2021年 09月 02日
国会における女性議員率、日本は世界193カ国中165位(IPU 2021.9.1)
2021年9月1日、世界の国会(第一院)に、どのくらい女性議員がいるかのランキングが更新された。
日本は9.9%。世界平均は25.6%。日本のランクは、世界193カ国中165位である(下図)。164位ナウル、166位カタールの間に位置する。
世界第1位はアフリカのルワンダで、このところ不動だ。男女半々(パリテ)を達成した国は世界で5カ国あり、ルワンダ61.3%、キューバ53.4%、ニカラグア50.6%、メキシコ50%、アラブ首長国連邦50%。
メキシコは2021年6月に選挙があり、世界第4位に躍り出た。
アラブ首長国連邦が、なぜ50%、世界第4位なのかについては、FEM-NEWSで書いた。理由は、選挙の前に、議席の半分に女性が割り当てられていることのようだ。そもそも、国会議員定数40ときわめて少ない。しかも、その40人のうち選挙で選ばれる議員は半数20人にすぎず、残り20人は、各首長が任命する。
比例代表制選挙の下、政党内で話し合って、候補者リストに女性を40%以上入れるというクオータ制で、女性議員を増やしてきた北欧諸国とは似て非なる制度のようだ。
■メキシコは正真正銘の候補者男女同数: FEM-NEWS (exblog.jp)
■世界で最も女性議員が多い国ルワンダ: FEM-NEWS (exblog.jp)
■国際シンポジウム「世界は進む、日本は進まず」 : FEM-NEWS (exblog.jp)
■日本はジェンダー・ギャップ120位、うち政治分野147位
https://frihet.exblog.jp/32069055/
■国会における女性議員率、日本は世界193カ国中166位(IPU)
https://frihet.exblog.jp/31964697/
■日本の女性国会議員率、世界123番目(2009.9.30)