人気ブログランキング | 話題のタグを見る

毎日新聞「論点」(11/1)を読んで by 亀田純子

毎日新聞(2024111日)の論点で、三井マリ子さんの意見を読みました。


今回の衆院選は、選挙の準備期間が極端に短い中で、自民党派閥の裏金問題や、その上、非公認議員に対し2千万円が支給されていたことが明らかになって、国民の政治不信や怒りは頂点に達していましたね。


毎日新聞「論点」(11/1)を読んで by  亀田純子_c0166264_15365508.jpg


それにも関わらず、不信や怒りが1票に向かわなかったことは、三井マリ子さんが書いている通りです。選挙に行っても何も変わらない、と思っている人が多いからでしょうね。また、女性当選者が過去最高となり新人も多かったそうですが、男女均等には程遠いことも、世界各国との比較から明らかです。


毎日新聞に載った貴女の意見に、私は心から同感します。選挙制度を、国民の民意が反映するような比例代表制に変えることにも大賛成です。


また、早くから貴女が熱望しているクオータ制になる事を願っています。私は、クオータ制の賛否は、国民投票で決定するのが手っ取り早い方法なのではないかと思います。日本は、他国の良い所を素直に取り入れれないことを、いつも不思議に思っています。


私の愛読書に『素直な心になるために』(松下幸之助作)という本があります。その本の中に「政治の衝にあたる人が私心にとらわれて自分にばかり都合のいい政治を行なおうとしたら、国民の多くがいろいろな迷惑を受け、多大の損害を被ることにもなり兼ねないし、それはその政治家自身にも、国民の支持が失われるなどの大きなマイナスとなってハネ返ってくると思います。だからお互いに素直な心になる事が大切なのだ」とあります。


「最も苦しんでいる人に、救済の手を伸ばす事こそ、政治の原点である。又、民衆を苦しめる社会の不条理と戦ってこそ政治家である。まず注意深く、自らの人間性としての良心に耳を傾けなければならない。政治家である前に哲人でなければならない」とも。


松下幸之助の創った松下政経塾の卒業生は数多く議員になっています。


官房長官だった松野博一議員も松下政経塾卒で、松下幸之助の言葉「素直」が座右の銘だそうです。その松野議員は、今回の総選挙」で当選しましたが、1千万円もの裏金が発覚して更迭されたことをどう思っているのでしょう。


私は、国民に選ばれた政治家には、松下幸之助の言うように「人間性としての良心に耳を傾けて」ほしいと願っています。


亀田 純子(秋田市在住)


和崎ハル:廃娼運動と婦選運動 : FEM-NEWS


by bekokuma321 | 2024-11-05 15:41 | 日本