「家族とは?」オスロ・プライドの問いかけ

心の底からの喜びとはじける笑い声が伝わってくる。見てるだけでハッピーになってくる写真や動画の数々。ノルウェーから届いた今年のオスロ・プライドの光景だ。

オスロ・プライドは「性の多様性」を誇り、祝うお祭りだ。LGBT(エル・ジー・ビィー・ティー)の人たちが企画する。LはレズビアンLesbianで女性同性愛者、GはゲイGayで男性同性愛者、Bは、バイセクシュアルBisexualで両性愛者、TはトランスジェンダーTransgender。

日本ではレインボー・プライドと呼ばれる。今年は4月28日(土)~ 5月6日(日)をレインボーウィークと呼んでイベントや行進を行った。今年は4万人が参加したらしい。

オスロ・プライドは、スケールがさらにドデカイ。6月22日(金)~7月01日(日)の10日間で、6月30日(土)には、オスロの目貫通りを大パレードが占拠した。パレードだけで29万人以上だったとか。人口が日本の30分の1だから、ものすごい数だ。

Face Bookで主催者はいう。

「私たちは、集まり、抗議する。多くは、誇りをもって、オープンな人生を送っている。だが、まだ前に進まなければならない。沈黙を破った若者たちが安全な暮らしができるように、ノルウェーにやってきた難民たちが家族と再び暮らせるように、家族を失ったり家族を持たないお年寄りが安心して自分の人生を全うできるように」

オスロ・プライドのレポートが、NRK(日本のNHK)から届いた。「おおッ」と目を引く写真
はベルゲンのパレード。筆者はLene Wikander。家族とは人生とはを問いかける、印象深い表現を翻訳して紹介する。

c0166264_2444473.jpg【核家族はなくなりつつある。家族よ万歳!

家族は、数えきれないほどさまざまだ。重要なことは、自分たちが選べるか、だ。

私はシングルでいることを愛している。結婚も、同棲もしていない、自分自身の子どももいないが、家族を持っていないということではない。私は親しい友人たちと多くの時間をすごす。お互いに相手を思いやり、困ったことがあれば助け合っている。

離婚は当たり前となったが、まだ、母―父―子のタイプが理想とされる。多くの人にとって、それが主流であり、望んでもいる。しかしながら、実際は、核家族は壊れかかっている。

オスロ・プライドを主催したFRI(The Society for Gender and Sexual Diversity)リーダーのイングビルドはこう言う。

「今年のテーマは家族。伝統的な核家族に対する挑戦であり、それを越えたい。家族という言葉が私たちをも表すように」「どんな家族も同じ顔をしていない。たとえ同じように見えても」

私たちは、これまでの伝統や古いタイプの家族を打ち破るような家族で生きている。大切なことは、自分で選べるかどうかだ。

一人であろうと、何人であろうと、子どもがいようといまいと、友人と住んでいようと、あなたの選んだ生き方は尊重されるべきだ。】

Kjernefamilien er døende – lenge leve familien!
Oslo Pride
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by bekokuma321 | 2018-07-05 02:57 | ノルウェー