カテゴリ:その他( 526 )

「夫は外、妻は家」と考える女性が増えたという。全国家庭動向調査の結果だ。

報道によると、「夫は外で働き、妻は主婦業に専念」という考え方に賛成派は45.0%。1993年は53.6%、98年は52.3%、03年は41.1%と5年ごとに減っていた。ところが今回2008年、増加してしまった。

最も深刻なのは、第1子出産を機に、女性の7割が退職していることだ。日本は、子どもを持った女性が勤めを続けられない社会だといえる。報道はこの点を強調し、社会の進むべき方向を示唆すべではないか。

さらに妻がフルタイムで働いていても、夫の6人に1人は全く家事をしていない。女性たちの多くは、家事・育児・仕事をこなせたとしても、社会活動(政治も含め)や趣味・学習時間を減らしているに違いない。人間には24時間しかないのだから。

年代別では、29歳以下は47.9%(前回より12.2ポイント増)。30代は41.7%(7.6ポイント増)。40代は39.8%(6.6ポイント増)。50代は42.3%(2.5ポイント減)。60代57.2%(4.0ポイント減)。働き盛りの40代が、最も性役割分業に反対している。

これでは、女性差別撤廃条約、男女雇用機会均等法、男女共同参画社会基本法は、絵に描いた餅にすぎない。政府は、猛反省してほしい。

希望の持てない女の職場しかちらつかない現状である限り当然の結果だ。それをなんとかすべきだ。子どもを持っても働き続けられる女たちの雇用環境をつくることーーーそれに尽きる。おっと保育所の待機児童80万人の解消も待ったなし。男女共同参画局、厚生労働省幹部の声を聞きたいものだ。

http://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ4/NSFJ4_top.asp
http://www.asahi.com/national/update/0531/TKY201005310363.html
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100601k0000m040011000c.html
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by bekokuma321 | 2010-06-02 01:59 | その他

週刊金曜日4月9日号、朝日新聞5月5日記事。出生届の「嫡出」欄が未記載でも、出生届が受理されることになった。法務省が「婚外子に配慮」したという。子どもの差別撤廃に一歩前進だ。国際潮流から考えると、あまりに遅きに失したとは思うが。

朝日の杉原里美記者によると、法務省は、婚姻届を出していない「事実婚」の親が子どもの出生届を出す時、「嫡出でない子」と書かなければ不受理としていた過去の対応を改めた。よって、今後「母の戸籍に入籍する」などと書けば受理される。事実婚が増えている昨今、当然のことだと思う。

日本の戸籍法は、出生届をする際、「嫡出子または嫡出でない子の別の記載をしなければならない」と定めている。親が、差別的だと考えてこの記載を拒むと、受理されなかった。事実婚や未婚の母は出生届の「嫡出でない子」という欄にチェックを入れる。婚姻届を出している夫婦は「嫡出子」欄にチェックする。

不受理となって、子どもが戸籍に記載されないと、住民票が作られなかったり、パスポートも取得できなかったりするなど、子どもにとっての不利益が生まれる。

法務省は、3月24日、続き柄欄に記載されていない場合の取扱いに関する課長通知を地方法務局長などに送付した。この市町村に出した通知で「嫡出でない子」の欄にチェックを入れない場合でも、「その他」欄に、「母の氏を称する」「母の戸籍に入籍する」などと書けば受理することを認めたという。

朝日によると、厚生労働省の2008年人口動態統計では「嫡出でない子」は約23000人。不受理となった子どもの数は不明だ。法務省は、これまで不受理だった人も、改めて提出すれば受理する方針だ。

「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」は、この問題について80年代からたゆまず運動を続けている。まずは、おめでとう!!

