2019年 11月 12日
速報 2「第4回世界女性シェルター会議@台湾」
11月5日~8日、台湾・高雄展覧館にて「第4回世界女性シェルター会議」が開催されました。
初回が、カナダのエドモントン、以後、ワシントン、ハーグを経て今回、アジア初でした。日本から100人余り、徳島からは7人。私にとっては、初の国際会議でした。
テーマは「インパクトと連帯」。新しい人と知り合い、女性シェルター・グローバル・ネットワークで真の家を作っていきましょう! と始まりました。インドのKamla Bhasin さんは、こう力説しました。
「今の社会は、家庭が人類愛に満ちた場でなく、父権社会である。女性が侮辱され暴力が行われ、自然破壊や不平等が促進され、リーダーは戦争を続ける。今こそ、フェミニストが声を上げなければならない。包摂的な社会をづくり、平等意識を高め、シェルターで、恐怖・憎しみを排除し、母なる大地に変え、人権と権利・人間性を取り戻そう。シェルター・フェミニスト同士の連帯がなければ負ける。家父長制は、全ての人々に害を与えている」
台湾は、国会議員の40%は女性で、世界12位。管理職約40%が女性、女性市長や女性幹部に囲まれて仕事をしており、男女平等度はアジアで1位。同性婚を認める法律も成立した、そうです。
しかしシェルターは、建物が古く改装が必要で、長期は居たくないが、自分で家を借りなければならず、経済的に大変なため、家に戻ることが多く、遅れていると。
日本からは、福島みずほ参議院議員がパネリストに。「平時・戦時における女性への暴力は地続き、感情を殺して殺人をするようになる、故に平和の構築をすべき」とスピーチしました。
フィナーレは、ダンス・パフォーマンスでステージと客席が一体になり、「共に、連帯を築いたことは、死ぬまで忘れないであろう。59カ国にヘルプラインができた。どこかに電話すれば繋がる。香港は戦っている。一緒に戦おう。多くの人が集まり、エネルギーになる。それを声に変えよう。全世界の声をホームに繋げ、自由で安全な社会をつくろう・・・」
感動につつまれながら、幕が閉じられました。
西岡恵子(徳島県藍住町議員)写真も筆者
■速報「第4回世界女性シェルター会議@台湾」 (本夛 須美子)