カテゴリ:アジア・アフリカ( 177 )

ワシントン・ポストによると、エチオピア閣僚20人の半数は女性となった。


新首相アビー・アハメド(Abiy Ahmedは、今回、通商大臣、防衛大臣、平和大臣などに女性を任命した。平和省は、今回、新設されたばかりだという。改革派といわれる首相は、政治犯の釈放などもすすめたそうだ。


「彼女たちは、女性には指導などできない、という格言を否決するだろう」と首相は述べている。


IPUによると、エチオピア国会(第1院)における女性議員のシェアは38.8%で、堂々の世界第18位。世界第161位の日本をはるかに上回る。


エチオピアは、大好きなコーヒーの発祥の国だと聞いたことがある。ほかはよく知らないが、今後のニュースに注目したい。


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In Ethiopian leader’s new cabinet, half the ministers are women


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by bekokuma321 | 2018-10-20 18:58 | アジア・アフリカ

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先日、ニュージーランド首相ジャシンダ・アーダーンが(写真上の中央)、赤ちゃん連れで国連総会に乗り込んだ。どれだけ多くの人たちが、そのニュースに小躍りしたことか。


ジャシンダ・アーダーンは、首相になったばかりのころ、「子どもをほしいですか」と聞かれて、「2017年の女性にそんな質問をするのはおかしい」と切り返した。そして妊娠、出産、育休、復職。そんな彼女の一挙手一投足に世界が目をこらす。


30代の女性が一国の政治のかじ取り役となれる国、かたや世襲議員から派閥の力学で首相が選ばれる国。国会に女性が40%座る国、かたや国会(衆院)にわずか10%しか女性がいない国。ニュージーランドと日本の現状には驚くばかりだ。


しかし、かの国の女性より、この国の女性がダメなわけではない。相違を際立たせている背景には「NZは比例代表制、日本は小選挙区制」という選挙システムの違いがある。


ジャシンダは、労働党員である。20代で国会議員に初当選した。


そもそも彼女は社会主義青年部の活動で頭角を現し、選挙区の労働党から立候補した。比例代表制選挙では、選挙区の各政党がつくる候補者リストの上位に登載されると、当選にむすびつく。お金も名声も地位もない若者でも当選が可能となる。選挙運動は候補者個人ではなく政党中心だから、候補者ひとり一人は、日本のような”ブラック企業”顔負けの選挙運動などしない。その結果、女性やハンディを持つ人も候補者に増え、議員にもなる。


「選挙が変われば暮らしが変わる」 のである。この4月、東京飯田橋で行われた国際シンポでは、ニュージーランドの選挙制度が詳しく報告された。参加できなかった人のために、以下の2ホームぺージに、当日の内容がアップされている。Aは主催団体のひとつ「全国フェミニスト議員連盟」、Bは協力団体のひとつ「さみどりの会」。


A 国際シンポジウム「選挙を変えれば暮らしが変わる」


B 国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」

チラシ  

講演録

プログラム  

宣言文

報道記事 (毎日新聞、I女のしんぶん、朝日新聞)  

国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して



【写真は、NZ大使主催「女性参政権150周年記念の夕べ」 にて接写】



女性に優しい政治をかなえる比例代表制選挙(NZ)

選挙制度は政治を根本から変えた(ニュージーランド)

 



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by bekokuma321 | 2018-09-26 12:48 | アジア・アフリカ

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▲女性参政権運動シンボルカラーの風船でいっぱい。NZ大使館天井

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▲「今日(9.14)はこんなに大勢の女性に囲まれて…」とNZ大使。隣はミセス。


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▲「女性参政権を獲得してから125年の歩みを…」と一等書記官


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▲女性参政権運動家、現首相、選挙で選ばれた初の女性首相、
総督、最高裁裁判長、女性初の国会議員(左上から右下へ)


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▲マオリの衣装でマオリのダンスを披露


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▲紫色で125と見えるように置かれたカップケーキに喜ぶ筆者


