県会議員における女性率 ノルウェー4割、日本1割


c0166264_15473435.jpg


c0166264_15475274.jpg

ノルウェーは、国会も地方議会も女性議員がほぼ4割だ。

国際比較のデータは国会レベルだ。日本の国会(一院)における女性割合は、世界158番目とわかる。ところが、地方政治の国際比較は自分の足で調べなくてはならず、比較は不可能に近い。

というわけで、少し前のデータだが、ご容赦願いたい。

2枚の写真は、上がノルウェーの最北県フィンマルクの県会議員のポスター、下が同じフィンマルク県の男女平等白書だ。

2011年、最北の町フィンマルク県ヴァドソー市に取材に出かけた。ポスターは、県庁の副知事室の壁に掲げられていた。冊子は、副知事(女性)が「わが県の男女平等に関するすべては、これでわかります」と渡された。

県会議員のポスターを見ると、35人中15人が女性議員である。女性が42.9%を占める。男女が限りなく人口比に近いだけではなない。35人は、9つの異なった政党から出ている。女性の声や、さまざまな政党を支持する人たちの声が、県議会にナチュラルに反映される、そんな環境だ。

冊子の表紙を飾る男女は、県が主催した男女平等賞の優勝チームだ。男性がビキニを着て、女性が髭をはやして、ジェンダーの垣根を超えるパフォーマンスをしている。この男女平等賞の授賞式は県議会で行われ、この写真は、そのとき撮影された、という。

日本の議会は、国会ばかりではなく地方議会も、男性偏重かつ自民党偏重だ。

県会議員の女性割合は、10%でしかない(政府による2017年調査)。こんな偏った政治を変えようと、今年、「候補者男女均等法」が全会一致で成立した。

その「候補者男女均等法」施行後はじめての統一地方選挙が、半年後にやってくる。それなのに、今、話題になっている政党党首選において、「候補者男女均等法」をどう実行するかや、有権者の半数以上である女性の代表をどう増やすかは、まったく語られない。

当人たちが語ろうとしないなら、メディアの出番だ。記者たちよ、党首候補や支持者に対して女性議員増や女性政策について切り込んでほしい。


ルポ「世界で最も住みやすい町」(月刊『自治研』PDF)

「むかし魔女、いま大臣」を読みエイラを思う (ふじみつこ)

やるもんだね、ヴァドソー

NRKとNHK--報道における女性




















[PR]
by bekokuma321 | 2018-09-04 17:15 | ノルウェー