2021年 04月 18日
75年前トップ当選した曾祖母と選挙制度
この冬、秋田はコロナよりも大雪で大変でした。やっと雪はとけたものの果樹の被害がひどくて、今、剪定の時期ですが、修復作業に忙しくしています。
今年の4月10日が女性参政権75周年とは。大昔のような、ついこの前のような感じがします。私たち団塊の世代は、男女平等を勝ち取ろうとしてがんばってきた先輩女性たちの獅子奮迅の働きとともに、育ってきた世代なのだ、と改めて思っています。
確かに女性の生き方は変わりました。でも、他国と比較するとこの国の男女共同参画は、なんと変化の遅いことでしょうか。あらゆる分野において女性の参画はまだまだです。とりわけひどいのは政治の分野です。
先月、秋田魁新報で、国際女性デーにあわせて「政治と女性」が特集されていました。女性議員からのアンケートから、「女子(おなご)のくせに、何できる」、「(落選した時)男性ならその後の生活も見ないといけないが、女性なら夫もいるし心配ないと(言われた)」という女性議員の声が出ていました。
女性が政治にもっと増えるためには、三井マリ子さんの最新刊『さよなら!一強政治――徹底ルポ 小選挙区制の日本と比例代表制のノルウェー』にあるように、選挙制度が非常に大事です。なかなか女性は立候補しにくく議員になりにくいのは、今の選挙制度のせいです。
女性議員が少ない理由はたくさんありますが、今のような選挙制度でなければ、もう少し女性議員は増えるのではないでしょうか。戦後直後の大選挙区制とか連記制とか、せめて中選挙区制とかにしたら、女性議員が誕生しやすいのではないかと思います。私たち女性は女性に、政策決定の場に出て欲しいと思っているのですから。
私の曾祖母・和崎ハルは、日本で初めて女性が立候補した1946年、秋田県で立候補して当選しました。トップ当選でした。当時は、今のような小選挙区制ではなく、大選挙区制で、しかも連記制でした。
和崎ハルの一生を描いた劇団わらび座の「ハルらんらん」(右上ポスター)は、今でも目に焼きついています。あの和崎ハルが高らかに歌っていたフイナーレは、常に私にエネルギーを与えてくれます。
今を生きる若い人たちが女性の力を信じて政治の世界へ入っていけるように応援したいと思います。人の意識は確実に変わってきていると信じて…。
高橋 みどり(秋田フィフティ・フィフティ推進員)
■和崎ハルの子孫が語る「ハルらんらん♪」 : FEM-NEWS (exblog.jp)
■「わたしの曽おばあちゃん」(初の女性代議士和崎ハル) : FEM-NEWS (exblog.jp)


