2022年 07月 11日
2022参院選 参院の4人に1人は女性に
7月10日参院選が終わった。11日、125人の全当選者が確定した。メディアの報道や、内閣府男女共同参画局などの数字によると、今回、当選した女性は35人(28%)で過去最多である。
非改選の女性参議院議員29人と合わせると、64人となった。これは全体の25.8%であり、4人中1人が女性議員となった。クリティカル・マス(3人に1人)に、少し近づいたといえる。
クリティカル・マスとは、ある集団において、Aが多数でBが少数である場合、Bが影響力を与えられるようになるには、全体の少なくとも30%に増える必要があるとする、その分岐点の数字だ。1990年の「国連ナイロビ将来戦略勧告」で明文化された。日本政府も、一応、2020年まで30%にという数字を掲げたことはある(「202030」)。