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市民的不服従

2020年の第1報は、おなじみノルウェーから。少し時機が遅くなったが、昨年暮れのニュースを抄訳する。


オスロ裁判所(下の写真)は、移民を違法に働かせていた罪で、グンナール・ストールセット元牧師(Gunnar Stålsett、84歳)に対して有罪判決を下した。彼は、長年、牧師をつとめながら、政治家としても働いていた(中央党)。


ノルウェーニュースによると、ストールセットは、「私は難民の女性に仕事を与えていた私の罪を認める」「年齢で特別な扱いを受けるべきではなく、私に後悔はない」「現移民法は悪法。改正すべきであり、“良心的法の拒否者”となることを甘んじて受ける」と語った。


元牧師が長年仕事を与えていた女性Lula Tekle (55)は、エリトリアからの難民で、「元牧師の代わりに私を収監してほしい。元牧師夫妻は私を助けただけ。そのおかげで私は生きのびることができた」とメディアに語っている。


ノルウェー当局は彼女をエリトリアに帰国できると判断し、彼女の亡命申請を断った。そのため居住許可、労働許可を持っていなかった。元牧師は、自宅で彼女を14年間、パートタイムで雇って賃金を支払っていたという。

推理作家で元法務相のアンナ・ホルトの弁も秀逸だ。国会議員に圧力をかけよと、こう檄を飛ばした。

「ストールセットは法律を破った。これは市民的不服従と呼べる。そのような市民的不服従行為はおかしいと思われるだろうが、彼の行為は崇高な行動だったと私は考える。市民は、当局に不満を表明するのではなく、国会議員に法改正するよう圧力をかけるべきだ」

魂が洗われる思いで読んだ。


今年も、大メディアでは扱われにくい重要なできごとを紹介していきたい。右上に載せるFEM-NEWSイメージも一新した。今年は、ずいぶん前、オスロで偶然見つけた巨大なオブジェ。女性像が男性像の数倍も大きくて、見てるだけで愉快になってくる。

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by bekokuma321 | 2020-01-06 19:38 | ノルウェー