男女均等議会は政策のゆがみをなくす(京都フォーラム)


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1116日(金)ウイングス京都で行われた「国会・地方議会の男女候補者50/50 をめざす京都フォーラム」 に参加した。


基調講演の大山礼子さん(政治学者、Qの会)は、「人口減少・少子高齢化」「消滅危機にある農山村地域の自治体」「長時間労働と低い労働生産性」など、山積する問題の数々をあげた。それらは、女性議員があまりに少ないことによる「政策のゆがみ」に起因すると指摘した。そして、地方議員や地方議員をめざす女たちに、「議員内閣制で運営される国会議員の真似をしないように。政党や所属会派にとらわれずに発言して活動するように」と呼びかけた。


石毛鍈子さん(Qの会、元衆議)、山田智子さん(草津市議)、 森かれんさん(京都市議)、戸田靖子さん(大阪府島本町議)、森屋裕子さん(NPO法人フィフティネット)、リボアル菜巳乃さん(翻訳家)、矢澤江美子さん(埼玉県八潮市議)などが次々に、議会をこんな風に変えていきたい、と希望を語った。


記憶に残った発言をメモ的にあげる。

―会派はあったほうがいいが会派で議決拘束はしないでほしい

―議会の委員会などのポストは会派人数に応じて決めるが比例代表制選挙での割り振りのような「ドント方式」がいい

―会派のない議会では全員協議会となってしまい、さらに大変だ

―議会は政党や会派に所属する数の力が物をいうため無所属議員は議会で一般質問をできない

―無所属議員は、政党のしばりがないだけ、政策を自由に出していける


女性議員を増やす方策という大テーマに移ると、大山さんは、1946年の総選挙で実行された複数候補者に投票する「制限連記制選挙」をあげた。育児中の議員からは、選挙以前に、「議会中の搾乳タイムの確保や視察先への家族・シッターの同伴」など、”おかあちゃん環境”を向上することの必要性が提起された。


矢澤さんは、全国フェミニスト議員連盟で訪問した「長野県川上村」の女性排除的慣行「まけ」 を紹介した。川上村同様、まだ残る「女性ゼロ議会」にはこうした慣習があり、しばりとなっている。それを変えるきっかけとなるのが、「候補者男女均等法」 だと私は思った。矢澤さんの発議で、議会基本条例のなかに、議会は「議会活動と育児・介護等が両立できる環境整備等に努め、多様な立場の市民の声が反映できるようにしなければならない」が盛り込まれることになった、とのうれしい報告もあった。


女性議員が半数を占める島本町議会議員は、「激論を交わすのは女性議員同士だ。政策差は、性差よりも会派差によることが多いです」と言った。女性議員が増えたらこうなるという未来像を見せられたようで、とても印象深かった。


岡田 ふさ子(全国フェミニスト議員連盟、さみどりの会)


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【写真はすべて矢澤江美子議員提供】


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by bekokuma321 | 2018-11-23 15:03 | その他