、国有地を通常より8割以上も大バーゲンすることに…。

のらりくらりの安倍政権とは好対照なのが、ノルウェー政権だ。

明日、内閣総辞職かもしれない。報道を簡単にまとめる。

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こちらは、法務大臣シルビィ・リストハウグ(40歳、進歩党)のフェイスブックへの投稿が原因だ。保守党と連立を組む進歩党は難民政策に厳しい政党だが、彼女はその急先鋒。これまでも幾度となく極端な言動で物議をかもしてきた。

彼女は、国会に「テロリストと疑われる移民は、法的手続きなしに市民権をはく奪されうる」とする法律を提案。ところが反対多数で法は成立しなかった。すると3月9日、彼女は、自分のフェイスブックに、「労働党は、国民の安全よりもテロリストの権利を重視する」と投稿した。あろうことか、バックにはテロリストの写真が使われていた。

憤りが爆発した。2011年7月22日、超極右の白人男性ブレイビクによって、労働党青年部10代69人を含む78人が銃殺された。いわゆる「ウトヤ島事件」だ。生き延びた人たちは今もトラウマに苦しんでいる。

しかも、ちょうどリストハウグが投稿した同じ3月9日、事件を描いた映画「7月22日(Utøya 22. juli)」が封切られ、ノルウェー社会は、あの地獄に向き合わざるをえなかった。

労働党党首は、リストハウグの投稿は、悪辣な攻撃であり、法務大臣として低レベルだとNRKに語った。オスロの労働党幹部は「ブレイビクと進歩党を結びつけないよう努力してきたが、これでは難しくなる」と、ブレイビクが一時、進歩党党員だった過去を、ウトヤ島事件を引いて示唆した。

すると逆に「またウトヤ島カードを切った」と非難する人もいた。これに対して、ウトヤ島事件のサバイバーは、「カードを切った? 私は一生、傷を負い、トラウマに苦しむのです。友人も失いました。カードですって。実際に起きた事件なのです」と怒りをぶちまけた。

国会では、たった一人いる赤党議員が、リストハウグの不信任案を提出。それに中央党、左派社会党、労働党、緑の党が賛成する意向を公にした。「リストハウグがもっと真摯に謝罪をし、首相が法務大臣を辞職させるなら…」と容認しそうな野党もいたが、それには進歩党党首が反対した。とどのつまり、法務大臣の不信任案が通過したら、内閣が総辞職するというのだ。

問題は、キリスト教民主党が判断を決めてないことだ。19日(月)に話し合いをして20日(火)の国会審議に備えると言う。キリスト教民主党は、保守政権の閣外にいるが、左派グループ(労働党を中心とする赤連合)の野党とは一線を画してきた。さて明日、この、わずか8人のミニ政党は、どちらにころぶのか。それ次第で、ノルウェーの政治が大きく動きそうだ。


ミニ政党がカギを握る政権交代(ノルウェー)
国会議員選挙結果、女性41.4%(ノルウェー)
真夜中の国会記者会見(ノルウェー)
選挙の夜は寝ずの番(ノルウェー)
高校生が全て担うスクール・エレクション(ノルウェー)
オスロの街並みに溶け込む選挙(ノルウェー)
1本のメールから国会議員に(ノルウェー)
石油の新採掘か漁業・環境保護か(ノルウェー)
決闘の場はトロムソ図書館(ノルウェー)
育休候補、大学生候補が国会議員になれる国(ノルウェー)
ペン、リップクリームにコンドーム、etc(ノルウェー)
スクール・エレクションは民主主義の学校(ノルウェー)
投票者にも候補者にも優しい選挙(ノルウェー)
高校生も立候補するカネのかからない選挙 (近江真理)
選挙制度しだいでは高校生が議員になれる(田口房雄)
民主主義度1位ノルウェー、23位日本
世界一民主的な国
世界一民主主義の国はノルウェー、日本は22位
女性議員を増やすために ~ノルウェー選挙に学ぶ~
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by bekokuma321 | 2018-03-19 23:17 | ノルウェー

2018年のノルウェー労働党・男女平等賞の受賞したのは、グレーテ・ベルゲだった。

グレーテ・ベルゲは、グロ・ハーレム・ブルントラント政権時代の男女平等大臣。大臣就任中、妊娠出産したことや、育児休業の一定期間を父親に強制取得させる規定――パパ・クオータ――を策定したことで、よく知られている。