「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」http://www.grn.janis.or.jp/~shogokun/

「週刊金曜日」金曜アンテナ
「法務省 婚外子の続き柄欄記載の取扱い通知 3月24日」http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=1052
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by bekokuma321 | 2010-05-06 09:00 | その他

日本の母親、世界32位

c0166264_9185094.jpg母の日にあたって、「Save the Childeren子どもを救おう」恒例の世界母親ランキングが発表された。

トップ5は、ノルウェー、オーストラリア、アイスランド、スウェーデン、デンマーク。ノルウェーは、昨年の2位から1位になった。アメリカはバルト諸国やクロアチアなどより低い28位。日本はさらに低く32位。スロバキアとベラルーシの間に位置する。

保健・教育・経済にどれだけ母親と子どもたちがアクセスできているか、などを指標に世界の国々を調査したもの。

レポートによれば、毎年、治癒可能な原因で死亡する子どもの数は880万人。母親と子どもの保健衛生に最も欠かせない役割を果たしているのは、女性のケア・ワーカーたち。つまり「命綱」は、保健・保育関係の女性労働者である。

ケア・ワーカーの訓練・教育・労働条件改善に、政策の優先課題を移すことがいかに大事かということがわかる。とくに先進諸国の中で最下位にある日本は、大改革をせまられている。

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◆Fem-News昨年の「世界母親ランキング」http://frihet.exblog.jp/13674319/
レポート「母親の現状」
◆Save the Childeren http://www.savethechildren.org/

◆関連学習会のお知らせ「子どもの貧困-失われた教育の機会均等-」
5月23日(日)14:40~16:30
三鷹市市民協働センター第1会議室(中央線三鷹駅より徒歩15分)
講師:鳫咲子(参議院事務局企画調整室調査員・早稲田大学非常勤講師)
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by bekokuma321 | 2010-05-05 09:04 | その他

c0166264_11575460.jpg3月30日、大阪高裁、男女共同参画行政のありかたが問われた日本初の司法判断。今日午後2時、文京区の男女平等センターで、その学習会があります。浅倉むつ子教授、紀藤正樹弁護士の講演。

千代田区議の小枝すみ子さんの案内をはりつけます。

分野の違うみなさまにご案内いたします。
男女平等分野で、先頭を走り続けてくれた、三井マリ子さんが、大阪豊中市の男女共同参画センターの館長として活躍していましたが、それに反対する勢力(当時市議)の働きかけによって雇止めをされたことに対して、市を相手取ってたたかってきました。

その結果、地裁では敗訴しましたが、3月30日大阪高裁で、逆転勝訴したのです。本当にこれは画期的なことです。

勝訴のシナリオとなった、意見書を書いて下さった浅倉むつ子さんを迎えての、報告集会が東京であります。どうぞ、分野の違う方もいらっしゃると思いますが、ふるってご参加ください。

         記

日時:2010年4月24日(土) 午後2時~5時

場所:文京区男女平等センター研修室A

講師:浅倉むつ子(早稲田大学大学院教授、三井裁判「意見書」作成)
    紀藤 正樹(弁護士、三井マリ子代理人)
    三井マリ子(原告、豊中市男女共同参画推進センターすてっぷ初代館長)

主催:館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会@関東
チラシは、http://fightback.fem.jp/10-424kachinukukai-bunkyo.pdf

小枝すみ子(千代田区議)
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by bekokuma321 | 2010-04-24 12:00 | その他

政府は、4月15日の男女共同参画会議(議長・平野博文官房長官)で、「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて」と題する中間整理をまとめた。6月に鳩山由紀夫首相に提出する答申案の中間的文書。

「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」の内容はhttp://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/index.html

5月中に、市民から意見を求め、6月に会議で首相あての答申をまとめ、政府は年内に計画を策定する。

「性別による役割分担意識がまだ根強い」と、男性の意識の低さを指摘している。まず上げられている政治分野への女性の少なさについては、一定割合を女性に割り当てるクオータ制の検討を求めている。同一価値労働同一賃金の実現も挙げている。

全国フェミニスト議員連盟が1992年に提唱したクオータ制。18年かかってやっと政府の文書に盛り込まれたことになる。全部で14分野。

福島瑞穂大臣のコメントはこちら
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/chukanseiri/message.pdf

「男女平等の社会になると、私も僕もハッピーになる」のは確実。この中間整理を、市民の声でさらによくしよう。そのためには、市民の声をどんどん出そう!

