2018年 06月 24日
ニュージーランド首相の赤ちゃんと日本の出生届
今日のニュースによると、名前はネーヴェちゃん。正式には Neve Te Aroha Arden Gayford と長い。
世界のニュースは、このところ、ニュージーランド首相の出産でもちきりだ。ところが、首相は未婚であること、ネーヴェちゃんは未婚の父母に生まれた子どもであること、はあまり報道されていないような気がする。
では、もしも日本で、ニュージーランド首相のように、未婚のママが出産したらどうなるか。
赤ちゃんは、出生届の用紙に「嫡出でない子」と烙印を押される。
こんな日本のドキュメントと大違いなのはノルウェーだ。
たとえば、ノルウェーの友人は7人の子のママだ。1番目から4番目の子どもを、彼女は未婚のまま生んだ。その後、5番目から7番目までは既婚だった。ところが、ノルウェーでは、子どもは、「自分が生んだ子ども」であろうと「養子」であろうと「未婚で生んだ子」であろうと「結婚して生んだ子」であろうと「レズビアンが人口受精で生んだ子」であろうと、全く区別(差別)しない。出生届にも国民登録(ID)などドキュメントにもそのような出自を記す欄は存在しない。
ニュージーランドの出生届は勉強不足で不明だが、おそらくノルウェーに近いのだろう。だから首相カップルの出産にあたっても、既婚・未婚を特記せず、報道もしないのだろう。
日本では、出生届、さらにそのもとになっている戸籍制度という古色蒼然たる法律で、親が既婚・未婚かによって子どもを生まれた時から差別する。21世紀の今でも。
こんな日本の制度、つくづく嫌だ。やめてほしい!

▲法務省による出生届の見本。この子の親は既婚という前提で、父母との続き柄は「嫡出子」にチェックがついている。詳しくは、法務省の「出生届」のページを
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