2009年 11月 29日
イラン政府、女性運動家からノーベル賞メダルを強奪
■NRKhttp://www.nrk.no/nyheter/utenriks/1.6886511
■Fem-News「イラン当局、エバディ弁護士の活動拠点を閉鎖」
http://frihet.exblog.jp/10544840/
2009年 11月 27日
愛知県の女性ゼロ議会訪問記
■日本には「女性が立候補できない村」がある
さとうしゅういち2009/11/25
http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911243543/1.php
■世界一住みやすい国ノルウェーに学ぼう!
さとうしゅういち2009/11/24
http://www.news.janjan.jp/world/0911/0911243539/1.php
関連
■女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島町を訪ねて
http://frihet.exblog.jp/13039730/
■日本の真ん中・愛知から女性議員を増やそう! (アピール文の全文もこちら)
http://frihet.exblog.jp/13037135/
2009年 11月 27日
看護師組織、政党支持で真っ二つ
看護連盟は、看護協会の政治団体を担う組織。いわば内部機関。連盟のほうが、次期参院選に自民公認で候補者を出すことを決定した。しかし、協会側は、その決定に対して、「政権与党以外から擁立」支持できないとなった、と報道されている。
“看護婦さん”は、女子高生たちの「夢の職業」であった。しかし日本の看護師の労働条件は、先進諸国に比較し非常に低い。典型的女性の職場であり、日本の男女格差の反映といえる。
少子高齢社会にあたって、その責務や役割はますます重要となる。女性の職業上の地位向上の面からも、社会に占めるこの職業の重要性からも、労働条件改善は必須だ。それには政治参画が欠かせない。これまでの自民党支持一本やりでいいのか。見直す時だと、私は思う。
出典http://www.cabrain.net/news/article/newsId/25337.html
参考http://oshigoto.e-nurse.net/index.php
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2009年 11月 25日
ノルウェー、世界の女性の人権に6000万クローネ

3分の2は、国連のFGM根絶対策に、3分の1は、新しい国連男女平等基金に出資される。UNIFEMによると、世界中で、女性であるがゆえの暴力を受けている女性は、全女性の3分の1にのぼる。
エーリク・ソールハイム国際開発担当大臣は、次のように述べている。
「国連は、女性であるがゆえのあらゆる形態の暴力根絶に向けて、幅広い活動を掘り起こす牽引役です。我々の寄付金は、この重要な国連の仕事への支援に使われることになります。とりわけ、紛争の武器に性暴力が使われないようにする闘いに対して、です」
1億人から1億4000万人もの女性や少女が、多くはアフリカの地で、FGM被害にあっている。一方、たとえばセネガルの地方で続けられた国連の社会変革運動によって、3300の村にFGMの慣行廃止をもたらした。
「FGMは、少女のセクシュアリティと生殖力を支配抑圧する蛮行です。FGMのような深層奥深く定着した権力構造をゆるがすには、FGMが実際に行われている土地において、時間をかけてとりくむことが必要なのです。この拠出によって、ノルウェーは、女性であるがゆえの暴力の根絶に向けて、草の根レベルや他の社会変革組織が、国内外で行動できることを求めています」
「ノルウェーのこの寄付の背景には、ノルウェー自身の経験があります。ノルウェーの女性たちの権利を向上させるために、不可欠だったのは、女性運動でした。女性のシェルター運動や、妊娠中絶合法化運動などの過去の実例が、このことを教えています」
(Press releaseは英文。翻訳・要約は筆者)
さて、日本政府だが、国連が決めた規約に従って4億ドルを支払っている。 これは「分担金」と呼ばれ、ノルウェーも他のどの国も支払っている。上記とは別物であり、女性に使われる保障はまったくない。
http://www.regjeringen.no/en/dep/ud/press/News/2009/genderequality_fund.html?id=587005
http://www.unifem.org/partnerships/fund_for_gender_equality/
2009年 11月 25日
川島織物セルコン、女性差別賃金で訴えられる
女性であることを理由に、賃金差別を受けたとして、東証1部上場の川島織物セルコン(京都市)に勤めていた元社員の女性(57)=奈良県=が20日、同社に男性社員の賃金との差額や慰謝料など総額約1700万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。賃金差別を申し出たことを理由に、早期退職を余儀なくされたとも訴えている。
訴状によると、元社員は1990年、同社に吸収合併される前の別の企業に入社。今年3月に退職するまで主に営業職として男性と同じ仕事をしてきた。しかし勤続年数がほぼ同じで若い男性社員より賃金が低く、男性に支給される住宅手当などもなかったという。
会社側に是正を求めると、「辞めたら済む」などと言われたという。川島織物セルコンの話 訴状が届いていないのでコメントは控えたい
2009年 11月 23日
女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島村を訪ねて
女性ゼロ議会の自治体に行き、「女性が議会に誰もいないんです。なんとか女性候補者を出して、議会に女性の代表を増やしてください」--こうお願いしました。お願いした側は、クオータ制の実現をめざす会(代表神永礼子)。
突然の訪問で、驚かれたこともあってか、実情の話題交換までは行くつくのは容易ではありませんでした。やりとりを再現します。
■■■阿久比町(あぐいちょう)■■■
●鈴村一夫議員(自民党の長老議員)を訪ねて

