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12月23日(金)20:30「投票率90% オーストラリアの選挙」by キャロライン・ノーマ

20221223日(金)夜8時半。キャロライン・ノーマ講師による「投票率90% オーストラリアの選挙」です。入場無料。参加リンク先は、20日、「楽しく比例制をめざす会」に公開されます。


今年5月、オーストラリアで国政選挙がありました。環境と男女平等が大テーマだったそうです。結果は、中道左派の労働党が勝利し、政権交代となりました。女性は約4(下院)に上ります。投票率は89.8%! それでも前回91.9%より下がったようです。



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オーストラリアの下院は、「優先順位付連記投票Preference Voting」という選挙制度です。1917年までイギリスと同じ小選挙区制(日本は1994年イギリスを真似て小選挙区制にした)でしたが、1918年、優先順位付連記投票Preference Votingに変わったそうです。


いったいどんな選挙なのか。女性は立候補しやすいのか。キャロラインさんに聞いてみましょう。


キャロラインさんは、オーストラリア・ロイヤルメルボルン工科大学グローバル・都市・社会研究学部教員。現在一橋大学客員研究員。日本とオーストラリアにおける反ポルノ・反売買春の市民運動に参加。Voices from the Contemporary Japanese Feminist Movement(Palgrave Macmillan)など著作多数です。 


先日、キャロラインさんから、三井マリ子著『さよなら!一強政治:徹底ルポ 小選挙区制の日本と比例代表制のノルウェー』(旬報社の感想が届きましたので、紹介します。


★★★★★★


『さよなら!一強政治』を読み終わりました。とても面白くてすごく勉強になりました。


三井さんが秋田県から衆院選に立候補したことは知りませんでした。大変悲しく、腹立たしい選挙活動だったんですね。日本の選挙は、どれほどお金によってだめにされていることか。自らの体験をもとに詳しく書かれていて、よくわかりました。


ノルウェーの政党や選挙運動が、そのあとの章で説明されていますが、ノルウェーの女性たちを直接取材して書いていることに、感銘を受けました。中でも、選挙運動にかける資金は、その行先をはっきりさせることが重要ですね。


また、ノルウェーの最北端の町まで取材に行き、その時出会った女性議員が、三井さんから聞いた日本の話に影響されて市長選に立候補したことも驚きでした。


ヴァルドゥーという最果ての地にある魔女虐殺の歴史を後世に知らせるモニュメントにも驚かされると同時に、魔女裁判のモニュメントが、この世界にあるなんて素晴らしいと思いました。


いろいろ興味深いことが書かれており、大変勉強になりました。この本をきっかけに自分の国オーストラリアについて、考えさせられました。


キャロライン・ノーマ(オーストラリアの大学教員&フェミニスト)



by bekokuma321 | 2022-12-16 21:24 | アジア・アフリカ