カテゴリ:アジア・アフリカ( 167 )

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女性差別の情報は、男たちの手でかき消されたり矮小化されたりするのが普通だ。

それに疑問を持った女性運動家、司書、ジャーナリスト、研究者、先住民の権利運動家、情報センター職員たちが、国境を越えて叫んだ。

「女性をとりまく現実をよく見えるようにしよう」

「情報は力。世界中からアクセス可能な女性の情報サイトをつくろう」

この国際的運動は、「ノウハウ会議」と名づけられた。萌芽は1995年9月4日に北京で開かれた国連世界女性会議にあった。世界中から5万人が北京に集まった。私も地方紙と女性紙から特派員資格を得て参加した。

カップラーメンをすすりながら、寝る間も惜しんでパソコンをたたいた。全国フェミニスト議員連盟としてワークショップも企画運営した。女性議員の少ない日本の現状をどうしたら変えられるか、英語日本語ゴチャゴチャにして話し合った。

そして第1回はオランダ、第2回はウガンダで、女性と情報をどう集め、どう広め、どう保存していくか、国際会議が開かれた。

(つづきはI 女のしんぶん「叫ぶ芸術」を。ただしWeb版の解説は、I 女のしんぶん連載の記事とは多少異なることを了承願います)

「ノウハウ会議」から生まれたウガンダの女性情報サイト
http://www.isis.or.ug/2011/11/ruth-ojiambo-ochieng/
http://wougnet.org/
http://www.fao.org/docrep/x3803s/x3803s23.htm
http://vc.bridgew.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1396&context=jiws

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by bekokuma321 | 2014-11-29 22:31 | アジア・アフリカ

c0166264_1452347.jpgアリサンドラ・ファジーナ。パキスタンの紛争地で、難民、移民、とりわけ女性や子どもたちの写真を撮り続けている女性だ。

ソマリア、リベリア、イエメン、そしてパキスタンと、彼女は、想像を絶するほど困難な地域に向かう。そこに滞在する。そこで生きる。そして、そこの人たちからの信頼を得なければ絶対撮影できない、日常、有様、表情を撮影する。

パキスタンでは、彼女自身、何度もあきらめようとしたり、命を奪われるような危険な目にもあった。

2009年、パキスタン反乱軍の襲撃に遭って、体に弾丸2発の傷跡がある82歳の女性。しかし、外出できないため、病院に行って治療は受けられない。彼女は息子がタリバンに入隊したと疑われ逮捕された。家を破壊され、7か月間幽閉され、拷問をうけた。何もかも、失った。

アリサンドラ・ファジーナのカメラは、戦争や紛争に翻弄されて、忘れ去られようとしている、こうした女たちの人間性をわしづかみにする。

彼女は言う。

「戦争で、何百万人、何千万、死んだ、とニュースは言う。しかし、忘れてはいけないのは、数ではないということ。みな、1人の人間なのだ。その人には声を発する権利がある。その人の声に世界は耳を傾ける義務がある」

Caught in conflict: women in Pakistan
Caught in conflict: women in Pakistan – in pictures
http://www.youtube.com/watch?v=bjLwTl9ZEH4
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by bekokuma321 | 2014-11-20 14:26 | アジア・アフリカ

c0166264_22223750.jpg作家であり、反人種差別運動家ナディン・ゴーディマーが亡くなった。享年90歳。

ガーディアン紙の追悼記事を翻訳する。

「1923年、南アフリカ生まれ。10代から物を書き始め、第2次世界大戦の真っ最中に20代をすごした。アパルトヘイト政策が施行された時、25歳だった。ナチスの人種差別政策に反対した連合側の闘いと、後の南アの首を締める金具のような人種差別政策、この相矛盾する現実が、若くて政治的に敏感な作家を摩耗させた」

南アフリカのアフリカーナと呼ばれる白人は、オランダ、フランス、ドイツから移住してきた人たちだ。彼女はユダヤ系の裕福な家庭に生まれたアフリカーナ。彼女の生涯にわたる反アパルトヘイト闘争の原点だ。

