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カテゴリ:北欧( 120 )

コロナ・パンデミックへの対応が、スウェーデンは特別だ。自宅隔離をしていないのである。


スウェーデン政府は、「新型コロナウイルス抑制には、ワクチンの開発か、集団免疫(国民の67割が感染してウイルスに対する抗体を持つ)か、の2つにひとつしかなく、我が国は後者をとる」と言っている。実際、スウェーデンの友人は、キャフェテリアで楽しそうにワインやビールをかたむける人たちの写真を私に送ってきた。


北欧の5ヶ国3地域は、長年、北欧理事会という国際機関をつうじて、団結と政策のすりあわせをしてきた。共通政策は、北欧モデルといわれる。


たとえば、男女平等。首相にも大臣にも国会議員にも女性が多く、誰もがなるほどと思う。ダボス会議が出す男女格差指数で、北欧諸国は格差のない国々の上位に連なる。最新では、アイスランド1位、ノルウェー2位、フィンランド3位、スウェーデン4位だ。ちなみに日本は121位である。


だけど、北欧の共通政策はコロナ対策にはあてはまらないんだな、などと思いながら、先日、北欧諸国のコロナ感染者の数字を見てみたら・・・。


10万人あたりの死者は、アイスランド2.9人、デンマーク9.2人、ノルウェー4.1人、フィンランド4.9人に対して、スウェーデン32.2人。スウェーデンがケタ違いに多いのだ。


私は、この数字を見て心配になった。ところが、スウェーデン国民の78%が、現在もスウェーデン政府を信頼しているらしい。とても驚いた。とともに、そんなに信頼できる政府を持つスウェーデン人がうらやましく思った。


森友事件、加計事件、小渕事件、甘利事件、カジノ汚職事件、桜を見る会事件、公文書改ざん・廃棄事件、黒川検察官定年延長事件、河井夫妻事件こうした権力の腐敗とは無縁の国なのだろう。


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    ▲10万人あたりの死亡者(2020.5.12)


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    ▲世界民主義度ランキング、上位5カ国はだいたいいつも北欧諸国




by bekokuma321 | 2020-05-14 21:57 | 北欧

412日に予定されていた国際シンポジウム「北欧のマイノリティ女性たちの闘い:移民たちはまず地方参政権を勝ち取った!」(下のチラシ)は中止です。


新型コロナウイルス感染予防対策で、ノルウェー政府は「不要不急の場合を除くすべての国への渡航中止勧告」を出しています。その結果、講師のファークラ・サリミさん(人権活動家、フェミニスト)の来日はキャンセルとなりました。


「新たな機会にやれるよう一緒に努力しましょう」とのサリミさんの言葉が実現する日までお互いに祈りましょう。


中止のお知らせ「4.12国際シンポ 北欧のマイノリティ女性たちの闘い」_c0166264_12051015.jpg


by bekokuma321 | 2020-03-22 17:21 | 北欧

案内「北欧のマイノリティ女性たちの闘い」_c0166264_12051015.jpg


国際シンポジウム

北欧のマイノリティ女性たちの闘い

――移民たちはまず地方参政権を勝ち取った!

北欧ノルウェーの在住外国人は1983年、地方参政権を獲得しました。しかしマイノリティ(いわ

る移民)、中でも女性はあまり投票に行きませんでした。ところが今や投票者ばかりか議員に

マイノリティが増え、オスロは副市長をはじめ議員の25%はマイノリティ出身です。女性議員は

49%です。ファークラ・サリミさんが、初来日を機に、その歩みと意義を語ります。北欧から吹く風

は、女性議員は少なく在住外国人は参政権さえない日本の私たちに、ヒントと力を与えてくれる

でしょう。


2020412日(日)14001700 

●市川房枝記念会女性と政治センター(151-0053 東京都渋谷区代々木2-21-11

婦選会館。TEL03-3370-0238 新宿駅南口徒歩7分 https://www.ichikawa-fusae.or.jp/


講師 ファークラ・サリミ Fakhra Salimi (人権運動家、フェミニスト)マイノリティ女性運動団体「ミラ・センタMiRA-Senteret」を1989年創設し、代表。マイノリティ女性への偏見打破と人権擁護を求めて活動を続けてきた。オスロ大学卒、ジャーナリスト。講演は英語(通訳:塚本仁希)


●ファークラ・サリミさんは40年にわたり、ノルウェーのマイノリティ女性の人権推進に取り組んできました。移民団体は女性の役割について伝統的な考えを持っていることがあり、この問題を社会に認識させることは多くの時間を要する作業でした。彼女が長きにわたって自身の幅広い活動を通じ、奮闘して訴え続けた結果、今日では課題は明確になり様々なアクションも生まれています。サリミさんはノルウェー社会への偉大な貢献者といえるでしょう。――――インガ・MW・ニーハマル(駐日ノルウェー大使)     