ニュージーランドが、世界で初めて女性の参政権を認めて125年になる。それを祝う会が、914日、ニュージーランド大使館で催された。


会場は、白、紫の風船で飾られていた。サフラジェット(suffuragettes)のシンボルカラーである。サフラジェットとは、女性参政権運動家を指す。19世紀、サフラジェットたちは、恐れられ、蔑まれ、憎まれ、ときには茶化された。逮捕・投獄された運動家も多い。それでも闘い続けたサフラジェットたち。そのおかげで、女性たちは政治に参加できるようになった。


ニュージーランド女性史を知るまたとない夕べであった。主催は駐日ニュージーランド大使夫妻。




125th Anniversary of Women's Suffrage in New Zealand(Youtube)

映画「サフラジェット」

92年前の今日、日本女性は参政権めざして大同団結した


2018.9.16更新】





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by bekokuma321 | 2018-09-15 14:05 | アジア・アフリカ

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1893919日、ニュージーランドの女性たちは、投票する権利を獲得した。


今年、ニュージーランドは、女性参政権125周年を祝ってさまざまなイベントを催している。たとえば、女性として初めて国会議員になったエリザベス・マコームスElizabeth Reid McCombs (18731935)を知らせるサイトがある。


エリザベス・マコームスは、1933年、ニュージーランドのリトルトン選挙区から当選した。当時は今の日本と同じ小選挙区制だったらしく、立候補者3人から当選したのはエリザベス・マーコムス1人。6344票だった。他の2人は各3675票、269票だから圧勝である。


しかしここに至るまでのエリザベス・マコームスの人生は平たんではなかった。


エリザベスは、アルコール依存症の父親とその妻の間に生まれた9人の子どもを抱える家庭に育った。その父が死亡したのは、エリザベスが13歳の時だった。その後、姉の影響で、女性の政治進出などを目標とする社会主義団体に入会。運動を続け頭角を現していった。結婚した相手も、熱心な社会主義者だった。


ニュージーランドの女性たちは、1893年に選挙権を獲得しても被選挙権はなく、立候補は26年後の1919年まで待たなければならなかった。エリザベス・マーコムスが立候補したのは、その9年後の1928年。労働党初の女性候補だった。しかし落選。再び1931年に挑戦するも、落選。3度目の挑戦でやっと当選した。


1933年の当選後、エリザベスは、国会で、女性の賃金差別解消など女性の権利獲得と福祉のために発言を続けた。しかしながら、2年後、病気のため死亡。若干61歳だった。


現在ニュージーランドは、首相、総督、最高裁裁判長、国会議員の40%が女性である。妊娠出産したジャシンダ・アーダーン首相が育休後に職務復帰したニュースは、世界中を沸かせた。


日本の女性参政権は1945年だ。ニュージーランドは日本より半世紀以上も前に女性参政権を獲得したのだ。エリザベスからジャシンダ、彼女たちとともに走ってきた数えきれない女性たちに心から敬意と感謝を! そして大きな声で「125周年、お・め・で・と・う!」


Suffrage125

Suffrage 125 events & celebrations (政府の女性参政権記念サイト)

夜をとりもどせ!(ニュージーランド)

国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」報道2





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by bekokuma321 | 2018-09-14 10:27 | アジア・アフリカ

昨日、ニュージーランドは、DV被害者が有給で10日間職場を休めるとする法を可決した。世界で初めての制度だという。

国会の賛否は63対57。法が施行されると、DV被害者は、10日間の有給休暇をとりながら、パートナーと別れて、新居を探したり、自らや子どもを守るさまざまな事をすることができる。

ガーディアン紙によると、法律の成立には、緑の党のヤン・ロギー(Jan Logie)議員の7年にわたる働きが奏功した。下の写真をクリックするとロギー議員の喜びの声を聞くことができる。

ロギー議員は、議員になる前、女性のシェルターで働いていた経験を持っているとか。彼女のような経験と知識と情熱を持ち合わせた女性が、国会議員に当選して、その声が国の制度に反映していくーーこれぞ本物の政治!