地下組織だったANCに入党し、ネルソン・マンデラと自由を求めて闘った彼女は、後、そのANC内部の腐敗に敢然と立ち向かった。痛烈にANCを批判する彼女を、偶然ネットTVで見た。3年前だった。

さきほど、ガーディアン紙の写真集を見ていたら、闘いのこぶしを高々とあげるナディン・ゴーディマーがいた。70歳ごろだろうか。隣にいた男性はネルソン・マンデラだ。

ナディン・ゴーディマーの、臆することなく闘い続けた人生に、心から敬意と愛を捧げます。

Nadine Gordimer, novelist and anti-apartheid campaigner - a life in pictures
Nadine Gordimer: evergreen, ageless and an inspiration to all writers
ナディン・ゴーディマ―、南アを語る
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by bekokuma321 | 2014-07-15 22:23 | アジア・アフリカ

タイのエビと奴隷労働

タイにおける現代の奴隷を撮影したビデオと記事が届いた。

半年にわたってタイで調査取材を続けたのは、ガーディアン紙の3人。記者Kate Hodal(女性)、映画監督Chris Kelly、記者Felicity Lawrence (女性)。撮影に成功したのは、世界で初めてだという。

百聞は一見にしかず。見るのが一番。

ビデオはRevealed: Asian slave labour producing prawns for supermarkets in US, UKにリンクされている。

ガーディアン紙の衝撃的報道のもとになったのは、現代の奴隷根絶にとりくんできた「反奴隷Anti-Slavery」という団体の運動だ。

その中のイサラ・プロジェクトが、タイの奴隷労働にとりくむ。イサラとは自由という意味のタイ語。

イサラ・プロジェクトによると、タイには約400万人の移民労働者が働いている。その多くはビルマ、カンボジア、ラオスからだまされて連れてこられた不法移民労働者。不法移民の働く場は、魚の捕獲、果物の缶詰工場、衣類縫製工場、電気部品工場などだ。

その中のエビの捕獲に携わっている労働者たちこそ、まぎれもない現代の奴隷だ。

c0166264_820691.jpg22時間労働、食事は1回、逃げようとしたり反抗的だったりすると殴打・電気ショック・拷問……厳しい監視下にあり、絶対逃げられない。船の所有者は現地の警察とグルのことが多く、野放し。エビは、コングロマリットCPが買い取り、そこから、世界の大手スーパー、ウオルマートなどに流れる。

日本のスーパーで買うエビもそうだ。

「タイからのエビを買うことは、奴隷労働による品物を買うこと」――「反奴隷Anti-Slavery」代表のアイダン・マックエイドの教訓だ。

1年前バングラデシュのラナ・プラザビルが崩壊し、1100人が死亡、2000人以上が大けがを負った。ビルには5つの縫製工場がはいっていて、そこで働いていた多くの女性労働者が死亡した。私たちが日本で買う安い衣料品も、この女性労働者たちの手で作られていただろう。この事件を通して背後の非人間的労働、犠牲者への賠償などを追及し続けているのも、団体「反奴隷Anti-Slavery」だ。

鶴見良行「バナナと日本人」や村井 吉敬「エビと日本人」を読んで、バナナを買ったり、エビ天を食べるとき躊躇を覚えることが多かった。

ガーディアン紙の映像は、ふと忘れてしまいそうなこのごろの私への痛烈な一撃だった。
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by bekokuma321 | 2014-06-11 22:53 | アジア・アフリカ

c0166264_1230828.jpgアフリカ大陸にある国、ベナン、コンゴ、ナイジェリア。

これらの国々は、私たち日本人にとって余りにも遠い国だ。私もネット情報以外に、3カ国の事情を知らない。

経済的には低開発国であり、国民は極端な貧しさの中であえいでいると思われる。

3カ国から出された統計を一応信じて比べると、女性の識字率は、ベナン23.3%、コンゴ54%、ナイジェリア60%である。ナイジェリアでは、現在、女子生徒200人以上がイスラム過激派に誘拐拉致され、世界が震えあがっている。

