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速報:「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」@5/9衆議院議員会館

59日、衆議院第2議員会館で、元議員、現議員が集まって選挙制度と女性議員数との関係を話し合う超党派の会がありました。オンライン参加も整えられました(Youtubeはこちら https://www.youtube.com/watch?v=wXlL5W1s5OI)。


パネリストは7人。岡崎ひろみ(元衆議院義員、新社会党)、福島みずほ(参議院議員、社民党)、漢人明子(東京都議会議員、緑の党)、よだかれん(新宿区議会議員、れいわ新選組)、三井マリ子(元都議会議員)、もとむら伸子(衆議院議員、共産党)、大脇雅子(元参議院議員)。



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▲岡崎ひろみ、漢人明子、福島みずほ、よだかれん、三井マリ子(2022/5/9 衆院第二議員会館)


岡崎ひろみさんは1994年、小選挙区比例代表並立制が成立する時に衆議院議員として、反対の票を投じました。それまで無所属で衆院に2回当選していた岡崎さんですが、小選挙区制が強行された結果、次の選挙では惜敗。悔しさをにじませながら語りました。


「当時の政権の究極の目的は、『再び堂々と軍隊を持つ国づくり』にあり、そのために小さい政府を目指すというもの。公的責任を私企業に回すには規制緩和が必要でそれには、保守的勢力がもう一つ必要だった。二大政党制という流れをつくり、政府に反対の組織や小さい政党はつぶす、というねらいがあった。小選挙区制では候補者の大半は男性になり、供託金が世界一高いこともあり、年収100万、200万という貧しい女性はますます立候補できません」


福島みずほさんは、女性は、幸か不幸か利権に遠い、ケア労働従事者が多く戦争に遠いので、「女性は政治に向いている」と強調しました。社民党党首として、女性の当選を増やすには、①ジェンダー平等 ②クオータ制 ③比例代表制 ④供託金を減らす、と力強くまとめました。「国会にも選挙制度改革の場はあるが、小幅の調整の話ばかりで、女性や少数派をもっと増やすにはどうしたらいいかというような話にはなっていません。こういう会はもっと増えてほしい」と会を評価しました。


漢人明子さんは、小選挙区の小金井市から昨年都議に当選。「いかに少数意見を重視するか、それが民主主義のバロメーター。人口の半分を占める多数でありながら社会的マイノリティである女性は議会にいない。女性が当選しやすい選挙制度にすることは、女性だけでなく、マイノリティの代表が増えることにつながる」と言いました。緑の党が議会に多い国々は、比例代表制選挙をとっていると、ニュージーランドの例をひきました。


よだかれんさんは、多様性ある議会にするには比例制は必要だ、がモットー。男性から女性に変わって、「過去に自分も男性の目線で見ていた」「男性が変わらなければならない」と気づいたと話はじめました。


「あまりに女性が議会に少ない現状を変えるには、これまで通りではダメ。1946年の女性参政権が認められたときくらいの強いインパクトのあるポジティブ・アクションが必要。候補者男女均等法は罰則がないので守られない。候補者を男女半々にすることを義務化させるような改正が必要ではないか」と語りました。


もとむら伸子さんは、AV出演被害防止の立法に関する会合がはいっていて、残念ながら欠席でした。メッセージによると「個人の尊厳をふみにじり、性暴力のトラウマを生じさせる暴力被害」を減らすため、実効ある法制定にがんばっているそうです。また、苦しむ女性たちがさらなる犠牲を強いられたコロナ禍の根本にあるのは「42年間働いて1億円の男女賃金格差」。それをなくしていくにはジェンダー平等の政治に転換していかなければならない、そのためには、「女性議員を増やす力となる比例代表制中心の選挙制度に」と、代読がありました。


岡崎さん同様、小選挙区中心の選挙に変わった国会で、現職の議員だった大脇雅子弁護士。この会のもとになった名古屋での会(410)の講演にそって次のようなメッセージが寄せられました。


「名古屋の女性団体中心に久屋広場に3000人がデモをして小選挙区制反対を叫んだ。私も街宣車で連呼。女性たちを裏切ることなんてできないと『政治改革法案』に反対の票を投じた。参議院で、118票対130票で政治改革法案は否決されました。その後、両院協議会でも合意を見なかったにも関わらず、国会議長と、与野党トップによる夜の密談で、小選挙区比例代表並立制成立の下書きが作られ、最終的に、成立してしまった」


三井マリ子さんは、女性議員の多い北欧諸国は全て比例代表制だと強調。そして福島さんや漢人さんがモデルにあげたニュージーランドについて、根本は選挙制度にあると次のように言いました。


「日本が小選挙区制に変えたころ、ニュージーランドは、長年の小選挙区制を、比例中心の選挙制度に変えた。今のアーダーン首相は、金も名声も地位もない労働党青年同盟に属していた20代の頃、党の名簿に登載されて初当選した。比例代表制でなければ、今の女性首相は生まれえなかったのです」


千葉からの参加者が、コロナ禍のもと女性が政治に関心を持ちだし、政治にかかわる会合に参加する女性が増えてきたという嬉しい報告がありました。また、三井さんの講演「ノルウェーの楽しい選挙」を聞いたことがあるという若い女性は、「私、今日の会で、『小選挙区制は女性排除のためだった』とわかりました。小選挙区制は女性排除の選挙であると言っていい」と。この強烈な発言に会場が静まりかえりました。


引き続いて、男女ペアがアピール文「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」を読みあげ、大きな拍手で採択されました。


最後に、印象に残った三井マリ子さんの言葉を載せます。


「あした、選挙制度がガラリと変わることはないでしょう。でも、まずは、比例代表制は民主主義的なのだ、ということを多くの人に知ってもらうのが、『あさって』いや『しあさって』のための第一歩だと思います。そして比例代表制こそが、男女平等と多様性への礎である、と確信します」


山城 和代(小金井市民)



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【写真提供:須藤延恵、新井祥子、山崎ともよの皆さん】


アピール「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」(PDF)

プログラム&パネリスト略歴:2022年5月9日パネル・トーク「女性が当選しやすい選挙制度をめざそう!」

速報:女性議員増をめざす「名古屋宣言」 女性参政権記念4/10  : FEM-NEWS (exblog.jp)

楽しく比例制をめざす会



by bekokuma321 | 2022-05-11 09:32 | 日本