2022年 02月 01日
石原慎太郎の女性差別発言
石原慎太郎元東京都知事が亡くなった。89歳。お連れ合いやご家族のみなさまにはご愁傷様です、と申し上げる。しかし、私は、彼の差別発言を絶対許せない。石原慎太郎元知事は、政治権力の頂点にありながら、女性差別、民族差別、障がい者差別、同性愛差別につながる発言を繰り返してきた。
東京都知事だったときの、女性差別発言を再掲する。
「閉経して子どもの産めない女が生きているのは無駄」
「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものは「ババア」なんだそうだ」
「“女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です”って」
「男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって…。」

▲女性たち131人が「ババア発言」をした石原都知事に損害賠償や謝罪広告を求めて提訴した。上は、裁判を記録した書籍。『131人の女たちの告発 : 石原都知事の「ババァ発言」裁判から見えてきたもの』(明石書店、2005)