カテゴリ:北欧( 103 )


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「女のゼネスト『変わるべきは社会だ、女ではない』」 に、「なんてすばらしい‼‼ ありがとう、マリコ!」と、「女性のゼネスト」を企画した1Brynhildurからお礼のメールがFEM-NEWSに届いた。感嘆符4つに、原稿書きの疲れがふきとんだ。


つづいて、「2018年は、こんなふうに集まりました」というレイキャビクからの動画も。1024日、午後2時ごろから、徐々に集まりはじめる。女性たちがどんどん増えてくる。広場を埋め尽くす女、女、女。「見よ、これが女の世界だ」という感じだ。数秒なので下のリンク先をクリックしてどうぞ。

2018年10月24日アイスランドの女性ゼネストの動画(早送り)


全プログラムがおさめられている、もうひとつの動画もある。こちらは長いのでほんの一部しか見てないが、ステージ前に集まっている女たちのプラカードがおもしろい。「平等」「ロックだぜ」「私たちにはできる」「私たちこそヒーロー」と、多彩。ステージでは、ロックあり、ラップあり、合唱あり、スピーチあり、の大盛り上がり。


女性たちがゼネストで、「男女同一価値労働同一賃金を」と態度表明する国アイスランド。ジェンダー・ギャップ世界一の男女平等社会は、闘い方も世界一だ。




女のゼネスト「変わるべきは社会だ、女ではない」(アイスランド)

アイスランド首相を出した政党の前身は「女性党」

アイスランド国会、女性議員48%に!

アイスランド10月24日「女性が休む日」を決

百田氏よ、恥を知れ! 





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by bekokuma321 | 2018-10-26 20:50 | 北欧

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フェイスブック友だちによると、1024日(水)1455、アイスランドの女たちはゼネストに突入する。スローガンは「変わるべきは社会だ、女ではない」。

このアクションは、男女賃金格差への憤りを態度で示し、ことの重要性をすべての人々に知らせるためだ。

アイスランドといえば、「世界経済フォーラム」が発表するグローバル・ジェンダー・ギャップで、2017年世界第1位だ。日本は114位。

しかし、アイスランドでも、男女同一賃金は達成されていない。最新統計によると、男性100円としたら女性74円。その格差は26%。18時間働いても、女性は5時間55分間に値する賃金しか受け取っていないことになる。賃金をもらっているのは、朝9時から1455分まで。後は無償労働だ。

だから、アイスランドの女たちは決めたーー1455分に、いっせいに仕事場を離れよう!」

このアイデアは、初めてではない。アイスランドでは、「女性が休む日(Kvennafrí)」と呼ばれ、英語は"Women's Day Off“。1975年初めて決行された。アイスランド史だけでなく、「女性のゼネスト」として、世界の女性史に燦然と輝く。

明日のゼネストを前に、Efling労働組合事務所には、さまざまな女性団体が準備のために集まった。今年は、賃金格差に加えて、世界各国でわき起こった#MeToo運動や、難民女性問題も訴えるという。宣言文にはこう書かれている。

「女たちは、セクハラ、暴力、不正で苦しんでいます。職場の男女平等への闘いを、賃金格差撤廃だけではなく、働く場の安全確保にも広げなくてはなりません。女たちは、家庭でも職場でも安心と安全を求めています」

明日、アイスランドからどんな映像が届くのか。ワクワクする。


Icelandic WomenWill Go On Strike This Wednesday

Kvennafrí

KvenréttindafélagÍslands (The Icelandic Women’s Rights Association

アイスランド首相を出した政党の前身は「女性党」

アイスランド国会、女性議員48%に!

アイスランド10月24日「女性が休む日」を決行

百田氏よ、恥を知れ! 







