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少女のからだの一部を富士山にだぶらせる市川市讃歌

128日、「今どき男だけを歌う市民の歌でいいの?」という集会があった。富山県高岡と東京都八王子の市民たちが、抗議の経緯を報告しあい、問題点を話し合った。その場で、2市とは別に、千葉県市川市の「市川讃歌」が話題になった。歌詞には「少女の乳首の尖きに富士とがり」と、あった。一同、驚きあきれ、そして怒った。


1211日、三井マリ子のフェイスブックで、「市川市の讃歌は少女のからだの一部を富士山にだぶらせています。議会、教員組合、市民団体などから抗議はなかったか」と問合せたところ、多くの反応やコメントが寄せられた。とりわけ、河野美代子さん(産婦人科医)の意見は示唆に富んでいた。河野さんの了解を得て、紹介する。


市川市の文化課は、この歌をテープにして、学校や公民館に配布したということです。学校で、子どもたちにも歌えというのでしょうか?


三井さんは1番だけを問題にしていますが、23番も深刻です。2番「雲の崖に身を投げる少女の足の裏」、3番「とがりはじめる少女の乳首の富士」(最下参照)。


市川の地に伝わる「手児奈伝説」がモチーフらしいです。海に身を投げて自殺した少女のなきがらに村の人たちが後悔したという悲話です。


自殺した少女のことを美しく悲しく描く話は、よくありがちな昔話です。手児奈伝説は、市川市のホームページにあります。見ればわかりますが、ここには美しい少女は出てきますが、どうしてこれから乳首に、足の裏になるのでしょう。どうして子どもまで歌う市民の歌になるのでしょう?エロオヤジの妄想ではありませんか! 偉い人が作った詩だからと持ち上げる役人たちや周りの人たちも同罪です。


私は、性被害ワンストップセンターの活動に関わっています。その中で、少女が性的な対象とされる事件があまりに多いのに愕然としています。殺された場合だけ公に報道されますが、そうでないところで、どれだけ多くの被害があるか。少女の裸体が、乳首が、美しい、と思うのは自由であっても、どうしてそれが市の歌なのか、私たちの娘たちが、そんな目で見られることに、私は心から嫌悪しているのです。


市川市は、この「市川讃歌」はあまり市民に知られていないからと、1999年に改めて作って歌を録音し、学校や公民館にCDを配布したということです。大昔のことではなく、つい最近の話なのです。ーー河野美代子】

    


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■市川市の歌 (男女の混声合唱でうたわれている)

河野美代子のいろいろダイアリー





by bekokuma321 | 2018-12-14 19:07 | その他