人気ブログランキング |

書評『さよなら!一強政治』(岡崎邦子)

女性を真のパートナーとする男たちと連帯へ


『さよなら!一強政治――徹底ルポ 小選挙区制の日本と比例代表制のノルウェー』を一気に読みました。

書評『さよなら!一強政治』(岡崎邦子)_c0166264_19415105.jpg
読み進む中で、著者の三井マリ子さんが悔しくて理不尽な選挙戦を何回も闘ってきた事を知りました。中でも2012年の秋田3区での衆院選落選後の屈辱的な扱いには胸が痛みました。三顧の礼をもって迎えられた選挙なのに、あまりにひどい仕打ちです。それが政党交付金の不正使用にからむ問題であることを思うと、今、広島で裁判中の河井克之、案里夫妻への1億5千万円の問題がオーバーラップしてきます。

私は、これまで4回高知市議選に挑戦し、1回は90票足らずで落選しましたが、どの選挙も地元の方や仲間のみんなの笑顔にどれだけ支えられていたか! 天然の私は、今、あらためて選挙での応援のありがたさをかみしめています。

それと同時に、三井さんと同じく、女性が地方議会や国政に出る大切さと厳しさを痛感しています。「政治は男のもの」という意識の壁と、日本の選挙制度の壁、これが厚く重く迫ってきます。

政府の「第5次男女共同参画会基本計画にあたっての考え方素案」を読みました。計画の中身は決意と建前ばかりが目につきます。男社会を崩したくない、だけど国際社会にとりあえずカッコウもつけたい、そんな政府の本音が見え隠れしています。高知では、この「第5次基本計画」を検証し、どうやって男女共同参画を進めていくのか、みんなで考える会を11月に開く予定をしています。

さあ、私たち女の本気度をどう表していきましょうか。女性たちのシスターフッドはもちろんですが、北欧の男性のように女性を真のパートナーとすることを躊躇しない男たちと女たちが連帯することでしょうか!

それと同時に大切なのは子どもたちへの教育です。私は長年放課後児童クラブの支援員としてと子どもたちに接してきました。この子どもたちに明るい未来を残すために、政治をもっと身近でわかりやすいものにしていかなければ、と思います。それには、この本の第2部「比例代表制のノルウェー」にあるように、学校に政治教育を取り入れることが必要だと思いました。

「言うは易く、行うは難し」ですが、しなやかに、したたかに、諦めないでと、まず私自身に言い聞かせている今日この頃です。

岡崎 邦子(高知市議会議員)


by bekokuma321 | 2020-09-17 13:35 | ノルウェー