●参加費700円(先着順)

●シンポ後懇親会あり。当日受付にて要申込み。2500円程度。

問合せ 片山薫 090-24609303  三井マリ子 090-85956421 femigikokusai@gmail.com

 

主催 全国フェミニスト議員連盟

後援 ノルウェー大使館、(公財)市川房枝記念会女性と政治センター



by bekokuma321 | 2020-02-27 12:17 | 北欧

1986年、北欧ノルウェーで女性の首相が女性40%内閣を誕生させた。35年後、お隣の国フィンランドで、34歳の女性首相が誕生した。

首相の選挙があったわけではない。彼女の所属する政党の党首が首相を辞任したので、第1副党首だった女性ーーサンナ・マリンーーが選ばれただけの話だ。北欧では30代の議員はそう珍しくない。高校・大学生が政党の青年部にはいってめざましい活躍をすると、国会議員候補になることが多いからだ。詳しくは、下の記事(「I(あい)女のしんぶん」2月10日号)を。


叫ぶ芸術「34歳女性が首相に選ばれるわけ(フィンランド)」_c0166264_13580886.jpg


by bekokuma321 | 2020-02-12 14:13 | 北欧

フィンランドに34歳の女性首相が誕生した。彼女の名はサンナ・マリン。


サンナ・マリンは、レインボー家族(レズビアンの母親と彼女のパートナー)に育てられ、思春期の頃は、それを言い出せず悩んだこともあるという。


首相になった直接のきっかけは、5党による連立政権のアンティ・リンネ首相(社会民主党代表)が、辞任したことだ。社会民主党第1副代表だった彼女が首相候補に選出されて、さきごろ、国会でも承認された。これで、彼女は、月170万円、年30日の有給休暇が保障された、フィンランド国家のかじ取り役に就任する。


34歳女性首相誕生させた社会のシステム_c0166264_21414919.jpg

世界でもっとも若い首相、しかも女性という彼女のキャリアを見ると、比例代表制ならではの要素と、女性運動の強さがあると思う。


サンナ・マリンは、20代初め、社会民主党青年部で頭角を現した。大学在学中の2008年に市議選に立候補した。若い女性が候補者リストの上位に載って、当選圏にはいることも比例代表制選挙の特徴だ。彼女は当選に至らなかったが、代理議員となった。


代理議員とは、比例代表選で、たとえば選挙区から2人当選した政党があるとすると、それぞれに1人ずつ計2人の代理議員が同じ選挙区の同じ政党から一緒に選ばれる。議員が休暇をとったら、控えている同党の代理議員がただちに議員となって職務を代行する。政党中心の比例代表制選挙ならでは、だ。


サンナ・マリンは、2012年にタンペレ市の市議会議員に当選した。まだ大学院生だった。北欧諸国では、地方議員はほぼ無報酬であり、職業や学業を続けながら議員をする。日本の地方議員は月ウン十万円も報酬を受け取る職業政治家がほとんどだが、北欧諸国の地方議員は、使命感とボランティア精神が命だ。


2014年、彼女は社会民主党の第2副代表となり、2017年には第1副代表となった。その間の2015年、国会議員選挙に初めて立候補して当選。4年後の今年2019年、再選された。


フィンランドは現在、国会議員200人のうち94人、47%が女性だ。ちなみに、日本は、わずか10%(第一院)


思い出すのは1994年、フィンランドの女性運動団体を訪問したときのことだ。「国会議員の100人(半数)を女性に」という大キャンペーンをしていた。その時いただいたハガキを私はまだ持っている。その後、女性参政権100周年にあたる2006年、女性運動団体は、今度は「人口の51%は女性だから、国会の101人は女性が好ましい」というキャンペーンを展開。それに使われたのが左上のポスターである。


サンナ・マリンは、まだ2歳にならない赤ちゃんの母親でもある。世界中が話題にしている「年齢や女性であること」について、「まったく気にしたことはありません」と言ったらしい。EU議長国として、世界のメディアで発言する機会が増えるだろう。楽しみ、楽しみ!



ノルウェー主要政党の5党首が女性

ノルウェー3大都市の市長・副市長は全て女性

連立の3政党党首全て女性


【2020.2.12更新】



by bekokuma321 | 2019-12-11 22:20 | 北欧

アイ女性会議徳島支部などが企画した「叫ぶ芸術 ポスター展」が、10日から始まりました。


世界各国の女性解放運動や男女平等推進に使われたポスターです。三井マリ子さん(女性政策研究家、元都議)が、足で集めたもので、今回は23枚を展示しています。


「叫ぶ芸術 ポスター展」は、ときわプラザギャラリー(アスティとくしま2階)で11月15日まで。最終日の15日(金)10001200には、三井マリ子さんによるトークがあります。徳島市フェスティバルの一環です。