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by bekokuma321 | 2018-10-24 21:23 | 北欧

ノーベル医学賞を日本人が受賞した。その発表の直前、ノーベル文学賞取りやめに至らせた人物への有罪判決が下された。

ガーディアン紙、ニューヨークタイムズ、BBCの10月1日の記事をもとに、まとめる。

「今年のノーベル文学賞中止」という史上初の事態に陥らせた人物の名はジャン・クロード・アールノー。彼は、女性への性的虐待と不適切な会計処理によって、スウェーデンアカデミー の信用と権限を失墜させた。会員は終身なのだが、何人も辞意を表明、初の女性事務局長は辞職に追いやられた

101日、ストックホルム地裁は、全会一致で、世界で最も権威あるノーベル文学賞を決めるスウェーデンアカデミー会員である詩人カタリーナ・フロステンソンの夫ジャン・クロード・アールノーに懲役2年の有罪判決を下した。裁判所は、彼を訴えた強姦事件2件のひとつに、十分な証拠と何人かの証人があると述べた。

アールノーは、何十年にもわたってスウェーデンの文化芸術業界でひとかどの人物だとされていた。彼は、ストックホルムのアパートで、2011105日、女性に対して強制的なオーラルセックスと強姦を行い、さらに同年122日、同アパートで彼女が眠っているときに再び強姦に及んだ。女性を逃げさせまいと、女性の首を強くつかんだことは疑いの余地なし、ともされている。

「アカデミー19人目の会員」であると自負していたとされるジャン・クロード・アールノーだが、裁判所は、懲役刑、ならびに、被害者に慰謝料約137万円を支払え、との刑を下した。

このスキャンダルは、#MeToo運動のさなか、昨年11月、女性18人の訴えをスウェーデン紙Dagens  Nyheterが報道したことで火が付いた。同紙によると、フランス人写真家アールノーは、フランスとスウェーデンで、20年の長期にわたって、女性たちに強姦、セクハラ、虐待、ハラスメントを行っていたというものだった。

18人のうち8人の告訴は正式に受理された。しかし1件を除いたすべてが証拠不十分、または時効であるため、起訴にはいたらなかった。

女性に対する性的脅かしは、社会的地位をかさにきた男性の力の誇示によるものが多いとされるが、この事件は、まさにそうだ。アールノーの弁護士は、彼は、「間違った証拠にもとづく魔女狩りだ」と疑惑を全面否定していると語っている。おそらく控訴するだろう。

性被害を口にすることは苦しくつらい。その困難を克服して、やっと声をあげたとしても、それを裁判で立証するのはさらに困難であることが、よくわかる。


ノーベル文学賞選定機関の女性蔑視

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▲スウェーデン在住ジャーナリストのビアネール多美子記者の記事(I 女のしんぶん2018.2.10)



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by bekokuma321 | 2018-10-02 02:20 | 北欧

北欧スウェーデンが世界一に輝いたのは「世界評判ランキング」。

G8(主要先進8カ国)の人たちが、訪問先としての安全性や政策の先進性などいくつかの基準で世界の国々を評価し、ランク付けを行ったものだとか。アメリカのコンサルティング企業「レピュテーション・インスティテュート」が毎年行っている。

インスティチュートによると、スウェーデンは「透明性、安全性」において優れ、「ライフスタイルと自然の美しさ」が突出し、「最も高い倫理性を有し、先進的である」とされている。

スウェーデンの首相ステファン・ロベーンは、こんなコメントを出した、と報道されている。

「(世界一になった)この結果は、わがスウェーデン・モデルが、高い成長のみならず、自由で平等で安全である社会を生み出している証です。不平等こそ経済発展の障害であると多くの人たちがわかってきているのです」

トップ5までは以下のとおり。北欧諸国が目立つ。また、これら5カ国はすべて、比例代表制選挙の国であることは強調してもしすぎることはない。

比例代表制の選挙は、有権者は、候補者個人ではなく政党に投票する。日本のように、候補者個人が顔や名を売る必要がなく、選挙にカネがかからない。その結果、女性の議員率がきわめて高く、多様性に富む議会構成になりやすい。スウェーデンは、「フェミニスト政府」と称する内閣をつくって、男女平等に力を入れる。

Country RepTrak® - Annual Ranking of Most Reputable Countries Worldwide
Sweden Earns Top Spot as Most Reputable Country in the World
Sweden reclaims title as 'world's most reputable country'

