2024年 08月 23日
2024ジェンダー・ギャップ指数 上位10カ国すべて比例代表制!

▲2024ジェンダー・ギャップ指数上位10カ国の選挙制度(第一院)
世界の男女平等先進国の上位10カ国すべて比例代表制中心の選挙である。
では比例代表制とは?
1票は、日本のように候補者に入れるのではなく、政党にいれる。選挙区の定数は多数で、10人以上ということもある。政党の獲得票に比例して、議席数が決まる。たとえば、定数が10人だとすると、A党3人、B党3人、C党2人、D党1人、E党1人というぐあいだ。
勝ち負けというより、大政党は大政党なりに、小政党は小政党なりに、議席を分け合うという感じだ。だから「死に票」はなく、民意が反映される。一方、日本の衆院選では、最多票をとった候補者以外に入れた票は、ことごとく「死に票」となって、毎回、2000万票~4000万票がドブに捨てられる。
誰が当選するかは、政党の作る候補者名簿(リスト)の順番で決まる。当選圏(上のほう)の候補は確実に当選する。政党は、上に男性ばかりを載せると、「この政党は女性差別しているのでは」と疑われるので、女性を上位に載せてバランスよくすることが多い。
北欧では、選挙運動は政党中心なので候補者には1円もかからない。だから、お金のない女性や若者も立候補できる。日本のような裏金どころかオモテガネもいらない。
北欧諸国は100年ほど前から比例代表制だ。70年代から政党が自主的にクオータ制を採用してきた。候補者リストを作成するときに、クオータ制がものをいう。つまり、クオータ制が効果を発揮するのも、比例代表制という土台があるからといえる。
しかし、フィンランド、デンマークは今でもクオータ制を採用していない。
北欧ではないが、世界第4位のニュージーランドもおもしろい。日本が小選挙区制中心に変えた頃、小選挙区制を捨てて比例代表制中心に変えた。結果、女性や先住民マオリが増えて多様で多彩な国会に変わった。
参考『さよなら!一強政治:小選挙区制の日本と比例代表制のノルウェー』(三井マリ子、旬報社)
■2023年ジェンダー・ギャップ上位10カ国ほぼ全てが比例代表制中心の選挙 : FEM-NEWS (exblog.jp)
■男女格差の小さな国々は比例代表制(2022年ジェンダー・ギャップ) : FEM-NEWS (exblog.jp)
■日本はジェンダー・ギャップ120位、うち政治分野147位 : FEM-NEWS (exblog.jp)
■男女平等ギャップと選挙制度(2019年ジェンダー・ギャップ) : FEM-NEWS (exblog.jp)
■比例代表制は男女格差を縮める(世界経済フォーラム2017) : FEM-NEWS (exblog.jp)
■日本の男女平等度、世界101位 : FEM-NEWS (exblog.jp)
■男女格差、世界136カ国中105位 : FEM-NEWS (exblog.jp)
■日本、世界131カ国中101位 : FEM-NEWS (exblog.jp)
■選挙制度は政治を根本から変えた(ニュージーランド) : FEM-NEWS (exblog.jp)
■WEF_GGGR_2024.pdf (weforum.org)

