「コスタリカの奇跡」から見た平和と平等への道

ドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡」を見た。

1948年に軍隊を廃止した中南米の小国コスタリカ。「兵士よりも教師を」と、軍事予算を社会福祉教育予算に回す道を選んだ。教育や医療は、北欧諸国と同様、無料だ。これこそ平等の基本のキだ。

画面には、平和への歴史をつくった大統領たちに加えて、教育や医療現場における女性たちの生き生きした言動が映し出される。コスタリカは平和だけでなく、平等への道を選んできたことがよくわかる。

現にコスタリカでは、女性議員は、国会の57議席中26議席、45.6%にのぼる。IPUの最新統計によると、世界第7位である。恥ずかしながら日本は世界第158位だ。

マッチョのラテン国家を男女平等に近い国に押し上げてきた要因は何だろう。

政治に関していえば、選挙制度が北欧諸国のような比例代表制であることに注目すべきだ。政党は、選挙の際、前もって候補者名簿(リスト)を決めて選管に提出する。政党は、候補者リストを作成する段階で40%のクオータ制をとるよう、法によって規制されている。選挙区は、これまた北欧と同様、複数定数制だ。コスタリカでは、1選挙区から4~19人だという。有権者は候補者ではなく政党を選ぶ。結果、どの政党からも女性が一定程度選ばれることになり、結果として女性率40%を超えることになる。

IDEAは、コスタリカの選挙に関して最新情報をまとめている。和訳して紹介する。

【2009年の法改正によって、国会は女性率を50%にすること、候補者リストの順番を厳格にすることが規定されて、2014年の国会議員選挙から施行された。

選挙法は、ジェンダーによるクオータ制に加えて、政党の内規は党内において男女平等の推進のための条項を規定しなければならないとしている。

1998年の選挙において、40%クオータ制が施行されたものの、選挙管理委員会は、それを満たさない政党の候補者リストを拒否せず受け付けた。それに対して数多くの団体から批判が起こった。

そこで、選挙最高裁判所は、1999年、クオータ法の解釈について次のような判決を下した。
1)候補者リストは、一方の性を少なくとも40%含める
2)候補者リストは、当選圏に少なくとも女性を40%含める
3)議席数は、前回の選挙における選挙区の政党得票数に従う】


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メキシコは正真正銘の候補者男女同数
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by bekokuma321 | 2018-08-13 11:12 | 中南米