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石川康晴「男女共同参画会議」議員のセクハラ

政府の男女共同参画議員である石川康晴社長(49)が、女性社員などへの度重なるセクハラをしていた。


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今朝の朝日新聞の報道で知ったのだが、石川康晴男女共同参画議員は、女性向け洋服ブランド「アースミュージック&エコロジー」を展開するストライプインターナショナルの社長。社員3699人。


石川康晴社長がメンバーである男女共同参画会議(上図)は、男女平等を進めるための公的機関。男女共同参画社会基本法に法的根拠を持つ。任命者は安倍晋三首相。 議長は菅義偉官房長官。議員は「男女共同参画社会の形成に関し優れた識見を有する者」と法には書かれている。


201812月、ストライプインターナショナル社の査問会は、石川康晴社長の度重なるセクハラ行為に対して、厳重注意をしていた。驚くべきは、石川社長が性的嫌がらせによって厳重注意された後の20193月、政府は彼を、よりによって、男女共同参画会議の議員に任命したことだ。


朝日によると、石川康晴社長のセクハラは、わかっただけで4件。①女性の店舗スタッフをホテルに呼びつけて合意のない性行為をする、②宿泊研修時にLINEでメッセージを送って部屋に来るよう誘う、③店舗スタッフにホテルのバーに深夜来るよう誘う、④地方在住の店舗スタッフに東京に来て「デート」するよう誘うーーーなど。


社長という権力の座を利用して、「ノー」と言いにくい立場にある女性従業員にセクハラをくりかえした卑劣さ。厳重注意を受けて謝罪をしたらしいが、何ら処分はされていないと、朝日は報じている。


皮肉なことに、石川康晴社長を含む男女共同参画会議が、2019年6月に決定した「重点取り組み事項」には、女性に対する性暴力を含む暴力の根絶が、真っ先に明記されている。その中にあるセクハラをなくす項目には、「被害の予防、救済、再発防止に向けた取組を促進する」とある。石川社長は、どんな顔をして、この決定に臨んだのだろう。


セクハラ常習犯の見本のような人物を、「男女共同参画社会の形成に関し優れた識見を有する者」に任命したのは安倍首相だ。その責任は、ある意味、石川社長の罪よりも重い。


【図は男女共同参画局のホームページより。男女共同参画会議議員名簿2020.3.5現在。削除される恐れがあるので早めにキャプチャを。抗議先は男女共同参画局03-5253-2111(大代表)】




by bekokuma321 | 2020-03-05 09:33 | その他