一方、わが日本。GDP世界3位の経済大国。G7に参加した首相は、世界の指導者ぶっている。女性の識字率は99%、女性の平均寿命は86歳で世界1だ。

しかし、である。日本は、これらアフリカの3カ国と共通点をもつ。国会における女性参加の低さだ。

世界の国会(1院)における女性国会議員の割合を見てみよう。2014年5月時点で、ベナン8.4%、日本は8.1%、コンゴ7.4%、ナイジェリア6.7%だった。 これら日本を含めた4カ国は、世界189カ国のなかで、次のように並ぶ。

ベナン    160位
日本     161位
コンゴ     162位
ナイジェリア  163位

さてと、日本という国には、政党交付金という制度がある。

政党の活動を活発にするために、国民1人あたり250円の税金を出し合ってつくった。総額320億円。世界最高額だという。

この血税である政党交付金は、国家予算から政党の本部に配布される(共産党を除く)。2012年は、民主党 165億、自民党 102億、公明党 23億円 みんなの党 11億、社民党8億・・・。

政党本部にはいった政党交付金は、各県の政党支部に流れ、候補者の政治・選挙資金になる。

強調したいのは、政党交付金のほとんどは、男性政治家の政治活動に消えているということだ。そう、320億円という巨額の血税は、平等に配分されてなどいない。

c0166264_13245681.jpgそこで、常日頃から思うことがある。政党交付金を法的に担保する「政党助成法」に、「政党の候補者の少なくとも半分は女性とすること」という但し書きをつけたらどうか。

少なくとも女性候補者の割合に応じて、減額措置をとったらどうか。そうでもしないと、日本の政党幹部は、女性候補者擁立や女性議員増など歯牙にもかけない。減額による余剰金は、女性議員を増やそうとガンバル民間の女性団体に寄付したらいい。

男女不平等をほおっておいたまま恥じない団体(政党は単なる団体)に、どうして国庫のカネを補助し続けるのか。理由が見つからない。


Women in Parliaments:IPU
日本の女性国会議員、189カ国中163位
日本の女性議員率、世界163位
比例代表制は女性や弱者が当選しやすい
政府の男女平等計画案にクオータ制
女性と政治キャンペーン、クオータ制
日本の政党とクオータ制

【写真上:女性ゼロ議会、下:2012年衆院選における政党別女性候補(ピンク)】
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by bekokuma321 | 2014-06-10 12:44 | アジア・アフリカ

パキスタンの名誉殺人

c0166264_202046.jpgさきほど、残忍なニュースがハンチントンポストから届いた。

親の許可を受けずに結婚したパキスタン女性は、「名誉殺人」で銃殺され、川に投げ捨てられたが、病院に運ばれて一命をとりとめたという。

川の水が彼女の息を吹き返させ、通りかかった人に助け出されて、奇跡的に生き延びたらしい。女性の名はサバ・マクソード。まだ18歳だ。

殺害に加わったのは、父親、叔父、兄、いとこだという。ネットで届いた女性の画像は、顔が真っ赤にはれあがり、左目がつぶれ、左ほおは銃弾の傷をふさぐための縫いあとが唇から耳元まであり、右腕はほうたいで巻かれていた。

先月も、同じようなニュースがあった。ファザーナ・パルヴェーン(25歳)は、家族が決めた男性ではなく、自分の意思で選んだ男性と結婚し、妊娠した。

それを、家の恥だとばかり、娘の父親は、石打ちの刑で、妊娠中の娘を殺害した。5月、アルジャジ―ラから届いた。

パキスタンの人権委員会は、2011年で943人の女性が名誉殺人で殺され、前年より100人以上増えたと、発表している。狂気の沙汰だ。

この究極の女性差別に国際社会も、国連も、なすすべがないのだろうか。激しい怒りを覚える。

Pakistan Teenager Saba Maqsood Survives 'Honour Killing' After Being Shot Twice & Thrown In Canal
Pakistani woman stoned to death by her family
18-åring overlevde forsøk på æresdrap
パキスタン、少女への学校教育禁止令
パキスタンの女性蔑視地区から国会に挑戦
怒! パキスタン女教師殺害される
パキスタン少女、襲撃される
ブレイビク事件は名誉殺人
エミー賞を競った「名誉殺人」と「フクシマの嘘」
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by bekokuma321 | 2014-06-08 20:29 | アジア・アフリカ