私たちの意見を出すには
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/ikenboshu.html
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by bekokuma321 | 2010-04-22 16:50 | その他

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3月30日、大阪高裁から、大阪府豊中市の男女共同参画推進センターの館長を排斥した行為は、「人格権侵害」である、という画期的判決が出た。

大阪府豊中市の男女共同参画推進施設の館長職を不当に打ち切られたとして、初代館長が、豊中市と運営財団に慰謝料など約1200万円をもとめた損害賠償訴訟の控訴審していた。大阪高裁の塩月秀平裁判長は、一審・大阪地裁判決を変更し、市側に150万円の支払いを命じた。

塩月秀平裁判長は、雇用の打ち切りは「裁量の範囲内」と違法性を認めなかった。しかし、市側が館長に批判的な勢力の圧力に屈して動いたことを認め、その行為は「控訴人の人格を侮辱し、人格権を侵害した」と認定した。

判決は、その勢力による、「陰湿、執拗(しつよう)で組織的な攻撃」があったと指摘。市政に影響力を持っていた当時の市議1人が「すてっぷ」の蔵書廃棄を議会で求め、複数の市民が市に嫌がらせ電話をかけるなどしたと述べた。 市幹部や財団幹部が、組織の最高責任者である初代館長に相談もなく後任選びを進め、後任候補には初代館長に続投の意思がないと勝手に告げていたなどと指摘。こうした行為は一部の勢力の動きに屈したものと認定し、「控訴人は生活に重要な意味を持つ雇用継続の情報から一切排除された」として賠償を認めた。

「人格権侵害」とは、山梨県昭和町の嘱託職員(女性2人)解雇事件で打ち出された法理だ。町長が「合理的理由もなく再任用を拒否し、人格的利益を著しく傷つけた」として、慰謝料を認める判決が最高裁で確定している。

男女平等の推進を踏み倒しては快哉を叫ぶ、いわゆるバックラッシュ勢力の攻撃を認めた画期的な裁判である。判決ではバックラッシュという言葉ではなく「一部勢力」としている。この判決を下した塩月秀平裁判長について少し。

彼は、昨年、夫からの暴力(DV)を受けた結果、住民票と違う場所に暮らす女性による夫の定額給付金請求権仮差し押さえ申請に対し、申請を却下した大阪家裁決定を取り消し、仮差し押さえを認める決定をした。「(離婚慰謝料の)保全の必要がある」としたうえで、「定額給付金を仮差し押さえの対象から除外する根拠はない」との判断だった。対象は夫婦と子供計3人分の給付金4万4千円。DV被害者を司法が救済する道を開いた意義ある判決だった。

MSN産経
朝日コム
静岡新聞
ソウル・ヨガ(イダヒロユキ)
日経新聞
館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会

写真は、判決後の「弁護士解説つき交流会」でガッツポーズをとる支援者たち(2010.3.30 大阪弁護士会館)
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by bekokuma321 | 2010-04-02 23:48 | その他

先日、労働者派遣法が改正された。非常に不満足なものだった。

派遣とは、多くの女性が、働かされている典型的非正規雇用だ。これほど働く女性に大きな影響を持つ法律はないくらいだ。しかしもっとも影響を受ける働く女性の声が、審議決定の場に参画していない日本では、見るも無残な法律となってしまう。その典型例といえよう。

派遣とは、働いている人が派遣先と派遣元という二重の「主人」に使われている点が特徴。派遣先は実際に働いている会社。一方、派遣元は働く人の直接の雇用者で、派遣先に派遣をしている会社である。

今回の最大の問題は、「均等待遇」を守らせることだと私は考えていた。しかし、多少の色はつけたが、「均衡を考慮する」との配慮規定で終わってしまった。いわゆる、ざる法である。配慮するーーーという甘い文面では、「はい、配慮しました」などと会社側が簡単に言いぬけられる。

社民党と国民新党の粘りで、「事前面接」が禁止されたのはよかった。事前面接がOKとなると、顔かたちや結婚妊娠の見込みなどで、はねられる恐れが高いからだ。

◆労働者派遣法:改正案閣議決定 「みなし雇用」に評価 「偽装」排除へ一歩(毎日新聞)http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100320ddm002010116000c.html

◆労働者派遣法の今国会での抜本改正を求める意見書(日弁連)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/100219.html