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ノルウェーからの報道によると、3月16日、労働党青年部平等会議 (likestillingskonferansen til AUF)において、党首ヨナス・ガーレ・ストーレは、グレーテ・ベルゲの遺族に賞を手渡した。

労働党・男女平等賞は、男女平等推進において卓越した業績をあげた人または組織に捧げられる。2012年、労働党によって創設された。賞のきっかけとなったレーチェル・グレップにちなみ、レーチェル・グレップ賞とも称される。賞金は5万クローネ(約70万円)。

これを機にレーチェル・グレップとは、どういう女性かを調べた。1879年生まれ、1961年没。ジャーナリスト兼労働党の政治家と紹介されている。1902年、ベルゲン社会民主主義青年党を創設したひとりで、新聞記者をしながら労働党オスロ市議を務めた(1923-1945)。たとえノルウェーであっても、新聞記者も議員も、女性には極めて珍しい時代だった。その苦労たるや、筆舌に尽くしがたかったろう。息子の1人は、ヒトラー・ドイツへのレジスタンス運動の̚”罪”で20代で死刑。

そのような闘う女性の名を冠した賞を設けて、毎年受賞者を公募していることに、労働党の男女平等への並々ならぬ意志を感じる。労働党は現在野党だが、依然としてノルウェーの最大政党だ。

その2018年の受賞者グレーテ・ベルゲを、労働党党首ヨナス・ガーレ・ストーレは「男女平等のパイオニアであり、ノルウェー社会の土台をつくることになった」と紹介した。

グレーテ・ベルゲは、昨年11月、63歳で亡くなった。ちょうど訪日していたグレーテの友人から私は訃報を知らされて、一晩中、キャンドルをともした。彼女との思い出が次々に浮かんできた。

グレーテ・ベルゲについては、『ママは大臣パパ育児』(三井著、明石書店)p232~246、『男を消せ!--ノルウェーを変えた女のクーデター』(三井著、毎日新聞社)p48~p64)に詳しい。前者の本のタイトルロールも彼女だ。以下のFEM-NEWS記事もどうぞ。

Rachel Catharina Helland Grepp
Arbeidarpartiet heidra Grete Berget med likestillingspris
「パパ・クオータ」生みの親の訃報」
わたしはフェミニストなんかじゃない。でも、なぜ?
パパ・クオータが減る
男性大臣2人の育休
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by bekokuma321 | 2018-03-18 20:40 | ノルウェー

世界で最も幸福な国は、1位フィンランド、2位ノルウェー、3位デンマーク。

昨年1位はノルウェーだったが、今年フィンランドに首位の座を譲った。北欧5カ国は昨年も今年も10位以内にすべてランクイン。日本は、昨年51位だったが、今年は54位と3つランクを落とした。

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では、どんな基準で調査したのか。

レポートによると、幸福度調査は、元気ですごせるお年寄りがどのくらいいるか、困ったときのサポート体制は充実しているか、人生の選択を自由にできるか、国民は政治を信頼しているか、などの項目で国連が調査した。

調査は、2012年から平等と信頼を国際的に推進することを目的に始められた。今年は153カ国。今回、初めて移民の視点からも調べたという。

上の表は、2018年国連幸福度指標の上位10カ国はどんな選挙制度かを調査したもの。4月20日国際シンポジウム「選挙を変えれば暮らしが変わるーーモノトーン議会からオーケストラ議会へ」で招待する国をマーカーした。

♪モノトーン議会からオーケストラ議会へ♫
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by bekokuma321 | 2018-03-15 21:58 | 北欧

「もっともっと女性は、家庭を、子どもを大切にして、いい子ども、つくってください」。

こうテレビで公言したのは豊中市議会の北川悟司議員。日本会議系の議員だ。彼は「幼いうちから男性の自覚、女性は女性としての自覚を育ててゆく」ことも強調した。

彼だけではない。”偏った学校教育”を「再生」しなくてはとする右翼的議員や団体の多いこと。各地の教育現場や教育委員会に執拗に介入する(注)。

その頂点に、日本会議国会議員懇談会の幹部安倍首相がいる。彼は以前、「ジェンダーフリーを進めている人たちは、国家家族の価値を認めないのが特徴。社会・文化の破壊にもつながっている」と発言した。そんな首相の妻の肝いりで、豊中市内に、家父長制や愛国心をたたき込む学校のプランが持ち上がった。日本会議系議員も動き「神風が吹いた」感じで…開校寸前だった。