この背景のひとつに、20年ほど前、選挙制度を小選挙区制から比例代表制に変えた結果、政治風景が変わったことがある。

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国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」講演録2  
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」講演録1
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」報道2
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」報道
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」宣言
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して④(ふじみつこ)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して③ (松田典子)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して②(中山あみ)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」に参加して① (伊藤由子)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」韓国
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ニュージーランド
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ノルウェー
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」序
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by bekokuma321 | 2018-07-26 22:12 | アジア・アフリカ

ニュージーランドの首相に女の赤ちゃんが生まれた。

今日のニュースによると、名前はネーヴェちゃん。正式には Neve Te Aroha Arden Gayford と長い。

世界のニュースは、このところ、ニュージーランド首相の出産でもちきりだ。ところが、首相は未婚であること、ネーヴェちゃんは未婚の父母に生まれた子どもであること、はあまり報道されていないような気がする。

では、もしも日本で、ニュージーランド首相のように、未婚のママが出産したらどうなるか。

赤ちゃんは、出生届の用紙に「嫡出でない子」と烙印を押される。下がその見本だ。さらに父母の名前などの欄には、母親の名前と住所だけを書き、父親の欄は空白にしなくてはならない。

こんな日本のドキュメントと大違いなのはノルウェーだ。

たとえば、ノルウェーの友人は7人の子のママだ。1番目から4番目の子どもを、彼女は未婚のまま生んだ。その後、5番目から7番目までは既婚だった。ところが、ノルウェーでは、子どもは、「自分が生んだ子ども」であろうと「養子」であろうと「未婚で生んだ子」であろうと「結婚して生んだ子」であろうと「レズビアンが人口受精で生んだ子」であろうと、全く区別(差別)しない。出生届にも国民登録(ID)などドキュメントにもそのような出自を記す欄は存在しない。

ニュージーランドの出生届は勉強不足で不明だが、おそらくノルウェーに近いのだろう。だから首相カップルの出産にあたっても、既婚・未婚を特記せず、報道もしないのだろう。

日本では、出生届、さらにそのもとになっている戸籍制度という古色蒼然たる法律で、親が既婚・未婚かによって子どもを生まれた時から差別する。21世紀の今でも。

こんな日本の制度、つくづく嫌だ。やめてほしい!

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▲法務省による出生届の見本。この子の親は既婚という前提で、父母との続き柄は「嫡出子」にチェックがついている。詳しくは、法務省の「出生届」のページ


人権を政治に反映させるノルウェー、家父長制という化け物にしがみつく日本
女性に優しい政治をかなえる比例代表制選挙(NZ)
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ニュージーランド
世界で母親がもっともハッピーな国ノルウェー
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by bekokuma321 | 2018-06-24 15:49 | アジア・アフリカ

FGM廃絶を支援する女たちの会(WAAF)がオリジナルTシャツをつくった。Face Bookから写真を借用して紹介する(↓)。

FGMとはFemale Genital Mutilation(女性性器切除)の頭文字を取った略語で、女性外性器の一部あるいは全部の切除、時には切除してから外性器を縫合してしまう慣習のこと。アフリカを中心に様々な民族の伝統的な女児の通過儀礼として、2000年以上も続いていると言われている。

オリジナルTシャツは1枚1,300円(送料込み)で販売している。サイズは3種類
●女性用Sサイズ(身丈55、身幅 42 、袖丈16 )
●女性用Mサイズ(身丈59、身幅45、袖丈16)
●女性用Lサイズ(身丈60、身幅47、袖丈16)

購入希望者は、メールで waafjapan(B)hotmail.com(Bを@に変える)まで名前、住所、サイズ、枚数を知らせる。料金は商品到着後、同封の郵便払込票で以下に振り込む。

郵便振替 00170-8-580948  
口座名 FGM廃絶を支援する女たちの会

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続・赤いバラの闘い
赤いバラの闘い
女性性器切除被害者は2億人
FGM を廃絶しよう!
スーダン、ソマリアの女性器切除
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by bekokuma321 | 2018-06-19 20:43 | アジア・アフリカ