「いや、今、出かけるところなんで・・・。待っているんで」
「何でわかったんや?」
(HPで見て、最も当選期数が多く、町民から信頼されている方だと考え訪ねたと説明)
「このHP、消してくれって言おうと思ってるんだ、迷惑してるんで」
「女性? それはいたほうがいいな。前にいたけど亡くなってしまって。とにかく、これから出かけなくていかんので」

■■■飛島村(とびしまむら)■■■
●服部康夫議長を訪ねて

(「アピール」を手に、女性議員を議会に増やそうと活動しているグループであることを説明)
「女が出てこんだけや」
「出ていかん、とは誰も言っとらん」
(これまで、この村に女性議員はいたんでしょうか)
「誰もおらなんだな。女が出てこんかっただで」
(出ようとしたらつぶされるなんてことはないでしょうか)
「自分のことが忙しくて、つぶすなんてしない」
(女性の場合、励ましたり指南をさずけたりという人材育成がいるのでは)
「女性の人材育成? 男の人材育成もしとらんのに」
(女性の団体とかはないでしょうか)
「知らんなぁ」
●橋本わたる議員を訪ねて

以上の「なくせ!女性ゼロ議会」アクションには、神永礼子、坂喜代子、さとうしゅういち、三井マリ子の4名が参加しました。11月21日「世界一住みやすい国ノルウェーに学ぼう!」を主催した岡田ふさ子、吉川冨士子2名も準備に関わりました。
参考サイト
■調和の中で豊かに実る町阿久比町http://www.town.agui.lg.jp/
■飛島村男女共同参画http://www.vill.tobishima.aichi.jp/torikumi/danjyo.html
2009年 11月 23日
女性を気候変動対策の中心にせよ
気候変動による海面上昇、干ばつ、氷河の融解、異常気象などの問題にとりくむ際、その影響を最も受けやすい女性が見過ごされてきた。
「貧しい国の貧しい女性は、気候変動の原因から最も遠い場所にいるにも関わらず、最も甚大な被害を被っています」と、国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイドは言う。
温暖化が進むと、貧富の差と男女の不平等がさらにいっそう広がる恐れがあると指摘している。
「近い将来、気候変動による大災害の可能性が警告されている今、私たちには34億人の女性と女児を犠牲者にするのではなく、むしろ彼女たちが、34億人の変革者となるようにすべきではないでしょうか」と事務局長は述べている。
ジェンダーの視点をすべての政策に組みいれること――ジェンダーのメインストリーミング――が、気候変動政策からも指摘されたことになる。しっかり、新政権!
詳しくは
http://www.unfpa.org/swp/2009/en/pdf/EN_SOWP09.pdf
http://www.unfpa.or.jp/news/press/pr2009/pr0911.html
2009年 11月 23日
慰安婦問題の立法解決へ緊急署名
「私たちは、新政権がこの問題の解決を次世代に持ちこすことなく、一日も早く法律を成立させ、
高齢の日本軍「慰安婦」被害女性に心からの謝罪と償いを届けることを求めます。
つづきは、http://www.jca.apc.org/ianfu_ketsugi/120.html
2009年 11月 23日
日本の真ん中・愛知から女性議員を増やそう!
熱心な質疑討論のあと、最後に主催のクオータ制の実現をめざす会からアピール。愛知県には、女性議員が一人もいない議会が4つもあることをあげ、女性ゼロ議会をなくすとともに、女性議員を増やして住みやすい地域にしようという宣言文を採択した。愛知県の女性ゼロ議会は、田原市、阿久比町、飛島村、豊根村。

