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速報「ノルウェーの楽しい選挙」@名古屋

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2020年2月9日(日)、名古屋市のウィルあいち(愛知県女性総合センター)にて、三井マリ子さんの講演「ノルウェーの楽しい選挙」を聴講した。


「いどばた会議なごや」(佐々木康子代表)が主催し、岡田夫佐子さんと私は準備と運営にボランティアでかかわった。


会場は満席の約50人。日進市と高浜市から現職の女性市議4人に、地方新聞社の若い女性記者、それにフィンランドの大学で教鞭をとったのち帰国した男性などなど・・・。


三井さんの講演は、その情報の鮮度と質の高さについては言うまでもないと思うが、初見で私が一番感銘を受けたのは、プロフェッショナルなスピーチデリバリー!!!


ノルウェーで自ら撮影した写真を使って、政治や選挙を中高生にもわかるように見せてくれた。余分な説明をそぎ落とした洗練されたキャッチコピー、見える化されたデータ比較……。そして、元英語教諭ならではの、参加者巻き込み型の楽しいラップも!


講演終了後、会場の人たちの心が一気に持って行かれたような空気に満ちていた。皆が三井さんのファンになってしまったように感じられた。


そして私は、日本の未来に一縷の光が射した気がした。問題点が整理されて、エンカレッジされた私は、政治を諦めず頑張るのは、私たち市民ひとりひとりだと自覚した。


今回の三井さんの講演内容と学びを、ここに一部触れたい。


●2019年のノルウェー地方選挙。政党が設営した選挙小屋に、中学生が授業の一環で出かけて行って質問をしていた。政策調査だという。驚きだ。日本ならば、選挙権もないのになぜ?と冷笑されるかもしれない。

ノルウェーの首都のオスロ議会では、副市長がスリランカからの移民、しかも女性だった。日本では何十年住んでも外国人なら参政権自体がないというのに…。

●ノルウェーは投票率が高い。地方選は65%(2019.9)。私たちの住む、愛知県議選は36.4%、名古屋市議選32.9%(ともに直近)。三井さんの「名古屋市のこの抵投票率は何ですか!」と叱咤する声が場内に響いた(苦笑)。

●ノルウェーは、日本の小選挙区のように死に票が多い制度ではなく、国会も地方議会も比例代表制。投票者は政党に1票を入れる。ゆえに候補者個人は名前・顔を売る必要がいっさいなしとのこと。素晴らしい!

地方議員の多くは、無報酬のボランティア。仕事や学業を続けながら議員職をこなす。日本のような職業政治家は不在。三井さんが選挙出馬の際、高校教員を泣く泣く退職せざるを得なかったエピソードも伝えて下さった。

●ノルウェーは、1986年すでに女性の首相。そして閣僚の40%は女性。それが90年には女性閣僚は47%に増えていた。当時すでに国会議員の36%は女性。日本とのあまりの違いに唖然とした。

●愛知県みよし市議会議員選挙、立候補者のポスター掲示板がスクリーンに広がった。女性はゼロ。三井さんは、「私、泣けてきます」とお怒り。ノルウェーのような比例代表制ならば…、と初心者の私までも最後に確かな気づきを得られた。


日本に初めてクオータ制を紹介したパイオニアの三井マリ子さん。35年前から、すでにノルウェーに着目した審美眼の持主だ。三井さんこそ、今のこんがらがった日本の政治を紐解くヒントを与えてくれる存在だ。


いま私のメール受信箱に、三井さんの講演会に参加した友人らから熱い感想が続々と届いている。


大塚 かほる(愛知県名古屋市中区民)



by bekokuma321 | 2020-02-10 20:33 | ノルウェー