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2023年統一地方選:女性議員率1位白井市 2位宝塚市の背景

統一地方選後半は、女性躍進が目立った。メディアや各地で女性議員を増やす活動をしている人からの情報をもとに2023425日時点でまとめる。


女性の当選者の割合がもっとも高かった自治体1位から10位まで。単位は%

千葉県白井市   55.6

兵庫県宝塚市   53.8

埼玉県三芳町   53.3

東京都杉並区   52.1

愛知県日進市   50.0

東京都武蔵野市  50.0

大阪府忠岡町   50.0

長野県朝日村   50.0

奈良県三郷町   50.0

北海道新十津川町 45.5


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千葉県白井市は、女性候補者全員当選。トップ当選した柴田圭子さん(写真)は、市長選にも立候補したことがあるベテラン議員だ。2位は男性だが、3位は女性で参政党の新人だった。


日本一女性が多い自治体で、1位で当選を決めた柴田圭子さんに、白井市がトップになった背景を聞いた。


「女性が元から多い議会だったのです。前回も4割女性でした。白井市は、千葉ニュータウンという新しい街並みと、田園の広がる農村地帯が混在しているのです。女性は、しがらみの少ないニュータウンから多く出ています。女性が出やすい素地があるということです。男性は昔からの農家から出ている人が多いです。女性は真面目でよく質問をしますので、行政もたじたじとなりますし、男性議員も変わらざるを得なくなりますね。その点で、女性が増えるのはとてもいいことです。ただ、女性が過半数といっても、政策はさまざまですから単純には喜べません」


2位の兵庫県宝塚市はどうか。2代続けて市長(男性)が収賄容疑で逮捕された後、中川智子さんが市長に就任。その後、山崎晴恵さんが初当選した。女性市長が連続2代、という全国的にも珍しい自治体だ。


男女平等に関心を寄せる宝塚市民(女性)に話を聞いた。


「維新が1位から3位を独占しました。1位は男性ですが、2,3位は30代の女性。1位は県議選に落選した男性で、当時は立憲でしたので変だなと思いました。当選した7位まで政党公認候補です。やっと8位にはいった寺本さなえさんは無所属・市民ネットの現職で6期目。無所属新人で当選した持田千絵さんは、PTA活動で地域でも頑張っている女性だそうです。参政党の新人女性も当選しています。複雑な思いです」


投票率は極めて低く、白井市44.74%、宝塚市39.39%だった。



愛知県みよし市「女性ゼロ議会」から「女性25%議会」に : FEM-NEWS (exblog.jp)

ルポ 六ヶ所村選挙 by野村保子 : FEM-NEWS (exblog.jp)

どのくらい減るか「女性ゼロ議会」:2023年統一地方選後半 : FEM-NEWS (exblog.jp)

報告:「だれでも自由に意見を述べ合える男女同数の大磯町議会」by 岡田ふさ子 : FEM-NEWS (exblog.jp)



by bekokuma321 | 2023-04-26 12:05 | 日本