2019年 11月 27日
ノルウェー・ショックは後の私を決めた
私は、1999年、三井さんの企画したノルウェー視察旅行に加わり、ノルウェーの選挙をかい間みたことがあります。あのノルウェー・ショックは、私のその後を決めたといっても過言ではありません。民主主義を全うしている国が、「この地球上にある」ことは、進むべき道が示されている証です。
この国の情けなさは限りなく酷くなるばかりですが、せめて、ノルウェーのような実践があることを喧伝しています。三井さんの講演会にも仲間を誘って伺いました。会場には「女性議会ネット」の友人もいました。『男を消せ!ノルウェーを変えた女のクーデター』(三井マリ子、毎日新聞社)を読むよう勧めました。
講演会のレジュメにあったことは、私の催す例会で紹介したいと思っています。
何と、6期20年の間に私も市長の与党的立場になりました。長年野党だったこともあり、今の立ち位置になかなか馴染めないときも出てきます。でも、①「30年1社入札で200億円のPFI(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法)事業の見直し」 ②「日本最大級の産廃処分場建設計画(100年にわたる事業/予定地は中学校から150m!)の阻止」 を掲げて闘った市長選で、推薦した38歳の市長が勝利しましたので、頑張るしかありません。
そういえば、三井さんの著書で「ノルウェーでは、候補者リストに載っている候補者を、有権者は、削除したり×をつけて加算できる」と知りました。比例代表制選挙では、候補者リストを決めるのは政党ですが、有権者がモノ申せる制度を作っていることに感嘆しました。この制度は残っているのでしょうか(注3)。
三井さんのフレンドリーなお話のしかたは、あの頃のままで、一緒にノルウェーを旅したころが、よみがえってきました。