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【2018.6.28 1600更新】
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by bekokuma321 | 2018-06-27 23:59 | 北欧

北欧に関する最新の研究結果を2つ。

多くの国際調査で、北欧諸国は常に最も住みやすい国にあがっている。では、なぜ、北欧は世界で最も住みやすい社会なのか。

そのなぞに迫った新書が出たという。オスロ大学のニーナ・ウィトシェクらの近著『持続可能な近代性 Sustainable Modernity』だ。

ニーナ・ウィトシェクはポーランド・アイルランド系ノルウェー人。1983年、ポーランドからノルウェーに亡命した。彼女によると、北欧諸国は、協力と競争が見事に共存しているため、持続可能な近代をつくりあげることができたのだという。「北欧諸国は、協力しあうことの利点を持った競争社会である」とまとめている。

もうひとつ。スウェーデンのマイケル・ノルデンマークは、国際社会調査プログラム(ISSP)による「家庭とジェンダーについて22カ国の調査」を元にこう分析している。

北欧諸国の男性は、南欧や東欧の男性よりも、総合的に幸福であると答えている人が多い。また他の国々に比較して、その幸福感と仕事上の満足度にそれほど強い因果関係がない。それは、北欧の男性は、家庭生活に強く参加しているからだという。

一方、ジェンダー役割が大きい北欧以外の国の男性は、家族生活と幸福との関係が弱いという結果が出ている。

つまり、家庭生活が北欧男性に幸福をもたらしていて、それが総合的幸福感の高さにつながっている。とはいえ、南欧や東欧には、それが、かならずしもあてはまらない、というのだ。

おそらく、南欧や東欧のジェンダー平等は北欧ほど十分でないからだろう、と考えられる。

Why are the Nordic countries ranked as the world’s best countries to live in? June 8, 2018
Gender equality means Nordic men happier with family life: Swedish study 9 April 2018

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▲パパにだきついている2人の子どもたち。横で本を読むママ。この共働き夫婦は、両親で育休をわけあって目いっぱいとった。ノルウェーの家庭で撮影
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by bekokuma321 | 2018-06-13 17:26 | 北欧

スウェーデンの中道左派政権は、自らを「フェミニスト政府」と呼ぶ。その先頭を走るのは、外相マーゴット・ヴァルストロムMargot Wallströmだ。2018年に向けて彼女が発した力強いスピーチを紹介する。今年2月14日の所信表明演説から、男女平等に関する箇所。


==== 2018年所信表明より =====

c0166264_22422347.jpg昨秋は、比類なき運動で特色づけられました。そう、2つの単語Me Tooであらわされる運動です。

世界の資産、代表、権利において、女性は無視されています。だからこそ、わが国は、全力で、世界中で、フェミニスト外交政策を追求しようとしているのです。

サウジアラビアやイランでは、私たちは、女性の経済的力を上げるための教育に力を入れています。ルワンダでは、父親の役割に関する公開討論を始めました。シリア、アフガニスタン、コロンビア、ウクライナでは、女性の調停ネットワークの仲間たちが、働いています。

スウェーデンは、避妊、母体の保健、安全な中絶を通じて、性的かつ再生産における健康と権利の推進に対する最大の寄与者であります。また私たちは、女性器切除の根絶に向かってたたかいます。

来る4月、政府は、スウェーデン研究所や国会との対話において、ストックホルム男女平等フォーラムを開催します。同フォーラムは、世界の草の根から政府高官などを招いての主要な男女平等国際会議となります。その目的は、結果を分かちあい、お互いをわかりあい、政治的指導者を刺激することです。

Sweden pushes feminist foreign policy in wake of #MeToo
'Sweden is implementing gender equality level 2.0'
スウェーデン「フェミニスト政府」の偉業
“Equality in Sweden isn’t perfect, but it might be the best that we have in the world.”
International Conference on Men and Equal Opportunities in Stockholm
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by bekokuma321 | 2018-06-05 22:50 | 北欧