優生保護法はなくなっても、今なお、このような議員たちが幅をきかしている。そんな日本で、障害を持った女性たちの人権は行政から長らく見捨てられてきた。

全国フェミニスト議員連盟は、優生保護法下の不妊手術被害者に対して、最高責任者2名に次のような要望書を郵送した。3月13日付。

c0166264_15533740.jpg◆◆旧優生保護法において実施された強制不妊手術被害者に対して謝罪と補償を求めます◆◆

厚生労働大臣 加藤勝信様
財務大臣 麻生太郎様

2018年3月13日

全国フェミニスト議員連盟は、男女平等社会を築くために余りに少ない女性議員を増やそうと運動を続ける市民と議員の団体です。女性の生涯に渡る健康と性と生殖に係る自己決定権の確保も重要な活動のひとつです。

「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する」ことを目的とする優生保護法(1948~1996)のもと、日本では、半世紀もの長きにわたって、障害や病気を理由に、強制(または結果として強制)不妊手術が続けられてきました。被害者は、公的統計だけで、全国で約16,500名(北海道約2,500名、宮城県約1,400名、最年少9歳)、その7割は、女性です。

国の法律で「不良」な子を出生しないようにと規定された、障害や病気を持つ人たちは、子どもを産むか産まないかを自分自身で決める権利(自己決定権)をはく奪されていたのであり、たとえ不妊手術に同意したとしても、本人の本心からの同意とは言えない、と私たちは考えます。

同法は1996年「母体保護法」に改められたものの、日本政府は、過去の検証も国民へのスティグマ(人間の尊厳を傷つけるような烙印)克服の啓発も行わず、長年、謝罪や補償を求めてきた被害者の声に耳を貸そうともしませんでした。

それどころか今なお、「手術は当時の法に基づき合法的に行われた手術であり、過去にさかのぼって補償することは考えていない」として、被害者救済策をとろうとしてはいません。

こうした日本の優生手術強制に対して、国連の自由権規約委員会(1998年、2008年、2014年)、女性差別撤廃委員会(2016年)は、日本政府に被害者への謝罪と賠償を勧告しました。さらには、2016年3月、国連女性差別撤廃員会の総括所見で、日本政府に対し、関係者の処罰、謝罪及び補償を求める勧告がなされました。なおドイツ、スウェーデンは、国として謝罪と補償など被害者救済措置をとっています。

さらに昨年2月、日本弁護士連合会は、優生思想に基づく不妊手術と中絶は憲法違反(13条、14条)であり、被害者の自己決定権と「性と生殖の健康・権利」の侵害であるとし、国に対し、被害者に対する謝罪、補償等の措置を行うよう求めるとともに、資料の保全と速やかな実態調査を求めて意見書を提出しました。

そして本年1月30日、強制不妊手術を強制された宮城県の女性は、被害者救済制度を作ってこなかった国に対し、国家賠償法による損害賠償の訴えを仙台地方裁判所に起こしました。原告の義姉は「差別的な周りの目から黙って耐えてきた。国が誤りを認めて謝罪すれば国民の考え方も変わる。障がい者らが明るく過ごせる世の中に変わってほしい」と述べています。

全国フェミニスト議員連盟は、政府に、優生上の理由で不妊手術を強制(結果として強制も)された被害者への謝罪・補償と優生手術の実態解明を強く要望するとともに、産む・産まない(産めない)によって差別を受けることなく完全に個人の自由意志による選択ができる環境(スティグマ解消を含む)をつくる責務を、政府が有していることに鑑み、政府に対して、その環境づくりにまい進するよう、ここに要請いたします。

全国フェミニスト議員連盟
共同代表 ひぐちのりこ(宮城県仙台市議会議員)/ 日向美砂子(東京都小平市議会議員)
事務局 小磯妙子(神奈川県茅ヶ崎市議会議員)

【写真:現代書館から刊行されたばかりの『優生保護法が犯した罪』。内容(「BOOK」データベースより)優生保護法はなくなっても、今なお残る優生思想の陰。新たな被害証言、優生手術台帳の資料開示、日弁連「意見書」など、優生手術に対する謝罪と補償を求める運動の進展と資料を加えた増補新装版。 多くの人、なかでも議員・官僚の皆さんは必読】

【注:豊中市の日本会議系議員やその支持団体による行政への圧力を具体的に知りたいかたは、旬報社『バックラッシュの生贄:フェミニスト館長解雇事件』に詳しい】
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by bekokuma321 | 2018-03-14 17:06 | その他