2024年 11月 03日
2024年衆院選と国連女性差別撤廃委員会の勧告 by 垣下美紀
今回の衆議院選挙は、期間中に、どこに行っても出会う人、出会う人と選挙の話しになり久しぶりに選挙に興味を持っている人が多いなあと感じました。
ただ「興味がある」と「投票に行く」は別物で、話の最後には「誰がやっても政治は同じ」「投票しても意味が無い」で締めくくられてしまうことがほとんどでした。
選挙期間中にスイスで行われた国連の女性差別撤廃委員会は、日本政府のしてきたことを審査して、日本政府に勧告したと報道されました。選択的夫婦別姓や「男系男子」の皇位継承などの改正を求めたということです。未だに家制度が根深く残る日本社会を象徴していると実感をしました。
今日、毎日新聞(2024/11/1 論点)で、三井マリ子さんの発言を読みました。それで初めて知ったのですが、同じときに、同じ国連女性差別撤廃委員会から、「あらゆる意思決定機関の男女比を50対50にせよ」という一般勧告が出たのだそうです。
政治でも、組織内でも、家庭内でも、息苦しさ、生きづらさを感じることがあります。「女性」の地位の低さゆえと漠然と思っていましたが、決める場に女性がはいっていないことの結果ではないかと、思うようになりました。
とはいえ、今回の女性議員増は、小さな「変化」かもしれませんが、「希望」を見せてくれました。いつの時代にも、ブレずに声を上げてくれている先輩方がいてくれるからこそ この「希望」を感じながら、私自身もその思いや行動を引き継いで声を上げ続けていきたいと今一度、心に強く思いました。
毎日新聞の記事を読んで、文章がまとまりませんが、今回の選挙を振り返ることができました。ありがとうございました。
垣下 美紀(宮城県気仙沼市民)
■「クオータ制とは?」に参加して考えた気仙沼の壁(垣下美紀) : FEM-NEWS