c0166264_22111879.jpgソマリー・マム。1971年ごろカンボジアに生まれた女性で、人道支援家として世界中で活躍している。

日本でも、彼女の本が、『幼い娼婦だった私へ』(高梨 ゆうり訳)となって、文芸春秋社から2006年に出版された。2008年には来日講演もした。

彼女は、ベストセラーとなった本や、それに基づく講演などの収入で、自分の名を冠した「ソマリー・マム財団」を創設。有名スターや著名人をはじめ世界中から、何百万ドルという寄付金を受けてきた。

さて、5月30日発行のニューズウィーク誌は、そんな彼女の半生はつくりものである、と発表した。

記者Simon Marksは、ソマリー・マムが生まれたカンボジアの村で、彼女を教えた教師、親せきなどたくさんの村人への入念な取材をもとに、彼女が語ってきた半生は嘘だったとする長い記事を発表した。

ソマリー・マムの語る略歴はこうだ。

「カンボジアの少数民族としてモンドルキリ州に生まれる。父母の消息は不明。見知らぬ老人に引き取られ、14,5歳で兵士と結婚させられる。まもなくして売春宿に売られる。拷問を受け、暴行される日々が8年近く続く。やがてフランス人と結婚。フランスで暮らした後、1996年、女性救援組織「AFESIP(アフェシップ)」をカンボジアに設立」

彼女は、この壮絶な半生が、女の子や女性に対する人身売買の根絶活動の動機となったとしている。彼女の創設した「AFESIP」は、苦境に立つ女性のための行動という意味だ。人身売買の被害者たちを救出し、リハビリと技能職業訓練を通じて、社会復帰の道をつくっているとされている。本部はカンボジア。拡大をつづけ、現在では、ラオス、タイ、ヴェトナム、フランス、スイスにまで支部があるという。

強姦、性的搾取、人身売買の被害者が、地獄からはいあがって、自分と同じ境遇の少女たちのために人生を捧げる――涙なしには聞けないソマリー・マムが語ってきた自らの人生。

その彼女がペテン師だったとは。ニューズウィーク誌を読む限り、その可能性は高い。

ニューズ・ウィーク誌の記事が出版されるとわかって、ソマリー・マムは、財団のすべての役職を辞すると発表したという。なんとも救いようがない嫌な感じが漂う。

しかし、カンボジアの少女たちが置かれた悲惨な現実は、嘘でもペテンでもなく、存在する。

Somaly Mam: The Holy Saint (and Sinner) of Sex Trafficking
Anti-sex slavery hero in Cambodia resigns after Newsweek exposé
http://www.somaly.org/
http://www.afesiplaos.org/
国際子ども権利センター15周年事業 ソマリー・マムさん招聘事業各地で大盛況!
日本からAFESIP(アフェシップ)に寄付された事実
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by bekokuma321 | 2014-05-31 22:24 | アジア・アフリカ

韓国の旅客船沈没事故で、亡くなった人248人、行方不明者54人に上る。多くは高校生だ。近親者の悲しみや怒りは計り知れない。

c0166264_13532411.jpg一方、欧米のメディアによると、ナイジェリアで10代の子どもたちが300人近くも誘拐されたまま、行方がわかっていない。こちらは、全員女の子だ。

今朝のBBCやガーディアンによると、イスラム過激派「ボコ・ハラム」の領袖が女生徒らを誘拐したと犯行声明をするビデオ映像が公開された。

「ボコ・ハラム」とは、「西洋の教育は禁止」という意味の現地語だという。「ボコ・ハラム」の領袖と称する男は、次のように宣告した。

「少女らのいるところは学校ではない、少女らは結婚すべきだ」

「神の意志により、少女たちを連れ去った。少女たちは神の所有物であり、私は神の教えを遂行している」

「女性は奴隷である。イスラム教の同志たちに、奴隷はイスラム社会では許されることを教えこみたい」

ガーディアンによると、誘拐事件はナイジェリア北東部のボルノ州でおきた。女生徒たちは、寄宿舎にいるところを襲われた。ほとんどが16歳から18歳で、最終学年の生徒だという。襲われたのは、韓国船沈没の4月16日。犠牲者もほぼ同年代だ。