◆【談話】労働者派遣法「改正」法案の閣議決定にあたって(全労連)
http://www.zenroren.gr.jp/jp/opinion/2010/opinion100320_01.html

◆労働者派遣法改正法案の閣議決定に関する談話(連合)
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/danwa/2010/20100319_1268978287.html

◆派遣法条文(厚労省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000050fd.html
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by bekokuma321 | 2010-03-21 09:11 | その他

3月18日、全国知事会男女共同参画特別委員会は、 都道府県の審議会の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」導入を提言するようだ。

クオータ制の導入を運動している神永礼子さんが、西日本新聞記事を知らせてくれた。政府の行動計画の目標が2020まで30%。それをどう達成するか、地方がやっと関心を寄せるようになった。遅すぎるが、悪いことではない。

西日本新聞http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/159394 2010年3月18日 18:26 カテゴリー:政治  

【全国知事会男女共同参画特別委員会(会長・嘉田由紀子滋賀県知事)は18日、 都道府県の審議会委員の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」の導入を求める提言案 をまとめた。4月の全国知事会議で報告した後、国に提出する。政府が年内に閣議決定する 男女共同参画第3次基本計画に反映させたい考えだ。  

提言は、都道府県に設置が義務付けられている審議会の委員について、法令で 「医師会会長」など特定の役職を就任の条件としているケースが多く、女性登用の範囲が 限られていると指摘。2020年までに指導的地位に就く女性の割合を30%に引き上げる という政府の目標を達成するため、クオータ制導入のほか選定要件の緩和、知事の裁量権拡大を求めた。】

クオータ制に焦点をあてた西日本新聞の報道はすばらしい。かつて(2003年)、私は、男女平等法によるクオータ制や政党規則による党内クオータ制に関して、中国新聞が、詳しく調査し読みやすい記事にしたことを、高く評価した。同記事はhttp://frihet.exblog.jp/12692777/ にリンク先あり。
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by bekokuma321 | 2010-03-20 15:29 | その他

世界各国に女性国会議員はどの程度いるか。調査によると、187カ国中、日本は“堂々の122位”。昨年の119位から、また落ち込んだ。

IPU(国際議会連盟)が毎年、公開している「世界における女性下院議員の割合ランキング」、2010年1月31日付。

1位は女性率56.3%のルワンダ。トップテンは過去、北欧諸国が独占していたが、最近、クオータ制にふみきったアフリカ諸国の台頭が目立つ。

122位の日本は、120位(アゼルバイジャン、ルーマニア)、123位(トーゴー、ハンガリー、モンテネグロ、サンルチア)の間に位置する。もちろん先進諸国の中では、口にするのも恥ずかしいほど低い。

詳しくは、http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm
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by bekokuma321 | 2010-03-16 10:48 | その他

国際女性デーあれこれ

c0166264_111447.jpg日本は一足早く国際女性デーを祝ったが、本当は今日3月8日が国際女性デー。世界のあちこちで、女性たちが、女性の自立、男女平等、女性差別撤廃を求めて、集まり、語り、祝っている。

だけど100年間、いったいどんなことをしてきたの? そんな疑問に答えるサイトがある。下が、それ。国際女性デーの歴史的な写真やポスターが満載だ。http://www.isis.aust.com/iwd/stevens/contents.htm

オーストラリアのジョイス・スティーヴェンスJoyce Stevensによる大変な労作。彼女は、左派の活動家で研究者

c0166264_1342652.jpg■左上の写真は、ふじみつこ作の2010年国際女性デー。Mitsuartブログには大きなサイズのイラストがありますhttp://mitsuart.exblog.jp/

■右の写真は、国際公務員協会の2010年国際女性デーポスター「労働組合権は女性の権利」。とても新鮮なスローガンだ。詳しくは国際公務員協会IWYサイト

c0166264_145361.jpg■左の赤いカードは、ノルウェー公務員組合の国際女性デー・ポスター。スローガンは「今すぐ、フルタイム職への権利を!」。労働組合サイトの表紙に(女性団体ではなく)、このカードがドーンと載っているところがノルウェーらしい。http://www.fagforbundet.no/
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by bekokuma321 | 2010-03-09 01:03 | その他