ニュージーランドの首相は、日曜日に出産予定だ。

それに向けて6月11日(月)に首相府のあるウェリントンを後にして、オークランドの自宅に向かった。

首相ジャシンダ・アーダンは、出産のため入院する直前まで、首相の権限を副首相に渡さず、もしも出産が遅れるなら出産促進剤を使って誘発分娩をすると語った、とガーディアン紙が報道している。

首相代理を務める副首相は、労働党と連立を組む右寄りのニュージーランド・ファースト党の党首だ。

首相の頭をよぎるのは、出産ばかりではないらしい。副首相が、政治課題になっている刑法改正に異議を唱えていることが判明し、野党側は、「連立が割れる予兆だ」と浮足立っているというのだ。

首相が女性で、たまたま妊娠中だと、出産、育児休業、分娩促進など、世界のトップニュースに決して載らなかった表現が矢継ぎ早に飛びかう。米国と北朝鮮の首脳会談よりも、はるかに新鮮な政治風景ではないか。

4月20日、国際シンポジウム「選挙を変えれば暮らしが変わる」において、ニュージーランド大使館の一等書記官は、こう語った。

「国会議員は、育児休業を他の国民と同じようにとれます。国会には80年代に、国会議場のすぐ隣の部屋に授乳室が設けられました。当時、現職の女性国会議員が初めて出産したからです」

とすると、授乳室が首相執務室の隣に新設される史上初の日も近いかも。

それもこれも、労働党青年部で活躍した女性運動家が、党の選挙候補者リストの上位に載って、20代で国会議員に当選したからにほかならない。比例代表制選挙ならでは、だ。

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 ▲「首相、国家元首、最高裁長官の3人とも女性です」と語るニュージーランド一等書記官(最右) (写真撮影:富山達夫)

選挙制度は政治を根本から変えた(ニュージーランド)
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by bekokuma321 | 2018-06-12 20:08 | アジア・アフリカ

4月20日、東京で「選挙を変えれば暮らしが変わる ♪モノトーン議会からオーケストラ議会へ♫」が開かれた。

ノルウェー、ニュージーランド、韓国の代表たちは、自国の選挙制度と女性の進出などについて熱っぽく語った。スピーチ内容を要約して、国ごとに紹介する。

■韓国「クオータ制とその実態を選挙制度から見て」
(講師:キム・デ・イル参事官兼選挙官、通訳:オ・ヨンテ在外選挙担当官)

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韓国にクオータ制が導入されて18年目になる。法改正された2000年の国会議論に私(キム選挙官)は立ち会うことができた。

女性団体やフェミニズムに賛同する男性たちは、男性より多い女性の人口に応じた代表すなわち女性議員は少なすぎるということに注目した。

儒教文化の国であり、保守系政治グループ政権だったので、女性団体は、政党の自主性に任せるだけでなく、法制化が必要だと運動していった。大別して、公職選挙法と政治資金法の2つが改正された。

国政選挙の比例区において、政党の候補者名簿の50%しかも奇数に、女性を入れることが義務化された。違反した政党の名簿は受け付けられない。一方、小選挙区においては、全公認の30%を女性にせよと政党に努力義務が課された。

地方選挙にもクオータ制があり、国会議員の選挙区を1単位として、そこに女性候補1名以上を政党は公認しなければならない。違反すると無効だが、政党が公認しても女性が受けない場合は適用されない。

政治資金も改正された。女性を一定割合公認した政党には国庫から補助金が出ることになった。加えて、政党への国庫経常補助金の10%を女性政治家育成発展のために使う、とされた。

結果だが、比例枠へクオータ制を導入した2000年当時は大きな変化はなく、違反した政党の候補者名簿は無効とする罰則ができてはじめて女性の割合が上がった。地方選挙は、2002年、女性はクオータ制をしいた都道府県にあたる選挙で増えたものの、市区町村にあたる選挙では増えなかった。後、クオータ制が基礎自治体にも適用されて、15.1%に増えた。