アピール「日本の真ん中・愛知から女性議員を増やそう」
日本で初めて、女性が参政権を行使したのは1946年でした。その年、男女平等をうたった憲法も発布されました。それから60年以上の年月が経ち、女性の暮らしは、私たちの曾祖母、祖母、母親の時代に比べると、改善されてきました。しかし、物事の最終決定の場である「政治の場」の男女平等は改善されていません。
(上記続き全文と、アピール文を届けたアクションについては、Moreをクリック)
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2009年 11月 17日
ノルウェーの新「平等と反差別オンブッド」、決まる

彼女は、精神保健審議会の事務局長を長年務めていたが、9月ごろから公募していた「平等と反差別オンブッド」に応募し、このたび選考された。障がいをかかえる人たちが、どう学校・社会に自然に溶け込めるようにするかに、彼女の経歴が生かされることになるのではないか。ちなみに、ノルウェーのほとんどの公的ポストは公募制で、応募者についてもマスコミで広く取りざたされる。
平等と反差別オンブッドは、もともと男女平等オンブッドと呼ばれていた。女性の地位をあげるために働く国家苦情処理機関。女性の人権確立だけでなく、難民や移民、同性愛者などに対する排外主義的動きを撤廃するという新しい役割が加わって、呼称も変わった。任期は6年。
写真上は1月から就任する新しいオンブッド。下は6年の任期を終えようとしている現オンブッドのベアテ・ガンゴース。現オンブッドは、同性のパートナーがいることをオープンにし、自ら、同性愛者へのスティグマ解消に一役買った。新オンブッドは、精神疾患を持つ人たちへの偏見を解消し、住宅や仕事につける機会を増やせるような分野に、焦点を置くようになると思う。

1)男女平等を、社会のすみずみに浸透させるための牽引機関として、メディアや種々の講演会などで、発言・主張する。
2)男女平等と反差別に関するいくつかの法を、順守させるための旗振り役。男女平等・反差別法、労働環境法、住宅法など。
男女平等オンブッドに関して日本語で知るには、『男女平等オンブッド』(1997、同編集委員会編集、同編集委員会自費出版)がある。ノルウェーから現職の男女平等オンブッドが初来日した際の資料集だ。こちら参照http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/profile_book.html
■http://www.ldo.no/
■平等と反差別オンブッドの公募に応募した人たち(選挙候補者リストと同様、名前、出生年、住所、職種が広く広報される)
1 Loveleen Rihel Brenna, born 1967, Ullensaker, Chairman
2 Anne Myhr, born 1966, Oslo, Eldreombud
3 Bjarte Vandvik, born 1965, Brussels, Secretary General
4 Venil Katharina Thiis, born 1953, Trondheim, Lawyer
5 Marianne Borgen, born 1951, Oslo, Head of Department
6 Hanne Blåfjelldal, born 1981, Oslo, Political Adviser
7 Linda Wendel Berg, born 1968, Oslo, Head
8 Alfredo Zamudio, born 1960, Oslo, Country Director
9 Cecilie Lyngby, born 1970, Oslo, Marketing / Operations Manager
10 Sunniva Ørstavik, born 1967, Oslo, General Secretary
11 Ingunn Yssen, born 1961, Oslo, Communications
12 Drawn
13 Ann-Magrit, Austenå, born 1961, Oslo, Deputy Secretary General
14 Rune Stureson, born 1952, Oppegård, Office Manager
15 Rita Sletner, born 1960, Eidsberg, Ass.generalsekretær
16 Geir Lippe City, born 1964, Oslo, General Secretary

■ノルウェーの「オンブッド」ミーレさんに聞く(2003/11/2)
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/interview/In03110201.html(「中国新聞」山内雅弥編集員記事。2003年秋、すてっぷで企画したオンブッド講演会に広島から参加)
■『男女平等オンブッド:国際シンポジウム 男尊女尊の国からオンブッドを迎えて 報告集』(1997、同編集委員会[代表三井マリ子])