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メキシコ初の女性大統領とクオータ制の歴史

メキシコに初の女性大統領が誕生する。ラウディア・シェインバウム元メキシコシティ市長。学者で気候変動の専門家だ。


多くのメディアが報道しているが、メキシコの大統領は16年のみの任期であり、ロペス・オブラドール前大統領は次に立候補できなかった。そのカリスマ的人気者だった彼の側近だったことも、選挙に有利に働いたと言われている。政治姿勢は中道左派。


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それにしても、メキシコ政界における女性パワーには目を見張る。大統領選での主要対立候補も女性だった。国会(下院)は500議席中252議席が女性議員で、割合にして50.4%。国会議事堂に女性が半分以上座っているのだ。IPUによると世界193カ国のうち第4位。国会議長も女性である。


その背景にはクオータ制がある。


20204Decreeにおいて、男女平等要件が定められている。選挙で選ばれる候補者は男女50%対50%でなければならないとされており、任命される役職についても50%50%としなければならないとされている。


とはいえ、ここまでの道は平たんではなかった。女性が投票できるようになったのは、日本とほぼ同時期の1947年。だが女性の立候補は認められなかった。6年後の1953年、初めて女性が立候補できるようになった。そして1955年、下院に初めて女性が4人当選した。


クオータ制は、1990年代になって、30%クオータ制が努力義務として登場したものの、それが有効に作用せず、2000年代になって30%クオータ制が義務化されて、候補者名簿に女性が少しずつ増えていったとされている。


推進機構としては、メキシコ女性国会Women's Parliament of Mexico (PMM)という組織があり、あらうる分野で男女平等を達成することをめざす。また、常設の男女平等委員会があり、委員40人すべて女性で構成されている。


ひるがえってわが日本。国会(衆院)は、女性が10%であり、世界163位。いま、国会で政治改革という名の、裏金事件の後始末をしているようだが、その場にいるのは、あっちを見てもこっちを見ても男性議員ばかり。何度でも言う。日本の国会は男の牙城すぎる。



Monthly ranking of women in national parliaments | IPU Parline: global data on national parliaments

Mexico | Chamber of Deputies | Parline: the IPU’s Open Data Platform

メキシコは正真正銘の候補者男女同数 : FEM-NEWS (exblog.jp)

Weekend Reading on Women's Representation July 13, 2018 - RepresentWomen

The Mexican Electoral System - Instituto Nacional Electoral (ine.mx)

https://constitutions.unwomen.org/en/countries/americas/mexico



by bekokuma321 | 2024-06-04 00:50 | 中南米