女性のクオータ制導入による変化は多い。
①女性代表数が増え、女性関連の法制度や法改正が増加するなどの質的変化 ②女性議員の専門性に対する評価の変化 ③女性議員の超党派的とりくみ ④議会の政治文化の変化 ⑤女性高官が増えるなど政府の変化 ⑥国民の投票行動の変化

「まず制度を変えてみよう!」とクオータ制を導入して18年目、女性は、国会で17%、地方議会で25%になった。

今後は、国政選挙の小選挙区において女性30%以上を強制に変えること、比例枠の定数を増やすことが必要だ。地方選挙でも選挙区の30%を女性にすることを強制にすべきだ。

【写真は韓国大使館のキム・デ・イル参事官兼選挙官。撮影富山達夫】

(全国フェミニスト議員連盟と選挙改革フォーラムの共催)

国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」序
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ノルウェー
国際シンポ「選挙を変えれば暮らしが変わる」ニュージーランド
韓国総選挙 女性15.7%に
国際女性デー「クオータ制シンポジウム」
国際シンポジウム「世界は進む、日本は進まず」
初の「女性六カ国協議」開かれる
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by bekokuma321 | 2018-04-27 13:53 | アジア・アフリカ

ニュージーランドは、人口470万の島国だ。国王はイギリスの国王がかねる。選挙もイギリスと同じ小選挙区制だったが、日本がイギリスを真似て小選挙区制に変えた頃、比例併用制に変えた。ニュージーランド国民が「小選挙区制は不公平だ」と抗議をしてきたからだと言われている。

ニュージーランドは、比例中心に変えた結果「政治がガラリと変わった」。緑の党の国会議員の発言を翻訳してFEM-NEWSに紹介したとおりだ。そして今、首相は6月から6週間の産休にはいることに象徴されるように、「女性に優しい政治」がかなえられつつある。

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4月20日(金)夜、飯田橋で、こんなニュージーランドの報告を含む国際シンポジウムが開かれる。それに先立って、講師のひとりテサ・バースティーグ(ニュージーランド大使館一等書記官)にインタビューした。

テサ・バースティーグは、比例併用制の選挙制度に変わった結果、いかに女性やマイノリティが当選しやすくなったかについて、20日の国際シンポジウムでスピーチする。

「ニュージーランドの有権者は支持政党を選びます。政党は前もって候補者リストを作りますが、女性やマイノリティの声を政策決定に入れるべきだと考えたら、ジャスト・ドー・イット(Just do it.)。つまり、政党が女性やマイノリティをリストに登載すればいいだけ。ほかのことを考慮しなくていいのです」

「首相が6週間の育休にはいる、その間は、連立を組むニュージーランド・ファースト党党首(マオリ族)が首相代行をします。首相の育休は、首相も働く女性だ、ということにつきます。他の女性労働者と同じ権利を行使するというだけです。首相ですから重責を担ってますが、彼女のパートナーの共同育児・家事も万全です。首相はこう言ってますーー『大変でないとはいえませんが、他の多くの働く女性たちも、出産・育児をしながら働き続けてきたのです。私だけじゃありません』」

議員と市民が限りなく近いのである。熊本市議の子連れ議場入り事件を思い出した私は、それを話した。彼女はよく知っていた。

「おもしろい話があります。昨年の国政選挙後に新しく当選した女性議員が、3か月の赤ちゃんを連れて議場にはいりました。その時、赤ちゃんを議長に預けた瞬間がありました。赤ちゃんを膝に抱いた議長席の議長は、大ニュースになりました。20日の国際シンポジウムでは、その画像をお見せできるかもしれません」

「女性やマイノリティ議員の増加は、まずは選挙制度が比例併用制に変わったことによります。でもそれだけではない。政党です。政党が、候補者リストに女性やマイノリティを載せることに自覚を持ってとりくんでいる、ということなのです」

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国際シンポジウム 選挙を変えれば暮らしが変わる (コクチーズの案内)
♪ モノトーン議会からオーケストラ議会へ ♬選挙を変えれば暮らしが変わる(フェイスブックのイベント案内)
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by bekokuma321 | 2018-04-13 12:47 | アジア・アフリカ