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北欧は平等の国だ。男女格差が少なく、女性が政財界で生き生きと働いている。それに緑の党という比較的新しいミニ政党が元気だ。エコロジーとフェミニズムを政策の中心に置く政党だ。

たとえばアイスランドでは、第二党となった「左派緑の党」の党首が首相になった。彼女はフェミニストの若い女性だ。

ノルウェーでは、首都オスロの与党に緑の党がはいった。副市長はベトナム移民の娘。オスロを世界一環境にやさしい都市にと、夢を政策に移している。昨年、緑の党はついに国会にも議席を持った。

なぜ、北欧では日本でできないことができるのだろう。

2018年5月26日(土)17時 文京区シビックセンター5F 
「議会&選挙が変われば社会は変わる:比例代表制が女性議員を増やした北欧に学ぼう」

北欧に対する偏見
フィンランド世界一、日本54位(2018国連幸福度)
アイスランド新首相は「緑の党」女性議員
比例代表制は男女格差を縮める(世界経済フォーラム2017)
百田氏よ、恥を知れ!
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by bekokuma321 | 2018-05-26 14:18 | 北欧

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スウェーデン・アカデミーは、5月4日(金)、2018年のノーベル文学賞はないと発表した。報道によると、1949年以来、初めてだという。

スウェーデン・アカデミーは、ノーベル文学賞を決める機関だ。アカデミーは「アカデミーの人数が減っている事態と、アカデミーの信用失墜」からこの決定に至ったと語っている。2018年のノーベル賞は2019年に一緒に発表するらしい。

事の発端は、4月17日FEM-NEWSで紹介した。アカデミーの会員である詩人カタリーナ・フロステンソンの夫フランス人写真家ジャン・クロード・アールノーによる性的暴行疑惑と、妻から情報を得て事前に受賞者名を漏洩した疑惑だ。

世界を動かした#Metoo運動のもと、アールノーからセクハラや性暴力を強要されたという女性が次々に声をあげた。疑惑の主ジャン・クロード・アールノーは否認を続けている。

アカデミーの信用がガタガタになった。詩人フロステンソンを辞任させずに留任させたとして、18人アカデミー会員のうち3人が、自ら辞任を表明。さらにアカデミー改革に取り組もうしてしていた初の女性事務局長サラ・ダニウス(写真)が辞職した。

サラ・ダニウスの辞職は、表向きはトップのリーダーシップの欠如とされているようだが、実際は、アカデミー守旧派との確執から、更迭されたとされている。

「男の悪事の責任をとらされて」辞職に追い込まれたサラ。スウェーデンの女性たちは激怒した。デモで憤りを示したり、彼女のトレードマークのボータイブラウス(注)を着たり・・・サラへの支持は広がっていた。

こうして、スウェーデン女性の#Metoo運動は、ノーベル文学賞までぶっ飛ばした。


【注:子猫ちゃんボウ(pussycat bow)ともいう。猫の首につけるリボンのように、首元でリボンを蝶結びにするブラウス。サラ・ダニウスはこれをよく着ていたので、彼女への共感を示すシンボルとなった。アメリカ女性が、子猫ちゃん帽(pussycat hat)をかぶってトランプ大統領の女性蔑視に抗議をした「女性の大行進」にあやかったのかもしれない】

【写真:2017年、カズオ・イシグロの受賞を発表するサラ・ダニウス事務局長。Youtubeより】

The Swedish Academy postpones the 2018 Nobel Prize in Literature
Thousands to protest outside Swedish Academy meeting
ノーベル文学賞選定機関の女性蔑視
'Not all traditions are worth preserving': ousted Swedish Academy head Sara Danius
Swedish Academy's first female head ousted after #MeToo scandal
De visar sitt stöd för Sara Danius med knytblus
セクハラやめろ!(スウェーデン)
セックス同意法(スウェーデン)
ノルウェー労働組合員736人、組織内のセクハラ文化を抗議 「恥と罪の意識を返却します」 #MeToo
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by bekokuma321 | 2018-05-04 22:18 | 北欧