誘拐されて車に乗せられた少女たちの中には、混乱にまみれてトラックから飛び降り、サンビサ森林地帯を逃げることのできた子、逃げる途中で蛇にかまれて死んだ少女もいるという。

イスラム過激派の、この常軌を逸した女性差別!

Boko Haram claims responsibility for kidnapping Nigeria schoolgirls
US 'outrage' as calls grow to help rescue Nigeria schoolgirls
https://www.facebook.com/bringbackourgirls
怒! パキスタン女教師殺害される
パキスタン少女、襲撃される
イスラム教冒とく罪の少女、釈放
パキスタン、少女への学校教育禁止令
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by bekokuma321 | 2014-05-06 11:44 | アジア・アフリカ

ブルネイのボルキア国王(スルタン)は4月30日、新刑法を施行すると発表した。シャリア(イスラム法)に基づく厳罰な法文がはいっており、東アジア初だという。

ロイターによると、国連人権委員会UNCHRのEmerlynne Gilは、こう憂慮を表明した。

「この法文や罰則の多くは、女性を差別するものです。(婚姻外交渉の罪で)死ぬまで石を投げ続ける石打ちの刑は、女性たちに計り知れない影響を与えています。ほとんど、こうした法律で罪人とされるのは女性たちなのです」

米英の人たちのなかには、抗議の意思を表明するため、スルタンが所有するホテルの使用をボイコットする動きが出た。

Brunei adopts sharia law, others in region consider it
ソマリアで13歳の少女に石打の刑
イラン、婚姻外交渉をした女性への死刑執行断念
イラン、元サッカー選手妻を殺した罪で恋人絞首刑に
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by bekokuma321 | 2014-05-01 09:57 | アジア・アフリカ

トニーの性差別

今日、「トニー」、「シンゾー」と呼び合う男性2人が握手をかわす映像が日本中に流れた。

シンゾーは安倍晋三。トニーは、オーストラリア首相トニー・アボットだ。

トニーこと、トニー・アボット首相は、露骨な性差別的言動でならした政治家であることを忘れてはならない。

c0166264_2017499.jpgトニー・アボットの所属政党は自由党。昨年秋、政権をとったばかりだ。

自由党が野党だったころ、党首トニー・アボットは、首相のギラード(写真)に対して、恥ずかしげもなく露骨に女性差別的言動を続けた。ギラードはオーストラリア初の女性首相だった。

彼女の「女性差別糾弾する国会スピーチ」は、余りにも有名。国会で、目の前に座る野党の党首トニー・アボットを指さし、「私は、この男に、女性差別や女性嫌いを聞かされたくない」と、彼の露骨な女性差別を次々に指摘した。そして、彼を強く批判した。名指しで攻撃されたトニー・アボットは、憤激を率直に訴える首相ギラードに、あろうことかうすら笑いをうかべていた。

アボット党首の下、ある政治家の資金集めパーティで、ギラード首相のからだの部分名をメニューに印刷して配るという、悪辣かつ下劣きわまりないできごともあった。メニューの直接の関係者は「ジョークだ」と逃げたが、ギラード首相は、「露骨な性差別であり、不快この上ない」とただちに非難した。

一方、安倍晋三は、ご存じ、日本最大の右派組織「日本会議」の中心メンバーだ。夫婦別姓に反対し、ジェンダー平等を目の敵にし、慰安婦問題はなかったなどとデマを飛ばしてきた団体だ。

トニーとシンゾー。2人の親密さは、経済連携だけではなく、別の理由もあるからではないか。

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by bekokuma321 | 2014-04-07 22:47 | アジア・アフリカ