2026年 03月 03日
2/4 国際フォーラム「女性のリーダーシップと平和」宣言・要望書


2026年2月4日の「女性のリーダーシップと平和」において、参加者一同が採択した「平和宣言」です。要望書として、総理大臣、外務大臣、男女共同参画担当大臣あてに提出しました。
要望書
総理大臣 高市早苗様
外務大臣 茂木敏充様
内閣府特命担当大臣(こども政策少子化対策、若者活躍、男女共同参画)黄川田仁志様
私たちは、2月4日、「女性のリーダーシップと平和」と題する国際フォーラムを開催し、メキシコのメルバ・プリーア駐日大使の講演を拝聴し、リアルとオンラインに参集した市民や議員で、平和と男女平等について話し合いをしました。
世界初の国連世界女性会議は、1975年、メキシコの尽力によってメキシコシティで開かれました。そして20年後には中国で第4回会議が開かれ、私たちは女性の権利に関する最も包括的国際文書とされる「北京行動綱領」を手にしました。その「女性と武力紛争」には、「平和は男女平等と切り離せない」とあります。さらに「権力構造への女性の平等なアクセスと完全参加、並びに紛争の予防・解決に向けたあらゆる取り組みへの女性の完全な関与が、平和と安全の維持及び促進にとって不可欠である」と、うたわれています。
意思決定の場への女性の完全なる参加(Full participation)とは、数はむろん、主体的積極的全面的に関わることですが、前提となる女性の数がまったく足りていないのが日本です。
1995年時点で、国会に占める女性割合はメキシコ14.2%、日本2.7%。それが2025年になると、メキシコ50.2%、日本15.7%です。この両国の圧倒的な数の差に言葉を失います。
背景にあるのは、両国の男女平等への政治的意思の違いです。メキシコは、憲法によって、「政党は候補者指名において男女同数の原則を順守する」とし、政令によって「選挙の候補者は男女50%ずつでなければならない」とし、「連邦議会500のうち300は小選挙区制、200は比例代表制だが、比例部分は、政党がつくる男女交互の名簿であり、しかも拘束名簿」としていることがあります。
以上、「女性の完全参加は永続的平和に不可欠である」(行動綱領)に照らして、次の2点を要望いたします。
1) 「選挙制度が男女で異なる影響を及ぼすことを考慮し」(行動綱領)、衆院の選挙を女性の声が反映しやすい選挙制度にすること
a 政党がクオータ制を導入しやすい選挙制度に変えること
b日本の議員定数は世界的に少ない方であり衆院定数削減はすべきではなく、女性が当選しやすい比例区はむしろ増やすこと
c女性を半数入れた超党派の選挙制度改革の会を設けて改革への議論を進めること
2) 「平和運動に主導的役割を果たしてきた」(行動綱領)女性たちが、その豊富な経験やネットワークを生かせるよう国内・国際機関のあらゆる意思決定レベル、とりわけ紛争予防・解決の決定の場に就けるための暫定的積極措置を講じること
「人類は選択を迫られている。軍拡競争を停止して軍縮を進めるか、それとも絶滅に直面するかだ」――44年前ノーベル平和賞を受賞したメキシコの故アルフォンソ・ガルシア・ロブレスの言葉です。彼は、核兵器禁止条約(2021年発効)の先駆けとなった条約をつくりあげた人です。わが国は、唯一の被爆国であるにもかかわらず、核兵器禁止条約をいまだ批准していません。
日本に女性議員を増やし、平和政策を進めることは焦眉の急です。ぜひとも実効性のある取組みを推進していただきたく、強く要望する次第です。
2026年2月4日
全国フェミニスト議員連盟主催フォーラム「女性のリーダーシップと平和」参加者一同
参考
■報告:女性ゼロの衆院選挙制度協議会に請願を出して : FEM-NEWS

