2024年 11月 05日
低投票率は日本人の政治への無関心(毎日新聞「論点」を読んで) by 河瀬理洋
三井マリ子さんの衆院選後の論考を読みました(毎日新聞「論点」2024/11/1)。
私も今回の衆院選での一番の衝撃は、裏金や統一教会問題、非公認候補への資金提供、極右系政党の台頭でもなく、投票率の低さでした。
ただその原因に関しては、三井さんが言うような「あきらめ感」ではなく、「無関心」が全てではないかと私は考えております。
そもそも私自身も、森友事件が起きるまでは、選挙の投票にこそ行っておりましたが案内ハガキが来てからどの党・どの候補者に入れるかを考える始末で、それまでに誰がどんな不祥事を起こしたかなんて全く気にも留めておりませんでした。
というか、不祥事を起こしたとしても、そこまで熱心にニュースを追うようなことをしてませんでした。森友事件をキッカケに政治に強く目覚めたのです。
また時々職場の同僚などにも政治に関する事柄を尋ねたりもするのですが、真剣に考えている人は誰ひとりいないという印象をいつも感じています。
話を、毎日新聞記事の「論点」に中身に戻します。比例代表制・選択的夫婦別姓・非正規雇用の女性どれも重要な課題ですよね。
今回の衆院選でも相変わらず選挙カーで、候補者の名前の連呼等が聞かれました。そもそも、解散総選挙、そして投票日までの、あの短期間で候補者の能力(政策推進力)を見抜いて選ぶなど絶対に不可能ですよね。やっぱり比例代表制のほうが理に叶っていると思います。
河瀬 理洋(全国フェミニスト議員連盟会員)
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