2020年 07月 10日
ピンクチラシ顔負けの選挙ポスターに抗議(都議補選)
『ピンクチラシ顔負けの選挙ポスターに抗議』
東京都議会議員補欠選挙令和2年7月5日執行北区選挙区『選挙ポスター』の1枚に仰天した。
上半身裸の女性候補者が胸の谷間を露わにし、小さな白いブラジャーからはみ出た乳房をピンクマニキュアの指で支え、微笑んでいる。背景はピンクであり、いわゆる「ピンクチラシ」顔負けの選挙ポスターであった。
風俗店のピンクチラシは、風俗営業法や各地方自治体の迷惑禁止条例で規制され、公共の場に貼り付けられた際の刑事罰も規定されている。
北区選挙管理委員会によると、小学校・中学校・高等学校を利用した選挙ポスター掲示は93カ所、公立保育園周囲は14カ所であった。合計344カ所に掲示されたが、掲示場所は、通学路であり、子供が遊ぶ公園であった。性的欲情を喚起する掲示は、女子児童、女子学生の安全な通学等を脅かす恐れがある。
このポスターが貼られている北区内の某小学校では、過去、複数の女子児童が性犯罪の被害に遭った。被害通報があり、犯人が逃走中の場合、登録した父母の携帯電話に注意喚起メールが届き、見回りを強化してきたことを強調したい。
私は、公職選挙法にポスター規定を設けるべきであると考えるとともに、本ポスターの候補者、政党、関係者には猛省を求める。
太田 順子(歯科医院院長)