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書評『さよなら!一強政治』(佐藤美登里)


書評『さよなら!一強政治』(佐藤美登里)_c0166264_12415642.jpg読むのが辛い日本の話、どんどん読めたノルウェーの話


ちょうど安倍首相の辞任表明の後で、実にタイミングよく読み応えのある本を出してくれてありがとう。


第一部は、日本のあまりにもひどい実態に正直言って読み進めるのが辛かったです。逆に第二部は、ノルウェーの制度に感心させられながら、どんどん読み進め、読み終わると、日本の現実に居ても立っても居られない気持ちになりました。


次の総裁選の候補3人に注目が集まっていますが、アベ政治の継承路線では3人とも同じ。アベ政治は7年8ヶ月の長期にわたり、安保法制の強行から始まり、政治の私物化で問題だらけの最悪の政権でした。


国会前の集会に何度も足を運び「アベ政治を許さない」のタグをずっとバッグにつけて出歩いている私は、辞任がわかって「もういらない」とタグを取り外したのですが、後任があの3人ではアベ政治は終わらないと、また付け直しました。


なぜここまでアベ政治はひどいのか。なぜ大臣にしろ議員にしろ、暴言あり選挙違反ありなのか。なぜ憲法を守らず、民主主義をこわすのか。選挙は私たち市民の声を政治に生かす大事なチャンスなのに、なぜ投票率は上がらないのか。


こんな疑問にスッキリと気持ちよく答えてくれるのがこの本『さよなら!一強政治』だと実感しました。「比例代表選挙こそ、私たちの政治不信を解消する希望の道」ですね。


何よりも政策が大事、その政策をとことん選挙運動で問いあえるような、比例代表制で少数派の人たちの考えも政治に生かされるようにしなければ、みんなが助け合い支えあって生きていける世の中にはなりませんね。


小選挙区制を比例代表制に変えていくにはどうすればいいのか。一つ今言えるのは、次の総選挙で野党にしっかり政策を話し合ってもらって、強固な共闘体制を作ってアベ政治を変えることですよね。そのためにはこの本を力に、ノルウェーを意識して私たち一人ひとりが声を上げ、次の選挙に本気で取り組むしかないですね。


ここまで書いて、今朝の新聞で「教育公的支出 日本は下位」の見出し記事を見つけました。一番公的支出割合が高かったのはダントツでノルウェーです。日本はその半分にも届きません。さすがノルウェー! やはり女性議員が少ないとダメですね。三井マリ子さん、勇気をありがとう、頑張りましょう!


佐藤 美登里(東京都町田市民)


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by bekokuma321 | 2020-09-10 19:03 | ノルウェー