2023年 02月 05日
女性への暴力がなくなる、その日まで(陰道独白 ヴァギナ・モノローグ@台湾)

劇作家イヴ・エンスラーは、1996年、「ヴァギナ・モノローグ」を書いた。翌年、ニューヨークのオフ・オフ・ブロードウエイで、自らが演じる一人芝居を挙行。これが世界を揺るがした。
ニューヨークタイムズは「90年代の最も重要な社会派演劇作品」と評した。その後、日本を含めて多くの国で上演された。イヴ・エンスラーはいう。「それまでヴァギナという言葉を口にしたことなどありませんでした。友だちも皆、何か口に出してはいけないものとみなして、『あそこ』、『下のほう』と言うだけでした」
この鮮やかなポスターは、2015年、台湾で上演されたときつくられた。王貞月さん(西南学院大学非常勤講師)が、故郷台湾を訪問した際、上演主催団体「台灣女人連線」からポスターを贈呈され、それを私に届けてくれた。
台湾初上演から10年を記念して上演された「ヴァギナ・モノローグ」。私たちは、ついカタカナ英語を使いがちだが、台湾は、「陰道独白」と、自国語に訳して世に出した。その知恵と勇気!
ヴァギナは「陰道」、モノローグは「独白」。陰陽の陰は女性を意味することから、陰道を「女性の知識」と解することもできる。ぞくぞくするほど素敵だ!
わたしがすごくいいなあ、と思ったのは、ポスターデザインだけではない。DV被害者のトラウマを治療・克服させる目的で、彼女たちが演劇の訓練をし、彼女たちによる専属劇団を誕生させ、彼女たちが、この演劇「ヴァギナ・モノローグ」に加わったこと。その“素人”俳優371人。
今日、付け加えたいのは、イヴ・エンスラーは、女性たちへの暴力撤廃ダンスをするという世界的パフォーマンスを、立ち上げた女性でもあることだ。名づけて One billion rising 。全国フェミニスト議員連盟も、何年か前、今は高知に住む村松真佐美さんと、成田市議・会津素子さんが中心となって企画して決行した。今年も、また、やろう、とプランを練っている。
ポスターについて詳しくは、「叫ぶ芸術ーーポスターに見る世界の女たち 114回 台湾」(「I 女のしんぶん」2023年1月1日)
■「民族浄化」を乗り越える女たち : FEM-NEWS (exblog.jp)
■増やそうよ 女性議員 : FEM-NEWS (exblog.jp)
■V (FORMERLY EVE ENSLER), FOUNDER - V-Day (vday.org)

