2025年 10月 10日
ノーベル平和賞ベネズエラの野党党首(女性)へ
日本時間の10月10日午後6時、ノーベル平和賞の発表がオスロから届いた。
ヨルゲン・ヴァトネ・フリードネス委員長は、「2025年のノーベル平和賞は、勇敢で献身的な平和の擁護者である女性」に決まったと言った。受賞したのは、ベネズエラのマリア・コリーナ・マチャド元国会議員。野党党首。与党は反米社会主義路線をとる。

マリア・コリーナ・マチャド元国会議員は、現在、身の危険を避けて逃亡生活を余儀なくされているという。
抑圧と独裁に闘い続ける素晴らしい人物を選んだノルウェー・ノーベル委員会は、称賛に値する。
昨年は、草の根の市民運動団体「日本被団協」が受賞し、深い感動を覚えた。
昨年のノーベル平和賞は、286 もの世界中の候補者・団体から選ばれた。今年は、アメリカのトランプ大統領が受賞に値するとして、その周辺から有形無形の圧力がかかったことが報道されている。そのトランプ大統領を、むしろ、刺激するような人が選ばれたのではないか。
選んだのは、ノルウェー・ノーベル委員会だ。その構成は、事務局長を入れて6人。内訳は:女性3人、男性3人の半々。ジェンダー平等を守っている。でも、昔はそうではなかった。
ノルウェーの報道で、事務局長を含む委員6人全員が男性のノーベル委員会の白黒写真を見たことがある。今でこそ男女平等先進国ノルウェーと呼ばれるが、昔は、ノーベル委員会をはじめ物事を決める場に女性の姿はなかった。1970年代に施行された「男女平等法」に、公的な委員会、審議会、協議会など物事を決定する場は、一方の性が40%を下回ってはならない、と定められてから、変化が訪れた。
それとともにきわめて重要なのは、委員のほとんどは、国会議員の政党比率に比例して選ばれる点だ。現在、労働党から2人、保守党から1人、中央党から1人、無所属の外交政策アナリスト1人。それに事務局長1人だ。労働党2人のうちの1人はノーベル委員会委員長で、無所属の外交政策アナリストは副委員長である。
■ノルウェー・ノーベル委員会フリードネス委員長の旅 : FEM-NEWS
■2024ノーベル平和賞とベリット・オース : FEM-NEWS

