2026年 04月 22日
こんな手口で平和憲法をないがしろにされてたまるか
今朝の新聞報道で、日本は、殺傷能力を持つ武器すべてを輸出できるようになったことを知った。これは、憲法9条の実質的改悪だ。平和主義の国から戦争をする国に変わろうとしているのだ。震えが止まらなかった。

思い出したのは、2013年7月29日、改憲をめぐるシンポジウムでの麻生太郎議員の発言、「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」だ。
後に撤回したそうだが、発言したことに間違いはない。今回の「武器輸出を全面的に解禁」は、国会で賛否も問われずに、それどころか、国会で審議にかけられることもなく、高市政権内だけで決めた。日本国憲法の精神に真っ向から反することを、国会を無視して決めたのである。これこそ、「あの手口」である。
こんな手口で、国の根幹が変えられてたまるか。国会前で、連日、「高市やめろ」のデモが繰り広げられているが、もっともっと大きなデモになるに違いない。
では、なぜ、国会の場でこんな超法規的な手口がまかり通ったのか。高市首相の好戦的政治姿勢にもよるだろうが、最大の理由は選挙によって過半数をとったゆえの、おごりである。
小選挙区制中心の選挙は、独裁政権を生みやすい。なぜなら、細かく分けられた選挙区から、1票でも多くとった候補ひとりしか当選しない。他の候補に入れた票は、すべて「死に票」としてドブに入れられたも同然となる。実際、2月の総選挙では、自民は小選挙区で49%の票しか獲得しなかったのに86%もの議席を得た。結果、民意とかけはなれた国会勢力がつくられたのだ。
この選挙制度がつづくと、日本の政治は壊れる、と予言したジャーナリストがいる。羽原清雅さんだ。元朝日新聞政治部部長。
1994年にそれまでの中選挙区制が小選挙区中心の選挙制度に変わった。なぜ変えられたのか。当時の国内外の政治状況、政界のキーパーソンや労働界の動向、「まぼろし」を追いかけた社会党、これからどうすればいいか・・・。2021年7月19日に行われた、非常に貴重な講演です。ぜひ、最後まで見てほしく、録画のリンク先を紹介します。
「9回目の小選挙区制は日本の政治を壊す」元朝日新聞政治部部長 羽原清雅氏 特別講演 「楽しく比例制をめざす会(GPR)」主催 (Youtube)