2017年秋、北欧アイスランドで国政選挙があった。

アイスランドを含む北欧はすべて比例代表制選挙なので、いくつかの政党が交渉を重ねて連立政権をつくるのが普通だ。

今回は、第二党となった「左派緑の党」党首であるフェミニストのカトリーン・ヤコブスドッティルが首相に選ばれた。

首相は、「男女賃金格差禁止法」を今年2018年1月1日から施行した。なんと素早いこと! しかも男女同一賃金であることを証明できない25人以上の会社・公共機関には1日6万円近くの罰金が科されるのだという。

罰則のない理念法しか作れない日本とは大違いだ。「2022年に男女同一賃金の完成」が目標らしい。

この「左派緑の党」の前身は「女性党」だ。女性党があったころ、首都レイキャビクまで飛んで、女性党事務所を訪問した。そのとき私の目を射抜いたのが、このポスター。

ポスターのアイスランド語は何と言っているのだろう。「叫ぶ芸術:ポスターに見る世界の女たち」(I 女のしんぶん)をどうぞ。

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2017世界平和指数トップはアイスランド
アイスランド女性がいっせいに休んだ日
百田氏よ、恥を知れ! 

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by bekokuma321 | 2018-04-18 19:00 | 北欧

ショッキングなニュースが、スウェーデンから届いた。ノーベル文学賞を選考するスウェーデン・アカデミー初の女性事務局長サラ・ダニウスが、先ごろ辞任した。実は更迭のようだ。

世界に伝播し、女たちからの訴えが堰をきったように流れ出した#MeToo運動。ストックホルム在住のビアネール多美子さんの記事などによると、スウェーデンはとりわけすさまじかったと伝えられているが、それと関連する。

男女平等先進国の、しかもノーベル賞選考機関という権威の塊のようなところでさえ、女性が尊重されていない。男尊女卑の根深さにがくぜんとした。

サラ・ダニウスは、事務局長の座を去ったが、黙ってはいなかった。アカデミーの女性蔑視、なれ合い、身勝手さと闘ってきたことを文書で明らかにしたのだ。彼女の毅然たる表現に、心から敬意を表する。私も見習いたい。

「スウェーデン・アカデミーは、女性を貶める古臭い力関係や言葉に対してはっきり対峙する力であるべきだ」

「倫理は、最上壇に置かれるべきであり、ものごとを決める際、対立や守秘義務に関しては厳格なルールに従うべきである。犯罪や窃盗行為は起訴されるべきであり、法的執行機関に報告されるべきものである」

「相続したものを守るために傲慢になってはいけないし、広い世界から距離を置いてはならない」

「党派的傾向は、現代には不要である」

「伝統がすべて保存に値するわけではない」

ことの発端は、アカデミーのメンバーである作家Katarina Frostensonの夫が、セクハラを繰りかえしていたと、女性18人が#MeToo運動で告発したことだ。アカデミーは、セクハラ疑惑男性の妻の留任を決めた。ところが、別のメンバー3人が、抗議の辞職に至った。こうした対応をめぐって、アカデミーに批判が寄せられていたのだという。

辞職した事務局長サラ・ダニウスのトレードマークは、ボータイブラウス。彼女の無念の辞職後、何人もの女性たちが(数人の男性も)ボータイブラウスをまとって、サラ・ダニウスへの支持を表明している。なんとも後味の悪い事件だが、女性同士の連帯の強さに、救いを感じた。


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 ▲2018年2月10日号のI女のしんぶんに報道された、スウェーデンの#MeToo運動。ビアネール多美子さんによる記事

'Not all traditions are worth preserving': ousted Swedish Academy head Sara Danius
Swedish Academy's first female head ousted after #MeToo scandal
De visar sitt stöd för Sara Danius med knytblus
セクハラやめろ!(スウェーデン)
セックス同意法(スウェーデン)
ノルウェー労働組合員736人、組織内のセクハラ文化を抗議 「恥と罪の意識を返却します」 #MeToo
ブルントラント元首相 セクハラ被害を語る
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by bekokuma321 | 2018-04-17 21:13 | 北欧