10日はホールでのイベントの関係か男性の来場者が多かったです。


高開 千代子(アイ女性会議徳島支部)


案内「叫ぶ芸術 ポスター展」(徳島)_c0166264_15165935.jpg

▲ネクタイをした者同士は分かりあえる、と皮肉る「北欧のポスター」を見つめる、ネクタイをした日本男性(徳島市アスティとくしま2階)




「叫ぶ芸術」徳島へ

ポスター展「叫ぶ芸術」が長野にやってきた 池田 幸代)

「叫ぶ芸術」がやってきた!(福岡県飯塚市)

市役所ロビーに「叫ぶ芸術」(飯塚市) 

ポスターは「叫ぶ芸術」by 皆川りう子)



by bekokuma321 | 2019-11-11 15:27 | 北欧

国際機関が、さまざまなテーマで世界の国のランキングをはじき出している。「女性・平和・安全インデックス(Women, Peace, and Security Index)」 を初めて公表したのは、ナショジオで知られるナショナルジオグラフィック。


こうした国際調査で上位常連は北欧諸国だが、これでも北欧5カ国すべて10位にはいっている。1位ノルウェー、2位スイス、3位フィンランド、4位デンマーク、5位アイスランド。


日本は、最良の国々でも、最悪の国々でもなく、29位だ。詳細を見ると、政府への女性の参加が低く、足を引っ張った。


このインデックスは、167の国々を、女性がどのくらい参加しているか、安心か、正義を認められているかの、3つの分野で調査したもの。2019年10月15日発表。



「女性・平和・安全インデックス 」1位ノルウェー 29位日本_c0166264_16372117.jpg

by bekokuma321 | 2019-10-17 16:53 | 北欧

エスター・デュフロ。2019ノーベル経済学賞3人の1人に選ばれた女性だ。長いノーベル賞史の中でも経済学賞を受賞した女性は2人目だという。しかも、まだ40代だ。


世界の貧困根絶への道を示したノーベル経済学賞_c0166264_00350256.jpg


受賞者3人の受賞理由は、「世界の貧困根絶のための有効な方法について新しい取り組みを生み出した」ことによるという。


1995年夏、北京で国連世界女性会議が開かれた。そこで出された国際文書の中に、「貧困は女性の顔をしている(Poverty has a female face)」という表現を見つけた。私は衝撃を受けた。あれから20余年。ノーベル賞をとった世界の貧困根絶――おびただしい数の女性たちが貧しさから脱け出す道筋だと信じたい。


英ガーディアン紙は、「おめでとう、エスター・デュフロ。世界はもっと多くの女性経済学者を必要としている」という見出しで彼女の受賞を讃える。記事の筆者Jill Priluckは、長年の女性への偏見を紹介した後に、こう結んでいる。


「経済学における、女性に対する長年の偏見、差別、過小評価こそが、なぜデュフォの受賞が偉大な前進であるかを示している。より多くの女性経済学者が彼女の跡に続くことを祈るばかりだ」


同じく英国のBBCは、エスター・デュフロから次のような言葉を引き出している。


「女性も成功することができる、女性も成功が認められるのだと示すことは、多くの女性には仕事の継続を励ますことになり、また多くの男性には、一人の人間として女性に尊敬の念を抱かせることになる、と思います」


どちらも、女性差別や女性の置かれている地位への深い洞察なしには書けない記事だ。


Congratulations,Esther Duflo. The world needs more female economists

Economics Nobel prize won by academics for tackling poverty

MIT economistsEsther Duflo and Abhijit Banerjee win Nobel Prize

ノーベル平和賞エチオピア首相と男女平等

女の怒りノーベル文学賞をぶっ飛ばす

ノーベル文学賞選定機関の女性蔑視

世界の男女賃金格差縮まらず

貧乏は性差別だ♪

選挙で、女性の貧困を変えよう!


【写真はスウェーデン王立科学アカデミーによるノーベル経済学賞受賞者発表に使われた動画 より】







by bekokuma321 | 2019-10-17 00:45 | 北欧

台風一過、上尾市の集い「議会&選挙が変われば暮らしが変わる」は決行となりました。主催する「オール上尾市民活動ネットワーク」の機転のきいたアイデアと情熱のおかげです。

では、今日、13日(日)午後1時半、コミュセンでお会いしましょう。

「議会&選挙が変われば暮らしが変わる」決行です(上尾市)_c0166264_10125225.jpg

by bekokuma321 | 2019-10-13 08:39 | 北欧

「女性議員が増えて北欧はこう変わった」は、台風のため延期になりました。時・所は同じです。来年1月18日(土)14:00、八潮駅前メセナアネックスでお会いしましょう。

10/12の集い 2020/1/18に延期(八潮市)_c0166264_08540865.jpg



by bekokuma321 | 2019-10-11 09:03 | 北欧