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男性の育休と「労働時間差別禁⽌法」

国際調査で「子どもの幸福度世界一」はオランダだった。ところが、そんなオランダの国の男性のわずか11%しか育休をとっていない。

7%の日本男性よりはずっとマシだが、北欧ノルウェーの90%とは雲泥の差。子どもがハッピーこのうえないのは、だいたいママもハッピーだからだが、パパの育休のこの低さ。いったいなぜ。

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▲「叫ぶ芸術 95回」(I 女のしんぶん2021.6.10)

カギは、一般的に労働時間が短いことのほか、労働者に「正規」対「非正規」の格差が小さい点にありそうだ。オランダの平均労働時間は週38時間。残業も少なく、毎日子どもと夕食をとれる家庭がほとんどらしい。

強調したいのは「労働時間差別禁⽌法」だ。1996年に法制化されたこの法律は、 パートタイムとフルタイムの待遇格差を厳しく禁じているのだ。

有給休暇は週の労働日数の4倍と規定されている。週5日なら20日、4日なら16日、3日なら12日…。育休も、有休と同じ原理だ。こちらは週の労働日数の26倍と定められていて、週5日だろうが3日だろうが、それぞれの労働時間に比例して育休がとれるのである。クビを恐れて育休申請どころか、妊娠すらためらう日本の非正規労働女性とは大違いだ。

ポスターは、90年代のオランダのもの。当時、北欧をはじめヨーロッパの福祉国は、父親の育児休業を男女平等の推進政策にして啓発を始めていた・・・。




by bekokuma321 | 2021-06-20 14:58 | ヨーロッパ